JPS61170478A - 消火薬剤 - Google Patents

消火薬剤

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JPS61170478A
JPS61170478A JP1065785A JP1065785A JPS61170478A JP S61170478 A JPS61170478 A JP S61170478A JP 1065785 A JP1065785 A JP 1065785A JP 1065785 A JP1065785 A JP 1065785A JP S61170478 A JPS61170478 A JP S61170478A
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JP
Japan
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fire
extinguishing
fire extinguishing
extinguishing agent
inorganic salts
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Pending
Application number
JP1065785A
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English (en)
Inventor
持山 敏朗
鈴木 佳興
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Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はとくにエレクトロニクスやコンピュータ設備等
の各種精密機械、電算機室等の火災に対して有効な消火
薬剤の改良に関する。
(従来の技術) 普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C
火災)等の各火災全般に対してその消火に有効とされる
万能の消火剤は未だ出現していない。
油火災に対しては冷却効果ならびに窒息効果があり、し
かも再着火防止効果のある水・泡系のものが比較的有効
である反面、電気火災には全く不向きであり、しかも消
火後の周囲の汚損による弊害も無視できないところから
市場設置率は消火器全体の約4%程度でしかない。
また電気火災に対してはガス系のものが比較的有効であ
る反面、高価でしかも普通火災にはあまり効果がないと
ころから市場設置率においては消火器全体の僅か1%程
度にも満たない。
これに対し、粉末系のものにあっては材料も安価であり
、その特をの速消性から普通火災のみならず油火災ある
いは電気火災に対しても比較的有効゛であるところから
、現在では市場設置率において消火器全体のおよそ95
%に達しているといわれる。
(発明の解決すべき問題点) しかしながら近時のエレクトロニクス革命によるコンピ
ュータ設備、電算機器をはじめとした精密機械器具類の
新分野における火災に対しては適当な消火剤が見当たら
ない。すなわち、水・泡系のものが不向きであることは
いうまでもなく、また比較的万能とされる上記した粉末
消火剤にあっても、消火後の汚損により上記した精密機
械器具類が致命的打撃をうけ、その再生のために巨額の
費用を要すること、さらにガス系のものでは高価である
にもかかわらず消火能力が低く、完全消火にいたらしめ
るためには著しくコスト高となる。
そこで最近では消火後の汚損がないこの高価なガス系の
もの、たとえばガス系消火剤として代表されるハロン系
消火剤に対し、炭酸ガスや窒素ガス等によりハロン系消
火剤の有効成分を希釈して用いることにより低コスト化
させることが試みられているが、消火能力の点で弱く、
A火災の場合では炎は消炎することができても炭化した
襖までは消火できず、またB火災の場合では酸素濃度を
17%以下におさえて窒息させるまでには多量の消火剤
を必要とするところから結局実用の域に達することはで
きない。
さらにハロン系消火剤の消火能力を向上させるための我
々の研究によれば有機物溶剤の添加等も考えられるが、
火災の熱により分解し、その発生ガスが人体に有毒であ
ったり、あるいは麻酔性があったりするためにこの面に
おいても未解決の問題があって実用化できない。
(問題点を解決するための手段) 本発明は各種精密機械器具類を大量に擁する現代社会に
おいて将来的展望にたったうえで消火後の汚損のないガ
ス系消火剤の利点に着目し、しかもそのコスト低減をは
かるとともに、A、B、Cいずれの火災に対しても有効
