JPS61172816A - 医薬部材組成物 - Google Patents

医薬部材組成物

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JPS61172816A
JPS61172816A JP1333585A JP1333585A JPS61172816A JP S61172816 A JPS61172816 A JP S61172816A JP 1333585 A JP1333585 A JP 1333585A JP 1333585 A JP1333585 A JP 1333585A JP S61172816 A JPS61172816 A JP S61172816A
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JP
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urethane resin
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drug
swellable urethane
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JP1333585A
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Fusayoshi Masuda
増田 房義
Tetsuo Ito
哲雄 伊藤
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬部材組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、吸収能を有する薬物放出用医薬部材組成物として
、ゼラチン、アルギン酸、デンプン−アクリル酸グラフ
ト重合物などの粉末状の吸水性高分子物質とポリビニル
アルコール、カルボキシメチルセルロースなどの造膜性
高分子と生理活性を有する薬物とを主成分とするものが
あった(たとえば特開昭58−105915号公報)。
しかしながら、このものは被吸収液(創傷部からの浸出
液や汗など)の吸収後の保形性およびドライタッチ性が
不十分でありそれにともなって薬物放出能が不安定であ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは被吸収液吸収後の保形性およびドライタッ
チ性のすぐれた良好な薬物放出能を有する医薬部材組成
物を得るべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は水膨潤性ウレタン樹脂と生理活性を有する薬物
を主成分とすることを特徴とする外皮用医薬部材組成物
である。
本発明において、水膨潤性ウレタン樹脂としては、ポリ
イソシアネート類(a)とポリエーテルポリオール(b
1)からなるポリオール類(b)とからの実質的にNG
Oを有しない樹脂があげられる。
ポリエーテルポリオール(b1)としては少なくとも2
個の活性水素を有する化合物たとえば低分子 。
ポリオール、多価フェノールおよびアミン化合物とエチ
レンオキシドc以下EOと略記)および必要により他の
アルキレンオキシドc以下他のアルキレンオキシドをA
Oと略記)との付加物があげられるO 低分子ポリオールとしては二価アルコール(エチレング
リコール、プロピレングリコール、1.8−または1.
4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、水
添ビスフェノールA、水添ビス7 x / −# F 
ナト) 、三価アルコール(トリメチロールプロパン、
 1.2.4−ブタントリオール、グリセリンなど)、
四〜へ価アルコール(ジグリセリン、ペンタエリスリト
ール、ソルビトール、ショ糖など)があげられる。多価
フェノールとしてはビスフェノール類(ビスフェノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど)などが
あげられる。アミン化合物としてはアルカノールアミン
(トリエタノールアミンなど)、脂肪族ポリアミン(エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン。
ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンなど〕および
芳香族(ポリ)アミン(トルエンジアミン。
ジアミノジフェニルメタン、アニリンなど)があげられ
る。これらのうち好ましいものは三価アルコールと二価
アルコールの併用およヒ三価アルD−ルである。
AOとしては炭素数3〜4のアルキレンオキシドたとえ
ばプロピレンオキシドc以下POと略記)。
ブチレンオキシド(1,2−; 2.3−; 1.3−
および1.4−ブチレンオキシド)およびこれらの二種
以上があげられる。これらのうち好ましものはPOであ
る。EOとAOを併用の場合にはランダム共重合物でも
よくブロック共重合物でもよくまた両者の混合系でもよ
い。好ましくはランダム共重合物である。
(b1)の当量(ヒドロキシル基あたりの分子量)は通
常100〜5,000.好ましくは500〜4,000
である。
〔b1)中のオキシエチレン含有量は通常40%以上、
好ましくは60〜85%である。
