JPS61148294A - 石油類の常圧蒸留方法 - Google Patents

石油類の常圧蒸留方法

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JPS61148294A
JPS61148294A JP26917684A JP26917684A JPS61148294A JP S61148294 A JPS61148294 A JP S61148294A JP 26917684 A JP26917684 A JP 26917684A JP 26917684 A JP26917684 A JP 26917684A JP S61148294 A JPS61148294 A JP S61148294A
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main
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JP26917684A
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Michiyuki Miyake
三宅 陸進
Hitoshi Maruyama
等 丸山
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、主蒸留塔と前蒸留塔とを有する蒸留装置で
石油類を蒸留する方法に関し、更に詳しくは、上記装置
における主蒸留塔の加熱炉負荷を低減できるようにした
石油類の蒸留方法に関するものである。
この明細書中で石油類とは、代表的には原油を意味する
が、一般的に蒸留によりIPG、ナフサを得ることがで
きる石油系の化合物を総称する。
〈従来の技術〉 原油を常圧で蒸留して各種留分を取出すための装置とし
ては、従来がら各種のものが考えられているが、その−
っとして、主蒸留’Wの前に前蒸留塔を設首し、熱回収
系で予熱された原油からIPGとリフ1ノ(軽質十重質
)との混合留分の一部を前蒸留塔で蒸留して、スタビラ
イザおよびスプリッタからなるナフサ精留系に直接この
前蒸留塔の塔頂留分を主蒸留塔の塔頂留分と共に送るよ
うにした原油常圧蒸留装置がある。
この装置を第1図の工程図に基づいて説明すると、原油
は主蒸留塔20の側線還流20a 、各留分20c、 
20d、および塔底残油20e等を熱源とする一つ以上
の熱交換器群r1 、E2からなる熱回収系で予熱され
た後、前蒸留塔1oへ供給される。これら各熱交換器群
は、原油を1つ以上の熱源に対して順次熱交換する方式
(ワンスルー型)、熱源の数に応じて分配し、各熱源と
熱交換後に合流させる方式(スプリッ1〜型)またはそ
れらの組合せ方式によって配列された熱交換器の集まり
である。前蒸留塔10は、側線還流方式、塔頂外部還流
方式或いは両者の併用方式といった還流機構を具備して
いる。側線還流方式を採用する場合には、図示したよう
に側線還流10aの熱を熱回収系熱源として利用するこ
とができる。前蒸留塔10における原油の精留に要する
熱は、熱回収系における原油予熱により原油によって持
ち込まれる熱で通常は十分であり、前蒸留塔用のリボイ
ラは特に必要としない。図示していないが、前蒸留塔の
精留効果を高めるために、必要に応じてストリッピング
スチームが前蒸留塔塔底部に導入される。熱回収系熱交
換器群E1 、F2で予熱された原油は、前蒸留塔10
で精留され、塔頂からLPG・ナフサ混合留分の一部で
ある前蒸留塔塔頂留分10fが取出される一方、前蒸留
塔塔底残油10eは熱回収系熱交換器群「3を経て加熱
炉30で更に加熱された後、主蒸留塔20へ供給される
主蒸留塔20においては、異なる沸点範囲を持つ各種留
分20C,2ndに順次蒸留されて、主蒸留塔塔頂から
は前蒸留塔で取出されなかったIPG・ナフサ留分の残
部である主蒸留塔塔頂留分20fが取出され、主蒸留塔
塔底からは残油20eが1qられる。
前蒸留塔10と主蒸留塔20の塔頂部機構はいずれも、
]ンデンυ11.21と塔頂受槽12.22とを備えた
塔頂還流系からなり、前蒸留塔と主蒸留塔のそれぞれの
塔頂部機構で凝縮されたIPG・ナフサ混合留分10f
