JPS61147719A - 管路母線 - Google Patents

管路母線

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JPS61147719A
JPS61147719A JP59268618A JP26861884A JPS61147719A JP S61147719 A JPS61147719 A JP S61147719A JP 59268618 A JP59268618 A JP 59268618A JP 26861884 A JP26861884 A JP 26861884A JP S61147719 A JPS61147719 A JP S61147719A
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dielectric
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busbar
gas
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正広 花井
保 井上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、電力用管路母線に関するもので、特に急峻波
サージ電圧を減衰させる特性を備えた管路母線に係る。
[発明の技術的背景及びその問題点] 変電所で用いられる高電圧回路の開閉装置として、近年
、ガス絶縁開閉装置が良く用いられている。これは、母
線、しゃ断器を初めとして、その他の付属設備を金属容
器の中に収納し、その後、この金属容器内に安定度が高
く、不活性、不燃、無臭、無害であり、且つ空気の2〜
3倍の絶縁耐力を有するSF6ガスを封入して、高電圧
回路の開閉装置としたものである。
この様なガス絶縁開閉装置においては、しゃ断器や断路
器が作動し、回路が切離されたりつながれたりする際に
、電極間に放電が生じる。この放電により発生するサー
ジ電圧は、時には定格の2倍以上になることもあり、且
つ第1波の波高値に至る時間は100ns以下の高周波
の振動波になり、しかも管路母線に用いられている同軸
上の構造は周波数特性が極めて良く、IGHzまでの周
波数の電圧をほとんど減衰させることなく伝搬させるた
め、サージは減衰せずにそのままガス絶縁開閉装置に接
続された他の機器、例えば変圧器、ブッシング等に達す
る。
次に、この様な高周波電圧が他の機器に及ぼす影響を変
圧器を例にして説明する。即ち、第6図に示した様に、
従来のGIS型変電所において、ガス絶縁開閉装置に接
続される変圧器は、変圧器の鉄心1の回りに巻線2が巻
回され、これらが絶縁油を充填したタンク3内に収納さ
れている。また、タンク3には絶縁油を冷却するクーラ
ー4及び絶縁油の劣化を防止する為のコンサベータ5が
配設されている。さらに、前記巻線2の一部から引出さ
れた高圧リード線6は油ダクト7を介して油/ガスブッ
シング8に接続され、さらに5Fi5ガス管路母線ダク
ト9内に収納された高圧中心導体10によって図示して
いないガス絶縁開閉装置に接続されている。なお、油ダ
クト7には避雷器11が配設されている。
この様な構成を有するガス絶縁開閉装置に接続される変
圧器においては、ガス絶縁開閉装置が作動し極めて立上
がり峻度の高い高周波サージが発生すると、前述した様
にサージは管路母線を通って変圧器に印加される。この
様な波頭峻度の高い高周波サージが印加された場合の変
圧器の巻線の応答について、優れた耐インパルス電圧特
性を持ち、しばしば高電圧巻線として用いられているハ
イセルキャップ円板巻1lA(高直列静電容量巻線)を
使用した場合について説明する。即ち、ハイセルキャッ
プ円板巻線に前述の様な高周波サージ電圧が印加される
と、ハイセルキャップ巻線は直列静電容量が大きいにも
拘らず、電位分布の改善は行なわれない。つまり、第7
図に示した様に、直列静電容量は、電圧が第1段の第1
のターンとそれに第2段の合計のターン(N−16)の
半分(N/2−8)を加えた次のターンに印加されて始
めて形成されるものであるが、急峻波サージ電圧になる
と、第1のターンに入来した電圧波がN/2加えた隣の
ターンに到達する前に第1のターンで波高値に達するこ
