JPS6118115B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6118115B2 JPS6118115B2 JP53012290A JP1229078A JPS6118115B2 JP S6118115 B2 JPS6118115 B2 JP S6118115B2 JP 53012290 A JP53012290 A JP 53012290A JP 1229078 A JP1229078 A JP 1229078A JP S6118115 B2 JPS6118115 B2 JP S6118115B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace body
- heat
- spraying
- outer peripheral
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
本発明は、窯炉や乾操炉等の加熱炉断熱施工法
に関する。 最近エネルギ危機が叫ばれ、その節約が世界的
な問題となつている。 窯業関係たとえば、瓦、タイル、陶磁器、衛生
陶器、碍子、耐火物、硝子等の製造には、トンネ
ル形窯などの焼成炉が使用され、なまの成形物
を、重油、灯油、L.P.G、等の燃料による熱エネ
ルギによつて焼成して製品としている。 従来、この種窯炉の断熱方法としては、炉本体
内壁に、主に断熱レンガや耐熱性のブランケツト
を貼着したり、耐熱性のセラミツクフアイバーを
吹付ける工法を採用するか、あるいは炉本体の外
周壁上に硝子、岩綿製等のブランケツトを貼着す
る工法が採用されている。 しかしながらそれら上記従来の工法では、 () 施工上、特に断熱材の取付作業に多大の手
間を要し、煩雑であること。 () 各ブランケツト（断熱材）の接続部分や耐
火レンガを支えるバツクステイ部分等からの熱
損失、ブランケツトと炉本体の外周壁との空間
に熱対流が起るための熱損失などの点から効果
的な断熱が不可能である。 等の原因から、施行費が高くつく割りに、それに
見合う熱エネルギの節減効果を得ることができな
いという難点があつた。 本発明は、上記従来工法の難点を解消し、施工
が容易で、しかも断熱効果の良好で経済的な施工
法を提供することを目的として提案されたもの
で、操業中の加熱炉本体の外周壁面上に、吹付機
により耐熱性無機質材料を噴霧水とともに吹付け
ることにより均一な厚さの断熱層を形成すること
を特徴とする加熱炉の断熱施工法に係るものであ
る。 以下添付図面を参照しながら、本発明施工法に
つき具体的に説明するが、本例は、本発明を陶磁
器等の焼成用トンネル型窯に適用した場合を示
す。 第１図において、１は地上に耐火レンガで築造
されたトンネル型窯の炉本体で、同炉本体１の底
面上にはその長手方向に沿つて台車２の走行用レ
ール２ａが敷設されており、該台車２が該レール
２ａ上を所定の速度で走行し、炉本体１の入口１
ａから出口１ｂに達する間に、台車２上に載置さ
れたなまの成型物すなわち被焼成物３は、炉本体
の両側壁に配設された複数のバーナ（図示省略）
からの燃焼ガスによつて加熱されることにより焼
成されて製品化されるようになつていることは従
来同様である。 ４は該炉本体１の全外周壁面上に均一な厚さに
形成された断熱層で、同断熱層４はつぎのような
施工法で形成される。すなわちたとえば炉本体１
の内部がバーナその他の適宜な加熱手段によつて
加熱されてその外周壁面の温度がある程度の温度
（50〜300゜）にあるとき、数種類の材料を所定の
配合割合で配合された吹付材料を吹付機により噴
霧水とともに、炉本体１の全外周壁面上に、均一
な厚さ（約50mm）になるように吹付けると、該吹
付材料は炉本体１の外周壁面の温度により硬化し
て断熱層４が形成される。該吹付機の一例は第３
図に示されている。 同図において、５は空気圧縮機を内蔵する吹付
材料タンク、６は吹付ノズル、７は給水ポンプ、
８は水タンク、９は小型コンプレツサで、それら
部材は図示の如く配管で接続されており、吹付材
料タンク５内へ供給された吹付材料は空気圧縮機
により吹付ノズル６に達し、給水ポンプ７からの
水と混合しながら吹付ノズル６から噴射されるよ
うになつている。この場合小型コンプレツサ９は
調整弁の調整により吹付ノズル６からの噴射圧を
調節するに役立つ。なお吹付材料としては補強材
として岩綿系の耐熱性繊維。バインダとしてセメ
ント系物質、特殊混合剤として早期付着力および
耐熱性をもつ無機物等を主としたもので形成され
る。 吹付材料の成分とその配合比の一例を挙げると
つぎの表のとおりである。
に関する。 最近エネルギ危機が叫ばれ、その節約が世界的
な問題となつている。 窯業関係たとえば、瓦、タイル、陶磁器、衛生
陶器、碍子、耐火物、硝子等の製造には、トンネ
ル形窯などの焼成炉が使用され、なまの成形物
を、重油、灯油、L.P.G、等の燃料による熱エネ
ルギによつて焼成して製品としている。 従来、この種窯炉の断熱方法としては、炉本体
内壁に、主に断熱レンガや耐熱性のブランケツト
を貼着したり、耐熱性のセラミツクフアイバーを
吹付ける工法を採用するか、あるいは炉本体の外
周壁上に硝子、岩綿製等のブランケツトを貼着す
る工法が採用されている。 しかしながらそれら上記従来の工法では、 () 施工上、特に断熱材の取付作業に多大の手
間を要し、煩雑であること。 () 各ブランケツト（断熱材）の接続部分や耐
火レンガを支えるバツクステイ部分等からの熱
損失、ブランケツトと炉本体の外周壁との空間
に熱対流が起るための熱損失などの点から効果
