JPS61147160A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPS61147160A
JPS61147160A JP59268859A JP26885984A JPS61147160A JP S61147160 A JPS61147160 A JP S61147160A JP 59268859 A JP59268859 A JP 59268859A JP 26885984 A JP26885984 A JP 26885984A JP S61147160 A JPS61147160 A JP S61147160A
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ultrasonic
waves
reflected
phase
group
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JP59268859A
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Osamu Hayashi
治 林
Shigetaka Nakao
成隆 中尾
Fumihiro Namiki
並木 文博
Kenichi Hayakawa
健一 早川
Kenji Kawabe
川辺 憲二
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G01N29/34Generating the ultrasonic, sonic or infrasonic waves, e.g. electronic circuits specially adapted therefor
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数個の超音波トランスジューサを配列した
プローブを用いて超音波を送受波する超音波診断装置に
関し、特に送出した超音波の多重反射による悪影響を軽
減しようとするものである。
〔従来の技術〕
従来の超音波診断装置で使用するプローブには、第15
図に概略構成を示す機械式走査型と、第16図または第
17図に概略構成を示す電子式走査型とがある。第15
図の機械式走査型プローブは、超音波トランスジューサ
1を音響媒体2中で揺動もしくは回転させ、そのとき窓
3から送波される超音波ビーム4で被測定体5内にセク
タ状の走査領域6を形成し、該領域内からの反射波をト
ランスジューサ1で受波して診断情報を得る。一方、第
16図の電子式走査型プローブは、多数の超音波トラン
スジューサ1を1列に配列し、同時に駆動するm個ずつ
の組を順次ずらしながら選択して各組による超音波ビー
ム4を平行移動させ、矩形状走査するものである。また
、第17図の電子式走査型プローブは、各トランスジュ
ーサ1に与える駆動信号に位相差をつけかつそれを順次
変えることによって、合成波の波面の進行方向が点線6
゜6′・・・・・・で示すように次々変る超音波ビーム
4を発生し、受信時には各トランスジューサの受信信号
に遅延を加えて加算することにより、セクタ状の走査を
行なう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、第15図に示す機械式走査型プローブでは、
トランスジューサ1から送波した超音波が窓3、被測定
体5の表面、及び被測定体内で反射し、それがトランス
ジューサ1に入って反射し、再び被測定体側へ送出され
、それが反射してまたトランスジューサlへ入るという
多重反射が起こる。また、第16図或いは第17図の電
子走査型プローブは、一般に音響媒体を介することなく
直接被測定体に超音波トランスジューサを接触させるの
で、この場合は被測定体とトランスジューサの間で多重
反射が起こる。
この様な多重反射による偽信号は、正規のく検査対象物
からの1回目の)反射超音波信号に重畳され、該対象物
の他に他の対象物があるように見せ(実際にはないのに
)、診断を(真の情報読取りを)困難にする。本発明は
この点を改善しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、複数個の超音波トランスジューサを同一面上
に配列して各トランスジューサから超音波を送波させ、
該超音波の被測定体による反射波を該トランスジューサ
で受波して受渡信号に変換し、該受渡信号を加算して合
成受波信号を得る超音波診断装置において、該複数個の
超音波トランスジューサを2つのグループに分け、そし
て第1および第2のグループを同相の駆動信号で駆動し
たとき両グループから送波される超音波の位相差が前記
面の前方かつ該面と平行な基準面において該超音波の中
心波長λGの1/4になるように、該第1および第2の
