JPS61171045A - イオンマイクロビ−ム装置 - Google Patents

イオンマイクロビ−ム装置

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JPS61171045A
JPS61171045A JP1084585A JP1084585A JPS61171045A JP S61171045 A JPS61171045 A JP S61171045A JP 1084585 A JP1084585 A JP 1084585A JP 1084585 A JP1084585 A JP 1084585A JP S61171045 A JPS61171045 A JP S61171045A
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JP
Japan
Prior art keywords
mass
ion
mass separation
aperture plate
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP1084585A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Kawanami
義実 川浪
Toru Ishitani
亨 石谷
Kaoru Umemura
馨 梅村
Hifumi Tamura
田村 一二三
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61171045A publication Critical patent/JPS61171045A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、イオンマイクロアナリシス、マイクロイオン
打込み、イオンビーム描画などに使用されるイオンマイ
クロビーム装置の改良に関する。
〔発明の背景〕
イオンマイクロビーム装置は、試料上にビーム径で1μ
m前後もしくは、それ以下に細く絞ったイオンビームを
照射するもので、イオン源としては輝度が高く点状のイ
オン光源を持つもの、例えば、’MA88−8EPAR
ATED MICROBEAM8Y8TEM WITH
A LIQUID−METAL−IONSOURCE″
(T、l5HITANI  et  a4Nuctea
r  工nstruments  and Metho
dis 1nPhysics  Re5earch  
218 (1983)363−367)に示すように液
体金属イオン源、電界電離イオン源、デュオプラズマト
ロン等が用いられる。特に合金をイオン化物質とする液
体金属イオン源等を使用した場合には、数種のイオンが
得られるので、その中から所望のイオン種を選択分離し
て使用するためには質量分離装置を備えなければならな
い。
また、質量分離され九イオン種の電流をできるだけ多く
得るためには、イオン種によって質量分離装置の質量分
解能が変えられることが望ましい。
質量分離装置の質量分解能を変えるには質量分離磁場の
強度を変えるか、上記磁場によって分離されたイオンを
選択するだめの質量分離絞りの開口の大きさを変えるか
の少なくともいずれか一方を行えば良い。特にイオン光
学系の小型化のために質量分離磁場の形成を永久磁石に
よって行う場合、質量分離絞りの開口の大きさを変える
後者の方法しかない。従来、後者の方法を用いて質量分
解能を変える場合、複数の大きさの異る開口を持つ質量
分離絞りを機械的に移動させ、その開口の一つをイオン
ビームの通るイオン光軸に合わせる作業をその都度行わ
なければならず煩雑であった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、質量分解能を容易に変えられる質量分
離装置を持つイオンマイクロビーム装置を提供すること
にある。
〔発明の概安〕
上記目的を達成するため本発明においては、イオン源と
、上記イオン源からの放出イオンの加速。
集束、質量分離、偏向などを行うビーム集束系と、試料
の微動を行う試料台とから構成されるイオンマイクロビ
ーム装置において、複数の大きさの異なる開口を持つ質
量分離のための質量分離絞り板と、上記質量分離絞シ板
に入射するイオンビームを質量の異なるイオン種毎のビ
ームに分けるための上記質量分離絞)板前段の質量分離
絞りと、上記質量分離絞9板の開口の一つを選択して上
記質telliafflK 1−pr+ff %tLk
 4 、t :y e−A (D −。
つを入射させるための上記質量分離絞り板前段の偏向電
極と、上記質量分離絞り板の開口を通過したイオンビー
ムを光軸に偏向させるだめの上記質量分離絞シ板後段の
偏向電極とからなる質量分離装置を用いた事を特徴とし
ている。
かかる本発明の特徴的な構成によシ、質量分離によシ取
り出したい所望のイオン種のみを入射させ選択するため
の質量分離絞シ板の開口の大きさを電気的に瞬時に変え
て質量分解能を変化させることが可能となプ、取り出し
たい所望のイオン電流を最大限得ることができる。ここ
で、質量分解能を適当に変えることによシ、質量分離後
の所望のイオン電流が最大限得られる原理を簡単に説明
しておく。質量分離装置は、入射してくるイオンビーム
に質量分離磁場を印加して質量、正確には質量電荷比の