、 2Ofは、混合されてナフサ精留系(図示せず)へ
送られ、IPG、軽質ナノ1ノーおよび重質ナフサに分
りられる。
上記したごとき原油常圧蒸留装置においては、前蒸留塔
10へ供給される原油の予熱温度は、前蒸留塔塔頂より
IPGとナフサ(軽質十重質)留分の一部が19られ、
且つその留分に混入する灯油留分の吊がナフサ精留系か
ら得られる重質   1ナフサの製品仕様を損わない程
度であるような精留が前蒸留塔で達成できる温度とする
ことが前提となる。また、前蒸留塔10における運転圧
力は、原油の油種や予熱温度等で多少異なるが通常1〜
5k(]/cm’Gの範囲で運転される。
また、主蒸留塔の塔頂部においては、第2図に示した如
く、主蒸留塔20の塔頂より発生する塔頂蒸気20(]
はコンデンサ21でその一部または全部を凝縮させた後
、塔頂受槽22にて気液分離され、その一部または全部
が塔頂ガス製品および塔頂液製品として扱出される。ま
た、塔頂蒸気20gの一部のみを製品として扱出す場合
には、残留凝縮液20hを塔頂受槽22より塔頂還流(
点線ライン23)として主蒸留塔20塔頂へ戻す。なお
、主蒸留塔の側線還流20a。
20bのみで所定の精留効果を満足している場合には、
点線ライン23の塔頂還流は不要となる。
一般に、コンデンサ21における塔頂蒸気の凝縮の度合
は、蒸気の組成、温度、圧力、更にはコンデンサ能力に
より定まるが、圧力をパラメーターとすれば、圧力が高
いはど塔頂蒸気20qの露点および凝縮液の沸点温度は
共に高くなり、塔頂蒸気20qの一部のみを)疑縮させ
る場合には、凝縮液量が増加する。また、]コンデンサ
1に用いる冷媒は入手し易く且つ安価な空気や冷却水を
中独または併用するのが一般的であるが、両冷媒とも供
給温度が夏場には30’Cにも達するため、凝縮蒸気と
冷媒との有効温度差が減少する。
以上の観点から、塔頂受槽22を含めて主蒸留塔20操
作圧力は通常法の二つの要素を考慮して決定される。
i)塔頂蒸気の一部のみを凝縮させる場合には、塔頂液
製品として回収されるべき留分の収量および性状の確保
1i)コンデンサ用冷媒供給温度の季節変化により生ず
る凝縮蒸気側との有効温度差の変動に対するコンデンサ
能力の確保。
特に、前蒸留塔10を具備しない場合の主蒸留塔20に
おいては、主蒸留塔の塔内蒸気中に水分を含み、これが
塔内で凝縮を起すと塔内腐食の原因となるため、上記一
般的要素i>、 it>の他に水分凝縮による塔内腐食
防止も考慮して、主蒸留塔操作圧力は塔頂部において0
.5kMcm2G以上の加圧下とするのが通例である。
そして、主蒸留塔の前段に前蒸留塔を設置する場合にお
いても、上記のような0.5kg/cm2G以上の加圧
下で主蒸留塔を操作するのが通例となっている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら本発明者等は、前蒸留塔と主蒸留塔とを具
備した蒸留装置を用いて石油類を蒸留する場合には、前
蒸留塔なしの場合とは違った最適な主蒸留塔圧力がある
筈であるという考えのちとに種々研究を重ねた結果、主
蒸留塔の蒸留効果の向上に伴い、蒸留に要求される加熱
量を低減でき、これによって主蒸留塔用加熱炉の負荷を
節減できるような主蒸留塔操作圧力条件を児出し、この
発明を完成させたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明は、主蒸留塔の前段に前蒸留塔を設け、前蒸留
塔の塔底残油を主蒸留塔にて蒸留する石油類の蒸留方法
において、前記主蒸留塔の操作圧力を塔頂部において0
.1 k(]/ ctn2G以上0、5kg/ cm2
G未満とすることを特徴とする石油類の蒸留方法である
すなわち、主蒸留塔20の前段に前蒸留塔10を設置す
る場合には、原油中の軽質分の一部が前蒸留塔で取除か
れるため、前蒸留塔を設置しない場合にお(プるような
上記した如き加圧下で主蒸留塔を操作すると、主蒸留塔
の塔頂蒸気の温度が相対的に高くなる傾向が見られる。
従って前蒸留塔と主蒸留塔を具備する蒸留装置において
は、主蒸留塔操作圧を塔頂部において従来の0−5kM