グループの少なくとも一方の送受波面に超音波遅延手段
を設け、診断時には該第1および第2のグループから送
波される超音波が該基準面において同相となるように駆
動信号に位相差をつけ、そして該第1および第2のグル
ープで受波された該同相超音波の反射波の受波信号を、
その進相側をλo / 4に相当する時間だけ遅延させ
てから合成するようにしてなることを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
本発明では、複数個の配列された各超音波トランスジュ
ーサからの反射超音波の位相を異ならせることにより、
該配列された各超音波トランスジューサからの反射超音
波を総和した超音波の強度を低下させ、これにより多重
反射によって発生する偽の信号レベルを低下させる。こ
のために、複数の超音波トランスジューサを、その送受
波面の面積の総和がほぼ等しいA、Hの2つのグループ
に分け、例えば第1図の如く超音波トランスジューサの
配列を交互に超音波の送波方向に、送波される超音波の
中心周数における波長λ0の約1/4だけ、Aグループ
の超音波トランスジューサAt。
A2.A3の位置をBグループのものBl、B2゜B3
より突出させて配置する。
送信時には配列された超音波トランスジューサの送受波
面から少し離れた基準面×において、A。
8両グループの超音波トランスジューサから送波される
超音波の位相が同じになるように、Aグループの超音波
トランスジューサの駆動タイミングをBグループの駆動
タイミングよりも波長λ0の約1/4に相当する時間t
1だけ遅延させる。超音波トランスジューサの前面の超
音波媒体10A〜DT3はこのための遅延回路であり、
またDVは駆動信号である。
位相が同じになった超音波TIA、TIBは従来装置と
同様に被測定体ll中を伝播していくが、一部は被測定
体中の反射体12から反射され、反射波RIA、R1B
としてトランスジューサに返ってくる。この反射波RI
A、RIBは通常はぼ平面波と考えて良く、この平面波
がA、8両グループの超音波トランスジューサで受波さ
れた時、超音波トランスジューサの出力信号0UTIA
0UTIBは同図(b)の如くAグループの出力信号0
UTIAの方がλ0/4だけ位相が進んでいるので、こ
れを時間t1だけ遅延回路DRI 〜DR3で遅らせて
、Bグループの出力信号OUT、Bと位相を同じくし、
然るのち加算して合成受波信号OUTとする。以上の動
作によって、配列された超音波トランスジューサがA、
Bの二つのグループで、その配置が送波方向にλ0/4
異っていても、従来装置のようにすべての超音波トラン
スジューサが同じ面上にある場合と同様に送受波するこ
とが可能である。
被測定体から反射波RIA+ RIBが超音波トランス
ジューサに入射した時、一部R2Δ、R2Bは超音波ト
ランスジューサで反射されて再び被測定体11中に送波
され、これによる被測定体中からの反射波R3A 、 
R3Bが再度超音波トランスジューサで受波されるとこ
れが偽の信号となり真の信号に重ね合わさるため、診断
を正しく行うことが困難となる。12′は2重反射によ
って真の反射体12の2倍の距離に存在するかのように
観測される偽の像であり、この偽の像のディスプレイ上
の明暗度は超音波トランスジューサの反射係数が小さい
程低くなる。しかし、この反射係数は固有であり、それ
自体を小さくすることはできない。
本発明でも被測定体からの反射波RIA、RIBが超音
波トランスジューサに入射し、A、Bグループの各超音
波トランスジューサで、再反射されるが、その反射波R
2A、R2Bの位相をx面で比較すると81グループか
らの反射波R2BはAグループからの反射波R2^に比
較してλo / 4の距離を往復する時間の2倍の時間
2t+だけ遅れることになる。これは同図(C)のごと
く波長に換 算するとλo / 2だけずれることにな
る。この位相のずれた二つの波R2A、R2Bが被測定
体で再び反射され超音波トランスジューサで受波され、
加算される時はこのλo / 2の位相差は保持された
ま\である(R3AI R3Bを受波すると3λa/4
の位相差があるが、そのうちλo / 4は遅延回路D
RI 〜DR3で除去される)ので、従来装置のように
超音波トランスジューサでの反射の際に位相差を生じな
い場合に比して、合成出力信号はかなりレベルを低下さ
せることができる。同図(0)に示す波形の場合には約
−6dB程度レベルを低下させることが可能であり、送
波超音波の波数が多い場合にはより低下の度合を大きく
することが可能である。即ち、二つの波の位相がλo 
/ 2ずれると両波は逆相になるので互いに打ち消し合
い、共に同じ振幅、波形の連続波なら零になる。
こ\では二つの波はパルスであり、始終端では一方が存