差によシ、イオン種毎のビームに分離し、上記質量分離
磁場の強度を変化させるか、または質量分離器がExB
質量分離器の場合、さらに偏向電場を印加し、偏向電場
の強度または質量分離磁場の強度の少なくとも一方を変
化させるかすることによって質量分離絞シ板の開口に入
射するイオンビームを選択するものである。第1図は上
記質量分離磁場または偏向電場の強度と、質量分離絞シ
板を通過するイオンビーム電流の強度の関係の一例を示
すグラフであり、a、b、cはそれぞれ質量の違うイオ
ンのピークを表わしている。質量分離絞シ板の開口が大
きい場合と小さい場合を見ると、aのイオンを分離する
には小さな開口で質量分解能を高めにとらなければなら
ないが、Cのイオンを分離するには質量分解能の低い大
きな開口でもよく、小さな開口を使って質量分解能を高
めてやると得られるイオン頻度が小さくなってしまう。
すなわち、所望のイオン種のみを質量分離して最大のイ
オン強度を得るには、イオン種毎に質量分解能を適当な
ものに変える必要がある。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を第2図ないし第5図を用いて説明
する。
実施例1 第2図は、実施例の一つでビーム集束系において質量分
離装置5を2段のレンズ3および3′の中間に置いたイ
オンマイクロビーム装置を示している。第3図は質量分
離装置5の拡大図である。
本実施例の質量分離装置5は、従来のExB質量分離装
置jtを改良したものであって、イオン光軸9について
互いに垂直な質量分離磁場と電場を形成し、特定の質量
電荷比のイオン種のみをイオン光軸9に沿って質量分離
絞り板18に入射させる従来の磁極12.12’ と1
wL他13.13’の他にイオン光軸を通υ質量分離磁
場と平行な直MA21上に並べた質量分離絞シ板18の
大きさの異なる複数の開口19と、質量分離装置内でイ
オンビームを直線21の方向へイオン光軸9と平行にず
らし、上記複数の開口の一つに質量分離されたイオンビ
ームの一つを入射させるだめの偏向を極14゜14’、
15,15’ と、質量分離絞り板1Bの開口19を通
過したイオンビーム11をイオン光軸9にもどすための
偏向電極16.17とから構成される。本実施例の質量
分離装置5の動作は以下のようなものである。磁極12
.12’で質量分離磁場を形成し、イオンビーム2を質
量分離磁場と垂直な方向に質量電荷比毎のイオンビーム
に分離し、電極13.13’で質量分離磁場と垂直な方
向の電場を形成し特定の質量電荷比のイオンのビームの
みをイオン光軸9にもどす、さらに偏向電極14.L4
’、15,15’によってアライナ−を形成し、その偏
向電場により上記特定の質量電荷比のイオンビームをイ
オン光軸9と平行に質量分離磁場方向へずらし、質量分
離絞シ板18の、イオン光軸9を通シ質量分離磁場と平
行な直線21上の、質量分解能を決定する開口19の一
つを通過するようにする。そして上記開口19の一つを
通過したイオンビーム11を偏向電極16,17でつく
るアライナ−によりイオン光軸にもどす。複数の開口1
9のそれぞれについて質量分離されたイオンビームを通
過させるために偏向電極14.14’、15.15’、
16゜17に印加すべき電圧はあらかじめ設定している
0″″′・本実施例に!A″i・質量分離装置0質量分
      、1解能を電気的に容易に変えることがで
き、必要なイオン種の電流を最大限に得られるという効
果がある。
本実施例においては、偏向電極14.14’。
15.15’はアライナ−を形成してイオンビーム2を
質量分離絞シ板に垂直に入射させるために2段になって
いるが、1段にしても質量分離絞り板18の開口19を
選択する機能は変わらない。
また、偏向電極16.17は2段の4重極靜電偏向器を
形成しているが、質量分離絞シ板18の開口19の並ぶ
方向のr1度が良ければ、上記方向にのみ偏向電場を形
成する2段の2重極靜電偏向器におきかえても本発明の
効果は変わらない。また磁極12.12’を永久磁石に
よシ憫成する場合には、第5図の磁極22.22’、2
3.23’ように偏向電極14.14’と15.15’
の少なくともどちらか一方を兼ねて全体を小型化するこ
ともできる。
実施例2 本発明の第2の実施例は、第2図、第3図に示す第1の
実施例とほぼ同じ概略構成であるが、質量分離絞り板1
8の開口形状だけが異なる。本実施例の質量分離絞シ板
18をイオン光軸方向に見た図が第4図である。本実施
例では開口19′は、はぼ三角形をしており、質量分離
磁場に垂直な方向20の開口19′の大きさが質量分離
磁場と平行な方向21に直線的に変化しているため、偏
向電極14.14’、15.15’によシイオンビーム
2が質量分離絞り板18の開口19′に入射する位置を
質量分離磁場と平行な方向21に変えることにより、質
量分解能を連続的に変化させることが可能となり、必要
なイオン種の電流が最大限に得られるという効果がめっ
た。
実施例3 本発明の第3の実施例を第6図に示すが、本実施例は、
第2図に示す第1の実施例とほぼ同じ概略構成ではある
が、質量分離装置5に磁場型のものを使用しているため
、質量分離装置内でイオン光軸が折れ曲っている。本実
施例では、第1の実施例における偏向電極13.13’
はなく、磁極12.12’によって形成される質量分離
磁場の強度を変化させ、質量分離絞シ板18の開口19