的な断熱が不可能である。 等の原因から、施行費が高くつく割りに、それに
見合う熱エネルギの節減効果を得ることができな
いという難点があつた。 本発明は、上記従来工法の難点を解消し、施工
が容易で、しかも断熱効果の良好で経済的な施工
法を提供することを目的として提案されたもの
で、操業中の加熱炉本体の外周壁面上に、吹付機
により耐熱性無機質材料を噴霧水とともに吹付け
ることにより均一な厚さの断熱層を形成すること
を特徴とする加熱炉の断熱施工法に係るものであ
る。 以下添付図面を参照しながら、本発明施工法に
つき具体的に説明するが、本例は、本発明を陶磁
器等の焼成用トンネル型窯に適用した場合を示
す。 第１図において、１は地上に耐火レンガで築造
されたトンネル型窯の炉本体で、同炉本体１の底
面上にはその長手方向に沿つて台車２の走行用レ
ール２ａが敷設されており、該台車２が該レール
２ａ上を所定の速度で走行し、炉本体１の入口１
ａから出口１ｂに達する間に、台車２上に載置さ
れたなまの成型物すなわち被焼成物３は、炉本体
の両側壁に配設された複数のバーナ（図示省略）
からの燃焼ガスによつて加熱されることにより焼
成されて製品化されるようになつていることは従
来同様である。 ４は該炉本体１の全外周壁面上に均一な厚さに
形成された断熱層で、同断熱層４はつぎのような
施工法で形成される。すなわちたとえば炉本体１
の内部がバーナその他の適宜な加熱手段によつて
加熱されてその外周壁面の温度がある程度の温度
（50〜300゜）にあるとき、数種類の材料を所定の
配合割合で配合された吹付材料を吹付機により噴
霧水とともに、炉本体１の全外周壁面上に、均一
な厚さ（約50mm）になるように吹付けると、該吹
付材料は炉本体１の外周壁面の温度により硬化し
て断熱層４が形成される。該吹付機の一例は第３
図に示されている。 同図において、５は空気圧縮機を内蔵する吹付
材料タンク、６は吹付ノズル、７は給水ポンプ、
８は水タンク、９は小型コンプレツサで、それら
部材は図示の如く配管で接続されており、吹付材
料タンク５内へ供給された吹付材料は空気圧縮機
により吹付ノズル６に達し、給水ポンプ７からの
水と混合しながら吹付ノズル６から噴射されるよ
うになつている。この場合小型コンプレツサ９は
調整弁の調整により吹付ノズル６からの噴射圧を
調節するに役立つ。なお吹付材料としては補強材
として岩綿系の耐熱性繊維。バインダとしてセメ
ント系物質、特殊混合剤として早期付着力および
耐熱性をもつ無機物等を主としたもので形成され
る。 吹付材料の成分とその配合比の一例を挙げると
つぎの表のとおりである。
【表】
上記断熱層４の硬化後における性能は、
鉄板との付着力 150ｇ/cm2
嵩比重 0.3
熱伝導率 0.03Kcal/mh℃
であつた。
以上要するに本発明は、操業中の加熱炉本体の
外周壁面上に、吹付機により耐熱性無機質材料を
噴霧水とともに吹付けることにより均一な厚さの
断熱層を形成することを特徴とする加熱炉の断熱
施工法を要旨とするものであるから、本発明によ
れば、 (1) 炉本体１の外周壁面の如何なる部分、たとえ
ば耐火レンガの凹凸部分や支持鉄板、バツクス
テイ等にも上記吹付材料を直接かつ容易に吹付
けで断熱層４を形成できるため、炉本体の外周
壁面およびバツクステイよりの熱損失を完全に
防ぐことができる。従つて従来に比し著るしく
熱エネルギの消費を節約できる。下記の実験結
果によれば従来の燃料消費量の約10〜20％節減
ができた。すなわち、あるタイル工場のトンネ
ル型窯（長さ50ｍ）の外周壁に本発明の断熱層
を形成させた場合、従来１月当りの油消費量が
約10万であつたものが本発明によつた場合約
8.5万となつた。 (2) また炉本体１の外周壁に本発明の断熱層４を
形成させたことにより、断熱層自体が吸音性能
をもつため、炉本体周辺の騒音防止が可能とな
り、工場内はいうまでもなく、工場周辺の住宅
に対する騒音公害の防止に役立つ。たとえば従
来方式では70〜80フオーンであつたものが、本
発明施工法によれば50フオーンに騒音が減少さ
れた。 (3) 炉本体１の外周壁の温度を従来に比し著しく
低減（約60℃）できるから、炉本体１周辺での
作業環境が従来に比し大いに改善された。この
ことは作業能率の向上にも寄与する。 (4) また炉本体１の外周壁に対する外気温の影響
も遮断できるので、炉本体内部の温度分布を均
一に維持できる結果、製品の品質のバラツキを
少なくすることができ、不良品の発生率の減少
等製品の品質管理上の利点が大きい。 (5) また本施工法は、窯炉の稼動中（外壁温度が
高いとき）に行うことを原則としているので、
従来方式の如く特定な時期（盆、暮時のような
窯の火を止めたとき）にしか施行できないもの
に比し、何時でも施工できるという利点があ
る。 などの実用的効果を挙げることができる。
外周壁面上に、吹付機により耐熱性無機質材料を
噴霧水とともに吹付けることにより均一な厚さの
断熱層を形成することを特徴とする加熱炉の断熱
施工法を要旨とするものであるから、本発明によ
れば、 (1) 炉本体１の外周壁面の如何なる部分、たとえ
ば耐火レンガの凹凸部分や支持鉄板、バツクス
テイ等にも上記吹付材料を直接かつ容易に吹付
けで断熱層４を形成できるため、炉本体の外周
壁面およびバツクステイよりの熱損失を完全に
防ぐことができる。従つて従来に比し著るしく
熱エネルギの消費を節約できる。下記の実験結
果によれば従来の燃料消費量の約10〜20％節減
ができた。すなわち、あるタイル工場のトンネ
ル型窯（長さ50ｍ）の外周壁に本発明の断熱層
を形成させた場合、従来１月当りの油消費量が