在しないので他方がそのま\現われ、中間部では打ち消
し合うが振幅、波形は等しくはないので多小残りが出る
。第1図(C)のOUTはか\る結実現われるものであ
る。送波超音波の波数が多いとキャンセルし合う上記中
間部が長く、合成波レベルを下げることができる。
以上が本発明の動作原理を最も簡明に示す例であるが、
これは第2図のような構成にしても等価である。同図(
a)の例では複数個の超音波トランスジューサA+、B
l、A2・・・・・・が同一面上に配列されており、A
、82つのグループのうちBグループの超音波トランス
ジューサの送受波面上に、被測定体11と超音波トラン
スジューサ間にある超音波伝播媒体10Aの音響インピ
ーダンスと音響インピーダンスがはり等しく、音速が媒
体10Aの音速Coより遅いC+で、厚さがTなる媒体
10Bを配置し、Tの大きさを、媒体10AおよびIO
B中をTの距離だけ超音波が伝播するに要する各時間の
差ΔTが、媒体10Aの中での超音波の波長λ0の約1
/4を伝播するに要する時間に等しくなるように選んで
おく。即ち これから なるように選んでおく。
超音波トランスジューサから被測定体に向って超音波を
送波する時、Aグループの超音波トランスジューサの駆
動タイミングをBグループの駆動タイミングより61秒
(0式から明らかなように前述のtlと等しい)だけ遅
延回路DTI 〜DT3により遅延させて駆動すると、
Bグループの超音波トランスジューサの前面にある媒体
10Bの前面のごく近くの面×上でA、B二つのグルー
プから送波された超音波は同相の状態で被測定体11へ
伝播されて行く。被測定体から反射されて、超音波トラ
ンスジューサで受波されて得られる出力信号はAグルー
プの出力信号の方がBグループの出力信号に較べて位相
がλo / 4だけ進んでいる。
これは時間に換算すると61秒であり、この時間だけA
1グループの出力信号を遅延回路DRI 〜DR3によ
り遅延させ、Bグループの出力信号と位相を合わせて、
A、8両グループの出力信号を加算して合成出力信号O
UTとする。
以上の動作によって、Bグループの前面に媒体10Bを
おいた場合でも、これが置かれてない従来方式と同様に
送受波することが可能である。
一方、被測定体からの反射波がA、B二つのグループの
超音波トランスジューサに入射し、各超音波トランスジ
ューサで反射されるとき、その反射波の位相は第2図(
a)のx面で比較すると、Bグループからの反射波の位
相はAグループからの反射波に比較してλo / 2だ
け遅れることになる。
これらの位相のずれた超音波が被測定体で再び反射され
、超音波トランスジューサで受波され加算された時、そ
の合成出力信号OUTのレベルは、従来装置の場合のよ
うに超音波トランスジューサでの反射の際に位相差を生
じない場合に比してかなり低下させることができること
は、第1図(a)のように超音波トランスジューサがλ
o / 4だけずれて配列された場合と同様である。
第2図(blはBグループの超音波トランスジューサの
詳細図で、13は圧電素子(PZT)、14はバッキン
グ材、15は整合層、16.17は電極であり、媒体1
0Bは電極16の前面に取付けられる。媒体10Bは具
体的にはシリコンゴム等である。媒体10Bの音速CI
は上記の例とは逆に媒体10Aの音速Coより速くても
良く、また ′A、B両グループの前面にCoとは異な
る音速C2゜C3を有する媒体を配置しても良い。いず
れにしてもトランスジューサ面に平行な平面波を受波す
る際に、各グループのトランスジューサに到達する超音
波の位相がλo / 4ずれておれば良く、早く到達す
るグループ(進相側)の出力信号をλ0/4に相当する
時間だけ遅延させて加算すれば良いのである。
以上のように本発明によれば、真の信号は従来方式の場
合と同様なレベルで受信されるが、超音波トランスジュ
ーサで反射された超音波によって、再び被測定体から反
射して受波される偽の超音波信号に対しては従来方式に
比較して約−6dB以下の検出感度におさえることがで
き、真の情報の読みとりが一段と容易になる。以下、図
示の実施例を参照しながら更に詳細に説明する。
〔実施例〕
第3図は、凹面上にm個の超音波トランスジューサ(グ
ループA、Bに属するものを単にA、  Bと示す)が
1個おきに超音波の送波方向に媒体10A中での超音波
の波長λ0の約1/4だけ突出して配置されており、そ
のうち連続したn個(n<m)の振動子で送受波を行な
い、順次送受波をする超音波トランスジューサの選択位
置をずらして、セクタ走査を行なう超音波診断装置の実
施例である。
プローブ20は超音波トランスジューサA、 Bと被測
定体11との間での超音波の伝播媒体として媒体10A
を使用している。媒体10Aとしては水やシリコンオイ
ル等の液体ばかりでな(固体でも良い。本例では媒体1
