JPS61146736A - 絶縁、耐食性組成物 - Google Patents

絶縁、耐食性組成物

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JPS61146736A
JPS61146736A JP26644784A JP26644784A JPS61146736A JP S61146736 A JPS61146736 A JP S61146736A JP 26644784 A JP26644784 A JP 26644784A JP 26644784 A JP26644784 A JP 26644784A JP S61146736 A JPS61146736 A JP S61146736A
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JP
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glass
mica
corrosion
powder
mol
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JP26644784A
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English (en)
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So Shirasawa
白沢 宗
Tadayoshi Murakami
村上 忠禧
Takeo Inoue
井上 武男
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C14/00Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix
    • C03C14/004Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix the non-glass component being in the form of particles or flakes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2214/00Nature of the non-vitreous component
    • C03C2214/04Particles; Flakes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、絶縁、を耐食性組成物に関するものであり
、とりわけ、ガラス・マイカ塑造体でなる絶縁、耐食性
組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
ガラス・マイカ塑造体とは、ガラス質の粉末とマイカの
粉末の混合物を原料とし、この原料粉末を原料中のガラ
ス質が軟化して加圧により流動し得る温度に加熱し、加
熱状態で加圧成形して得られる複合材料のことである。
例えばオイルサンドあるいはタールサンドと呼ばれる高
粘度、低流動性の炭化水素を地中から経済的に採取する
場合、一定の間隔を保持して、地中の油層に達するケー
シングコ本を設置し、双方のケーシングに熱水あるいは
高温高圧の水蒸気を圧入し、油層の温度を上昇させてオ
イルの粘性を低下させた後1片方のケーシングへの熱水
の圧入を中止してオイル分を吸上げて採取する。ちなみ
に、このケーシングが地下よOORの個所に埋設された
場合、内部に充満される液体の比重をIとすれば30眼
保の圧力がか−り、 j Okp/dの圧力を有する水
蒸気の温度はコA、t℃に達する。そのため実際には2
10−JOO℃程度の加熱水蒸気が圧入される。
上記条件下で使用されるケーシングには必然的に苛酷な
特性が要求され、現実には機械的強度を確保するため金
属管を中核にしてその内外周両面に絶縁、耐食性材料の
被後層を構成した耐食管ということになる。それ釦は、
ガラス・マイカ塑造体で被覆層を構成した耐食管は、そ
の熱膨張率が鋼管のそれとよく一致するため210℃程
度の使用条件あるいは、その反復にあっても剥離、脱落
等の現象は皆無であることは勿論、ヒビ割を発生するこ
とも全くなく熱的および機械的強度については完全な特
性を保持する。
次に、従来のガラス・マイカ塑造体の特性および耐食管
の製造方法を説明する。
ガラス・マイカ塑造体の特性は、製造時におけ末の特性
