JPS61179194A - スチ−ムアイロンの水垢付着防止方法 - Google Patents
スチ−ムアイロンの水垢付着防止方法Info
- Publication number
- JPS61179194A JPS61179194A JP1825285A JP1825285A JPS61179194A JP S61179194 A JPS61179194 A JP S61179194A JP 1825285 A JP1825285 A JP 1825285A JP 1825285 A JP1825285 A JP 1825285A JP S61179194 A JPS61179194 A JP S61179194A
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- Japan
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- water
- steam
- limescale
- iron
- inhibitor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明はスチームアイロンの水垢付着防止方法に関す
るものである。
るものである。
従来の技術
スチームアイロンは、現在、家庭、縫製工場。
クリーニング業界等で一般的に用いられている。
しかしながら、スチーム源として一般上水道、井戸等の
水を利用すると、それに溶解しているカルシウム、マグ
ネシウム、７リカ等の金属イオンが、蒸発残渣として気
化室やスチーム通路に付着し堆積し、長期間使用すると
、気化室やスチーム通路を閉塞してしまい、スチームが
発生しなくなる。
水を利用すると、それに溶解しているカルシウム、マグ
ネシウム、７リカ等の金属イオンが、蒸発残渣として気
化室やスチーム通路に付着し堆積し、長期間使用すると
、気化室やスチーム通路を閉塞してしまい、スチームが
発生しなくなる。
通常、これらの付着物を水垢と称しており、この水垢の
付着防止もしくは除去がスチームアイロンの課題である
。そのために、スチームアイロンに供給する水から前述
の金属イオンを除去する、即ち純水化処理を行なう方法
が実施されている。この金属イオンを除去する純水化処
理の方法として、通常用いられているものを次に示す。
付着防止もしくは除去がスチームアイロンの課題である
。そのために、スチームアイロンに供給する水から前述
の金属イオンを除去する、即ち純水化処理を行なう方法
が実施されている。この金属イオンを除去する純水化処
理の方法として、通常用いられているものを次に示す。
（１）、逆浸透法：半透膜を用い、金属イオンを含有す
る水に圧力をかけて、溶解金属イオンと水とを分離する
。
る水に圧力をかけて、溶解金属イオンと水とを分離する
。
（２）、イオン交換法：イオン交換樹脂を用い、脱イオ
ンする。（３）、蒸留法：蒸留により、溶解金属イオン
を分離する。の３方法が代表的であり、その他に、水を
凍結させて金属イオンを分離する凍結分離法、イオン交
換膜に直流電流を流し金属イオンを分離する電気透析法
等がある。そして、この中でイオン交換法を用いたアイ
ロン用純水器が商品化されている。
ンする。（３）、蒸留法：蒸留により、溶解金属イオン
を分離する。の３方法が代表的であり、その他に、水を
凍結させて金属イオンを分離する凍結分離法、イオン交
換膜に直流電流を流し金属イオンを分離する電気透析法
等がある。そして、この中でイオン交換法を用いたアイ
ロン用純水器が商品化されている。
また、水垢付着を抑制するために、空調機器。
給湯暖房機器である、コンデンサ、クーリングタワー、
ボイラー、水及び湯配管、ボイラー等では、塩酸系、リ
ン酸系、硫酸系、有機酸系のインヒビターやエチレンジ
アミン四酢酸（以下ＥＤＴＡと略す）等のキレート剤を
水に溶解する事が一般的に行なわれている。
ボイラー、水及び湯配管、ボイラー等では、塩酸系、リ
ン酸系、硫酸系、有機酸系のインヒビターやエチレンジ
アミン四酢酸（以下ＥＤＴＡと略す）等のキレート剤を
水に溶解する事が一般的に行なわれている。
発明が解決しようとする問題点
アイロンに供給する水を純水化する方法は、上記（２）
のイオン交換法以外は、装置が犬がかシで、かつ高価で
あり、しかもメインテナンスを必要とするので、家庭で
しかも主婦が用いるのには適さない。またイオン交換法
は、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂の充填層に水
を通過させるだけで簡便な方法であるが、どちらかの樹
脂が劣化した時、得られる純水のＰＨが酸性もしくはア
ルカリ性となるため、腐食性が発生し、十分な管理が必
要であり、これも家庭用としては決して適しているとは
言えない。
のイオン交換法以外は、装置が犬がかシで、かつ高価で
あり、しかもメインテナンスを必要とするので、家庭で
しかも主婦が用いるのには適さない。またイオン交換法
は、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂の充填層に水
を通過させるだけで簡便な方法であるが、どちらかの樹
脂が劣化した時、得られる純水のＰＨが酸性もしくはア
ルカリ性となるため、腐食性が発生し、十分な管理が必
要であり、これも家庭用としては決して適しているとは
言えない。
また、空調機器、給湯暖房機器等で用いられている水垢
付着抑制方法では、アイロンと同様、蒸発残漬が残る加
湿器等では、付着した水垢の力学的強度が低いため、除
去が容易にはなっているが、結局は付着堆積した水垢を
除去せねばならないという問題があった。
付着抑制方法では、アイロンと同様、蒸発残漬が残る加
湿器等では、付着した水垢の力学的強度が低いため、除
去が容易にはなっているが、結局は付着堆積した水垢を
