JPS61190222A - 床置型送風式暖冷房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 木発１ｌＪＩＦｉ、一般家庭や各種事務所、商店、飲食
店などの床面に設置して用いられるもので、室内空気を
吸引し熱交換によシ加熱又は冷却したのち、室内に吹出
すように構成された床置型送風式暖冷房機に関する。更
に具体的には、床面に設置可能な箱型ケーシングの下端
部と上端部とのうち、少々くと本下端部に室内空気吸引
口を形成するとともに、前記箱型ケーシングの上部寄シ
位置に吹出口を形成し、かつ前記箱型ケーシング内に強
制吸排式ファン及び室内空気の間接無交換器を設置して
ある床置型送風式暖冷房機に関する。

〈従来の技術とその問題点〉 この種の暖冷房機として従来から知られているものの１
つに、第４図で示す如く、床面に設置可能な箱型ケーシ
ング（０１）の上端部に吹出口（０３）ｉ−形成すると
ともに、下端部にコンプレッサー等を収容するための機
械室（ｏ７）を形成し、この機械室ωηよシも上部の箱
型ケーシング（００部分に室内空気の吸引口（０乃ヲ上
下に比較的長く形成し、この上下に長い吸引口Φ２）直
後の箱型ケーシングの１）内に、上下寸法が大きく、厚
味（奥行）の小さい熱交換器の６）ヲ装置し、かつこの
熱交換器（０６）背部の箱型ケーシング（０υ内に、上
下二段に多翼遠心ファンω４Ａ）。

（０４Ｂ）’ｋ、それらから前記吹出口の３）に至る上
昇気流路を各別に区画形成（０５〜、　（ｏｓ’する状
態に設けて構成したものがあシ、このような構成の従来
機にあっては、全体が比較的薄型コンパクトで設置スペ
ース７アクターの面で優れているとともに、騒音も低い
といった使用効果が得られる技術水準にまで達している
。

然し乍ら、上記詳述したもので代表される所の従来機に
おいては、何れのものも室内空気の吸引口位置が床面に
対して高く、特に暖房時において足元の冷え込みのない
快適暖房を実現する上から温度上昇が最も望まれながら
最も低温である床面付近の空気が停滞気味であシ、これ
に反して室内上層域は空気の循環が良くて常に高温に保
たれるといった具合に、室内の上下温度差が大きくて快
適暖房の実現が難しい。また、冷房につ込て考えてみて
も、天井付近に高温空気が停滞し易くて室内に大なる上
下温度差が生じ、暖房はどでないにしても快適性に欠け
るきらいがある。それ故に、床面から床上約１８０ａ位
までの居住ゾーンの温度を所望の暖房温度、冷房温度に
するには、吹出し温度を暖房時には十分に高く設定し、
冷房時には十分に低く設定すゐとともに、その暖気、冷
気の吹出し方向を居住ゾーンに向けて下向きにする必要
がある。

このようにすると、居住ゾーンに局所的な高温域や低温
域が発生して室内の水平方向でも著しい温度差が生じ、
大なる消費熱量を要しながら、快適性が得られず、しか
も前記高温域や低温域は健康面から考えても居住ゾーン
として活用できない欠点があった。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明はかかる実情に鑑み、従来と同一の消費熱量のも
とて室内全域の温度差を少なくして極めて快適な暖冷房
を実現できる床置型送風式暖冷房機を提供する点に目的
を有し、この目的達成のために開発された未発明に係る
床置型送風式暖冷房機は、冒頭詳記の構′ｆＬを有する
ものにおいて、前記ファンの少なくとも最大送風量を、
前記熱交換器容量が一定の条件下において通常のものの
１．５〜２倍に設定ｉｔした点に特徴を有するものであ
る。

