JPS6117754Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は洗たく機のタオル掛け具に関するも
のである。

従来、洗たく機外筐の前面に固着した基台に、
切欠環状のタオル掛け具を回転自在に吊り下げた
ものがあつたが、洗たく機の運転にともなう振動
によりタオル掛け具が外筐に衝突しながら振動し
て騒音を発生する問題があつた。

この考案は、回転自在に取付けられながらも振
動により外筐に衝突して騒音を発生することのな
いタオル掛け具を提供するものである。

図において１０は洗たく機の外筐で、周知の洗
たく機と同様に洗たく槽および脱水槽を内装す
る。１１はタオル掛け具で、正面形において切欠
環状をなし、その切欠部両端に水平に突出した軸
１２を有する。タオル掛け具１１はその軸１２
を、洗たく機外筐１０の前面に固着した基台１３
の左右両側に回転自在に挿入して支持されてい
る。

タオル掛け具１１は軸１２を突出させた切欠部
の裏面（タオル掛け具が垂下した状態において外
筐１０と対向する面）に突起１４を有する。突起
１４は、タオル掛け具が垂下した状態において、
軸１２よりも高い位置から低い位置へわたつてリ
ブ状に延びて外筐１０に圧接している。このため
タオル掛け具は自由に回転することがないが外筐
と突起１４との弾性に抗してタオル掛け具を回転
させると、その後には自由に回転させることがで
きる。

タオル掛け具１１が外筐１０とほぼ平行状態を
保つには、突起１４が上記のようにリブ状でな
く、第５図に示すように少なくとも軸１２の上と
下との２点で外筐に圧接しておればよい。また第
６図に示すように突起１４を軸１２を中心とする
円弧状にして外筐に軸１２と同じ高さ位置で圧接
させることにより、タオル掛け具を任意の回転位
置で止めることができる。第７図に示すように軸
１２の上方にのみ突起１４を設けて外筐１０に圧
接させるとタオル掛け具１１の下端も外筐１０に
圧接してタオル掛け具の自由な振動を止めること
ができる。

以上のように、洗たく機の運転にともなう振動
によりタオル掛け具が振動して洗たく機外筐に当
り騒音を発生するのを防止することができ、しか
もタオルを掛ける際にタオル掛け具が外筐に対し
て所定角度の位置で停止するので、片手でもタオ
ルを掛け易く、実用上きわめて優れるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は洗たく機の斜視図、第２図は要部側面
図、第３図は一部平面図、第４図はタオル掛け具
の一部を後方から見た斜視図、第５図、第６図、
第７図はそれぞれ他の実施例を示す側面図であ
る。 符号の説明、１０は洗たく機外筐、１１はタオ
ル掛け具、１２は軸、１３は基台、１４は突起
（圧接部）。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 洗たく機外筐の前面に固着された基台に、切
   欠環状をなすタオル掛け具の切欠部両端を水平
   軸線のまわりで回転可能に支持し、そのタオル
   掛け具が洗たく機外筐とほぼ平行になるように
   基台から垂下した状態においてタオル掛け具の
   前記切欠部付近に、洗たく機外筐に圧接する突
   起状の圧接部を設けてなる洗たく機のタオル掛
   け具。 ２ 前記圧接部は、前記水平軸線よりも高い位置
   から低い位置にわたつて洗たく機外筐に圧接し
   ている実用新案登録請求の範囲第１項に記載の
   洗たく機のタオル掛け具。 ３ 前記圧接部は、前記水平軸線よりも高い位置
   と低い位置との２点で洗たく機外筐に圧接して
   いる実用新案登録請求の範囲第１項に記載の洗
   たく機のタオル掛け具。 ４ 前記圧接部は、前記水平軸線を中心とする円
   弧状をなして外筐に圧接している実用新案登録
   請求の範囲第１項に記載の洗たく機のタオル掛
   け具。 ５ 前記圧接部は、前記水平軸線よりも高い位置
   で外筐に圧接し、それにともないタオル掛け具
   の下端を外筐に圧接させている実用新案登録請
   求の範囲第１項に記載の洗たく機のタオル掛け
   具。