除去せねばならないという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、水垢の強
度を低くするとともに発生したスチームの流れにより、
アイロン気化室及びスチーム通路に水垢が付着堆積しに
くいようにした事を目的とするものである。
度を低くするとともに発生したスチームの流れにより、
アイロン気化室及びスチーム通路に水垢が付着堆積しに
くいようにした事を目的とするものである。
問題点を解決するだめの手段
この問題点を解決するために本発明は、アイロンに供給
する水に、インヒビター、又はキレート剤を溶解させた
ものである。インヒビターとしては、塩酸系、リン酸系
、硫酸系、有機酸系、マレイン酸系、アクリル酸系等の
陰イオン系又は界面活性剤系のインヒビターを用いるも
のであり、またキレート剤としては、エチレンジアミン
四酢酸等を用いるものである。
する水に、インヒビター、又はキレート剤を溶解させた
ものである。インヒビターとしては、塩酸系、リン酸系
、硫酸系、有機酸系、マレイン酸系、アクリル酸系等の
陰イオン系又は界面活性剤系のインヒビターを用いるも
のであり、またキレート剤としては、エチレンジアミン
四酢酸等を用いるものである。
作用
この方法により、インヒビター、キレート剤の効果でア
イロンの気化室で形成される水垢の力学的強度が低くな
り、かつ付着しにくく、粉末状になりやすいため、発生
したスチームの流れにより、水垢は気化室からスチーム
通路を通って外へ排出されることになる。
イロンの気化室で形成される水垢の力学的強度が低くな
り、かつ付着しにくく、粉末状になりやすいため、発生
したスチームの流れにより、水垢は気化室からスチーム
通路を通って外へ排出されることになる。
実施例
以下、本発明の実施例について説明する。
（実施例１）
水４０１に、ＣａｃＪｚ・２Ｈ２０： １３．２ ｆ
、 ＭｇＳＯ４・７Ｈ２０： ７．６ ｆ／ 、 Ｎａ
ＨＣＯ３： １３．４ ｆ を溶解させた人工硬水（こ
の時の金属イオン濃度は１５０ｐｐｍである）を用いて
この硬水に、下記の物質を添加し、下記の条件で測定し
た水垢付着量を表−１に示す。
、 ＭｇＳＯ４・７Ｈ２０： ７．６ ｆ／ 、 Ｎａ
ＨＣＯ３： １３．４ ｆ を溶解させた人工硬水（こ
の時の金属イオン濃度は１５０ｐｐｍである）を用いて
この硬水に、下記の物質を添加し、下記の条件で測定し
た水垢付着量を表−１に示す。
（添加物質）
■リン酸系インヒビター（甲陽化成製；セイカンに：生
成分は、無水リン酸ソーダ；３０％、無水ボロン；２ｏ
％、亜硫酸ソーダ；１５％） ■エチレンジアミン四酢酸ソーダ（和光紬薬製試薬） ■マレイン酸系インヒビター（オルガノ社製；ニューオ
ルクリン２２１） 濃度は水に対して全て３０ｐｐｍ溶解した。
成分は、無水リン酸ソーダ；３０％、無水ボロン；２ｏ
％、亜硫酸ソーダ；１５％） ■エチレンジアミン四酢酸ソーダ（和光紬薬製試薬） ■マレイン酸系インヒビター（オルガノ社製；ニューオ
ルクリン２２１） 濃度は水に対して全て３０ｐｐｍ溶解した。
（測定条件）
使用アイロン−ナショナルスチームアイロンＮｌ−７９
００ ベース温度−２１６℃ 側割１交ｉ法 ２１５℃に昇温させたアイロンのタン
クに２００ｃｃの前記添 加物を含んだ人工硬水を供給 し、スチーム発生させ、スチー ム発生終了後３ｏ分間放置す る。この工程を３０回繰返し、 人工硬水量はＴｏｔａｌで６ｏ１０ 表−１かられかるように、前記インヒビター及びキレー
ト剤を添加する事により、水垢付着量は、無添加人工硬
水に比べ〆〜Ａに減少している。従って、水垢により、
スチーム通路が閉塞される期間が、２倍から３倍延長さ
れ、それだけスチームアイロンの製品寿命が延びる事に
なる。
００ ベース温度−２１６℃ 側割１交ｉ法 ２１５℃に昇温させたアイロンのタン
クに２００ｃｃの前記添 加物を含んだ人工硬水を供給 し、スチーム発生させ、スチー ム発生終了後３ｏ分間放置す る。この工程を３０回繰返し、 人工硬水量はＴｏｔａｌで６ｏ１０ 表−１かられかるように、前記インヒビター及びキレー
ト剤を添加する事により、水垢付着量は、無添加人工硬
水に比べ〆〜Ａに減少している。従って、水垢により、
スチーム通路が閉塞される期間が、２倍から３倍延長さ
れ、それだけスチームアイロンの製品寿命が延びる事に
なる。
（実施例２）
図は本発明に基づく、インヒビター又はキレート剤の成
型物をスチームアイロンの水タンク内に入れたものであ
シ、前記成型物から徐々にインヒビター、又はキレート
剤が溶解する事により、水垢付着が抑制される。このよ
うに成型する事により、インヒビター、キレート剤の添
加のわずられしさから開放されるとともに、前記インヒ
ビター。
型物をスチームアイロンの水タンク内に入れたものであ
シ、前記成型物から徐々にインヒビター、又はキレート
剤が溶解する事により、水垢付着が抑制される。このよ
うに成型する事により、インヒビター、キレート剤の添
加のわずられしさから開放されるとともに、前記インヒ
ビター。
キレート剤の粉末によるノズルのつまりも防止出来るメ
リットがある。
リットがある。
図において、１はインヒビター又はキレート剤の成型物
であり、水タンク２の注水口３から投入する。４は開閉
桿、５は滴下ノズル、６はベースであり、７はベース６
に設けられた気化室、８は同じくベース６に設けられた
スチーム通路である。
であり、水タンク２の注水口３から投入する。４は開閉
桿、５は滴下ノズル、６はベースであり、７はベース６
に設けられた気化室、８は同じくベース６に設けられた
スチーム通路である。
発明の効果
以上のように本発明によれば、インヒビター。
又はキレート剤の作用により生成する水垢の力学的強度
が弱くなり、かつアイロン気化室及びスチーム通路に付
着しにくくなるため、発生したスチームの流れにより、