また、(b1)は必要により低分子ポリオールを併用す
ることができる。
ポリオール類(b)中のオキシエチレン含有量は通常4
0%以上、好ましくは60〜85%である。オキシエチ
レン金魚が40%未満では水膨潤能力が低下し、被吸収
液を吸収し良好な薬物放出能を有する医薬部材組成物を
得ることができない。(b)の当量は通常100〜5,
000、好ましくは500〜4.000である。
ポリイソシアネート類(a)としては炭素数(NCO基
中の炭素を除く)2〜12の脂肪族、ポリイソシアネー
ト、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート、炭素
数8〜12の芳香脂肪族ポリイソシアネート、炭素数6
〜20の芳香族ポリイソシアネート。
これらのポリイソシアネートの変性物(カーポジイミド
基、ウレトジオン基、ウレトジオン基、ウレア基、ビュ
ーレット基および/またはイソシアヌレート基含有変性
物など)が使用できる。
このようなポリイソシアネートとしてはエチレンジイソ
シアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレン
ジイソシアネート、1.6.11−ウンデカントリイソ
シアネート、2.2.4−トリメチルヘキサンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート、2.6−ジイツシ
アネートメチルカプロエート、ビス(2−イソシアネー
トエチル)フマレート、ビス(2−イソシアネートエチ
ル)カーボネート、2−イソシアネートエチル−2,6
−ジイツシアネートヘキサノエート;イソホロンジイソ
シアネート(IPDI ) 、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジ
イソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネ
ート(水添TDI)、ビス(2−イソシアネートエチル
)4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート;
キシリレンジイソシアネート、ジエチルベンゼンジイソ
シアネート; HDIの水変性物、IPDIの三量化物
など;トリレンジイソシアネ−ト(TDI) 、粗製T
DI 、ジフェニルメタンジイソシアネートCMDI)
、ポリフェニルメタンポリイソシアネート(PAPI;
粗製狙■)、変性MDI (カーポジイミド変性など)
、ナフチレンジイソシアネート;およびこれらの2種以
上の混合物があげられる。
これらのポリイソシアネート類(a)のうち好ましいの
はIPDI 、 MDI 、水添MDI 、およびTD
Iである。
ポリイソシアネート類(a)とポリオール類(b)とか
らの水膨潤性ウレタン樹脂において、NCO基10H基
比は通常0.5〜1.1好ましくは0.7〜1.0であ
る。
(a)と(b)とを反応させて水膨潤性ウレタン樹脂を
得る方法は通常の方法でよい。反応は触媒の存在下行な
ってもよい。
触媒としては錫系触媒(ジブチル錫ジラウレート、オク
タン酸第1錫など)、鉛系触媒(オクタン酸鉛、ナフテ
ン酸鉛など)、アミン系触媒(1,4−ジアザビシクロ
(5,4,0フウンデセン−7、トリエチルアミン、N
−エチルモルホリンなど)などがあげられる。これらの
うち好ましいものは錫系触媒および鉛系触媒である。
触媒の量は(a)と(b)の会計員に対して通常0.0
01〜2%、好ましくは0.01〜1%である。
また、反応は溶剤の非存在下行ってもよく、作業性を向
上させるため溶剤の存在下行ってもよい。
溶剤としては活性水素をもたない極性溶媒たとえばケト
ン系溶媒(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなど)、エステル系溶媒(酢酸メチル、酢
酸エチルなど)脂肪族炭化水素系溶媒(n−ヘキサン、
n−ヘプタン、n−オクタンなど)、芳香族炭化水素系
溶媒(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
なト)、塩素化炭化水素系溶媒(四塩化炭素、トリクロ
ルエタン、メチレンジクロライドなど)、アミド系溶媒
〔ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)
、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフランな
ど)、スルホキシド系溶媒(ジメチルスルホキシドなど
)およびこれらの2種以上の混合溶媒があげられる。こ
れらのうち、好ましいものはアミド系溶媒である。
(a)と(b)とから水膨潤性ウレタン樹脂を得る場合
はワンショット法で行ってもよくまたプレポリマーを経
由するプレポリマー法で行ってもよい。ワンショット法
で行なう場合、(a)と(b)との反応温度は通常、常
温〜150℃、好ましくは80〜130℃であり、反応
時間は通常1〜6時間である。プレポリマー法で行なう
場合はプレポリマーにする場合の(a)とポリオール〔
(b)の一部フのNGO10H比は通常1.5〜5、好
ましくは1.8〜3である。反応温度は通常10〜15
0℃好ましくは60〜130℃であり、反応時間は通常
3〜12時間、好ましくは4〜9時間である。得られる
NGO末端ウレタンプレポリマーのNC0%は通常1.