0Aとして水を用いた例を示している。従って媒体10
Aが洩れないようにするため超音波が送受波されるプロ
ーブ20の窓には窓膜21がある。振動子の整合層やト
ランスジューサ背面の吸音材などは説明を簡単化するた
めに省略しである。尚、22はプローブケース、23は
その内面の吸音材である。
超音波を送波する場合に被測定体ll内のP点の深さに
超音波ビームの焦点を結ばせるためには、n個の各振動
価とP点間の距離から遅延回路DFT□〜DPTnおよ
びDTl、DT3.・・・・・・DTnの夫々の遅延時
間を設定して駆動信号DVをこれらの遅延回路を径由し
て各超音波トランスジューサに加えれば良い。こ\では
説明を明確にするためDFTIとD7 l、DFT3 
 とD↑3など二つの遅延回路を縦続接続しているが、
これらは二つの遅延回路の遅延時間の和に等しい遅延時
間を有する1個の遅延回路に置き換えることができるこ
とは云うまでもない。こ−でDFT□ 〜DFTn  
はn個の超音波トランスジューサが突出することなく、
すべて同一凹面上に配置された時にP点に焦点を結ばせ
るに必要な遅延時間を有する遅延回路であり、DTI。
DT3.・・・・・・DTnは超音波トランスジューサ
Aがλo / 4だけ突出しているため、その分だけ駆
動タイミングを突出してないもの(B)より遅らせて、
P点において、n個の超音波トランスジューサから送波
された超音波の位相がすべて同位相になるようにするた
めのものである。
受波する場合も送波の場合と同様にnヶの超音波トラン
スジューサで受波する場合、焦点Pとnヶの各超音波ト
ランスジューサ間の距離から遅延回路DFR□〜DFR
□およびDRl、DR3,・・・・・・DRnの遅延時
間を設定し、これらの遅延回路を径由してnヶの各超音
波トランスジューサの受波信号を加算して、合成出力信
号としている。
DFRl 〜DFRn  はnヶの超音波トランスジュ
ーサが突出することなくすべて同一凹面上に配置されて
いる時にP点に焦点を持たせて受波する場合に必要な遅
延時間を有する遅延回路である。DRI。
DR3,・・・・・・DRnは超音波トランスジューサ
Aがλo / 4だけ突出しているため、この分突出し
ていない超音波トランスジューサBより早く受波するの
で、この分だけ遅延させるためのもので、これを追加す
ることによりnヶの超音波トランスジューサの受渡信号
の位相を合わせて加算することができる。DFR□ と
DRl、・・・・・・、DFRIl  とDRn等は遅
延時間が各2ケの遅延時間の和と等しい遅延時間を有す
る1個の遅延回路に置き換えることができることは言う
までもない。
第4図は平面上にm個の超音波トランスジューサA、B
を、1個おきに超音波の送波方向に媒体10A中での超
音波の波長λ0の約1/4だけ突出して配置している。
そのうちのn個の超音波トランスジューサで送受波し、
順次送受波するntmの超音波トランスジューサの選択
位置をずらしてリニア走査を行うプローブである。媒体
10Aは液体でも固体でも良いが、同図は液体の場合を
示し、液体がプローブ外に洩れないよう窓膜21がある
。媒体10Aが固体の場合は窓膜21は省略できる。動
作原理は第3図等と同様であるので省略する。
第5図は凸面上にm個の超音波トランスジューサA、B
を、1個おきに超音波の送波方向に媒体10A中での波
長λ0の1/4だけ突出して配置している。そのうちの
n個の超音波トランスジューサで送受波し、順次送受波
するn個の超音波トランスジューサの選択位置をずらし
てセクタ走査を行うプローブである。媒体10Aは液体
でも固体でも良い。本例では液体の場合を示している。
動作原理は第3図等と同様であるので省略する。
第3図〜第5図の例では超音波トランスジューサA、B
を交互に突出させた例を示しているが、必ずしも規則的
に突出させる必要は無く、不規則的でも良い。つまり、
突出している超音波トランスジューサAの送受波面の面
積の総和°と、突出してない超音波トランスジューサB
の送受波面の面積の総和かはソ゛同じであれば良い。
第6図はn個の環状超音波トランスジューサA。
Bを同心円状に配置し、1つの円板状トランスジューサ
を構成したものである。1個おきに環状超音波トランス
ジューサAがλo / 4だけ突出して配置されている
。送受回路はn個の環状超音波トランスジューサの各々
に対応して設けられており、送受波する際の遅延回路の
構成は第3図等と同様である。超音波ビームの走査方向
を変えるのは、従来装置の場合と同様に円板状トランス
ジューサ全体を機械的に回転あるいは揺動させて行う。
この型のプローブは断面円形の超音波ビームを送出し、
反射波による像の鮮明度がよい。
以上、第3図〜第6図まで、それぞれ第1図の例を具体
化した各実施例を説明したが、次に第2図の例を具体化
