JPS61191209A

JPS61191209A - ガス絶縁開閉装置の覗き窓監視装置

Info

Publication number: JPS61191209A
Application number: JP60030578A
Authority: JP
Inventors: 三輪　郁夫
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-02-20
Filing date: 1985-02-20
Publication date: 1986-08-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明はガス絶縁開閉装置の覗き窓監視装置に係り、特
に簡略化した装置により覗き窓を備えたガス絶縁開閉機
器の保守監視手段の改良に関する。

（発明の技術的背景とその問題点〕近年、ガス絶縁開閉装置（以下ＧＩＳと略記する）の普
及にともない、ＧＩＳに対して益々一度な機能が要求さ
れるようになっている。又従前通り経済性や縮小化に対
する要望も根強いものがある。

ＧＩＳは本来メンテナンスフリーを指向した製品である
が、各機器の状態確認は変電所の保守員による人間的作
業によらざるを得ない。また空気絶縁による開閉器とは
異り、確かに開閉器の絶縁部、接点部のメンテナンスは
ＧＩＳ化により不要となっているが、保守の考え方によ
っては確実に開閉状態を、即ち接点部分自身を目視で確
認する作業も存在する。

例えば欧州における規格や、海外ユーザの仕様に定める
例も多い。また国内産業用ユーザのなかには、極間開閉
状態を見るための覗き窓を装着する仕様を定める場合が
あるが、特殊な例として変電所の全ての断路器に極間開
閉状態の確認用の覗き窓を取り付けることが要望される
こともある。

ＧＩＳは例えば２重母線方式では、両母線にはＧＩＳの
少なくとも２組のＧＩＳユニットが接続される。それぞ
れのＧＩＳユニットはそれぞれ接地された金属容器内部
に充電部が収納され、ＳＦ６ガスのような絶縁ガスを封
入したガス絶縁機器を組合せて構成される。このうちに
遮断器、断路器、接地装置付断路器などのガス絶縁開閉
器にはそれ１　　　　　ぞれの金属容器に透明板を有す
る覗き窓が通常２箇所設けられている。

例えば接地装置付断路器は第５図及び第６図に示すよう
に構成される。すなわち金属容器１には明り取りの覗き
窓２−１と覗き窓２−２とが設けられる。両者は何れも
開閉部３の開閉動作状態を確認するため、この開閉部３
に直交する位置に設けられる。

また、図示しないが、この覗き窓に近ずくため、それぞ
れのＧＩＳユニットには保守員の監視用フロア−が設け
られるため、ＧＩＳユニットのいわゆる幅が見かけ上大
きくなり、据付は面積が大きくなるという不具合な点が
あった。

また、覗き窓の透明板はガラス板あるいは透明プラスチ
ックス板からなっており、例えばＧＩＳが偶発的に丁度
点検監視中の機器が絶縁不良となるような場合に、内部
に発生した内部アークにより誘起される熱ガスにより、
内部圧力が上昇し、またガス温度の上昇が生じ、熱に影
響され機械的に脆弱な覗き窓の透明板が、このような圧
力及び熱応力によって破損するような事態となるおそれ
がある。このようなときは保守員が失明あるいは死亡す
る事故などのような重大災害となるおそれがあるので、
このような重大災害を防止し安全上の信頼性を向上しな
ければならないという解決すべき問題点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記の点を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、保守員が機器内を覗き込むための監視
用フロア−を省略でき、また安全な点検作業ができる簡
略化したガス絶縁開閉装置の覗き窓監視装置を提供する
ことにある。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成するために本発明によ゛れば、ガス絶
縁間、閉装置を構成するガス＃！ｉ縁開閉機器の金属容
器に開閉部とほぼ直交する位置に透明板を有する覗き窓
を設け、また照明部と並設した光ファイバーからなるイ
メージガイドの一端に接眼部を設けた受像部とを一体に
並置して携帯可能な覗き窓監視装置を構成し、覗き窓に
覗き窓監視装置の一端を対向させ、他方端の接眼部から
照明部の投光により、ガス絶縁開閉機器の開閉部の状態
を４一監視することにより、保守員が機器内を覗き込むための
フロア−を省略でき、また安全作業ができることを特徴
とする。

また照明部はライトと電源とスイッチが電気的に直列接
続されているのが好適である。さらに覗き窓の透明板の
内外面における反射光が受像部に入らないように、覗き
窓監視装置の覗き窓に対向する側において、受像部と照
明部とを並置する間隔をあけるのが好適である。

〔発明の実施例〕

以下本発明のガス絶縁開閉装置の覗き窓監視装置の一実
施例を第１図ないし第４図を参照して説明する。ガス絶
縁開閉装置Ｃ以下再びＧＩＳと略記する）は例えば２重
母線方式では両母線１１．１２には２血のＧＩＳユニッ
トが接続される。図示しないがそれぞれのＧ’ＩＳユニ
ットはそれぞれ接地された金属容器内部に充電部が収納
され、ＳＦ６ガスのような＃！！縁ガスを封入したガス
絶縁機器を組合せて構成される。このうち遮断器１２、
断路器１３、接地装置付断路器１５などのようなガス絶
縁開閉器には、それぞれの金属容器１６にガラス板ある
いは透明プラスチック板からなる透明板１７ａを有する
覗き窓１７が設けられる。