4〜7%、好ましくは1.6〜6%である。このプレポ
リマーと硬化剤〔ポリオール(b)の残部〕を反応させ
て水膨潤性ウレタン樹脂を得る。
本発明で用いる生理活性を有する薬物は油溶性薬物でも
水溶性薬物でもよく、また粉末などでもよく、特に制限
されないが、殺菌剤9局麻剤、抗ヒスタミン剤、消炎鎮
痛剤、抗生物質、収斂剤。
ビタミン、抗真菌剤、末鎖神経麻痺剤、血行促進剤、副
賢皮質ホルモン、生薬エキス/チンキ、生薬粉末、降圧
剤および抗狭症剤などの内から使用目的に応じて配合す
ることができる。
なお、上記薬剤を具体的に例示すると下記のとおりであ
る。
A)殺菌剤 塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、セチルピ
リ、ジニウムクロライド、臭化ドミフエン、塩化デカリ
ニウム、硫酸フラジオマイシン、ホモスルファミン、ク
ロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジンなどB)
局麻剤 塩酸ジプカイン、塩酸ピリドキシン、アミノ安息香酸エ
チル、塩酸プロカイン、塩酸ジノチソキン、塩酸プラモ
キシン、リドカインなど C)抗ヒスタミン剤 ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、トリペ
レナミン、トンジアルミン、マレイン酸クロルフェニラ
ミン、イソサイベンジルクレミゾール、ジフェニルイミ
ダゾールなど D)消炎鎮痛剤 サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール
、インドメタシン、グリチルリチン、グリチルレチン酸
、アズレンなどE)収れん剤 ジクロロアルミニウムアミノアセテート。
フェノールスルホン酸アルミニウムなどF)サルファ剤 スルフイソキサゾール、スルファメトキサゾール、スル
ファニルアミド、スルファピリジン、スルファメトキシ
ピリダジン、スルファメトキシン、スルファジアジンな
ど G)ビタミン ビタミンE%A、Dなど H)抗真菌剤 ペンタクロルフェノール、サリチル酸、トリクロルフェ
ノールカプロエート、トリブロムフェノールカプロエー
ト、ラウリルトリフェニルホスホニウムプロミド、塩酸
ジアンタゾール、バラアセチルアミノフェニルロダン。
チメロサール、トリナフテート、クロトリマゾールなど I)末錆神経麻痺剤 g−メントール、カンフル、チモール、テシットなど J)血行促進剤 ノニル酸バニリルアミド、ニコチン酸β−ブトキシエテ
ルエステル、ニコチン酸ベンジルエステル、カブサイシ
ン、ジンゲロン、レシチン、抱水クロラール′、カンタ
リスチンキなど K)副腎皮質ホルモン プレドニソロン、テキサメサソン、フルオロメソロン、
トリアムシノロンアセトナイド。
グイクロリソンなど L)生薬エキス、チンキ シ′ヨウキョウエキス、ショウキヨンチンキ。
カッコンエキス、ロートエキス、セイヨウトチノミエキ
ス、トウガラシエキス、トウガラシチンキなど M)生薬粉末 オオバク末、サンシシ末、紫根末、トウガラシ末など 以7  GE丘 本発明の組成物には水を含有しないのが好ましいが冷感
を与えるために必要ならば水を含有してもよい。この場
合の水の含有量は組成物の重夙に基いて24%以下であ
る。水の含有量が24%より多いと水を含有した場合、
水膨潤性ウレタン樹脂が本来持っている吸水能力が減少
するばかりでなく長時間の保存安定性に欠ける問題が生
じる。
本発明の組成物には粘着力を増大させるために、粘着剤
または粘着付与剤として水溶性もしくは親水性高分子を
配合することができる。水溶性もしくは親水性高分子と
してはポリビニルアルコール。
ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸ソーダ。
ビニルピロリドン・ビニルアセテート共重合体。