〈作　用〉 上記のような構成を有する本発明に係る床置型送風式暖
冷房機によれば、暖房時において、前記ファンの作動に
よって室内床面付近の最も低温空気が吸引され、かつ熱
交換器通過時に加熱されたのち、室内に吹出される。ま
た、冷房時で箱型ケーシングの上端部に室内空気吸引口
を有する場合は、天井付近の最も高温空気が吸引され、
かつ熱交換器通過時に冷却されたのち、室内に吹出され
る。このように室内空気を大きく循環作用させることに
よって室内上下の温度差を少なくするのである。

而して、この時、前記熱交換器によって吸引室内空気に
付与される熱量が一定のもとての前記ファンの送風量が
通常のものの１゜５〜２倍であるから、吹出し温度は、
暖房時には通常のものよシも低く、かつ冷房時は通常の
ものよシも高くなシ、このような温度条件の室内空気が
上述の通り室内において大きく循環されることによシ、
吹出口からの暖気、冷気の吹出し方向を居住ゾーンへの
直撃を避けた上向き、或いは水平レベルにしたとしても
室内全域の温度差が非常に少なくなるのである。

〈実施例〉 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図及び第２図において、ｆｌ）　＃′ｉ味面に設置
可能な箱型ケーシングであって、その前面板下端部及び
上面板には夫々室内空気吸引口（２）として二つの口（
２Ａ）、（２Ｂ）が形成されているとともに、前面板上
端部には風向変更羽根（８）をもった吹出口（３）が形
成されている。前記上下の両口Ｃ２匂、（２功には夫々
開閉シャッターω賜、ωＮが取付けられ、これらシャッ
ター（９Ｂ）、　（９Ａ）の開閉により上下の口（２Ｂ
）、　（２Ａ）が選択的に開閉自在に構成されている。

（４）は、前記上下両日ｃｚｓ、　（２Ａ）の共用吸引
気流路（１０＋に夫々吸気口（４ａ）　ｗ　（４ｂ）　
を開口させる状態で前記箱型ゲージング（１）内の上下
位置に軸架した二つの多翼遠心ファン（４Ａ）、　（４
Ｂからなる強制吸排式ファンであって、このファン（４
１の送風量は強・中・弱の三段階に切替式であり、かつ
、各段階での送風量を後述熱交換器（６）容量が一定の
条件下において通常（従来機）のものの１．５〜２倍に
設定構成されているとともに、このファン（４１ｖｅ構
成する所の、前記両ファン（４Ａ）、　（４乃は同径で
かつ下位のもの（４Ｂ）が上位のもの（４Ａ）よシも回
転軸芯方向中が大であシ、各々モータαＩＡ）、αＩＢ
）全弁して駆動回転自在に構成されている。（５）は、
前記両ファン（４Ａ）、　（４Ｂ）によシ吸引され、遠
心方向に送出された室内空気を前記吹出口（３）の所に
導く共用の上昇気流路であシ、（６）は、この共用上昇
気流路（５）内に、フィンプレート（６Ａ）群が前記７
アン（ａｋ、　（４Ｂ）の回転軸芯に対して直交する方
向に並置される状態に配置したフィンプレート式熱交換
器である。

上記構成の床置型送風式暖冷房機は、暖房時は、下端の
吸引口（２Ａ）ｆｆｉ開放して、第１図実線矢印の如く
室内の床面付近の低温空気を吸引し、これｔ−熱交換器
（６）に通して加熱して室内に吹出させるべく使用し、
冷房時は上端の吸引口（２Ｂ）を開放して、第１図点線
矢印の如く室内の天井付近の高温空気全吸引し、これｔ
−熱交換器（６）に通して冷却して室内に吹出させるべ
く使用するのである。

次表は上記実施例で示した本発明の暖冷房機（１）と通
常一般的な暖冷房機（ト）との性能比較例である。

上表から風量を増やすことで吹出温度を暖房時は低下で
き、冷房時は上昇できること、及び、循環量の増加で室
内温度差が少なくなることが理解されよう。

次に、本発明の別の実施例について列記する。

Ｕ）　　第３図に示すものは、前記箱型ケーシング（１
）の下端部にのみ室内空気の吸引口（２Ａ）ｔ−形成し
たものであって、この実施例の考え方は、冷房時におい
て天井付近に停滞気味の高温空気は循環させず、居住ゾ
ーンの室内空気のみを循環させて十分な冷房効果？消費
エネルギーの少ない状態で達成せんとする点にある。

