JPS61169515A - 長大ジヤケツトの建造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、海洋プラットフォーム基部構造体の長大ジャ
ケットの建造方法に関するものである。

（従来技術およびその問題点） 海洋プラットフォームの基部構造体のジャケットは、一
般に第６図に示すような構造となっており、底部は海底
２０に着底し、頂部は水面２１より突き出た状態で設置
されている。

このようなジャケット２４は横に倒した状態で製作され
ンバージ等に載せられて、据付現場にて直立させるもの
である。

従来、こうしたジャケットを建造するにあたっては、建
造しようとするジャケットの長さく高さ）に相当するス
キッドウェイ（滑走台）を敷設し、その上で建造されて
いた。すなわち、まず第７図（ａ）（ｂ）に示すように
、スキッドウェイの周囲でパネル組み、ブロック組みを
行ない、そのブロック２３を同図（Ｃ）（ｄ）に示すご
とく、クレーンにより起立させ、ジャケット２４を構成
する。つぎに、このジャケット２４をスキッドウェイ２
２上を滑らせてバージ２５上に搭載していたものである
。

しかしながら、前記した方法は、ジャケットが長大大型
化すると、スキッドウェイを延長し、設備を拡張するか
、別途製作するジャケットの長さの見合った新設備を建
造する必要があり、多大な設備投資を伴なうものである
。

このため一部において、ジャケットを二分割して別々に
建造し、ドッグまたは別の長いスキッドウェイ上で一体
化する方法も実施されているが、これも一体化の時点で
ジャケットの長さに相当する敷地が必要になるため、実
施に際しては多くの制約をうけることになる。特に最近
のジャケットの大型化（長さ３５０〜４００ｍ）に対し
て、この方法は、設備上の制限からほとんど採用できな
い。

また二分割して建造した後、据付場所近くの洋上で一体
化する方法もあるが、洋上での接合作業は自然条件の影
響を受けやす〈、技術的にも困難である。

本発明は、このような現状を打開するために提案された
ものであり、長大なジャケットを多大な設備投資をする
ことなく、効率的に建造する方法を提供しようとするも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本発明の基本的手段を、実施例に対応する第１図〜第５
図に従って説明すると、まず陸上のスキッドウェイｌで
、この長さに相当するジャケット２を建造し、ジャケッ
ト全体長さの残りの長さに相当する位置で二分割する。

つぎに、ジャケット２の岸壁側部分３をバージ６に移し
た後、陸上側の部分ジャケット４を岸壁側へ移動させ、
この部分ジャケット４に残りの部分ジャケット８を増設
する。その後、バージ６に載せた部分ジャケット３と、
陸上側の部分ジャケット９を対向させ、前記バージ６を
着底させた状態で画部分ジャケット３．９を接合させる
ものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図〜第５図に従って説明
すると、まず第１図に示すように、陸上のスキッドウェ
イ１上で、ジャケット下方から建造可能な長さのジャケ
ット２を従来と同様な方法で建造（同図において５はパ
ネル組みを示す）した後、建造すべきジャケット全体の
長さの残りの長さ以上に相当する下部部分を分割する。

その後、第２図に示すように、分割した下部部分、すな
わちローア−ブロック３を陸上のスキッドウェイｌの延
長上に配置されたバージ６のスキッドウェイ７上に移動
し、上部の残りの部分を製作している間、このバージ６
上に保管する。

一方、陸上のスキッドウェイｌ上に残された部分ジャケ
ット４は、ローア−ブロックをバージ６上へ移動させた
後、岸壁側（海側）へ移動させ、ついで第３図に示すご
と〈、スキッドウェイ１上の部分ジャケット４の上部へ
、従来と同様の方法でジャケットの残りの部分を追加製
作し、ジャケットの上部部分、すなわちアッパーブロッ
ク９を完成させる６゛ 以上により、ジャケットは上下２つの部分に分割された
形で製作が完了し、続いて、前記ローア−ブロック３と
アッパーブロック９とが一体化される。

この一体化する方法として、第４図および第５図に示す
ごとく、まずバージ６上にあるローア−ブロック３を岸
壁より４〜５ｍのところに寄せ、陸上のスキッドウェイ
ｌとバージ６上のスキッドウェイ７を一致させる。そし
て、その状態でバージ６を海底に着底させ、ローア−ブ
ロック３の位置を固定する。このためには、事前にバー
ジ６を着底させる海底調査を行ない。

ジャケット重量に対して沈下がおきるかどうかの確認を
し、必要に応じて地盤改良および杭打ち等の補強処置を
行なうとともに、海底面を平に整備することが必要であ
る。

つぎに、陸上のアッパーブロック９をバージ６上のロー
ア−ブロック３に徐々に近づける。

この場合、アッパーブロック９のレベルをローア−ブロ
ック３に合わせるため、アッパーブロック９の下にセッ
トされたジヤツキを昇降さ　　　る。

せてレベル合せを行ない、両ブロック３，９を一致させ
結合させる。

（効果） 以上説明したような本発明によれば、岸壁近くのバージ
を有効利用することにより、多大な設備投資をする必要
なく、長大なジャケットをその長さより短い設備で製作
することが可能となる。また従来の洋上作業のように、
波浪等の外的環境に大きく左右させることなく、効率的
に製作することができる等の効果が得られるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明法の作業手順を示した概略図、
第６図は一般的なジャケット構造を示した説明図、第７
図（ａ）〜（ｅ）は従来法の作業手順を示した説明図で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 海洋構造物の長大ジャケットを建造するにあたり、陸上
   においてスキッドウェイの長さに相当する長さの部分を
   建造した後、岸壁側からジャケット全体長さの残りの長
   さ以上に相当する位置を分割し、ついでこの岸壁側の部
   分ジャケットをバージに移載するとともに、前記陸上側
   部分ジャケットに、残りの長さの部分ジャケットを増設
   し、続いてバージに載せた部分ジャケットと陸上側の部
   分ジャケットとを対向させ、バージを着底させた状態で
   、両部分ジャケットを接合して一体化することを特徴と
   する長大ジャケットの建造方法。