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース。
ゼラチン、ペプトン、グアーガム、カラヤガムなどがあ
げられる。
更に、本発明の組成物には柔軟性、通気性等の調節、薬
物の放出性、経皮吸収性のコントロール、薬物のフィル
ム、シート中への保持性の向上などのため、種々の添加
剤を配合することができる。
添加剤としては、アルモンド油、オリーブ油、ゴ。
マ油、サフラワー油、大豆油などの植物油;カカオ脂、
牛脂、豚脂、硬化油などの油脂;カルナバロウ、ミツロ
ウ、ラノリン、液状ラノリンなどのロウ類;ワセリン、
流動パラフィン、パラフィン、マイクロウ・リスタリン
ワックスなどのパラフィン;ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、炭素数11以上の脂肪酸などの脂肪
酸;メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコールなどの低級アルコール;ラウリルアルコー
ル、セタノール、オレイルアルコール、コレステロール
などの高級アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、パ
ルミチン酸イソプロピルなどのエステル;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール
、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール;ア
ニオン、ノニオン、カチオン、両性活性剤などの界面活
性剤;タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、シ
リカなどの無機粉体およびこれらの2種以上を組み合せ
て使用することができる。
本発明の組成物の処方はたとえば下記のとおりである0
%は組成物の重量基準である)。
水膨潤性ウレタン樹脂(固形分当り) 通常50〜99.999%(好ましくは90〜99.9
5%)生理活性を有する薬物 通常0.001〜50%(好ましくは0.05〜10%
)水 0〜24% 粘着剤または粘着付与剤 通常0〜30%(好ましくは0〜20%)添加剤 通常0〜50%(好ましくは0〜30%)上記において
水膨潤性ウレタン樹脂の含有量が50%より少ない場合
、得られる医薬部材の柔軟性に欠けたり、他の添加物の
分離、浸出などが生じる。また生理活性を有する薬物の
含有量は薬理効果の高い薬物(殺菌剤5局麻剤、抗ヒス
タミン剤など)では含有量が少なく、薬理効果の低い薬
物(生薬エキス、チンキ、生薬粉末など)では多く用い
られる。
本発明における水膨潤性ウレタン樹脂と生理活性を有す
る薬物を含む各種成分とから医薬部材組成物を得る方法
は特に限定されないが、たとえば(1)水膨潤性ウレタ
ン樹脂とその他各種成分とを混合させて医薬部材組成物
を得る方法、(2)水膨潤性ウレタン樹脂と、その他の
各種成分混合物のペーストとを多層状に重ね合わせ医薬
部材組成物を得る方法などがあげられる。
(1)の方法において水膨潤性ウレタン樹脂と各種成分
との混合方法は特に限定されないが、たとえば(イ)ポ
リイソシアネート類(a)とポリオール類(b)に各種
成分を混合させ反応と混合を行ない成形品を得る方法、
((2)あらかじめウレタン化反応によって得られた水
膨潤性ウレタン樹脂を前記水膨潤性ウレタン樹脂製造の
工pで記載した溶剤および他の溶剤たとえばジメチルホ
ルムアミド、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、アセトン、イソプロピルアルコール、トルエン、
ジオキサン。
酢酸エチルなどおよびこれらの二種以上の混合溶媒に溶
解させたものに各種成分を混合し溶剤を除去して成形品
