JPS6115312Y2 - - Google Patents

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JPS6115312Y2
JPS6115312Y2 JP1980007372U JP737280U JPS6115312Y2 JP S6115312 Y2 JPS6115312 Y2 JP S6115312Y2 JP 1980007372 U JP1980007372 U JP 1980007372U JP 737280 U JP737280 U JP 737280U JP S6115312 Y2 JPS6115312 Y2 JP S6115312Y2
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shaft
pressure receiving
clutch
plate
receiving body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタのPTO軸から自在継手軸
を介して農作業機へ駆動力が伝達される伝動系に
おける過負荷を遮断するスリツプクラツチに関す
る。
(従来の技術) 従来のスリツプクラツチとしては、特開昭54−
81450号公報に開示されたものがある。このスリ
ツプクラツチは、入力軸の軸端部に受圧体を設
け、前記入力軸と略同芯的に配置された出力軸に
複数枚の円形クラツチ板を軸方向摺動自在に且つ
廻止め状態に嵌合し、前記複数枚のクラツチ板間
に摩擦板を配置し、前記クラツチ板及び摩擦板を
受圧板と共に挾圧する押圧体を設け、前記受圧
体、摩擦板及び押圧体に3本以上のボルトを貫通
すると共にこのボルトを入力軸を中心にして周方
向等間隔に円形配列し、前記ボルトと受圧体との
間に受圧体と押圧体とでクラツチ板及び摩擦板を
挾圧する力を付与する弾機を設けており、前記入
力軸と出力軸とは軸受を介して嵌合しており、こ
の軸受はサークリツプ等の位置決め部材を介して
両軸に位置固定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術では、軸受にグリス等の潤滑油を
必要とするボールベアリングを用いているため、
過負荷遮断時の摩擦熱によつて潤滑油が流れ出
し、クラツチ板及び摩擦板の摺接面に付着し、摩
擦力を低下したり、摺接面を汚損したりすること
がある。また、2軸間に軸受を介在させること
は、スリツプクラツチの組立てを困難にする。
そこで、このような悪影響の生じる軸受を排除
することが考えられる。しかし、入力軸と出力軸
とが同芯で軸方向及び径方向に全く不動であれ
ば、軸受を設けなくとも両軸の相対位置は保障さ
れ、スリツプクラツチはその機能が達成される
が、トラクタにリンク機構を介して昇降自在に装
着された農作業機の伝動系のように、農作業機が
昇降した際のPTO軸と農作業機側動力受入軸と
の距離の変化を軸方向伸縮自在な自在継手軸で吸
収するものにおいては、その自在継手軸に連結さ
れている軸には軸方向及び径方向に力が加わるた
め、同芯に且つ軸方向略定位置に保持しておくこ
とは困難である。
また、従来技術においては、受圧体から摩擦板
へのトルク伝達をトルク調整用のボルトを介して
行つており、ボルトはトルク伝達に必要な太さの
ものを使用しなければならなく、また、それに嵌
装される弾機も大径となつていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、トルク調整用のボルト19にスリー
ブ24を嵌合して受圧体16から摩擦板27への
トルク伝達を行わせ、周方向等間隔に円形配置し
3本以上のスリーブ24をクラツチ板13の外周
面に略当接させて第1軸9と第2軸10とを略同
芯に配置可能とし、クラツチ板13の1枚を第2
軸10に位置決めして第1軸9と第2軸10との
軸方向移動を制限することにより、前記従来技術
の問題点を総て解決できるようにしたものであ
る。
(作用) トラクタPTO軸5から農作業機3への動力を
伝達する伝動系に配置された自在継手軸4から入
力軸9に入つたトルクは、受圧体16からスリー
ブ24、摩擦板27及び押圧体17を介してクラ
ツチ板13に伝えられ、クラツチ板13から出力
軸10に伝達される。出力軸10に過負荷が加わ
ると、クラツチ板13と摩擦板27は摺接面で瞬
間的に且つ徴量だけスリツプし、その時両板1
3,27、わずかに軸方向に摺動する。
入力軸9と出力軸10とは、クラツチ板13の
外周面に周方向等間隔に3本以上のスリーブ24
が当接していることにより、略同芯に保持され、
クラツチ板13の1枚が位置決め部材14によつ
て出力軸10に対して位置規制されていることに
より、その他のクラツチ板13、摩擦板27、受
圧体16及び押圧体17は、前記不動のクラツチ
板13を中心にして離れる方向に摺動する。出力
軸10が軸方向不動の場合、入力軸9が軸方向移
動するが、それは受圧体16の移動量と同一で、
それ以上には相対移動は生じなく、出力軸10か
らクラツチ板13が離脱することはない。また、
入力軸9の軸方向移動を許容するためには、2軸
9,10は離隔されている。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
れば、第1図に於いて、1はトラクタで、その後
方に3点リンク機構2を介して、ロータリ耕耘装
置3を昇降自在に装着している。4は自在継手軸
で、トラクタ1のトラクタPTO軸5に一端部の
自在継手6を介して連結し、同じく他端部の自在