ＬＩ［）　　図示省略するが、前記熱交換器（６）のフ
ィンプレート（６局群をファン（４Ａ）、　（４Ｂ）の
回転軸芯方向に並置させるも良い。

〔旬　前記ファン（４）としては、上記実施例の如く、
二個の多翼遠心ファン（４Ａ）、　（４Ｂ）　’Ｉｆ用
いるも、−個又は三個以上の多翼遠心ファンを用いるも
良く、また遠心型には限らず、プロペラ型等であっても
良い。

同　前記熱交換器（６）の箱型ケーシングｆｉｌ内での
設置位置はどこであっても良い。

〈発明の効果〉 以上詳述したことからも明らかなように本発明による時
は、 ＋１）　　室内において停滞気味の低温空気又は高温空
気を積極的に吸引し循環させることによシ、室内の上下
温度差を少なくして、特に暖房時における足元の冷え込
みといった不快感をなくシ、快適な暖冷房上実現できる
のはもちろん、 （２）　　ファン（４）の送風量を通常一般的なものの
１．５〜２倍にしてｄａ記＋１１でいう所の室内空気循
環量を増加させることによシ、吹出温度を暖房時には低
下させ、冷房時には上昇させることが可能で、そのよう
な温度条件の空気を室内上下において大きく循環させる
ことで、特に設定温度を高目にするとか、低目にする要
なく、従って、省エネルギー効果を達成しながらも居住
ゾーンを含めて室内全域の温度山） を適正かつ平均化して極めて快適な暖冷房を行ない得る
。

