JPS61147734A - 地絡リレ−の循環電流対策方法 - Google Patents

地絡リレ−の循環電流対策方法

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JPS61147734A
JPS61147734A JP27026084A JP27026084A JPS61147734A JP S61147734 A JPS61147734 A JP S61147734A JP 27026084 A JP27026084 A JP 27026084A JP 27026084 A JP27026084 A JP 27026084A JP S61147734 A JPS61147734 A JP S61147734A
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fault
transmission line
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JP27026084A
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徳男 江村
豊原 生次
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は地絡リレーの循環電流対策方法に関し、さら
に詳細にいえば、少なくとも1の送電線と併架される高
抵抗接地系平行2回線送電線に一線地絡故障が発生した
ことを検出して、地絡故障発生送電線を遮断させる地絡
リレーにおいて、上記地絡リレーの動作に障害を与える
零相循環電流を除去し、真の故障電流のみにより地絡リ
レーを作動させ得るようにする循環電流対策方法に関す
る。
〈従来技術〉 高抵抗接地系平行2回線送電線の地絡保護においては、
主保護リレーとして、両回線の差電流を利用して故障回
線を選択遮断させる地絡回線リレーを、後備保護リレー
として、単回線送電線にも適用されている地絡方向リレ
ーを設置する考え方が主流である。これらの地絡リレー
は、送電線の両端部に設置されており、リレーへの電流
入力は、主保護の地絡回線選択リレーへは両回線間の零
相差電流、後備保護の地絡方向リレーへは回線の零相電
流が入力される。
一方、近年鉄塔建設用地の確保難等の理由で、1つの鉄
塔に、例えば直接接地系統と高抵抗接地系統の如く異系
統の送電線、或は高抵抗接地系統同士の如く同系統の送
電線が併架されることが多くなっている。そして、この
ような併架送電線では、両系統の送電線の導体間隔の不
平衡から導体間相互インダクタンスに差ができ、平行2
回線送電線においては、回線間を環流する、いわゆる循
環電流が流れることが知られている。
第3図は、併架送電線の関係を概略的に示す図であり、
起誘導系としての送電線(A)と、被誘導系としての高
抵抗接地系平行2回線送電線(B)とが併架されている
。同図において、起誘導系は平行2回線送電線として示
されている。
この高抵抗接地系平行2回線送電線(B)において、負
荷に供給される負荷電流■しは、回線B1,82により
それぞれIL/2ずつ流れ、また、回線B1.B2には
破線で示す方向に循環電流1jが流れる。そして、故障
が発生した場合には、地絡故障発生送電線に故障電流(
fが流れる。
但し、負荷電流、循環電流、および故障電流については
、正確には回線の相数に対応する行列式で表現されるも
のであるが、簡素化のために、IL。
rr、rjとして表現している。例えiよ、の如くであ
り、また各行列の各要素は複素数である。
したがって、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の電
源端の両回線81.82の電流11s。
12sおよび負荷端の両回線81.82の電流r1r。
I2rは、健全時には、 11S= I L/2−1 j、 ■2s= I L/
2+ I j。
11r=−IL/2+Ij、 l2r= −IL/2−
Ijで表わされることになり、故障時には、I 1s=
 I L/2+(21−x) I f/21−1 、t
I 2s= r L/2+ x I f/21+I j
11r= −IL/2+ xlf/21+ Ij。
I 2r= −I L/2− x I f/21− I
 jで表わされることになる。
但し、1は高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の全長
であり、Xは電源側から故障点までの距離である。そし
て、循環電流1jは、 Ij・(Zs−2m) −1[(231−241)11
+(Z32−Z42)I2]L/21である。ここで、