約10万であつたものが本発明によつた場合約
8.5万となつた。 (2) また炉本体１の外周壁に本発明の断熱層４を
形成させたことにより、断熱層自体が吸音性能
をもつため、炉本体周辺の騒音防止が可能とな
り、工場内はいうまでもなく、工場周辺の住宅
に対する騒音公害の防止に役立つ。たとえば従
来方式では70〜80フオーンであつたものが、本
発明施工法によれば50フオーンに騒音が減少さ
れた。 (3) 炉本体１の外周壁の温度を従来に比し著しく
低減（約60℃）できるから、炉本体１周辺での
作業環境が従来に比し大いに改善された。この
ことは作業能率の向上にも寄与する。 (4) また炉本体１の外周壁に対する外気温の影響
も遮断できるので、炉本体内部の温度分布を均
一に維持できる結果、製品の品質のバラツキを
少なくすることができ、不良品の発生率の減少
等製品の品質管理上の利点が大きい。 (5) また本施工法は、窯炉の稼動中（外壁温度が
高いとき）に行うことを原則としているので、
従来方式の如く特定な時期（盆、暮時のような
窯の火を止めたとき）にしか施行できないもの
に比し、何時でも施工できるという利点があ
る。 などの実用的効果を挙げることができる。
図面は本発明の一実施態様の概略説明図で、第
１図は斜視図、第２図は第１図の炉本体の横断面
図、第３図は吹付機の一例の系統図である。 １：炉本体、２：台車、３：被焼成物、４：断
熱層。
１図は斜視図、第２図は第１図の炉本体の横断面
図、第３図は吹付機の一例の系統図である。 １：炉本体、２：台車、３：被焼成物、４：断
熱層。
Claims (1)
- １ 操業中の加熱炉本体の外周壁面上に、吹付機
により耐熱性無機質材料を噴霧水とともに吹付け
ることにより均一な厚さの断熱層を形成すること
を特徴とする加熱炉の断熱施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1229078A JPS54106533A (en) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | Heat insulation method for kiln* furnace* etc* |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1229078A JPS54106533A (en) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | Heat insulation method for kiln* furnace* etc* |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54106533A JPS54106533A (en) | 1979-08-21 |
| JPS6118115B2 true JPS6118115B2 (ja) | 1986-05-10 |
Family
ID=11801205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1229078A Granted JPS54106533A (en) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | Heat insulation method for kiln* furnace* etc* |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54106533A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5140846A (ja) * | 1974-10-04 | 1976-04-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
| JPS5186511A (ja) * | 1975-01-25 | 1976-07-29 | Kyushu Refractories | |
| JPS532602A (en) * | 1976-06-23 | 1978-01-11 | Toyo Pulp Co Ltd | Process and apparatus for treating cellulose material |
-
1978
- 1978-02-08 JP JP1229078A patent/JPS54106533A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5140846A (ja) * | 1974-10-04 | 1976-04-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
| JPS5186511A (ja) * | 1975-01-25 | 1976-07-29 | Kyushu Refractories | |
| JPS532602A (en) * | 1976-06-23 | 1978-01-11 | Toyo Pulp Co Ltd | Process and apparatus for treating cellulose material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54106533A (en) | 1979-08-21 |
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