を得る方法、(ハ)溶解可能な溶剤にて各種成分の溶液
を作成し、ウレタン化反応によって得られた水膨潤性ウ
レタン樹脂に本溶液を含浸させ必要により溶剤を除去す
る方法などがあげられる。
(2)の方法において水膨潤性のウレタン樹脂の使用上
での形態は特に限定されないが通常板状、フィルム状、
粒子状などの形で用いられる。
本発明の組成物を用いて得られる医薬部材の形状につい
ては特に制限がなく、支持体なしで水膨潤性ウレタン樹
脂を含む組成物自体をフィルム状乃至シート状にして用
いる方法、支持体に組成物をコーティングして用いる方
法などがあげられる。
支持体としては多孔質のシートやメツシュ状の基布たと
えば布地、不織布(レーヨン不織布など紙、合成樹脂フ
ィルムなどがあげられる。布地としては綿、毛などの天
然繊維、ナイロン、アクリル、ポリエステル等の合成繊
維などがめげられる。
(実施例〕 以下実施例および比較例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 下記のウレタンプレポリマー0100g 、硬化剤01
55gおよびジメチルホルムアミド595gを攪拌下1
20℃で1時間反応させ水膨潤性ウレタン樹脂溶液■を
得た。この樹脂のNGO10H比は0.8である。固形
分濃度は30%である。
(ウレタンプレポリマー) エチレングリコールにEOとPOのEO/PONjl比
で80/20の混合物を付加させて得た平均分子量4,
000のポリエーテルグリコール(ポリエーテルグリコ
ール■) 1000gとIPDI 138.8 g (
NGO10H比;2.5)を加え%120℃で8時間反
応させNC0%が2.8%のウレタンプレポリマー(ウ
レタンプレポリマー■)を得た。
(硬化剤) グリセリンにEO/PO重量比70/80のEOとPO
の混合物を付加させて得た平均分子量3866のポリエ
ーテルトリオール(ポリエーテルトリオール■)100
0g  とオクタン酸鉛5gを混合したもの(硬化剤■
)を硬化剤として用いた。
水膨潤性ウレタン樹脂溶液■Logおよび硫酸フラジオ
マイシン0.5gを混合して分散液を作成し組成物を得
た。この組成物を離型紙に100 cm2の面積にコー
トし、減圧下ジメチルホルムアミドを除去してフィルム
状医薬部材を得た。硫酸フラジオマイシンのフィルムに
対する含有量は5mg / cm”である。このフィル
ムは柔軟でわずかに自着性を有し、肌へのフィツト感は
良好であった。
実施例2,1.4 実施例1で得た水膨潤性ウレタン樹脂溶液■を用いて第
1表に示す成分の分散液を作成し組成物を得た。この組
成物を離型紙上に100cm’の面積(こコートし減圧
下ジメチルホルムアミドを除去してフィルム状医薬部材
を得た。各フィルムのインドメタシンの含有量は実施例
2の場合0.1mg/cm”、実施例3の場合1mg/
cm”、実施例4の場合5mg/c m2である。
第  1  表 比較例1,2.8 第2表に示す成分をエタノールに溶解または分散させて
分散液を作成し組成物を得た。この組成物を離型紙上に
100cm”の面積にコートし、減圧下でエタノールを
除去しフィルム状医薬部材を得た。
各フィルムのインドメタシンの含有量は比較例1の場合
0.1mg/cm2、比較例2の場合1mg/cm2、
比較例3の場合5mg/cm2である。
第  2  表 *1: アクリル樹脂、ローム・バーマー社製*2: 
特開昭51−125468号公報 実施例4の方法に従
ってトウモロコシデンプン、アクリル酸、アクリル酸ナ
トリウムおよびN、N’−メチレンビスアクリルアミド
を反応させ、反応物の粒度を250メツシユ以下に調整
した吸水性樹脂。
試験例1 実施例1〜4および比較机1〜8で得られたフィルム状
医薬部材の生理食塩水吸収後の保形性。
実施例5 下記のウレタンプレポリマー010g、硬化剤■19.