とになる。この様に、急峻なサージ電圧に対しては、ハ
イセルキャップ円板巻線のねらいである電位分布の改善
は無意味になる。この無意味になる境界は巻線の電圧及
び容量によって異なるが、第1波の負の波高値に至る時
間が0.5μs程度以下といわれている。
次に、高周波サージが印加された場合に、避雷器11が
作動して変圧器を保護できるか否かを説明する。即ち、
ガス絶縁開閉装置が作動して高周波サージが管路母線に
入った場合の各部の急峻波電圧の波形図を第8図に示し
た。まずEなる電圧波高値を持つ急峻波電圧が油/ガス
ブッシング8の対地キャパシタンスCoを充電し、避雷
器11の端子へ達する。このときブッシングの対地キャ
パシタンスCoにより急峻波電圧の波高値は若干小さい
E−となり波頭峻度も若干小さくなる。また、避雷器1
1においてはそのv−i特性に応じて電流が流れるため
、電圧は避雷器11の制限電圧以下に抑制され、その波
高値はE //となる。しかし避雷器では、波高値を下
げるだけで波頭峻度は何等変らないため、急峻波サージ
電圧の巻線分布の改善はできない。
[発明の目的] 本発明は、上述したような従来の管路母線の欠点を解消
するために提案されたもので、その目的は、GIS変電
所において、ガス絶縁開閉装置を作動させることによっ
て発生する高周波サージによって変圧器や他の接続され
ている機器が絶縁破壊を起こさない程度まで、高周波サ
ージを減衰させることのできる管路母線を提供すること
にある。
[発明の概要] 本発明の管路母線は、ダクト内に配設された高圧中心導
体の回りに、印加されるサージが高周波になるほど損失
が大きくなる誘電体を配設することにより、印加される
高周波サージを大幅に減衰できる様にしたものである。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図を参照して
具体的に説明する。なお、第6図の従来の管路母線と同
一の部材については、同一符号を付し説明は省略する。
本実施例において、SF6ガス管路母線ダクト9の内部
に配設されている高圧中心導体10の回りの一部に、印
加されるサージが高周波になるほど損失が大きくなる誘
電体20が高抵抗金属または半導体21を介して取付け
られている。また、この誘電体20は、SF6ガス管路
母線ダクト9の接地導体22とも高抵抗金属または半導
体21を介して接触している。なお、この高抵抗金属ま
たは半導体21の厚さは、その物質が持つ1MH2での
表皮深さ程度(例えばタングステンであれば180μm
)のもので、めっきまたは蒸着等の方法で取付けられて
いる。
この様な構成を有する本実施例の管路母線においては、
同軸状の管路母線の特性サージインピーダンスは Zo =138/ (E;・+ 001 (b/a)テ
表される。ここでaは高圧中心導体10の直径、bは接
地導体22の直径、εrは高圧中心導体10と接地導体
22の間にある物質の比誘電率である。
例えば、誘電体20として3al’−103を用いたと
すると、εr#3000となり、ガスはS F6の1気
圧とすると、εr=1になる6B a T ! 03が
ある所のサージインピーダンスZ+ とS Fsがある
ところのサージインピーダンスZ2の、比は、Z2/Z
1=55となる。即ちこの部分でインピーダンス不整合
が起こり、sF6のある管路を通ってきた高周波電圧V
oS電流IOはBaTiO3がある所になると、高周波
電圧は1/28Vo、電流は55/28Ioになる。ま
た、抵抗損はRI2で与えられる為、[3aTiO3が
ある領域での抵抗損は約4倍に増える。且つ、このBa
TiO3がある領域において高圧中心導体10と接地導
体220部分を構成する金属表面に、抵抗率の高いタン
グステン、ニクロム、モリブデン等を1MH2における
表皮深さ程度、蒸着またはめつきしである為、さらに損
失は大きくなり、高周波サージの減衰は非常に大きくな
る。その上、BaTiO3には、第2図の様に電界Eと
電束りにはヒステリシスがある。この曲線に囲まれた部
分は損失になり、しかも周波数によらず大きさは一定の
為周波数に比例して損失は増える。しかし、商用周波は
周波数が低い為、損失はほとんど無い。この様に強誘電
体を管路に入れることにより、管路表面での抵抗損と強
誘電体内部でのヒステリシス損により高周波のみを減衰
させることができる。その結果、変圧器及びブッシング