（３）上記（２）に関連して吹出し方向を居住ゾーンよ
シも高い位置で上向き又は水平向きにできるから、局所
的な高温域や低温域の発生がないとともに、吹出し空気
の人体等への直撃も避けることができ、もって、室内空
間の有効利用率を十分大に確保し得るとともに、健康面
にも優れた暖冷房全実現できるに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例全示し、Ｖ１１図
は縦断側面図、第２図は第１図ｎ−ｎ線での断面図、第
３図は別の実施例を示す縦断側面図、第４図は従来例を
示す縦断側面図である。 ｆｌ）　＃′ｉ箱型ケーシング、（２）は室内空気吸引
口、（３）は吹出口、（４１ｉｊ強制吸排式ファン、（
６）は熱交換器である。 （日兄ノ子続梱止晋 昭和６０年８り♂ρ日 １、事件の表示 昭和６０年特許願第ＬＯ７２８号 昭和　　　年　　　　　　　第　　　　　　号２、発明
の名称 床置型送風式暖冷房機 ３、補正をする者 事件との関係　　　特　許　　　出願人４、代理人　〒
５３０ ７　補正の内容 （１）明細書の全文を別紙の通りａＪｉＥする。 （り　　願書に蟲付の図面に第５図を別紙の通り追加す
る。 ８　添付畜類目録 （リ　全文訂止明ｆＩＩ書　　　　　１通（２）　　追
加図面　　　　　　　　１通全文訂正明細書 ｌ　発明の名称 床置型送風式暖冷房機 ２、特許請求の範囲 ■　床面に設置可能な箱型ケーシング（１）の下端部と
上端部とのうち、少なくとも下端部に室内空気吸引口（
８）を形成するとともに、前記箱型ケーシング（１）の
上部寄り位置に吹出口（８）・を形成し、かつ前記箱型
ケーシング（り内に強制吸排式ファン（４）及びｌ−λ
気の加叡改菓朋鳥匁貴１（６）を設置してある木置型送
風式媛冷房に設定構成してあることを特徴とする床置型
送風式暖冷房機。 ■　前記ファン（４）が上下に配置された二個の多翼遠
心ファン（４＾）・（４Ｂ）からなるものである特許請
求の範囲第１項に記載の床ｍ型送風式■　ＩＩＪ記熱交
熱交換器）が前記ファン（４）から前記収出口（８）に
至る上昇気流ｈＩＮ（５）内に配置されている特許請求
の範囲第１項に紀戟の床Ｉｌ型送風式＃に？９Ｉ房機。 Φ　前記ファン（４）がその送ｍ艙を複数段にω替自在
に構成されている特許請求の範囲第１項に記載の木ａ型
送風式暖冷房機。 ＯＩｉ′ｉＩ記吸引口（２）が上下両端部に夫々形成さ
れた二つの口（２Ａ）・（２Ｂ）からなり、これら上下
の口（２人）・（２Ｂ）が選択開閉自在に構成されてい
る特許請求の範囲第１項に記載の床置型送風式暖冷房機
。 ■　前記熱交換器（６）がフィンプレート式ノモノであ
る特許請求の範囲第１項又は第１項に記載の木ｒｉＬ型
送風式媛冷房機。 ８　発明の詳細な説明 く旙業上の利用分野〉 本発明は、一般家庭や各ｍ事務所、−店、飲食店などの
床面にｔ＆置して用いられるもので、室内空気を吸引し
冷媒との熱交換により加熱又は々却したのち、室内に吹
出すように構成された床Ｉ！型送風式暖冷房機に関する
。　更に具体的には、床面に設置可能な＃型ケーシング
の下端部と上端部とのうち、少なくとも下端部に室内空
気吸引口を形成するとともに、前記箱型ケーシングの上
部寄り位置に訳出口を形成し、かつ前記ｌ！ａｆｌｉ！
！ケーシング内に強制吸排式ファン及び室内空気の加４
１ｐＨ？９１却用熱交換器を設置してある木ｔＩｌ型送
朧式ｌｆｌ冷房機に関する。 〈従来の技術とその問題点〉 この種の暖冷房機として従来から知られているものの１
つに、第４図で示す如く、床面に設！１弓能な箱型ケー
シング（０１）の上端部に訳出口（０８〕を形成すると
ともに、下端部にコンプレッサー等を収容するための機
械室（０７）を形成し、この機械室（０７）よりも上部
の箱型ケーシング（０１）ｔＪ分に痙円空気の吸引口（
０２）を上下に比較的長く形成し、この上下に長い吸引
口（０２）直後の箱型ケーシング（Ｏｌ）内に、上下寸
法が大きり、ＩＩｉ、味（兼行）の小さい熱交換器（ｏ
