JPS61164617A - 空気清浄機用フイルタ−エレメントおよびその製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、室内の汚濁空気を濾過して煙、粉塵などの微
細な浮遊物を濾過もしくは吸着して除去する空気清浄機
におけるフィルターエレメントおよびその製作方法に関
する。

〈従来の技術〉 従来、空気清浄機に採用されるフィルターとして、濾過
型フィルター、静電型フィルターなど各種フィルターが
採用されているが、このフィルター材は、羊毛もしくは
合成繊維等各種繊維からなる薄い不織布、織布を基材と
しているため、フィルター材自体が柔軟で、特定の形状
、例えばある特定の幅で蛇行状に重畳屈曲せしめ、通常
、稲妻型、波型ある（・はジグザグ型などと呼称される
屈曲形状に成型することが甚だ困難である。而も、比較
的小型の空気清浄機にフイルターを収納し、その濾過面
積を充分に与えるためには、必然的に上記フィルター材
を細かいピッチで蛇行状に屈曲せしめ、かつ屈曲した隣
接のフィルター材面を極力平面となるよう展張し、更に
その相互面間に所定の間隙を保持せしめて濾過空気の背
圧を極力減少せしめる必要がある。斯かる要求に応える
方策としてフィルターエレメント収納用内、外枠に相互
に食い違う多数の櫛歯形の並列した支板を植設対向させ
、その間にフィルター材を介在させて、上記内、外枠を
嵌め合せ該支板相互を咬合せることによって該フィルタ
ー材を蛇行状に屈曲、成型、保持せしめんとするもの、
または第２図に例示するように、フィルターエレメント
収納用枠５の上下の多数の小孔Ｂに梁棒Ａを掛け渡して
、その梁棒Ａ間に順次フィルター材１を架装し、蛇行状
に屈曲、成型、保持せしめるようにしたものがある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 而して、前者の櫛歯型支板に依るものは、フィルター材
の蛇行振幅長さが極く短かく、かつ蛇行ピッチの広いも
のにしか適用が困難で、従って、フィルターの濾過面積
の少い極く小型の空気清浄機にのみ現用されており、そ
の適用が制限される欠点があり、まだ後者の梁棒懸架方
式のものは、フィルター材の懸架、均一張装に多大の手
間と熟練を要するのみならず、枠体自体に梁棒を介して
作用するフィルター材の張力に耐え得るよう、可成り強
度の高い剛な枠体が要求されると共に、枠縁に上記梁棒
Ａを通しこれを支持するための多数等ピツチの小孔Ｂの
加工を要し、必然的に枠材料、加工費ともに高くなる欠
点もめった。これらの欠点は、当該フィルターエレメン
トが、耐用約半年毎に交換を要す消耗部品であることを
考慮すると、その問題点の解決は重要な意義を有す。

〈問題点を解決するだめの手段〉 本発明は上記問題点に鑑みて提案するもので、その要旨
とするところは、蛇行状に屈曲せしめられた帯状の柔軟
なフィルター材と、該フィルター材の各屈曲線上に沿（
・付着された骨材と、該フィルター材の長手方向で隣り
合う上記骨材間に掛け渡して上記フィルター材を展張せ
しめるだめの支柱とを備えてなることを特徴とする空気
清浄機用フィルターエレメントにあり、また該エレメン
トの製作方法の要旨とするところは、柔軟な素材よりな
る帯状のフィルター材の長手方向に所定間隔を置き、か
つ該フィルター材を横切る方向に骨材を並着せしめた後
、隣り−材を蛇行状に上記骨材を芯として屈曲せしめて
所定のフィルターエレメント枠内に装着するようにした
ことを特徴とするものである。

〈作用〉 前述の構成よりなる本発明のフィルターエレメントは、
フィルター材自身は柔軟な不織布等の素材にも拘らず、
蛇行状の屈曲線に沿い付着させた骨材と、各骨材間に介
装させた支柱との奏する相乗作用により、隣接する骨材
間のフィルター材の各単位面は各々平面状に展張され、
あたかも一枚の平板の如く形成されて、これを重畳折り
曲げれば必然的に屏風の如き自立性が付与される。従っ
て、この蛇行状に形成したフィルター材を所定の枠内に
装入し、蛇行ピッチを所定寸法に揃えて適宜手段、例え
ば適当な接着剤により貼付固定することによってフィル
ターエレメントが完成する。上記枠の奏する主たる作用
は、蛇行状フィルター材の蛇行ピッチを一定に保持する
用に供するものであって、フィルター材の展張に伴う張
力を受持つものではないので、前記従来品の如き充分な
剛性は全く必要なく、紙板、段ボール、薄ベニヤ板や薄
いプラスチック板等の安価な素材が利用できる。