アイロンの外へ水垢が排出される。このため、水垢によ
りアイロン気化室、及びスチーム通路が閉塞されにくい
という効果が得られる。
が弱くなり、かつアイロン気化室及びスチーム通路に付
着しにくくなるため、発生したスチームの流れにより、
アイロンの外へ水垢が排出される。このため、水垢によ
りアイロン気化室、及びスチーム通路が閉塞されにくい
という効果が得られる。
図は、本発明の一実施例によるスチームアイロンの部分
断面図である。 １・・・・・・インヒビター又はキレート剤成型物、２
・・・・・・水タンク、３・・・・・・注水口、４・・
・・・・開閉桿、５・・・・・・ノズル、６・・・・・
・ベース、７・・・・・・気化室、８・・・・・・スチ
ーム通路。
断面図である。 １・・・・・・インヒビター又はキレート剤成型物、２
・・・・・・水タンク、３・・・・・・注水口、４・・
・・・・開閉桿、５・・・・・・ノズル、６・・・・・
・ベース、７・・・・・・気化室、８・・・・・・スチ
ーム通路。
Claims (1)
- スチームアイロンに注入する水にインヒビター、又はキ
レート剤を溶解させたことを特徴とするスチームアイロ
ンの水垢付着防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1825285A JPS61179194A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | スチ−ムアイロンの水垢付着防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1825285A JPS61179194A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | スチ−ムアイロンの水垢付着防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61179194A true JPS61179194A (ja) | 1986-08-11 |
Family
ID=11966488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1825285A Pending JPS61179194A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | スチ−ムアイロンの水垢付着防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61179194A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6470100A (en) * | 1987-09-05 | 1989-03-15 | Rooberuto Kurupusu Shiyuteifut | Electric steam iron |
| EP0311329A2 (en) | 1987-10-09 | 1989-04-12 | Chisso Corporation | Liquid crystal compositions comprising optically active 1-[2-halogen-substituted-phenyl]-ethanols and derivatives thereof |
| US6163990A (en) * | 1997-10-13 | 2000-12-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Steam iron with scale deposit repression |
| CN106574429A (zh) * | 2014-08-26 | 2017-04-19 | 皇家飞利浦有限公司 | 具有噪声发生器的蒸汽装置 |
-
1985
- 1985-02-01 JP JP1825285A patent/JPS61179194A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6470100A (en) * | 1987-09-05 | 1989-03-15 | Rooberuto Kurupusu Shiyuteifut | Electric steam iron |
| EP0311329A2 (en) | 1987-10-09 | 1989-04-12 | Chisso Corporation | Liquid crystal compositions comprising optically active 1-[2-halogen-substituted-phenyl]-ethanols and derivatives thereof |
| US6163990A (en) * | 1997-10-13 | 2000-12-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Steam iron with scale deposit repression |
| CN106574429A (zh) * | 2014-08-26 | 2017-04-19 | 皇家飞利浦有限公司 | 具有噪声发生器的蒸汽装置 |
| US10240279B2 (en) | 2014-08-26 | 2019-03-26 | Koninklijke Philips N.V. | Steam device with a noise generator |
| CN106574429B (zh) * | 2014-08-26 | 2020-01-17 | 皇家飞利浦有限公司 | 具有噪声发生器的蒸汽装置 |
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