継手6を介して耕耘装置(農作業機)3の動力受
入軸7に連結しており、この伝動系に本考案のス
リツプクラツチ8を設けている。
第2図及び第3図に於いて、スリツプクラツチ
8の詳細を説明すると、9は入力軸、10はその
後方に配置した筒状出力軸で、これらを自在継手
6又は動力受入軸7にスプライン結合してピン1
1,12により脱着自在に結合している。但し、
軸9,10はどちらが入力側となつても良い。
13は複数枚のクラツチ板で、出力軸10外周
部に軸方向摺動自在にスプライン結合して軸方向
に並設しているが、これらクラツチ板13の内1
枚が出力軸10に一対のサークリツプ(位置決め
部材)14によ位置固定してあり、これによりク
ラツチ板13の出力軸10からの脱落を防止して
おり、耕耘装置3が昇降して自在継手軸4に引張
り力が生じても、入力軸9と出力軸10の相対軸
方向移動が大きくならないように規制しており、
自在継手軸4に生じる引張り力は、それ自体の収
縮作用によつて解消する。クラツチ板13は出力
軸10と同芯の円形外周面を有すると共に、その
両側面には焼結合金15を固設している。
一方、入力軸9後端部にはクラツチ板13と対
向する受圧体16を固設しており、この受圧体1
6はクラツチ板13より大径の円盤形状である。
17は受圧体16と同一外径を有する環状の押圧
体で、受圧体16後方側に配置して、受圧体16
とによりクラツチ板13を挾持するようにしてい
る。
18は押圧体17と受圧体16とを対向方向へ
付勢する3組以上(実施例では6組)のトルク調
整装置で、押圧体17及び受圧体16の外周部
に、周方向等間隔に円形状に配置してある。19
はトルク調整装置18のトルク調整用ボルトで、
押圧体17及び受圧体16に後方側から軸方向に
貫通してある。前記ボルト19前端部にはダブル
ナツト20を螺合して、ボルト19のダブルナツ
ト20と受圧体16間に内外1対の弾機21,2
2を弾発状に嵌装してある。23は1対のバネ受
片である。前記ダブルナツト20の位置を調整す
ると弾機21,22の弾発力が変化し、受圧体1
6と押圧体17によるクラツチ板13及び摩擦板
27に対する挾圧力が調整され、これにより、ス
リツプが発生するときのトルクの大きさが調整さ
れる。
ところで、前記各ボルト19にはスリーブ24
を嵌合しており、各スリーブ24は受圧体16及
び押圧体17のスリーブ孔25,26に貫通され
ている。スリーブ24と座金29との間には間隙
30が形成されており、スリーブ24はこの間隙
30の幅だけ押圧体17に対して相対軸方向摺動
し得る。これらスリーブ24は入力軸9と同芯の
円周上にあつて、それらの外周面はクラツチ板1
3の外周面に略当接されている。これによつてク
ラツチ板13は外周を3点以上で支持されること
になる。
27は環状の摩擦板で、受圧体16と押圧体1
7間にあつて、クラツチ板13と交互に軸方向に
複数枚並設してあり、これら摩擦板27の外周部
にスリーブ孔31が形成されていて、前記スリー
ブ24が軸方向摺動自在に貫通している。
上記のように構成した実施例によれば、組付時
に、出力軸10に備えたクラツチ板13の円形外
周面に入力軸9側に備えた周方向等間隔の3本以
上のトルク調整用ボルト19に嵌合されたスリー
ブ24が略当接しているので、スリーブ24によ
つてクラツチ板13が3点支持され、入力軸9と
出力軸10の芯合せは軸受を介在せずに行なわ
れ、両軸9,10を同一軸芯上に配置連結でき
る。
そして、トラクタ1のトラクタPTO軸5から
は回転トルクが、自在継手軸4、入力軸9、受圧
体16、スリーブ24、摩擦板27、クラツチ板
13、出力軸10を介して耕耘装置3の動力受入
軸7に伝達される。
なお、耕耘装置3の耕耘爪が石に当つたりし
て、出力軸10に過負荷が生じると、クラツチ板
13が止つて摩擦板27がスリツプ回転して、ト
ラクタ1側の動力系を保護する。この場合、スリ
ーブ24とクラツチ板13とは摺接するが、農作
業機の特性から、石は土にめり込んだり耕耘爪か
ら逃げたりするので、耕耘爪の衝撃は余り大きく
なく、過負荷は瞬間的であり、これらによつてク
ラツチ板13が全く停止することはないので、ク
ラツチ板13とスリーブ24とが焼付くことはな
い。また、スリツプするときは、サークリツプ1
4で位置規制されたクラツチ板13を中心にし
て、その他のクラツチ板、摩擦板27、受圧体1
6及び押圧体17が軸方向に摺動し、出力軸10
に対して入力軸9が軸方向に移動する。入力軸9
の軸方向移動は前記実施例では自在継手軸4で吸
収される。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、トラクタPTO
軸5から自在継手軸4を介して農作業機3へ動力
を伝達する伝動系に一方が入力側に他方が出力側
となる2軸9,10を設け、2軸9,10の一方
に前記自在継手軸4を連結し、第1軸9の軸端部
に受圧体16を設け、前記第1軸9と略同芯的に
配置された第2軸10に複数枚の円形クラツチ板
13を軸方向摺動自在に且つ廻止め状態に嵌合
し、前記複数枚のクラツチ板13間に摩擦板27
を配置し、前記クラツチ板13及び摩擦板27を
受圧体16と共に挾圧する押圧体17を設け、前
記受圧体16、摩擦板27及び押圧体17に3本
以上のボルト19を貫通すると共にこのボルト1
9を第1軸9を中心にして周方向等間隔に円形配
列し、前記ボルト19と受圧体16との間に受圧
体16と押圧体17とでクラツチ板13及び摩擦
板27を挾圧する力を付与する弾機21を設けた
スリツプクラツチにおいて、 前記第1軸9と第2軸10とは軸方向に離隔さ