Zsは高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の回線81
.82の単位長当りのインピーダンス行列であり、lr
Aは高抵抗接地系平行2回線送電線(8)の回線81,
82間の単位長当りの相互インダクタンス行列であり、
Z31は、平行2回線送電線(A)の回線A1と、高抵
抗接地系平行2回線送電線(B)の回線B1との間の単
位長当りの相互インダクタンス行列であり、241は、
平行2回線送電線(A)の回線A1と、高抵抗接地系平
行2回線送電線(B)の回線B2との間の単位長当りの
相互インダクタンス行列であり、Z32は、平行2回線
送電線(A)の回線A2と、高抵抗接地系平行2回線送
電線(B)の回線B1との間の単位長当りの相互インダ
クタンス行列であり、Z42は、平行2回線送電線(A
)の回線A2と、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)
の回線B2との間の単位長当りの相互インダクタンス行
列であり、11.I2は起Ml系である平行2回線送電
線<A)の回線AI、A2の電流であり、L/lは併架
区間率である。
以上の如き関係で、特に−線地絡故障時においては、故
障電流1fは、故障相以外の健全2相の成分は零である
から、例えばa相−線地絡故障時は を、各相および零相分で表せば、 電源端の各回線81.B2では、 I  1sa= I  La/2+(21−x)  I
  fa/21− I  jaI 1sb= I Lb
/2       −1 jbl 1sc= I Lb
/2       − I JC311sO= I 1
sa+ I 1sb+ I 1sc=(21−x) I
 fa/21−3 I jOl  2sa= I  L
a/2+x I  fa/2巨Ija12sb= I 
Lb/2     + I jbI 2sc= I L
b/2       + I JC311sO= l2
sa+ (2sb+ l 2sc= xJ fa/21
+31 jO 負荷端の各回線B1.B2では、 11ra= −I La/2+x I fa/21+ 
I jar1rb=−ILb/2     +Ijb1
1rc=−ILb/2     +1JC311rO=
 I 1ra+ I Rb+ I Irc= x l 
fa/21+3 T jOI 2ra= −I La/
2−x I fa/21− I jaI2rb=−Il
b/2    −Ijb12rc=−ILb/2   
 −IJC312rO= I 2sa+ l 2sb+
 l 2sc−x I fa/21−3 T jO となる。ここで、3 IjO= I ja+ I jb
+ I jcであり、これがいわゆる零相循環電流とよ
ばれるものである。また、負荷電流には零相分が含まれ
ないから、I La+ I Lb+ I Lc= Oで
ある。さらに、電源端、負荷端の両回線間差電流、和電
流についてみると、電源端では、 l 5da=) 1sa−(2sa−(1−x) If
a/l  −21jal 5db= I l5b−I 
2sb=          −2I jbI 5dc
= I 1sc−I 2sc=         −2
1jC315dO=311sO−312sO =(I−x)Ifa/l  −2−31jOI 5sa
= I 1sa+ 12sa−I La + I fa
I 5sb= r 1sb÷l 2Sb= l LbI
 5sc= I 1sc+ I 2sc= I La3
15so= I 1sO+ I 2sO=    I 
fa負荷端では、 I rda=I 1ra−I2ra= xI fa/l
 +2 IjaI rdb= I Irb−12rb=
     +21 jbI rdc= I 1rc−1
2rc−+21 jc31 r+jO=3 r 1rO
−312rO= xlfa/l +2 ・31jO I rsa= I 1ra+ 12ra−−I LaI
 rsb= 11rb+ I 2rb= −I LbI
 rsc= 11rc+ 12rc= −I La31
 rso= I 1rO+ I 2rO=0となる。
以上に説明したように、地絡回線選択リレーへの電流入
力である、両回線間の零相差電流、或は方向地絡リレー
への電流入力である回線の零相電流には、故障電流と、
零相循環電流とが含まれることになり、高抵抗接地系平
行2回線送電線における一線地格故障時の故障電流はか
なり小さいのであるから、零相循環電流の大きさ、位相
によっては、地絡リレーの検出感度の低下、方向誤認(
誤って地絡故障発生回線以外の健全回線を誤遮断するこ
と)等の不都合を発生させることがある。
以下に従来リレーのもつ問題点を、先ず主保護リレーで
ある地絡回線選択リレーについて詳細に説明する。