した実施例を第7図〜第10図に示す。第7図〜第10
図の各側は、第3図〜第6図の超音波トランスジューサ
構造をそれぞれ第2図の原則に従って変更したものであ
る。
具体的に説明すると、第7図の例では凹面上にm個の超
音波トランスジューサA、Bが配列されており、その送
受波面に媒体10Bが1個おきに配置されている。トラ
ンスジューサと被測定体11との間の超音波伝播媒体と
して媒体10Aがある。この媒体10Aは固体でも、液
体でも良い。
例では液体(例えば水)の場合を示している。媒体10
Bは音響インピーダンスが媒体10Aとはり同じで音速
が媒体10Aの音速より遅い材料(例えばシリコンゴム
)を用いた場合を示す。そして媒体10Bの厚さTは(
2)式を C1:媒体10Bの音速 CQ:媒体10Aの音速 λ0:超音波の波長 をはゾ満足するものを使用する。
連続するnヶの超音波トランスジューサで送波の時は媒
体10Bのために、媒体10Bを通過する超音波の位相
は媒体10Bを通過しない両サイドの超音波トランスジ
ューサAから送波される超音波の位相に対し、λo /
 4だけ遅れるので、これを補償して同位相とするため
に、媒体10Bが置かれてない超音波トランスジューサ
Aの駆動タイミングを、媒体10Bが置かれているもの
(B)より、遅延回路D 7 l”” Tnによりλo
 / 4だけ遅延させている。DF’TI 〜DFTn
 は媒体10Bがない場合に被測定体11内のP点に超
音波ビームを集束するために必要な遅延回路である。n
ヶの超音波トランスジューサで受波する場合は媒体10
Bを通過して超音波トランスジューサBで出力する信号
は媒体10Bを通過しないで超音波トランスジューサA
で出力する信号に対しλo / 4だけ位相が遅延する
ので、これを補償するため、媒体10Bが前面に配置さ
れてない超音波トランスジューサAの出力を遅延回路D
R,−DRnによって遅延させ位相を合わせて、信号を
加算するようにしている。D   ”FRn  は媒体
10Bが無いBI 従来方式の場合にP点からの反射波をnヶの超音波トラ
ンスジューサで受波し、その出力信号を加算する時にす
べての信号の位相を同じにするために必要とする遅延回
路である。従ってP点からの反射波はnヶのトランスジ
ューサで受波された時、媒体10Bによってその出力信
号の位相にλ0/4のバラツキが生じても遅延回路DF
’RI  〜DFRnの各出力端では全ての信号の位相
は同相になっており、従来方式の超音波診断装置と同様
に信号を受波することができる。
一方、被測定体11からの反射波が超音波トランスジュ
ーサに当って反射して再び被測定体11に向って送波さ
れる時、媒体10Bが配置された超音波トランスジュー
サBからの反射波と、媒体10Bが配置されてない超音
波トランスジューサAからの反射波とは位相がλo /
 2ずれており、この位相がずれた超音波が被測定体1
1に当って再び反射波として受波した時の信号レベルは
、従来方式の場合のように超音波トランスジューサで反
射され、同相で再び被測定体に送波される場合に較べ約
−6dBあるいはそれより低くなり、偽信号の少ない診
断装置とすることができる。1走査が終ればnヶの送受
波する超音波トランスジューサの位置を順次ずらせて、
セクタ走査を行うことは第3図の場合と同様である。
第8図はリニア走査を行う場合の例、第9図は凸面上に
超音波トランスジューサを配列してセクタ状に走査を行
う例である。また第10図はnヶの環状超音波トランス
ジューサを同心円状に配置し、1つの円板状のトランス
ジューサを構成したものである。1個おきに環状超音波
トランスジューサの前面に媒体1.OBが配置さており
、送受波回路はn個の環状超音波トランスジューサの各
々に対応しており、送受波する際の遅延回路の構成も第
7図等と同様である。超音波ビームの走査方向を変える
ために円板状のトランスジューサ全体を機械的に回転あ
るいは揺動させて行うのは従来装置の方法と同じである
第11図〜第14図は第1図または第2図の変形例であ
る。第11図はグループAのトランスジューサAl、A
2をλa / 4より小さい距離(例えばλa/8)突
出させ、BグループのトランスジューサB1.B2の前
向に媒体IOAの音速CO与 より遅い媒体10Bを配置し、Aグループの突出による
効果と媒体Bの遅延効果により、被測定体からの反射波
がA、Bグループのトランスジューサに当って生ずる反
射波の位相がトランスジューサの近くの面X上でλo 
/ 4異ならせるようにしたものである。第12図の例
は、Aグループの超音波トランスジューサA1.A2を
λo / 4以上突出させ、且つその表面に音速が媒体
10Aより速い媒体10Gを固着して等価的にAI、A
2の突出長をλo / 4にした例である。このように
突出部上に媒体10Cを固着する構造には製造上のメリ