６）を配置し、かつこの熱交換器（０６）Ｎ都の箱型ケ
ーシング（０１）円に、上下二段に多椀遡心ファン（０
４Ａ）・（０４ｆｌ）　を、それらからバ１記収出口（
ｏ８）に至る上昇気流路を各別に区画形成（０５＾）・
（０５ｇ）する状態に設けて構成したものがあり、この
ような構成の従来機は、全体が比較的薄型コンパクトで
ａｔｔｔｔスペースファクター面で擾れているとともに
、低練音運転が可能であるといった使用効果が得られる
技術水準にまで通している。 然し乍ら、上記したものはもとより、例えば前述の一械
￥（０７）をケーシング下端部に形成していないもので
あっても、従来機では倒れのものも室内空気の吸引口位
置が床面に対して高くそのため特に暖房時において足元
の冷え込みのない快適暖房を実現する上から温ば上昇が
最も望まれながら最も低温である床面付近の空気が停滞
気味であり、これに反して寞内上層城は空気（Ｄ　循環
が良くて常に高温に保たれるといった具合に、室内の上
下温度差が大きくて快適暖房　。 の実現が難しい。　また、冷房について考えてみても、
天井付近に尚温空気が停滞し易くて室内に大なる上ド！
＆差が生じ、暖房はどでないにしても快適性に入けるき
らいがある。　それ故に、床面から床上約１８（ｌｅａ
位までの居住ゾーンの６度を所望の暖房温度、冷房湿度
にするには、久出し温度の暖房時には十分に高（設定し
、冷房時には十分に低く設定するとともに、その暖気、
冷気の収出し方１ｔＪ　ｅ居住ゾーンに同けて下回きに
する手段が採られるが、このようにすると、居住ゾーン
に局所的な高温域や低温域が発生して室内の水平方間で
６著しい温度差が生じ、大なる消費熱源を要しながら、
快適性が得られず、しかも前記の局所的な篩温域や低温
域の発生は健頴面からも問題があり、居住ゾーンとして
は活用できない入点があった。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明はかかる実情に鑑み、局所的な高温域や低温域を
発生することな（、室内全域の温度差を少なくして極め
て快適な暖冷房を実現できる床［型送朧式暖冷房機を提
供する点に目的を有し、この目的達成のために開発され
た本発明に係る床Ｉｉ型送風式暖冷房機は、冒頭詳記の
構成を有するものにおいて、前記ファンの少なくとも最
大送繊讐と前記熱交換器の容−との比において通常のも
のの１．５〜２倍に設定構成した点に特徴を有するもの
である。 く作用〉 上記のような構成を有する本発明に係る床置型送風式暖
冷房機によれば、暖房時において、前記ファンの作動に
よって室内床面付近の最も低温空気が吸引され、かつ熱
交換器通過時に加熱されたのち、室内に訳出される。　
また、冷房時で箱型ケーシングの上端部に室内空気吸引
口を有する場合は、天井付近の最も篩温交気が吸引され
、かつ熱交換器通過時に冷却されたのち、室内に吹出さ
れる。　このように室内空気を大きく循環作用させるこ
とによって案内上下の温度差を少なくするのである。 而して、この時、前記熱交換器によって吸引室内空気に
付与されるｆｆｌｋｍが一定のもとでは前記７アンの送
臘蓋が通常のものの１・５〜２倍であり、また、ファン
の送風量が通常のものと等しい場合は、前記熱交換器に
よって吸引室内空気に付与される＠鑓が通常のものの送
風量換算で　鴇〜）ｇ　　であるから、■出し温度は、
暖房時には通常のものよりも低く、かつ冷房時は通常の
ものよりも酩くなり、このような温度条件の室内空気が
上述の通り室内において大きく循環されることにより、
吹出口からへ気、冷気の吹出し力闘を居住ゾーンへのＩ
ｉ［ｓを避けた上向き、或いは水平レベルにしたとして
も室内全域の温度差が非常に少なくなり、快適暖房、快
適冷房を実現できるのである。 〈実施例〉 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。 第１図及び第２図において、（１）は水面、−に設置可
能な箱型ケーシングであって、その前面板下端部及び上