れていて相対軸方向移動可能となつており、前記
3本以上のボルト19にはスリーブ24が嵌合さ
れ、このスリーブ24は前記受圧体16、摩擦板
27及び押圧体17に挿通されており、前記スリ
ーブ24の外周面はクラツチ板13の外周面と略
当接しており、前記第2軸10には1枚のクラツ
チ板13の軸方向移動を規制する位置規制部材1
4を設けているので、第1軸9と第2軸10の一
方に自在継手軸4が連結され且つ両軸9,10間
に軸受が設けられていなくとも、クラツチ板13
にスリーブ24が略当接することにより、両軸
9,10を同芯に保持することができ、クラツチ
板13にスリーブ24が略当接するといえども、
農作業機の特性から第2軸10が回転せずにクラ
ツチ板13のスリツプが持続されるということは
有り得ず、瞬間的に徴量だけスリツプするだけで
あるので焼付きは発生しなく、またクラツチ板1
3の1枚を第2軸10に位置決めしているので、
第1軸9はわずかに軸方向移動するが、クラツチ
板13が第2軸10から抜けるような大きな移動
は阻止され、更に、受圧体16から摩擦板27へ
のトルク伝達はスリーブ24によつて行なわれる
ので、トルク調整用のボルト19を細いものにで
き、弾機21も小径にでき、軽量且つ安価にな
る。また、2軸9,10に軸受を設けないので、
スリツプクラツチ8の組立てが容易になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を例示し、第1図はト
ラクタに装着したロータリ耕耘装置の側面図、第
2図は要部の縦側断面図、第3図は第2図の−
線断面図である。 8……スリツプクラツチ、9……入力軸、10
……出力軸、13……クラツチ板、16……受圧
体、17……押圧体、19……トルク調整用ボル
ト、21,22……弾機、24……スリーブ、2
7……摩擦板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トラクタPTO軸5から自在継手軸4を介して
    農作業機3へ動力を伝達する伝動系に一方が入力
    側に他方が出力側となる2軸9,10を設け、2
    軸9,10の一方に前記自在継手軸4を連結し、
    第1軸9の軸端部に受圧体16を設け、前記第1
    軸9と略同芯的に配置された第2軸10に複数枚
    の円形クラツチ板13を軸方向摺動自在に且つ廻
    止め状態に嵌合し、前記複数枚のクラツチ板13
    間に摩擦板27を配置し、前記クラツチ板13及
    び摩擦板27を受圧板16と共に挾圧する押圧体
    17を設け、前記受圧体16、摩擦板27及び押
    圧体17に3本以上のボルト19を貫通すると共
    にこのボルト19を第1軸9を中心にして周方向
    等間隔に円形配列し、前記ボルト19と受圧体1
    6との間に受圧体16と押圧体17とでクラツチ
    板13及び摩擦板27を挾圧する力を付与する弾
    機21を設けたスリツプクラツチにおいて、 前記第1軸9と第2軸10とは軸方向に離隔さ
    れていて相対軸方向移動可能となつており、前記
    3本以上のボルト19にはスリーブ24が嵌合さ
    れ、このスリーブ24は前記受圧体16、摩擦板
    27及び押圧体17に挿通されており、前記スリ
    ーブ24の外周面はクラツチ板13の外周面と略
    当接しており、前記第2軸10には1枚のクラツ
    チ板13の軸方向移動を規制する位置規制部材1
    4を設けたことを特徴とするスリツプクラツチ。
JP1980007372U 1980-01-22 1980-01-22 Expired JPS6115312Y2 (ja)

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JPS56108028U JPS56108028U (ja) 1981-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021548Y2 (ja) * 1980-03-14 1985-06-27 勲 渡辺 スリツプクラツチ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5481450A (en) * 1977-12-09 1979-06-28 Kubota Ltd Frictional type torque limiter
JPH104626A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Hitachi Ltd 3レベル電力変換器のコンデンサ容量判定装置

Patent Citations (2)

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JPS5481450A (en) * 1977-12-09 1979-06-28 Kubota Ltd Frictional type torque limiter
JPH104626A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Hitachi Ltd 3レベル電力変換器のコンデンサ容量判定装置

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JPS56108028U (ja) 1981-08-21

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