に支配される。まず、原料マイカの粉末であるが、マイ
カには天然系と合成系がある。天然マイカは結晶水を含
有しているため、溶融温度が高いガラス質を使用し加熱
温度が高い場合には分解するため使用不可能であるが、
加熱温度の低い場合には価格面を含め有効に使用できる
。その点合成マイカは結晶水を含有しないため熱分解の
恐れがないので、ガラス質の選択について温度的な制約
範囲が広くかつ、常に安定した特性品の入手が可能であ
るため、用途に応じ合成マイカの粉末が使用され、とく
に合成含弗素金マイカは特性。
入手性を含め有効に使用される。
次1’(原料ガラスであるが、その特性に及ぼす支配力
はきわめて大きい。例えば耐熱使用温度は転位温度と密
接に関係し、火膨れ等形状変化については転位温度より
約2Q℃程度高い温度に長時間保持しても何ら変形を生
じない。ただし電気的および機械的強度は低下する。電
気的特性は成分組成と密接に関係し、アルカリ金属の酸
化物を含有しないものを使用したものは、転位温度より
コグ〜2S℃低い温度領域では電気的特性がほとんど低
下することはない。また1機械的強度は成分組成の影響
は少く、上記の温度領域ではほとんど低下しない0次に
熱膨張率の関係であるが、ガラス粉末とマイカ粉末の配
合比率に密接に関係し2例えばガラスJ!v%合成含弗
素金マイカ6j%の場合熱膨張率が? X / Q−’
より小さい場合にはガラス・マイカ塑造体の熱膨張率は
ガラス自体のそれより大きくなり、逆k / OX /
 0−’より大きい場合には小さくなる傾向がある。こ
のことから0合成含弗素金マイカの粉末の熱膨張率は9
 % / OX10−′程度であると推測される。最後
に耐食特性との関係であるが、前述のように、ガラス質
の耐食特性とガラス・マイカ塑造体の耐食特性は相関々
係にある。マイカ粉末は完全な耐食特性を保持するので
、ガラス・マイカ塑造体の耐食特性はガラス質の耐食特
性に完全に支配されるということkなる。
最後に製造方法を説明する。先ず中核となる金属管の内
外周両面にガラス・マイカ塑造体で被覆層を構成した耐
食管の一例をfa/図により説明する。
tIE1図において、耐食管(んは、金属管(71に内
周被覆層(2)および外周被覆層(,7)を被着してな
るものである。
次に耐食管囚の製造方法を第1図により説明する・製造
に使用する成形用金型を°ま、枠(匍、上部に原料装填
室(りを有する分割構造の壁部(6)、芯金具(9)お
よび金属管(1)を中央に保持するための凸部(クーl
)を有する支持金(り)、および加圧金(ざ)0以上参
部品で構成されている。
の 次にIJKi備であるが、ガラスは必要特性に応じて調
製したものを200メツシユに粉砕して使用する。マイ
カ粉末はマイカの粉末を必要特性および成形条件を勘案
し、最適粒度に分級して使用1、、粒度AO−200メ
ツシュのものが多く使用される。各種条件を考慮して設
定した配合比率に従い、マイカ粉末とガラス粉末を混合
して原料粉末を調製し、この混合原料粉末に約jW%の
水分を加え湿潤状態にし、冷間加圧成形により原料装填
室(jl K装填できる形状に成形し、水分を除去して
予備成形体(10)として使用する。
成形は、成形用金型中、枠(り)、壁部(A)および支
持金(7)を第2図(イ)に示すように組立て、加圧金
(rlは組立てずに処定温度、j?00℃に、また芯金
具(デ)と金属管(1)はZSO℃に、予備成形体(1
0)は原料ガラスの溶融温度に応じて決定した温度にそ
偏成形体(10)を原料装填室(j)に装填する。この
ときの状態が第2図(イ)に示しである。次に加圧金(
1)を予備成形体(10)上に載置し、加圧成形機によ
り加圧金(fflを加圧し、予備成形体(10)を金属
管(1)と芯金具(?)が形成する空間部#4(ll)
および金属管(1)と壁部(6)が形成する空間部t(
z2)k圧入して内周被覆層(2)および外周被覆層(
,7)を成形する。このときの状態が第2図(口IK示
しである。
被覆層(2)(J)の温度がガラスの転位温度より低い
温度になるまで冷却し、成形用金型を分解して成形品を
取り出し1機械加工により芯金具(9)を切削除去して
fa1図に示す耐食管(AI仕上げて製造を完了する。
〔発明が解決しようとする間組点〕
従来のガラス・マイカ塑造体でなる絶縁、耐食性組成物
では、300℃程度の熱水1食塩水あるいは硫化水素含
有水に対する耐食特性が、きわめて弱いという致命的欠
陥があり、その使用が不可能であるという問題点があっ
た。
この発明は、かかる問題点を解消しようとするもので、