面板には夫々室内空気吸引口（２）として二つの口（２
ム）　ｃ（２Ｂ）が形成されているとともに、１ｌｉｉ
１面板上端部には成用変更羽根（８）をもつＴＳ訳出口
（３）が形成されている。　前記上下の両口（２Ｂ）・
（２人）には夫々開閉シャッター（９Ｂ）・（９Ａ）が
取付けられ、これらシャッター（９Ｂ）・（９Ａ）の開
閉により上下の口（２Ｂ）・（２Ａ）が選択的に面間自
在に構成されている。　（４）は、前記上下両口（２Ｂ
）・（２＾）の共用吸引気流路Ｑのに夫々吸気口（勧）
・（４ｂ）を開口させる状態で前記箱型ケーシング（１
）内の上下位置に軸架した二つの憂翼遠心ファン（４Ａ
）・（４Ｂ）からなる強制吸排式ファンであって、この
ファン（４）の送ＭＡｎｔは強・中・弱の三段階に切替
式であり、かつ、各段階での送風量を後述熱交換器（６
〕容口が一定の条件下において通常（従来機）のものの
１５〜２倍に設定構成しているとともに、このファン（
４）を構成する所の、前記両ファン（４Ａ）・（４Ｂ）
は同径でかつＦ位のもの（４Ｂ）が上位のもの（４Ａ）
よりも回転軸芯方ＩＬＩ］巾が大であり、各々モータ（
ＩＩＡ）・（ＩＩＢ）を介して機動回転自在に構成され
ている。 （５）は、前記両ファン（４Ａ）・（４Ｂ）により吸引
され、遠心方間に送出された室内空気を前記吹出口ＣＩ
）の所に導く共用の上昇気流路であり、（６）は、この
共用上昇気流路（５）内に、フィンプレート（６Ａ）群
が前記ファン（４Ａ）・（４Ｂ）の回転軸芯に対して直
交する力闘に並置さｎる状態に配置したフィンプレート
式熱交換器である。 上記構成の床ｆｉｔ型送風式暖冷房機は、暖房時は、下
端の吸引口（２Ａ）を開放して、第１図点線矢印の如く
室内の床面付近の低温空気を吸引し、これを熱交換器（
６）に通して加熱して室内に吹出させるべく使用し、冷
房時は上端の吸引口（２Ｂ）を開放して、第１図点線矢
印の如く室内の天井付近の高温空気を吸引し、これを熱
交換器（６）に通して冷却して室内に■出させるべ（使
用するのである。 次表は上記実施例で示した暖冷房機閃と通常一般的な暖
冷房機ｔＹｌとの性能比較例である。 上表から風ｉｔを増やすことで■出温度を暖房時は低下
でき、２令房時は上昇できること、及び循ｉｍの増加で
゛ダ内温Ｗ　ｌｉが少なくなることが理解されよう。 なお、上述実施例は、前記熱交換器（６）の容磁（Ｃ！
を従来と同一にした場合にどいて、ファン（４）の送風
１ｔｔＱｌを従来のものの１・５〜２・０倍に設定構成
することによって、両者の比、ｍｌＪち（Ｑ／ｃ）を従
来のものが１であるのに対し、本発明のものが１．５〜
２倍になるように構成し、これによって同−容臘の熱交
換器を備えた従来のものに比し、快適な暖冷房が可能な
室容積の拡大が図れるが、これとは逆にファン（４）の
送ｍ１ｔｔｃａを従来と同一にし、熱交換器（６）の容
ｊｔｔｏを送風址換算で従来のものの　”４４〜ｌ／Ｐ
、に構成しても同様な結果が得られるのであり、特にこ
の場合は一定容積の室を暖冷房する際、従来のものに比
して熱交換器（６）が消費するｌｐＨ鎗が少なくて省エ
ネルギー効果を達成できるとともに、ファンの運転騒音
も、騒音発生を可及的に抑制する工夫がなされている従
来と変わりないものにできる実用効果がある。 次に、本発明の別の実施例について列記する。 〔工Ｊ　　’１４８図に示すものは、前記箱型ケーシン
グ（１）の下端部にのみ室内空気の吸引口（２Ａ）を形
成したものであって、この実施例の考え方は冷房時にお
いて天井付近に停滞気味の高温空気は循環させず、居住
　シー　ンの室内空気のみを循環させて十分な冷房効果
を消費エネルギーの少ない状態で達成せんとする点にあ
る。 （ＩＪ　　図示省略するが、前記熱交換器（６）のフィ
ンプレート（８Ａ）群をファン（４Ａ）・（４Ｂ）の回
転軸芯方間に並置させるも良い。 虞」　前記ファン（４）としては、上記実施例の如く二
個の多翼遠心ファン（４＾）・（４Ｂ）を用いるも一個
又は三個以上の多翼遠心ファンを用いるも良く、ま１こ
