JPS6115135Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一端部にフランジを有する外筒に一端
部にフランジを有する内筒を嵌合して上記フラン
ジにて樋の底面を挟着するようになした樋用ドレ
ーンの改良に係るものであつて、その主たる目的
とするところは輻射熱等による部分の熱変形を防
止し、以て耐久性を向上せしめることにある。

この種樋用ドレーとしては成型性や施工性より
合成樹脂を素材とした射出成型品が一般に使用さ
れているが、これをステンレス鋼板の如き金属製
の谷樋に使用した場合、内筒のフランジ部分が輻
射熱等により変形し、その結果水漏れ等の幣害を
余儀なくされていた。

本考案は上記に鑑み考案されたものであつて、
以下本考案を図面に示す一実施例について説明す
れば、一端部にフランジ１を有する外筒２に一端
部にフランジ３を有する内筒４を嵌合して上記フ
ランジ１，３にて樋５の底面６を挟着するように
なした樋用ドレーンにおいて、内筒４が金属製の
フランジ３と、一端部に該フランジ３を嵌着すべ
き嵌着部７を有する合成樹脂製の筒体８とからな
る樋用ドレーンである。

尚、金属製のフランジ３としては塩化ビニル鋼
板やステンレス鋼板等金属板の打ち抜きにより円
環状に形成され、また上記金属製のフランジ３を
嵌着すべき嵌着部７は該フランジ３が弾性による
嵌着により内筒４により固定されるように該内筒
４の一端部若しくは該一端部上に取りつけられた
ごみよけ９の下端部に設けられ、これらは内筒４
と一体に成型されている。

以上より明らかなように、本考案の樋用ドレー
ンは内筒４が金属製のフランジ３と、一端部に該
フランジ３を嵌着すべき嵌着部７を有する合成樹
脂製の筒体８とからなる構成よりなるため、金属
製の樋５の側壁１０等からの幅射熱によるフラン
ジ３の変形が防止せしめられ、更には取りつけん
とする樋５の幅に合わせてフランジ３の大きさが
自由に選択し得るために、鋏等によるフランジ３
の切断作業を要せず、これより施工性も合わせ向
上せしめられるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案樋用ドレーンの一実施例を示す
分解斜視図、第２図は同上断面図、第３図は使用
状態を示す同上断面図である。 １……フランジ、２……外筒、３……フラン
ジ、４……内筒、５……樋、６…底面、７……嵌
着部、８……筒体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一端部にフランジ１を有する外筒２に一端部に
   フランジ３を有する内筒４を嵌合して上記フラン
   ジ１，３にて樋５の底面６を挟着するようになし
   た樋用ドレーンにおいて、内筒４が金属製のフラ
   ンジ３と、一端部に該フランジ３を嵌着すべき嵌
   着部７を有する合成樹脂製の筒体８とからなる樋
   用ドレーン。