電源端の零相和電流には零相循環電流が含まれず、故障
電流のみとなることに着目して、零相和電流を入力とす
る地絡回線選択リレーを使用することも行なわれている
。しかし、この場合には、負荷端の零相和電流がOとな
るので、電源端にしか使用することができず、負荷端に
おいては、電流感度を低下させる、或は時限をもたせ、
電源端が先行遮断され、循環電流が消滅した後に時限遮
断させる等、地絡回線選択リレーの高感度、高速動作と
いった本来の性能を犠牲にした使用をぜざるを得ない実
情にある。
さらには、循環電流が、鉄塔構造と平行2回線送電線(
A)の電流のみに基いて定まり、高抵抗接地系平行2回
線送電線(B)の故障の有無には無関係であることに着
目して、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の故障前
後における零相循環電流が一定であるという仮定の下に
、故障前後の零相差電流の変化旦から故障電流分を抽出
することも考えられるが、例えば、高抵抗接地系平行2
回線送電線(B)、或は多端子系統であって、1端子が
先行遮断された場合等の如く、故障発生時に零相循環電
流が変化する場合も考えられるのであるから、確実な一
線地格故障の検出を行ない得ないという不都合がある。
一方、後備保護リレーである地絡方向リレーは回線の零
相電流を利用しており、この零相電流にも零相循環電流
が含まれていることは先に述べたとおりである。したが
って、地絡方向リレーについても前記のような不都合を
はらんでいるといえる。
即ち、地絡リレーを用いて、故障電流を確実に検出し、
確実、かつ迅速に地絡故障発生回線を遮断することは極
めて困難であった。
であった。
〈目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
循環電流を除去して真の故障電流のみを地絡リレーに印
加することができる地絡リレーの循環電流対策方法を提
供することを目的としてい・ る。
く構成〉 上記の目的を達成するための、第1の発明の循環電流対
策方法は、各相の回線間差電流を負荷電流、故障電流、
および循環電流で表す式と、各相の回線間差電流に含ま
れる循環電流を第1の定数倍して加算することによりO
となることを表す式と、各相の回線間差電流に含まれる
循環電流の2乗値を第2の定数倍して加算することによ
りOとなることを表す式とから、真の故障電流のみを得
るものであり、上記第1および第2の定数としては、鉄
塔構造、導体配置等の固定ファクタにより定まるものが
使用される。
即ち、既に説明したように、−線地格故障時の回線間の
各相の差電流、零相差電流は、電源端、負荷端の区別な
く、一般に、 rda= I fa  + Ija Idb=     I jb (dc=     l jc 31dO= Ifa+31jO の形で表現されることが理解される。なぜならば、(1
−x) I fa/lを新しくIfa、−2Ijaを新
しくIja等と考えればよいからである。この式からも
わかるように、各相差電流には負荷電流が含まれていな
い。しかるに、平行2回線送電線に不平衡分岐がある場
合や、多端子系で一端が先行遮断された場合等には、各
相差電流には負荷電流が含まれるものとなる。したがっ
て、上式は、さらに一般的に、 Ida= ILa+Ifa  + IjaIdb=IL
b+     Ijb Idc= I Lc+I jc 3 IdO= Ida+ Idb+rdc=    [
a+31jO の形で表現できることになる。負荷電流には零相分が含
まれないことより、ILa+ I Lb+ I LC=
 0は明らかである。
この表現式は、先に示した一線地絡故障時の各相電流、
零相電流の表現とも一致することも理解されよう。した
がって、以下に説明する循環電流対策方法は、回線間差
電流を入力とする地絡回線選択リレーのみならず、回線
の電流を入力とする地絡方向リレーにも適用できること
はいうまでもない。
また、上式は、a相−線地格故障時を示すものであり、
b相の場合にはb相差電流に、C相の場合にはC相差電
流に故障電流分が現れることになるが、以下ではa相−
線故障時について説明する。
これは何ら一般性を失うものではない。
この発明の目的は、循環電流を除去し、真の故障電流を
得ようとするものであるが、故障電流は、零相以外に故
障相にも含まれている。この発明は、この点に着目して
、各相差電流の含まれる負荷電流、および循環電流を除
去し、真の故障電流を抽出しようとするものである。
負荷電流I La・、、  I Lb、  I Lcは
大半が正相分であることを考慮すれば、α=−1/2 
+j J3/2とし、ILa=IL、l1b=α2 I