例えば接地装置付断路器１５の金属容器１６に覗き窓１
７を設ける。この覗き窓１７の取付位置は開閉部１８の
電極空間に直交するように設ける。この覗き窓】７に保
守員１９は後述するような覗き窓監視装置２０によって
開閉部１８の開閉状態を監視する。このとき接地装置２
１の接地可動ロッド２１ａの接離について監視してもよ
いし、またこの監視には別途覗き窓を設けてもよい。

また、覗き窓監視装置２０は電源となる電池２０ａと反
射カバー２１ａを有するライト２１とスイッチ２０ｂと
を直列接続した照明部２２と、光ファイバーからなるラ
イトガイド２３の一方端の対物端部２３ａをライト側に
設け、他方端には接眼部２３ｂを設けた受像部２５を並
置して、ケース２６内に収納して形成される。また電源
は交流でもよく、あるいは充電可能な電池でもよい。な
おケース２６は若干伸縮自在に構成することもできる。

この覗き窓監視装置２０は対物側を覗き窓１７に対向さ
せ、照明部２２のライト２１を点灯した際に反射カバー
２１ａの形状によって幾分具るが、照明光２７が直接受
像部２５の先端の対物端部２３ａに入らないように、例
えば覗き窓１７の透明板１７ａの厚さをｔとすると、ラ
イト２１と対物端部２３ａとの間隔りはほぼ１．５ｔな
いし２ｔとするのが好ましい。

次にこのように構成された本発明の作用効果について述
べる。携帯可能な覗き窓監視装置２０の端部を覗き窓１
７に向けてライトをつけ、内部を照射したときに金属容
器１６内側からの直接の反射光をさけるため、覗き窓監
視装置２０の端部を幾分上あるいは下に向けるか、ある
いは開閉部１８の軸方向に沿って幾分左あるいは右に振
った向きで、内部を監視すると見易い。

このように各ガス絶縁開閉装置にそれぞれ１箇所設けら
れた覗き窓１７に保守員１９が特に従来のように近接す
ることなく、覗き窓監視装置２０により、対象器の内部
を監視できるため、図示しないが従来のように監視のた
めの監視用フロア−を設ける＝７− 必要がない。したがって図示しないが、ＧＩＳユニット
間の監視用フロア−を除去できるため、ＧＩＳユニット
の見かけ上の幅を縮減できるため、ＧＩＳ全体の据付面
積を縮小することができる。

また、対象器の万一の内部事故による覗き窓の破損にと
もなう保守員の人身事故は完全に防止できる。したがっ
て安全上の信頼性を向上させることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、電源とライトとス
イッチの直列回路からなる照明部と、ライトガイドとを
並設して一体とした携帯可能な覗き窓監視装置により、
ガス絶縁開閉器の内部の開閉部と直交するように金属容
器に覗き窓を設け。

この覗き窓から覗き窓監視装置によって金属容器内部の
開閉部の状態を監視することにより、保守員の監視用フ
ロア−を除去して、ＧＩＳの据付面積を縮小するととも
に、万一の人身事故を防止することができ、安全上の信
頼性を向上したガス絶縁開閉装置の覗き窓監視装置を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はそれぞれ本発明のガス絶縁開閉装
置の覗き窓監視装置を示し、第１図は監視作業状態を示
す側面図、第２図は覗き窓監視装置の構造図、第３図は
覗き窓監視装置の使用状態を示す一部断面図、第４図は
覗き窓監視装置の構成上の断側面図、第５図及び第６図
は従来の覗き窓を示し第５図は側面図、第６図は第５図
の■−■線矢視断面図である。１１、１２・・・母線、１５・・・接地装置付断路器、
１６・・・金属容器、１７・・・覗き窓、１７ａ・・・
透明板、１８・・・開閉部、１９・・・保守員、２０・
・・覗き窓監視装置、２０ａ・・・電池、　２０ｂ・・
・スイッチ、２１・・・ライト、２２・・・照明部、２
３・・・ライトガイド、２３ａ・・・対物端部、２３ｂ
・・・接眼部、２５・・・受像部、２６・・・ケース。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）金属容器内部に充電部を収納し、この内部に絶縁
ガスを封入したガス絶縁開閉器のそれぞれの前記金属容
器に覗き窓を備えてなるものにおいて、ガス絶縁開閉機
器の開閉部を金属容器内に収納し、この金属容器の一部
に、この開閉部と交差し、かつ開閉部の電極空間を横切
る線上に、透明板をガス気密に取付けた覗き窓を設け、
一方照明部と光ファイバーからなるイメージガイドの一
端に接眼部を設けた受像部とを一体に並置して携帯可能
な覗き窓監視装置を構成し、この覗き窓監視装置の一端
を前記覗き窓に向け、前記照明部より投光して前記開閉
部の状態を前記イメージガイドを介して接眼部の監視者
に監視させるようにしたガス絶縁開閉装置の覗き窓監視
装置。
（２）照明部はライトと電源とスイッチが電気的に直列
接続されてなる特許請求の範囲第１項記載のガス絶縁開
閉装置の覗き窓監視装置。
（３）覗き窓の透明板の内外面における反射光が受像部
に入らないように、覗き窓監視装置の覗き窓に対向する
側において、前記受像部と、照明部とを間隔をあけて並
置した特許請求の範囲第１項記載のガス絶縁開閉装置の
覗き窓監視装置。