遠心型には限らず、プロペラ型等であっても良い。 〔司　前記熱交換器（６）の箱型ケーシング（１）内１
の設置位置はどこであっても艮い。 ＬＶＪ　　第５図は最も標準的な構造の床！ｉ型送風式
暖冷房機に本発明技術を適用実施したものである。 〈発明の効果〉 以上詳述したことからも明らかなように本発明による時
は、 （１）　　室内において停滞気味の床面付近低温空気又
は天井面付近高温空気を積極的に吸引し循環させること
により、室内の上下温反差を少なくして、特に暖房時に
おける足元の冷え込みといった不快感をな（シ、快適な
暖冷房を実現７きるのであるが、 （２）　　特に、本発明は、そのような室内空気の環境
作用を得るために送風式暖冷房機とは別個に、専用の空
気循環機を設置するのではなく、あくまでも送風式暖冷
房機をベースにして、吸引口（ｉｔ）の位置をケーシン
グ（１）の少なくとも下端部に移設することと、ファン
（４）の送風量を通常一般的なものの１，５〜２倍にす
るか、又はファン（４）送風量は通常一般のものと同一
にしたままで、熱交換器（６）の容量を送ｌ！蓋換算で
通常一般のものの　１／　〜　シ、に設定することとに
より、■出泥度を暖房時は　低下させ、冷房時には上昇
させることが可能でそのような湿度条件の空気を室内上
下において大きく循環させることで、特に設定温度を高
目にするとか、低目にする要なく、従って省エネルギー
効果を達成しながらも居住ゾーンを含めて室内全域の湿
度を適正かつ平均化して極めて快適な暖冷房を実現でき
る。 （３）上記（２）に関連して吹出し方間を居住ゾーンよ
りも高い位置で上回き又は水平１０］きにできるから、
局所的な高温域や低温域の発生がないとともに、吹出し
空気の人体等への直撃も避けることができ、も　って、
室内空間の有効利用率を十分大に確保し得るとともに、
健康面にも優れた暖冷房を実現できるに至ったのである
。 ４、図面の簡単な説明 第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
縦断側面図、第２図は第１図Ｉ−ＴＬ線（１）は箱型ケ
ーシング、（２）は室内空気吸引口、（８）は吹出口、
（４）は強制吸排式ファン、（６）は熱交換器である。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）床面に設置可能な箱型ケーシング（１）の下端部
   と上端部とのうち、少なくとも下端部に室内空気吸引口
   （２）を形成するとともに、前記箱型ケーシング（１）
   の上部寄り位置に吹出口（３）を形成し、かつ前記箱型
   ケーシング（１）内に強制吸排式ファン（４）及び室内
   空気の間接無交換器（６）を設置してある床置型送風式
   暖冷房機であって、前記ファン（４）の少なくとも最大
   送風量を、前記無交換器（６）容量が一定の条件下にお
   いて通常のものの１．５〜２倍に設定構成してあること
   を特徴とする床置型送風式暖冷房機。
2. （２）前記ファン（４）が上下に配置された二個の多翼
   遠心ファン（４Ａ）、（４Ｂ）からなるものである特許
   請求の範囲第１項に記載の床置型送風式暖冷房機。
3. （３）前記熱交換器（６）が前記ファン（４）から前記
   吹出口（３）に至る上昇気流路（５）内に配置されてい
   る特許請求の範囲第（１）項に記載の床置型送風式暖冷
   房機。
4. （４）前記ファン（４）がその送風量を複数段に切替自
   在に構成されている特許請求の範囲第（１）項に記載の
   床置型送風式暖冷房機。
5. （５）前記吸引口（２）が上下両端部に夫々形成された
   二つの口（２Ａ）、（２Ｂ）からなり、これら上下の口
   （２Ａ）、（２Ｂ）が選択開閉自在に構成されている特
   許請求の範囲第（１）項に記載の床置型送風式暖冷房機
   。
6. （６）前記熱交換器（６）がフィンプレート式のもので
   ある特許請求の範囲第（１）項又は第（３）項に記載の
   床置型送風式暖冷房機。