L、ILC=(21Lと表現できる。したがって、 1da=   IL+1fa+Ija )dl)−α2IL    +Ijb l dc=  α11    +Ijcと表現できる。
また、循環電流Ija、  Ijb、  Ijcについ
ても既に説明したが、一般的に、 =(Zs−Zm)   [(231−Z41) I 1
  +(Z32−142) I 2]で表されると考え
てよい。なぜなら、(L/21) I 1゜(L/21
) I 2を新しい11.I2と考えればよいからであ
る。さらに上式は第4図に示すように、導体配置により
、第4図Aにおいでは、 (731−741) I 1 +(Z32−Z42) 
I 2第4図Bにおいては、 (Z31−Z41) I 1 +(Z32−742) 
I 2第4図Cにおいては、 (Z31−Z41) 11 +(Z32−242) I
 2となることが容易に証明され、一般的に、として表
現することができる。
また、本件発明者が鋭意努力の結果、インダクタンス行
列(231−741)の要素間において、第1行、第2
行、および第3行の各行ベクトルが残余の2つの行ベク
トルの線形結合として極めて高精度に近似できるという
関係、換言すれば、(231−741)が非正則な行列
に近いという関係があることを見出した。そして、(2
31−741)に(Zs−Zm)−1についても同様な
関係、即ち、ka(kllk12k13)+kb(k2
1に22に23)+kc(ka1に32に33) −〇
という関係があることを見出した。
また、 にツイテも、La(kll  k122に1322に1
1k122に12に132k13に11) + L b
(k212に222に2322に21に222に22に
232に23に21) +Lc(k312に322に3
322に31に322に32に332に33に31) 
−Qという関係があることを見出した。
上記第1の定数ka、kb、kCおよび第2の定数la
、1−b、Icについても、後に例示する如き鉄塔構造
、導体配置等の固定ファクタのみにより定まるものであ
り、起誘導系の健全運転時、故障時、あるいは欠相時に
大きく変化する起誘導系の電流の影響を受けることが全
くないのである。
さて、各相の差電流は、 Ida=    T L +Ifa+IjaIdb−α
 It    +rjb lclc−αIL    +Ijc で表されることは先に述べたとおりであり、これらの式
から真の故III電流1faを求めるためには、本件発
明者の上記知見に基いた、 ka  [ja+kb  Ijb+kc  Ijc=0
(ka Ija+kb Ijb+kc Ijc= ka
(kll −I 12a+k12−112b+に13−
112c)+ kb(k21−112a+に22−11
2b+に23− I 12c)+ kc(ka1− T
 12a+に32−112b+に33− I 12c)
−(ka k11+kb k21+kc ka1) 1
12a+(ka k12+kb k22+kc ka2
) r12b+  (ka  k13+kb  k23
+kc  ka3)  I 12c  =O1何故なら
、I 12a、 I 12b、 I 12cの各計数が
0であるからであり、上記関係式は、循環電流除去のた
めの第1次フィルタ演算と考えられる。)La(Ija
) 2+ L bBjb) 2+ Lcrljc)2=
 0(この関係についても、上記関係式と同様に得られ
るのであるが、詳細は省略づ−る。尚、この関係式は循
環電流除去のための第2次フィルタ演算と考えられる。
) なる2つの関係式を用いることになる。これら5つの関
係式により故障電流11’aを既知の差電流Ida、 
 I db、  I dcに基く2次方程式として表す
ことができ、2次方程式の解を韓出することにより、故
障電流1faを得ることができる。
即ち、上記各相の差電流を表す3つの式と、ka Ij
a+kb Ijb+kc Ijc=Oの式から、IL=
(ka Ida+Kb Idb+−kc Idc) /
 (ka+a2kb+αkc)−ka I fa/(k
a+α2kb+αkc)=1”−Klfaの関係式と、 Ida−If =(Ida−1−3+K [a= I 
ra+ IjaIdb−α IL=(Idb−a  I
−)+α2Klfa=Ijb zc−αIL =(Idc−αI −)+α)(Ifa
= Ijcの関係式とを得ることができ、さらに、・ 
 22 La(IJa)  +Lb(Ijb)  +Lc(Ij
c)2=0の式を用イテ、(La(K −1)  +L
b αに2+Lc a  K  ) Ifa2+2 (
La(K−1) Tda’+Lb  a2K Idb’
+lc  (XK Idc’  )  Ifa+、22 (La Ida   +Lb Idb’  十Lc I