に作用するところの万能消火剤を開発するに至ったもの
であり、具体的にはジブロモテトラフルオロメタンを主
剤としたものに対し、表面加工をほどこしたリン酸塩類
、硫酸塩類、炭酸塩類等の無機塩類を10〜30重量%
含有添加せしめたことを特徴とするものである。
ジブロモテトラフルオロメタンは従来のガス系消火剤の
主剤として別名ハロン2402の名のちとに使用されて
きたものであり、これらのガス消火剤中にABC粉末消
火剤の主剤として用いられているリン酸二水素アンモニ
ウムやリン酸水素ニアンモニウム、硫酸アンモニウム等
の無機塩類や、あるいはとくにB火災に対して消火性能
の高い重炭酸カリウム、重炭酸カリウムと尿素との反応
生成物等を単に添加使用しても効果がない。
何故ならば上記した無機塩類等の物質は、その固結・凝
集を防止し、しかも流動性を付与させる目的にてホワイ
トカーボンやシリコーン樹脂等により粒子相互間におけ
る接触防止をはかっているにも拘わらず、これをハロン
2402 (液体)中に添加した場合には上記した粒子
同志がかえって異常に接触しやすくなり、その結果粒子
とハロン2402の液体とが分離をおこし、消火剤とし
て機能しな(なるばかりでなく放射不能に至らしめる等
の問題があるからである。
そこで上記した各種の無機塩類、あるいは重炭酸カリウ
ム、重炭酸カリウムと尿素との反応生成物等を粉砕機に
より微細化し、ミクロンセパレータにより各粒子の粒度
を約30〜40μ程度に均一化させたものに対し表面処
理加工を施してから、これをハロン2402中に10〜
30重量%添加して使用すると上記の各粉末がハロン2
402中に均一に分散し、しかも粒子相互の凝集化の傾
向もなく、放射性にもすぐれた万能の消火剤が得られる
ことを解明した。
上記した無機塩類あるいは重炭酸カリウム、重炭酸カリ
ウムと尿素との反応生成物の表面処理加工の方法につい
ては各粒子を弗素含有の撥水・撥油剤によりマイクロカ
プセル化させる。すなわち上記した無機塩類等の粒子に
対し、弗素含有の撥水・撥油剤あるいは弗素系界面活性
剤を添加した後、これを噴霧乾燥機(スプレードライヤ
ー)を用い、あるいは高速混合機や流動乾燥機等を用い
て乾燥させることによりこれらをマイクロカプセル化す
ることができる。
マイクロカプセル化された無機塩類あるいは重炭酸カリ
ウム等の粒子の添加量についてはジブロモチドラフルオ
ロメタンを主剤としたものに対し、少なくとも10重量
%以上添加しないとA火災およびB火災に対する消火能
力の向上がみられず、また重炭酸カリウムあるいは重炭
酸カリウムと尿素との反応生成物によるB火災に対する
消火性能の向上がみられない。
反対に添加量を30重量%以上にすると粉末とハロン2
402 (液体)との混合物がスラリー状となって粘度
が高くなるために放射性能を悪化させ不ばかりでなく消
火後の汚損のおそれもあるので好ましくはない。
したがって上記した無機塩類等の添加量の範囲は10〜
30重量%の範囲であることが必要である。
さらに無機塩類や重炭酸カリウム等の表面処理加工に用
いられる弗素含有の撥油剤としてはたとえばつぎのちの
が挙げられる。
C7Frs CH20COCH=CH2CsF+7SO
zN (C3H7) CHgCHzOCOCH=CHz
CaFtySOzN (CHs) CHzCHzOCO
C(CH3) =CH2C7FISCON (C2)I
s)CH2CH20COC(CH3)=CH2CF3 
(CIJ)sCHzCHzOCOCH=CHzCF3 
(CF2)scHzcHzOcH=cHzCsFn (
CHI)uOcOc (CH3)=CH2(CF3)z
cFo (CHz)sOcOcH=cHsC11Fyy
SO2N (CH2CH*0COCH=CH2)2Cs
FnSOzN (CH3)(CHi)iocOOcHz
cH=cHzまた撥水剤としては、たとえば、 →拭 Rf  (Z) a QI−N(R)  Q4505M
[#Rf C;Llぴm−5亭舌1−I(シmイm〕m
t基、2は2 fill@iLM、!基−3OzN (
R+)−1−CON(R+)−1−(CHzCHt) 
1sOzN (R+) −1−(CHsCHg)icO
N (R+)−1−O−0−3o2N (R+)−また
は−0−0−CON (R+)−(但しR,基は水素原
子または尿素数1〜12のアルキノ−1■は1〜10の
堅殻 aは0または1、Q、は−(CHz)j   (jは1
〜6Φ!、R番コ#シく(子 を匙1国ロー−に1〜3
アノ【メキー〕IQ2は−(CHz)1   (1は1
〜4の四W、Mはアルカリ鱗 Rf−502NH−(GHz)−N (CHs)s I
Rf−CONH−(CHI)s−N (CH3)51R