に入射する特定の質量電荷比のイオンを選択している。
他の構成は第1の実施例と変わらず、偏向電極14.1
4’、15.15’によシアライナーを構成し、イオン
ビーム2rイオン光軸9よシ平行にずらし、質量分解能
を決定する開口19を選択し、偏向゛成極16,17に
よシ開口19を通過したイオンビーム11をイオン光4
1]9にもどす。
本実流側では、′4I数の開口19のそれぞれについて
質量分離されたイオンビームを通過させるために偏向電
極14.14’、15.15’、16゜17に印加すべ
き電圧はあらかじめ設定しであるので、質量分解能を電
気的に容易に変えることができ、必要なイオン徨の電流
を最大限に取シ出せる効果がある。
以上の実施例で、ビーム集束系は2段の静電レンズとそ
の中間にめる質量分離装置で構成されていたが、本発明
は質量分離装置を使用したビーム集束系を持っていれば
、どんなイオンマイクロビーム装置にも適用できる。
〔発明の効果〕 本発明によれば、イオンマイクロビーム装置において、
質量分離装置の質量分解能を電気的に瞬時に変える事が
できるるの、必要なイオン糧の電流を最大限に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、質量分離絞シ板の開口の大きさを変え質量分
解能を変化させたときのイオン強度と電界強度あるいは
磁場強度との関係を示すグラフである。第2図は、本発
明の第1の実施例の概略構成図であシ、ビーム集束系に
おいて質量分離装置を2段のレンズ3および3′の中間
に置いたイオンマイクロビーム装置を示す。第3図は、
本発明の第1の実施例の質量分離器装置の拡大図である
。 第4図は、本発明の第2の実施例の質量分離絞シ板の拡
大図である。第5図は、本発明の第1の実施例の質量分
離装置の概略図である。第6図は、本発明の第3の実施
例の質量分離装置の概略図である。         
                   Jl・・・イ
オン源、2・・・イオンビーム、3.3’・・・静電レ
ンズ、4・・・試料、4′・・・試料台、5・・・質量
分離装置、6・・・偏向器、7.7’、8・・・絞り板
、9・・・イオン光軸、10・・・質量分離によシ質量
分離絞シ板で除去されたイオンビーム、11・・・質量
分離絞シ板の開口を通過したイオンビーム、12゜12
′・・・質量分離磁場を形成するための磁極、13.1
3’、14t  14’、15t  15’・・・質量
分離絞シ板の開口を選択するための偏向電極、 −16
,17・・・質量分離器装置の開口を通過したイオンビ
ームをイオン光軸に入射させるための偏向電極、18・
・・質量分離絞シ板、19.19’・・・開口、20・
・・質量分離磁場と垂直な方向、21・・・質量分離磁
場と平行な方向、22,22’、23゜23′・・・質
量分離磁場を形成するための磁極を兼茅5目 手  続  補  正  書  (方式)昭和6へ5月
24日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イオン源と、上記イオン源からの放出イオンの加速
    、集束、質量分離、偏向を行うビーム集束系と、試料の
    微動を行う試料台とから構成されるイオンマイクロビー
    ム装置において、上記ビーム集束系に複数の大きさの異
    なる開口を持つ質量分離のための質量分離絞り板と、上
    記質量分離絞り板に入射するイオンビームを質量の異な
    るイオン毎のビームに分けるための上記質量分離絞り板
    前段の質量分離磁極と、上記質量分離絞り板の開口の一
    つを選択して上記質量分離磁極によつて分けられたイオ
    ンビームの一つを入射させるための上記質量分離絞り板
    前段の偏向電極と、上記質量分離絞り板の開口を通過し
    たイオンビームをイオン光軸に偏向させるための上記質
    量分離絞り板後段の偏向電極とからなる質量分離装置を
    用いたことを特徴とするイオンマイクロビーム装置。 2、上記質量分離絞り板の複数の大きさの異なる開口を
    上記質量分離磁極によつて生じる磁場と平行な方向に直
    線上に設けたことを特徴とする質量分離装置を持つ特許
    請求の範囲第1項記載のイオンマイクロビーム装置。
JP1084585A 1985-01-25 1985-01-25 イオンマイクロビ−ム装置 Pending JPS61171045A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11135062A (ja) * 1997-09-01 1999-05-21 Leo Elektronenmikroskopie Gmbh エネルギフィルタ及び電子顕微鏡

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11135062A (ja) * 1997-09-01 1999-05-21 Leo Elektronenmikroskopie Gmbh エネルギフィルタ及び電子顕微鏡
JP4502416B2 (ja) * 1997-09-01 2010-07-14 カール・ツァイス・エヌティーエス・ゲーエムベーハー エネルギフィルタ及び電子顕微鏡

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