dc’ 2)=0の2次方程式を得ることができる。
但し、I −=(ka Ida+kb Idb+kc 
Idc) /(k a十a 2 k b+α k c)
K = ka /(ka+α” kb+αkc)。
I da’= I da−ド、Idb’弓db−a2ド
Idc’=Idc−αI − であり、上記2次方程式の各計数は定数であるがら、単
純化すれば、A Ifa2−28 Ifa+C=0で表
ずごとができる。
したがって、上記2次方程式の解を求めることにより、
故111ii電流1faを得ることができ、得られた故
障電流1faによって地絡回線選択リレーを駆動すれば
、−線地絡故障発生回線のみを、正確、かつ迅速に選択
遮断することができる。
さらに、この方法は、電源端、負荷端の区別、或は多端
子系へも適用でき、故障発生時に循環電流の変化があっ
ても何ら影響されることのない方法である。
上記の目的を達成J゛るための、第2の発明の循   
 ゛環電流対策方法は、各相の電流を負荷電流、故障電
流、および循環電流で表す式と、各相の電流に含まれる
循環電流を第1の定数倍しで加算することによりOとな
ることを表す式と、各相の電流に含まれる循環電流の2
乗値を第2の定数倍して加算することによりOとなるこ
とを表す式とから、真の故障電流のみを得るものであり
、上記第1および第2の定数としては、鉄塔構造、導体
配置等の固定ファクタにより定まるものが使用される。
この場合にも上記と同様に真の故障電流rfaを得るこ
とができ、得られた故障電流1faによって地絡方向リ
レーを駆動することができる。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第3図は高抵抗接地系平行2回線送電線(B)に異系統
の平行2回線送電線(A)が併架されている状態を示す
図であり、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の電源
側を、Y−Y結線の主変圧器(月)を介して電源(図示
せず)に接続しているとともに、負荷側を、Y−Δ結線
の主変圧器(T2)を介して負荷(図示せず)に接続し
ている。そして、上記主変圧器(T1)の二次側の中性
点を抵抗(R)を介して接地している。
第5図は高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の電源側
における各相差電流、および零相差電流を得るための一
般的な回路構成であり、第1回線B1の各相毎にカレン
トトランス(CTI ) (CT2 ) (CT3)を
取付けているとともに、第2回線B2の各相毎にカレン
トトランス (CT4)(CT5)(CT6)を取付け
ている。そして、両回線81.82の各相毎のカレント
トランスを、互に差回路に接続し、カレントトランス(
CT4)(CT5)(CT&)の一方の端子を、零相電
流検出用の補助カレントトランス(CT7)の一端に一
点接続し、カレントトランス(CTI)(CT2)(C
T3)の一方の端子を、それぞれ各相差電流検出用の補
助カレントトランス(CT8)(CT9)(CTIO)
の各々の一端に接続し、補助カレントトランス(CT8
)(CT9)(CT10)の各々の他端を、上記カレン
トトランス(CT7)の他端に一点接続している。
第2図は平行2回線送電線(A)と高抵抗接地系平行2
回線送電線(B)とを同一の鉄塔(P)に併架した状態
を示す図であり、鉄塔(P)の上部に平行2回線送電線
(A>を架設し、下部に高抵抗接地系平行2回線送電線
(B)を架設している。そして、同図中A、B、C,D
は、それぞれ鉄塔の高さ、導体間隔等が異なる送電線鉄
塔の例を示している。
第3図は高抵抗接地系平行2回線送電線(B)に異系統
の平行2回線送電線(A)が併架されている状態を示す
図であり、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の電源
側を、Y−Y結線の主変圧器(T1)を介して電源(図
示せず)に接続しているとともに、負荷側を、Y−Δ結
線の主変圧器(T2)(T3)を介して負荷(図示せず
)に接続している。
そして、上記主変圧器(T1)の二次側の中性点を抵抗
(R)を介して接地している。
第4図は高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の電源側
における各相差電流を得るための電気回路図であり、第
1回線B1の各相毎にカレントトランス(CTI)(C
T2)(CT3)を取付けているとともに、第2回線B
2の各相毎にカレントトランス(CT4)(CT5)(
CT6)を取付けている。そして、両回線B1゜B2の
各相毎のカレットトランスを、互に直列に接続し、カレ