f−CONH−(CH2)3−N (CH3)zcHz
cHxOc−=CH”zl−Rf−CONH−(CH2
)s−N+(CH3)zCHxCHzCOO−2コRf
 しjツリー旨濁ら饗ピt3〜B!Jllミ曙ディ七ノ
aら1嘴(七堅ヒデ慨t、−J−に〕の如き弗素系界面
活性剤が用いられる。
(実施例、1) ジブロモテトラフルオロメタンを主剤としたもの21に
対し、リン酸二水素アンモニウムを30μ程度に微細化
した粒子500gに表面処理加工剤としての澄水・撥油
剤(商品名:ディックガードF−320大日本インキ@
製造)を2.0重量%添加してマイクロカプセル化させ
たものを混合して消火器の容器本体内に充填し、さらに
これを窒素ガスにより蓄圧させたものを用いて消火実験
をおこない、さらにその結果を、上記主剤の単独2βの
みで消火実験をおこなった結果と対比した結果、主剤2
1のみのものを用いてA−1単位の消火の実験をおこな
った場合には不消火であったものが、上記粒子を混合さ
せた本発明品を用いた場合には完全に消火した。またこ
の本発明品を用いてB−4単位の消火実験をおこなった
ところ5.2秒で消火しした。
(実施例、2) ジブロモテトラフルオロメタンを主剤としたちの22に
対し、重炭酸カリウムを40μ程度に微細化した粒子5
00gに表面処理加工剤として撥油剤(商品面:メガフ
ァックF−191大日本インキII製造)を2.0重量
%添加してマイクロカプセル化させたものを混合して消
火器の容器本体内に充填し、さらにこれを窒素ガスによ
り蓄圧させたものを用いて消火実験をおこない、さらに
その結果を上記主剤の単独21のみにて消火実験をおこ
なった結果と対比させてみた結果、主剤21のみのもの
を用いてB−4単位の消火実験をおこなった場合には不
消火であったものが、上記粒子を混合させて得た本発明
品を用いてB−8単位の消火実験をおこなった場合には
僅か6.4秒にて完全に消火した。
(実施例、3) ジブロモテトラフルオロメタンを主剤としたちの31に
対し、リン酸水素アンモニウム700gと硫酸アンモニ
ウム300gとを35μ前後に微細化した粒子に、表面
処理加工剤としての撥油剤(商品名二メガファックA−
50大日本インキ■製造)を4.0重量%添加してマイ
クロカプセル化させたものを混合して消火器の容器本体
内に充填し、さらにこれを窒素ガスにより蓄圧させたも
のを用いて消火実験をおこなった結果はつぎの通りであ
る。
A−2単位火災 完全消火 B−6単位火災 消火開始後6.6秒にて完全消火(発
明の効果) 以上の実施例により明らかであるように、ジブロモテト
ラフルオロメタンを単独にて用いる場合に比べ、表面処
理加工を施した無機塩類あるいは重炭酸カリウム等の微
細粉末を一定量混合させることによりA、B、Cいずれ
の火災に対しても著しく消火性能を向上させることがで
き、したも主剤がガス系であるために消火後の汚損のお
それは殆どみられない等画期的な消火剤を得ることがで
きた。
発明者 持 山 敏 朗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジブロモテトラフルオロメタンを主剤としたもの
    に対し、表面加工を施したリン酸塩類、硫酸塩類、炭酸
    塩類等の無機塩類を10〜30重量%含有添加せしめた
    ことを特徴とする消火薬剤。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載のものにおいて、ジ
    ブロモテトラフルオロメタンを主剤としたものに対し含
    有添加されるところの無機塩類は、弗素含有の撥水・撥
    油剤あるいは弗素系の界面活性剤であることを特徴とす
    る消火薬剤。
JP1065785A 1985-01-23 1985-01-23 消火薬剤 Pending JPS61170478A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4897396A (ja) * 1972-02-15 1973-12-12
JPS5535645A (en) * 1978-09-05 1980-03-12 Mitsuwa Kenkyusho Kk Powdered fire extinguishing agent
JPS55163057A (en) * 1979-05-15 1980-12-18 Dainippon Ink & Chemicals Powdered fireeextinguishing substance and its preparation

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