ットが予測される。
第13図はBグループを更にB1.B2グループとCI
、C2グループに分け、前者の突出長をλo / 4未
満に、そして後者の突出長をλo / 4以上にしたも
のである。このようにすると、突出長λo / 4のB
グループで相殺できる反射超音波の中心周波数をfoと
したとき、その両サイドにスペクトル的に分布する周波
数f+、f2の反射超音波を、それぞれBl、B2グル
ープとCI。
C2グループで相殺できる。これは超音波の周波数帯域
が広い場合に有利である。第14図は第2図の例を変形
して広帯域化したもので、媒体10Bの表面を傾斜させ
である。この場合、反射体12から媒体10Bの中心部
を通過して超音波トランスジューサBで再反射した超音
波と、媒体10Bを通過しないで八により反射した超音
波の位相がλo / 4ずれるようにすると、媒体10
Bの両側ではA0よりずれた波長に対し、波長の1/4
の位相ずれを生ずるようにでき、第13図と同じ効果が
生ずる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、プローブの窓膜や被
測定体からの反射信号を超音波トランスジューサで受波
する際に、超音波トランスジューサで再反射して再び被
測定体に入射することによって生ずる偽の超音波信号レ
ベルを、在来方式の場合に比較して約−6dB以下に小
さくすることができ、正しい診断を行うことが容易とな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の原理説明図、第3図〜第
6図は第1図を具体化した実施例の構成図、第7図〜第
10図は第2図を具体化した実施例の構成図、第11図
〜第14図は第1図および第2図の変形例を示す説明図
、第15図〜第17図は従来の超音波診断装置用プロー
ブの説明図である。 図中、A、A+〜A3はAグループの超音波トランスジ
ューサ、B、B+〜B3はBグループの超音波トランス
ジューサ、DTI 〜DT3.DRI〜DR3は遅延回
路、IOA〜1ocは超音波伝播媒体、11は被測定体
、12は反射体、21は窓膜、22はプローブケースで
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数個の超音波トランスジューサを同一面上に配
    列して各トランスジューサから超音波を送波させ、該超
    音波の被測定体による反射波を該トランスジューサで受
    波して受波信号に変換し、該受波信号を加算して合成受
    波信号を得る超音波診断装置において、該複数個の超音
    波トランスジューサを2つのグループに分け、そして第
    1および第2のグループを同相の駆動信号で駆動したと
    き両グループから送波される超音波の位相差が前記面の
    前方かつ該面と平行な基準面において該超音波の中心波
    長λ_0の1/4になるように、該第1および第2のグ
    ループの少なくとも一方の送受波面に超音波遅延手段を
    設け、診断時には該第1および第2のグループから送波
    される超音波が該基準面において同相となるように駆動
    信号に位相差をつけ、そして該第1および第2のグルー
    プで受波された該同相超音波の反射波の受波信号を、そ
    の進相側をλ_0/4に相当する時間だけ遅延させてか
    ら合成するようにしてなることを特徴とする超音波診断
    装置。
  2. (2)超音波遅延手段が、一方のグループの送受波面を
    他方のグループの送受波面よりλ_0/4後退させた構
    造であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載
    の超音波診断装置。
  3. (3)超音波遅延手段が、一方のグループの送受波面前
    方に、他方のグループの送受波面前方の超音波伝播媒体
    より遅い音速の超音波伝播媒体を設けたものであること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の超音波診断
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117165A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Aloka System Engineering Co Ltd 超音波診断装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4598651B2 (ja) * 2005-10-25 2010-12-15 アロカ株式会社 超音波診断装置

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