ントトランス(CT4) (CT5)(CT6)の一方
の端子を零相電流検出用の補助カレントトランス(CT
7)に接続し、カレントトランス(CT1)(CT2)
(CT3)の一方の端子をそれぞれ各相差電流検出用の
補助カレン1〜トランス(cra)(cT9) (CT
IO)に接続し、補助カレントトランス(CT8)(C
T9)(CT10)を、それぞれ上記カレントトランス
(CT7)に直列接続している。
第2図は平行2回線送電!!(A)と高抵抗接地系平行
2回線送電線(B)とを同一の鉄塔(P)に併架した状
態を示す図であり、鉄塔(P)の上部に平行2回線送電
線(A)を架設し、下部に高抵抗接地系平行2回線送電
線(B)を架設している。そして、同図中A、B、C,
Dは、それぞれ鉄塔の高さ、導体間隔等を異ならせた状
態を示している。
第1図は循環電流対策を施すためのブロック図であり、
カレントトランス(CT8)(CT9)(CTIO)の
出力信号を、負荷電流算出回路(7)に印加するととも
に、それぞれ減算回路(1) (2) (31に印加し
、負荷電流算出回路(刀の出力信号を減算回路(1) 
(2) (3)に印加している。そして、減算回路(1
1(21(31の出力信号を2漠方程式導出回路(4)
に印加するとともに、地絡相判別回路(6)からの出力
信号をも2次方程式導出回路(4)に印加し、2次方程
式導出回路(4)の出力信号を解算出回路(9に印加し
ている。但し、上記負荷電流算出回路(′7)は、カレ
ントトランス(CT8)(CT9)(CT10)の出力
信号、および鉄塔構造、導体間隔等の固定ファクタによ
り定まる第1の定数k a、 k b。
kcに基いて補償すべき電流I −= (ka Ida
+kb  I db十kc  I dc) 7(ka+
a2kb+αkc)を算出するものであり、減算回路(
11(2) (31は各相の差電流から上記電流I′を
減算するものであり、地絡相判別回路(6)は、例えば
地絡リレー接地端母線の線間電圧、零相電圧等に基いて
、地絡発生相を検出するものであり、2次方程式導出回
路(4)は、上記検出信号に基いて2次方程式 %式% を導出するものであり、解算出回路(5)は、上記2次
方程式の解Ifaを算出するものである。
さらに詳細に説明すると、 (11第2図Aは、平行2回線送電線(A)の各回線A
I、A2が互に逆向きに架設され、高さ方向に隣合う導
体の間隔が8.5m、水平方向に隣合う導体の間隔が1
1.0m、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の各回
線B1.B2が同じ向きに架設され、高さ方向に隣合う
導体の間隔が3゜5m、水平方向に隣合う導体の間隔が
、上から順に10.0m、10.5m、11.0m、平
行2面線送電線(A)と高抵抗接地系平行2回線送電線
(B)との高さ方向の間隔が8.0mにそれぞれ設定さ
れている場合である。
この場合の行列(Z31−241)および(Zs−2m
戸(Z31−741)を以下ニ示すが、行列(7) 各
要素は以下の計算式に従って与えられることが知られて
いる。
の4つの行列について、ZSの対角要素Zaa。
Z bb、 Z CCは、導体の自己インピーダンスを
示し、抵抗弁は殆ど無視でき、 Z mm= j ωX [0,10+0.460510
010(2He/r)]で与えられる。
Zaa、 Zbb、 Zcc以外の要素ZIIInは導
体m、n間の相互インダクタンスを示し、 Z Inn= j ωX [0,05+0.46051
0g10(211e/DIOn)]で与えられる。
これらの式において、 ω−2πf、f:系統周波数(H2) r:導体の半径(m) [) mn :導体m、n間の距離(m)2He :等
価対地深さくm) を示ずものであり、Zmm、 Zmnの単位はmΩ/k
mである。
これらの計算式に従って、行列(231−7411と計
算される。
そして、上記行列の第1行にx=0.300を乗じ、第
3行にy=0.764を乗じ、両者を加算すれば、jω
X 10−1(0,1340,2530,628)とな
り、上記行列の第2行と精度より−・致する。
また、行列(Zs−Zm) (但し、高抵抗接地系平行2回線送電線(B)の線種を
AC3R610、導体半径が17.1mm、2He =
800mとしている。)と計算されるから、行列(ZS
−Zm)−’ (Z31−Z41)となる。
そして、上記行列(Zs−2m戸(231−241)の
第1行、第3行にそれぞれka−0,240、kc=0
.762を乗じ、両者を加算すれば、10’(0,71
21,3333,197)となり、上記行列の第2行と
精度よく一致する。
即ち、行列(Z31−741)について上記のようなX