4gおよびジメチルホルムアミド60gを攪拌下120
℃で1時間反応させ、水膨潤性ウレタン樹脂溶液■を得
た。
(プレポリマー) エチレングリコールにEO/PO重量比カフo/3oノ
EOとPOの混合物を付加させて得た平均分子量300
0のポリエーテルグリコール〔ポリエーテルグリコール
■) 1000gと水添MDIを262g (NC01
0H比3.0)加え、120℃で8時間反応させてNC
0%が4.4 %のウレタンプレポリマー(ウレタンプ
レポリマー■)を得た。
(硬化剤) トリメチロールプロパンにEO/PO重!1 比70/
10のEOとPOの混合物を付加させて得た平均分子量
4000のポリエーテルトリオール(ポリエーテルトリ
オール■) 1000gとオクタン酸鉛5gを混合した
もの(硬化剤■)を硬化剤として用いた。
水膨潤性ウレタン樹脂溶液010g、硫酸フラジオマイ
シン0.5gおよびグリセリン1gを混合し。
分散液を作成し組成物を得た。この組成物を目開き5m
mのメツシュ状綿布100cm”の面積にコーティング
した。このものを減圧下でジメチルホルムアミドを除去
してメツシュ状医薬部材を得た。
このものは良好な粘着力と柔軟性を有し、潰瘍。
創傷、切創、出血などの皮膚疾患に極めて効果の高いも
のであった。また、患部からの浸出液を吸収してゲル状
になることから患部からの剥離も良く患部のなおりも良
好であった。
実施例6 実施例5で得た水膨潤性ウレタン樹脂溶液010g、硫
酸フラジオマイシン0.2gおよびプレピレングリコー
ル1gを混合し分散液を作成し組成物を得た。この組成
物を不織布200cm”の面積にコーティングした。こ
のものを減圧下でジメチルホルムアミドを除去して医薬
部材を得た。
〔発明の効果コ 本発明の組成物から得られる医薬部材は以下の効果を奏
する。
1、本医薬部材を患部に適用した場合、患部からの浸出
液を吸収し、吸収後の保形性が良好である。それにとも
なって医薬部材の表面のドライタッチ性にすぐれ、患部
への適用時のフィツト性が改良されることから使用感が
優れたものになる。従って多量の浸出液を生じる感染症
の治療や褥瘍の治療などにとってすぐれた医薬部材であ
る。
2、 水膨潤性ウレタン樹脂を用いていることにより、
良好な薬物放出能を有し、薬物の経済的および生理学的
利用性が高くなる。水膨潤性のないウレタン樹脂の場合
は薬物の放出がほとんどなく経済的な医薬部材として用
うろことはできないものである。
3、本医薬部材が患部からの浸出液を吸収した後も保形
性のよいゲル状弾性を有していることから本医薬部材を
患部からとりのぞく場合、ハク離性が良好となる。さら
に患部なおりも良く治ゆ促進効果かえられる。
上記効果を奏することから本発明の組成物を用いた外皮
用医薬部材はシップ材以外の経皮吸収用医薬部材、皮膚
疾患の治ゆ用および保護用医薬部材として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水膨潤性ウレタン樹脂と生理活性を有する薬物を主
    成分とすることを特徴とする外皮用医薬部材組成物。 2、水膨潤性ウレタン樹脂がポリイソシアネート類(a
    )とポリエーテルポリオール(b_1)からなるポリオ
    ール類(b)とからの実質的にNCOを有しない樹脂で
    ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3、(b_1)が少なくとも2個の活性水素を有する化
    合物とエチレンオキシドおよび必要により他のアルキレ
    ンオキシドとの付加物である特許請求の範囲第2項に記
    載の組成物。 4、他のアルキレンオキシドがプロピレンオキシドであ
    る特許請求の範囲第3項記載の組成物。 5、(b)中のオキシエチレン含有量が40%以上であ
    る特許請求の範囲第2項〜第4項のいずれか一項に記載
    の組成物。
JP1333585A 1985-01-25 1985-01-25 医薬部材組成物 Pending JPS61172816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993008796A1 (fr) * 1991-11-02 1993-05-13 Takiron Co., Ltd. Autocollant pour preparation absorbable par voie percutanee
US5773490A (en) * 1993-06-24 1998-06-30 Takiron Co., Ltd. Pressure sensitive adhesive for transdermal absorption formulations
JP2017214294A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 東洋インキScホールディングス株式会社 皮膚貼付用粘着剤、皮膚用貼付剤、および剥離用シート状部材付き皮膚用貼付剤の製造方法

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