に危険なレベルの高周波サージ電圧はかからなくなる。
なお、本発明は、上述の実施例に限定されるものでは無
く、誘電体として紙などの高周波になるほど損失角(t
anδ)が増加する高分子を用いると、誘電体として強
誘電体を用いた場合と同様に、導体での抵抗損が増加し
、その上、高周波になるほどtanδが増加するため、
損失が増加し高周波の減衰が大きくなり、変圧器やブッ
シング等の機器を高周波サージより保護することができ
る。
また、高圧中心導体10の回りに配設される誘電体30
の形状を、第3図に示したように中心導体10のみに接
する様に構成しても良い。一般に、SF6ガスが充満し
ている同軸状の管路に高周波が伝搬するときの電界は、
第4図に示した様な形状をしているが、第3図の様に中
心導体10の回りに比誘電率の高い物質を同軸上に配設
すると、電界は第5図に示した様に、高圧中心導体10
から接地導体22に行かずに誘電体30の内部のみを通
って伝搬していく。その結果、高周波は、導体での抵抗
損が増加し、且つ誘電体内のヒステリシス損またはta
nδによる損失が生じ、第1図に示した実施例と同様の
効果が得られる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、高圧中心導体の回りに強
誘電体又は紙等の様に高周波になるほどtanδが増加
する誘電体を配設することにより、高周波の電気エネル
ギーを充分に減少させ、変圧器やブッシング等の機器が
高周波サージにより絶縁破壊を起こさない程度にまで、
高周波サージを減衰することができる安価で信頼性の高
い管路母線を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の管路母線の一実施例を示す要部拡大断
面図、第2図は強誘電体のヒステリシス損を示す電界と
藁束の関係を表す図、第3図は本発明の管路母線の他の
実施例を示す要部拡大断面図、第4図は従来の管路母線
を伝搬する高周波の電界の模式図、第5図は本発明の他
の実施例における高周波の電界の模式図、第6図は従来
のGIS形変電所の代表的な構成図、第7図は変圧器の
ハイセルキャップ巻線の構成図、第8図は高周波サージ
がGrS変電所を伝搬する時の模式図である。 1・・・変圧器の鉄心、2・・・巻線、3・・・タンク
、4・・・クーラー、5・・・コンサベータ、6・・・
高圧リード線、7・・・油ダクト、8・・・油/ガスブ
ッシング、9・・・SF6ガス管路母線ダクト、10・
・・高圧中心導体、11・・・避雷器、20・・・誘電
体、21・・・高抵抗金属又は半導体、22・・・接地
導体、30・・・誘電体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガス絶縁管路母線のダクト内に配設された高圧中
    心導体の回りに、印加されるサージが高周波になるほど
    損失が大きくなる誘電体を配設したことを特徴とする管
    路母線。
  2. (2)前記誘電体が、高圧中心導体と接地導体の両方に
    接する様に配設され、誘電体と中心導体の間及び誘電体
    と接地導体の間に、高抵抗金属又は半導体が配設されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の管路
    母線。
  3. (3)前記誘電体が、BaTiO_3やBaTiO_3
    にSrTiO_3、BaSnO_3又はCaTiO_3
    を少量添加したもの、或いは、NaNO_2、PbZr
    O_3又はSbSIである特許請求の範囲第1項及び第
    2項記載の管路母線。
  4. (4)前記誘電体が、紙又はセルロース等のコモノマー
    又は側鎖を持つ高分子である特許請求の範囲第1項及び
    第2項記載の管路母線。
JP59268618A 1984-12-21 1984-12-21 管路母線 Granted JPS61147719A (ja)

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JPH0520969B2 JPH0520969B2 (ja) 1993-03-23

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