yカ存在t し1.i、行列(Zs−Z+++)−1(
231−241) ニラいても上記のようなka、kc
が存在することがわかる。
したがって、ka =0.240.kb =−1゜00
、kc−0,762とすることにより、ka  Ija
+Kb  Ijb+Kc  Ijc−0の式を得ること
ができる。
尚、上記x、yの算出について詳細に説明すると、最小
2乗法の原理に従って、 f (x、 y) −(0,162x+ 0.112y
−0,133)2十(0,339x + 01198y
 −0,254)2十(0,998X + o、43o
y−0,627)2を最小とするx、yを定数として採
用すればよ(、これはδf/δx−0.δf/δy−o
の偏微分方程式を解くことにより、x、yを得ることが
できる。
ka、kcについても同様にして求めることができるが
、詳細は省略する。
また、行列し についてみれば、 と計算される。
そして、上記行列りの第1行、第3行にそれぞれLa=
0.117、Lc =1.139を乗じ、両者を加算す
れば、 1O−4(0,5621,82910,2162,01
78,4484,551)となり、上記行列の第2行と
精度よく一致する。
したがッテ、ka =0.240.kb =−−1゜0
0、kc =0.762.1a =0.117゜Lb 
=−1,00,Lc =1.139と’することにより
、故障電流Ifaのみを未知数とする2次方程式A I
fa” −2B Ifa+C=0を得ることができ、こ
の2次方程式の解を求めることにより、正確な故障電流
を得ることができる。そして、得られた故障電流を地絡
回線選択リレー(図示せず)に印加することにより、正
確、かつ迅速に地絡故障発生回線を選択遮断することが
できる。
尚、上記定数L a、 L cの算出についても、X。
yの場合と同様に最小2乗法によって得ることができる
以下に他の鉄塔構造についての定数を示すことにする。
[1[)  第2図Bに示すように、平行2回線送電線
(A)の各回線AI、A2が互に逆向きに架設され、高
さ方向に隣合う導体の間隔が8.0m、水平方向に隣合
う導体の間隔が8.0m、高抵抗接地系平行2回線送電
線(B)の各回線81.82が同じ向きに架設され、高
さ方向に隣合う導体の間隔が3.0m、水平方向に隣合
う導体の間隔が、8.5m、平行2回線送電線(A)と
高抵抗接地系平行2回線送電線、(B)との高さ方向の
間隔が8.5mにそれぞれ設定されている場合には、 
、行列(231−241) と計算される。
そして、上記行列の第1行にX=0.299を乗じ、第
3行にy=0.773を乗じ、両者を加算すれば、 jωX 10”(0,0870,1640,415)と
なり、上記行列の第2行と精度よく一致する。
したがって、行列(Zs−Zm)”(Z31−241)
にライても、前記と同様、最小2乗法により、定数ka
kc、la、l−cを得ることができ、定数k a、 
k c。
l a、 l cに基いて、故障電流の2次方程式を得
ることができ、2次方程式を解くことにより、正確な故
障電流を得ることができる。
(110第2図Cに示すように、平行2回線送電線<A
>の各回線Al、A2が同じ向きに架設され、高さ方向
に隣合う導体の間隔が上から順に2.8m、2.4.m
、水平方向に隣合う導体の間隔が上から順に4.4m、
5.0m、4.4m、高抵抗接地系平行2回線送電線(
B)の各回線81.82が同じ向きに架設され、高さ方
向に隣合う導体の間隔が上から順に2.4m、2.8m
、水平方向に隣合う導体の間隔が、上から順に5.0m
4.4m、5.0m、平行2回線送電線(A>と高抵抗
接地系平行2回線送電線(B)との高さ方向の間隔が5
.0mにそれぞれ設定されている場合には、 行列(Z31−741) と計算される。
そして、上記行列の第1行にX=Q。245を乗じ、第
3行にy、=0.774を乗じ、両者を加算すれば、 jωX 10’ (0,3030,2050,116)
となり、上記行列の第2行と精度よく一致する。
したがって、行列(Zs−Z+a)−’ (Z31−Z
41)にライても、前記と同様に、最小2乗法により定
数ka。
kc、la、lcを得ることができ、定数k a、 k
 c。
l a、 l cに基いて、故障電流の2次方程式を(
qることができ、2次方程式を解くことにより、正確な
故障電流を得ることができる。
■ 第2図りに示すように、平行2回線送電線(A>の
各回線A1.A2が同じ向きに架設され、高さ方向に隣
合う導体の間隔が3.0m、水平方向に隣合う導体の間
隔が上から順に4.4m、6゜0m、4.8m、高抵抗
接地系平行2回線送電線(B)の各回線81.82が同
じ向きに架設され、高さ方向に隣合う導体の間隔が3.