 300℃程度の高温下において十分な耐食性を保持す
る絶縁、耐食性組成物を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る絶縁、耐食性組成物は、pbo=1.0
モル、E2O3 = 0.2モル以上、 B2O3とB
LOJの合量= o、r s −x、oモル、 Zr0
A=0.0 /〜Q/クモル、 AJFJ =s O,
Oj〜o、zモルのガラス粉末と。
マイカ粉末とを原料とするガラス・マイカ塑造体である
遺体との熱膨張率の差が極小となる。
〔実施例〕
本発明者らは、大形形状の耐食管を成形した際に、外周
被覆層(,7)にヒビ割が発生する原因が、熱膨張率(
この場合には熱収縮率であるが便宜上熱膨張率と表示す
る)差に基ずくものであるという仮設を設定し、ガラス
およびガラス・マイカ塑造体の熱膨張率を完全に把握す
る実験を行った。
まず、熱膨張率の測定試料の作成であるが、ガラスは溶
融完了後坩堝から常法によりφ! X ! Osmの棒
体を取りだし完全に除歪して試料とした。
ガラス・マイカ塑造体は、ガラスを200メツシユに粉
砕し、マイカ粉末は60〜コOOメツシユの合成含弗素
金マイカを使用した。ガラス粉末J!v%、マイカ粉末
6Sv%の比率に配合し。
、rw%の水分を加え湿潤状態にし、直径6Kmの円板
成形型(図示せず)を用い冷間加圧成形により円板を成
形し、乾燥して水分を除去した円板状の予備成形体とし
て使用した。成形用金型は(図示せず)、内径がりO鴎
の分割構造の壁部、壁部を締付ける枠、壁部に嵌合する
支持金および加圧金でなるものを使用した。
予備成形体を各ガラスの溶融温度より約170℃高い電
気炉中でダO分間加熱し、成形用金型は各ガラスの溶融
温度より30℃低い温度に加熱し。
加熱が完了した時点で、予備成形体を成形用金型中に装
填し、全圧力J t、! tonで加圧し、各ガラスの
転位温度より2Q℃低い温度まで加圧を継続して冷却し
、φりOvm Xりmtの板を成形し、上下面を研麿し
て厚さjfiの板に仕上げた後、中央部から!rX!r
X!Owxの測定用試料を採取した。
この試料では、剥片状のマイカ粉末が加圧面に平行して
積層状に配列している。
外周被覆層にヒビ割を発生したガラス・マイカ塑造体お
よび原料ガラスの常温〜300℃の平均熱膨張率ならび
に原料ガラスの転位温度および溶融温度を参考飼として
srz*に示した。
ガラスの熱膨張率はPbO: /、0モル、B2O3:
O6り5モル、 BLOJ: 0.77モルの成分組成
ノ試料/I61はり、OA X / 0−6であり、 
Zr0a : o、o sモルを添加した/16−がA
、t j X / (7−4,Zr0J:17.1モル
を添加したA6Jが6A I X / 0−4とZr0
Jの添加量が増す程その価は小さくなっている。
一方、ガラス・マイカ塑造体の熱膨張率はAIがり0g
: k X / Q−4,4−が7.A A X / 
0−4.4.7が?LAX/1!7−4とガラス単体の
それより大きくなっており、ガラス自体の熱vm率の小
さいものほどその増加率が大きくなっている。
次にガラスの熱*@車を大きくするために多くの実験を
重ねた結果AjF、を添加することkより大きな効果が
得られることを見出した。第2表に示す実施例AKより
説明する。基準ガラスには一般的な法則に従い酸性成分
を減少させ、 PboH/、6モAt、 B2O2:0
.3% k 、 8 h OJ : 0.JモAtの組
成If’)44’を試作した声膨張軍はガラスが10,
02%/Q−4,ガラス・マイカ履造体がIQ、0/×
10−’と近似の値を示した。このガラスは転位温度が
2qt℃と低く。
耐熱特性111iに信頼性が減少する。
上記基準ガラスIIcA−tFJを添加すると、 Q、
/そル添加した4jlF)ガラスがit、4txio−
’、o、λモル添加した肩6がl/、92XIQ−4,
Q、11モル添加した/167が/J、り# X / 
0’と添加量の増加に従い七〇熱膨張率は大きくなり、
ガラス・マイカ胆遺体の熱膨張率はAjがto、ttx
tO−4,Ahが//、/QX / 0−’、 4 J
が’/jOxtO−4とガラスノ熱膨張率に応じて大き
くなっているが、いずれもガラス単体のそれより小さく
なっており、熱膨張率の太きいガラスに対応するものは
とその低下の割合が大きい。この実施例において特異な
現象は、転位温度でkl−FJの添加量が0./ モA
/の46!がls″c。
0.2モル添加の4 A h’s 72℃低下し、0.