〈実施例〉 以下、本発明のフィルターエレメントをその製作法と共
に実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は、本発明のフィルターエレメントの製作工程を
模式的に示した工程図であるが、同図（ａｌは、所定の
幅長（２０ａｎ）に裁断した長尺帯状のフィルター材（
１）で、本実施例に採用したものは、静電型フィルター
と称される厚さ約３ｍの不織布を素材とする柔軟なフィ
ルター材である。

同図（ｂｌでは、上記帯状のフィルター材（１）の長手
方向に骨材（２）を１０ａｎの等間隔を置いて、表裏交
互Ｋ、（場合によっては、−面側のみでも可）真横に横
切る方向に接着剤をもって付着した状態を示す。この骨
材（２）の断面形状は特に限定しないが、本例では断面
Ｖ字形の棒状のものを使用した。同図（Ｃ１では、隣接
の骨材［２１、＋２）間に支柱（３）を張装した状態を
示すもので、本例の場合、支柱（３）の材料として０．
７ｍｍｇのピアノ線を使用しているが、その他の材料の
使用を妨げるものではない。この支柱（３）の装着態様
は図示の如く、フィルター材（１）の表裏面に夫々接着
している隣接の骨材＋２１　、　＋２１間に介装するた
め、支柱（３）はフィルター材（１）面を貫通し両骨材
＋２１　、　（２１夫々の１字溝にその端部を当接せし
めて両骨材＋２１　、　＋２１を支持せしめている。両
骨材（２１、＋２１間にはフィルター材（１）が介在す
るが、両骨材が支柱（３）により支持され、離間する方
向への張力が与えられるので、該フィルター材（１）は
この張力に抗して展開し且緊張し、隣接骨材を相対する
二辺とするあたかも一枚の四角板の如き平面を形成する
。

尚支柱（３）は、自身の弾性により上記張力を発生する
ようなピアノ線などのばね材でなくともよく、フィルタ
ー材自身の有する弾性を利用し、その張力に抗し得る普
通の針金や非金属素材を利用することも出来る。また支
柱（３）の装着位置は、本例においては、フィルター材
（１）の中央部に１本使用しており、これで充分な作用
を奏するが、必要に応じその位置、本数を変更すること
も可能である。同図（ｄｌは、同図＋ＣＩによって形成
したフィルター材（１）の連続する骨材量各単位平面＋
４１　、　＋４１・・・を各骨材（２）を芯とする屈曲
部として屏風のように交互に屈曲せしめて蛇行状のフィ
ルター材（１）を形成した状態を示す。同図ｔｅｌは、
上記蛇行状のフィルター材（１）を枠（５）内に装入し
、ピンチ（Ｐｌを揃えて固定することによって本発明の
フィルターエレメント（６）が完成した状態を示す。

〈発明の効果〉 本発明のフィルターエレメントは、蛇行状面を形成する
フィルター材の各単位平面（４）が緊張し極めて平担で
あるため、蛇行ピッチを小さくして、フィルター材相互
の間隙を入口で１〜２閣としても隣り合う上記単位平面
（４）のフィルター材が互に接触することなく通気を妨
げることがないので、薄型で比較的正面面積の小さい空
気清浄機であっても充分広大な濾過面積を持つフィルタ
ーを装着できる優れた効果があり、従来の蛇行状フィル
ターエレメントの如き弛みによる波打った各単位フィル
ター面では全く期待できぬ効果を得ることができる。ま
た、フィルターエレメントの枠は前述の如（強度の高い
ものは必要なく、更にフィルター材を懸吊する梁棒の多
数の支持孔を枠縁にあける煩雑な工作もなく、製作も安
価、容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ−ｅ　）は、本発明のフィルターエレメント
の製作過程を模式的に示す工程図、第２図は従来公知の
フィルターエレメントの一例を示す斜視図である。 工・・・フィルター材、２・・・骨材、３・・・支柱、
４・・・フィルター材の単位平面、５・・・フィルター
エレメント枠。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）蛇行状に屈曲せしめられた帯状の柔軟なフィルター
   材と、該フィルター材の各屈曲線上に沿い付着された骨
   材と、該フィルター材の長手方向で隣り合う上記骨材間
   に掛け渡して上記フィルター材を展張せしめるための支
   柱とを備えてなることを特徴とする空気清浄機用フィル
   ターエレメント。 ２）柔軟な素材よりなる帯状のフィルター材の長手方向
   に所定間隔を置き、かつ該フィルター材を横切る方向に
   骨材を並着せしめた後、隣り合う該骨材相互間に支柱を
   張装して上記フィルター材を緊張状態に展開すると共に
   、該フィルター材を蛇行状に上記骨材を芯として屈曲せ
   しめて所定のフィルターエレメント枠内に装着するよう
   にしたことを特徴とする空気清浄機用フィルターエレメ
   ントの製作方法。