CI0−5kより低くしても、前蒸留塔を設置しない場
合の主蒸留塔塔頂蒸気の温度レベルと同程度にすること
ができるのである。具体的には]ンデン4ノの圧力10
失を考慮して塔頂圧にて最低0.1kMctn2Gまで
主蒸留塔操作圧を下げることが可能である。かような圧
力であれば、主蒸留塔の塔内圧により塔頂留分を流出さ
せることができる。
主蒸留塔操作圧の調整は、例えば第2図の主蒸留塔20
の塔頂受槽22とガス扱き配管24のバルブ25との間
の圧力調整手段PCにより行なうことができる。
〈発明の効果〉 上記したごとく比較的低い操作圧で主蒸留塔20を運転
することによって、主蒸留塔の比揮発度が大きくなり蒸
留効果が高まるので、蒸留に要求される加熱量を低減さ
せることができる。
従って、前蒸留塔10と主蒸留塔20とを具備する従来
装置をそのまま用い、単にその操作条件を変化させるだ
けで、主蒸留塔20の加熱炉30の負荷を低減させるこ
とが可能になる。
以下に実施例を挙げてこの発明の効果を具体的に説明す
る。
実施例 前蒸留塔と主蒸留塔とを具備した第1図のごとき原油常
圧蒸留装置(100,0OOBPSD (バーレル/日
)〕を用いて中東系原油100,000BPSDを処理
し、前蒸留塔にて対原油11vo1%の軽質分を除去し
、前蒸留塔の塔底残油を主蒸留塔でさらに蒸留した。
この主蒸留塔での操作圧力を塔頂にて0.7kg/+J
2Gとした場合(従来法)と、0.2kMC1ll?G
とした場合(本発明法)の、主蒸留塔用加熱炉負荷を比
較したところ、本発明法においては5.93 x 10
6kcal/l−Iの熱量を低減させろことができ、こ
れは燃料(重油)換算で約4740ton/年の大幅節
減をもたらした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明で用いる蒸留装置を示す説明図、お
よび第2図は第1図の主蒸留塔の塔頂部の説明図である
。 10・・・前蒸留塔、20・・・主蒸留塔、30・・・
加熱炉。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、主蒸留塔の前段に前蒸留塔を設け、前蒸留塔の塔底
    残油を主蒸留塔にて蒸留する石油類の蒸留方法において
    、前記主蒸留塔の操作圧力を塔頂部において0.1kg
    /cm^2G以上0.5kg/cm^2G未満とするこ
    とを特徴とする石油類の蒸留方法。
JP26917684A 1984-12-20 1984-12-20 石油類の常圧蒸留方法 Granted JPS61148294A (ja)

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JPH043436B2 JPH043436B2 (ja) 1992-01-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH052811U (ja) * 1991-06-27 1993-01-19 愛知製鋼株式会社 皮むきダイスホルダ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824301A (ja) * 1981-07-10 1983-02-14 エクソン・リサーチ・アンド・エンジニアリング・カンパニー 蒸留方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5824301A (ja) * 1981-07-10 1983-02-14 エクソン・リサーチ・アンド・エンジニアリング・カンパニー 蒸留方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH052811U (ja) * 1991-06-27 1993-01-19 愛知製鋼株式会社 皮むきダイスホルダ

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JPH043436B2 (ja) 1992-01-23

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