0m1水平方向に隣合う導体の間隔が、上から順に6.
4m。
5゜2m、6.4m、平行2回線送電線(A)と高抵抗
接地系平行2回線送電線(B)との高さ方向の間隔が3
.5mにそれぞれ設定されている場合には、 行列(131−241) と計算される。
そして、上記行列の第1行にx=0.199を乗じ、第
3行にy=0.762を乗じ、両者を加算すれば、 jωx 10−1(0,4640,2960,137)
となり、上記行列の第2行と精度よく一致する。
シタがッテ、行列(Zs−Zm)−’(231−Z41
) ニツイても、前記と同様に、最小2乗法により定数
ka。
k C,l a、 L Cを得ることができ、定数ka
、kc。
しa、 L Cに基いて、故障電流の2次方程式を得る
ことができ、2次方程式を解くことにより、正確な故l
a電流を得ることができる。
く効果〉 以上のようにこの発明は、電源端、負荷端の区別なく、
多端子系統においても、簡単な四則演算を行なうととも
に、2次方程式を解くのみで正確な故障電流を得ること
ができ、故障電流のみによって地絡リレーを作動させ、
正確、かつ迅速に地格故障発生回線を遮断することがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は循環1流対策を施すためのブロック図、第2図
は鉄塔構造、導体配置を示す図、第3図は平行2回線送
電線(A)と高抵抗接地系平行2回線送電線(B)との
関係を示す図、第4図は平行2回線送電線(A)と高抵
抗接地系平行2回線送電線(8)とが併架された状態を
示す図、 第5図は各相差電流を得るための電気的接続を示す図。 (11(2) (3)・・・減算回路、(4)・・・2
次方程式導出回路、(51・・・解算出回路、(7)・
・・負荷電流算出回路、(B)・・・高抵抗接地系平行
2回線送電線第2図A Δ 第2図C Δ 第3図A 端             端 第3図B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1の送電線と併架される高 抵抗接地系平行2回線送電線に一線地絡 が発生したことを検出して、地絡故障発 生回線を選択遮断させる地絡回線選択リ レーにおいて、各相の回線間差電流を負 荷電流、故障電流、および循環電流で表 す式と、各相の回線間差電流に含まれる 循環電流を鉄塔構造、導体配置等の固定 ファクタにより定まる第1の定数倍し、 加算することにより0となることを示す 式と、各相の回線間差電流に含まれる循 環電流の2乗値を鉄塔構造、導体配置等 の固定ファクタにより定まる第2の定数 倍し、加算することにより0となること を示す式とから、真の故障電流のみを得 ることを特徴とする地絡回線選択リレー の循環電流対策方法。 2、少なくとも1の送電線と併架される高 抵抗接地系平行2回線送電線に一線地絡 が発生したことを検出して、送電線を遮 断させる地絡方向リレーにおいて、各相 の電流を負荷電流、故障電流、および循 環電流で表す式と、各相の電流に含まれ る循環電流を鉄塔構造、導体配置等の固 定ファクタにより定まる第1の定数倍し、 加算することにより0となることを示す 式と、各相の電流に含まれる循環電流の 2乗値を鉄塔構造、導体配置等の固定フ ァクタにより定まる第2の定数倍し、加 算することにより0となることを示す式 とから、真の故障電流のみを得ることを 特徴とする地絡方向リレーの循環電流対 策方法。
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