ダそル添加の扁りが逆VC6℃上昇していることである
。なお、耐食特性についてはAjF、の添加量の増加に
応じて顕著に向上する傾向を示すが、f5対直的に耐食
管用に使用するものとしては満足なものではない。
次に耐食特性を改善するためFCZr0aを添加した実
施例を、第2表に示す実施例BおよびCKつき説明する
実施pBは実施同人の/I66を、実施例Cは/167
を基準IC0ZrOaをそれぞれ0.0 & 、 o、
oクモル添加したものである。実施例BのZr0a :
 I:lOよそルを添加したAgはガラスの熱膨張率が
/ 0.JコX / (7−4゜zrOJ:0.0クモ
ル添加した腐デは9.7rX10−4で。
Zr0Jを添加しない基準の/l64VC比し、/、&
XtO−b。
コlダX / 0−4と添加量の増加に従い小さくなっ
ており、ガラス・マイカ塑造体は16 gが10.2コ
x tO−&と僅かに小さくなり、/169はデ12X
10−4で逆に大きくなっている。ガラスの転位温度は
A6tJ/It”c、/I6tが3Jダ℃と、それぞれ
2t℃、Jz”c、上昇しており、耐熱特性的には安定
した鋼酸にある。
実施9’1lCK示す/16t O、A6 / / ハ
、 実MN B ノ161 、4 q )C比しガラス
、ガラス・マイカ塑造体の熱膨張率はいずれも大きくな
っているが、その傾向は全く同じであり、ガラスの転位
温度についても同傾向を示して高(なっていて、耐熱特
性的には完全な安定域にある。
耐食特性については、侵食率がZr0a:0.Oj會有
のものは含まないもの77) / / / Q ”” 
// /j、Zr0J:0.07%Apのものは//;
IQ−//2!で、Zr0a含有の効果は顕著である。
また、AjFJはZr(1Jと共存することにより耐食
特性の向上を助長し、 Zr0Jを単独に含有するもの
に比し遥かに優れた耐食特性を示した。また、ガラス・
マイカ塑造体の耐食特性もきわめて良好で、290℃の
熱水中にXOO時間保持してカラー液が浸透する厚さは
0.0!t−0,1鴎程度である。
次に、この発明の組成物を使用した耐食管を。
上記の実施例に示すガラスA69.A610を原料とし
、fsコ図に示した成形用金型を使用し、内径100鴎
、外径/at認、長さt、oo謔の熱膨張率l/、コX
 / Oj4の鋼管の内外周面に各、厚さ4’111m
の内周被覆層(2)および外周被覆層(,7)を形成し
た。原料調製は熱膨張率測定用の板と同条件とした。成
形条件は、成形用金型を300℃に芯金具(テ)と金属
管(1)をSSO℃に−予911成形体(io>k A
 J 。
’Ckそれぞれ加熱し、全圧力90 tonで加圧成形
し、加圧を保持して芯金具(9)の温度が300℃にな
るまで冷却し、成形用金型を分解したあと機械加工を施
し、第1■に示す耐食管囚を得た。/169゜/I6/
 0とも内外周被覆層(2) (,7)Itcヒビ割、
爪飛びの現象は全く現われなかった。次にこの耐食管を
現出しなかった0次にコ9Q℃のオートクレーブ中Vc
参を時間保持し、自然冷却する熱衝撃試験を3回反復し
たが、ヒビ割、爪飛び等の現象は全く見られなかった。
上記の結果は、ガラス・マイカ塑造体の熱膨張率が鋼管
のそれと近似しているためと考えられる。なお上記実施
例で、A69は/、J tX/Q−4,A6/ Qは0
)gxiO−’ の差がアルカ、コの差はガラス・マイ
カ塑造体の保持する機械的強度、あるいは弾性に吸収さ
れたものと判断され。
これは、剥片状のマイカ粉末を主体にした複合材料の大
きな特長であり、このことは磁器系材料等には見られな
い現象である。
この発明におけるガラス質は、 PbO,B2O3eS
AOJ、 Zr0a 、A−LH’aの5成分を主体に
構成さレテおり、 AI−F’Jは熱膨張率を大きくす
る作用をzrOJは耐食特性を向上させる作用を各分担
し、基本組成であるPbOI B J OJ l 8↓
OJの特性を大きく変化させたものである。以上の説明
では、常時300℃の熱水1食塩水、あるいは硫化水素
に長時間保持されるというきわめて苛酷な条件下で、し
かも大形の人品を対象にしたので1組成範囲も大幅に制
約されたが、使用温度が200℃程度で侵食条件が緩い
もの、形状が小形のものを対象にした用途の耐食管の場
合忙は、転位温度の制約は完全に無(なり、むしろ生産
コストを考慮して低融点のものほど望ましいこととなる
上記のよ5に用途に応じ成分組成範囲は大きく変更する
ことが可能である0例えば転位温度を低くする場合には
AJFJの添加量を少なくすればよ<、AjFJを0.
01モル程度にすることにより達成できる。しかし、A
、11FJt’0.01モル以下にするとかかる効果は
呈し難くなる。また、熱膨張率を大きくする場合には、
 AJF、の添加量をθ、jモルにすると一層効果があ
り、これ以上添加量が増すと溶融製造時、特性が不安定
になり、失透現象をみるようになる。次にZrO2の添
加量であるが。
zrOJの添加量の増加に従い耐食特性は向上し。
0.01モル以上を含むと十分に効果が現わするが。
これより少い場合には効果は極端に低下する。また、 
Zr0J添加量の増加の効果は顕著であっても。
o、itモルより多くなると失透現象が現出するので0
.アクモルが限度である。なお、上記の実施例では、B
1Os:03モル、 8LOコニO0yモルで酸性成分
の合計モルが0.4モルになっているが、酸性成分の合
計モルは0.6モルに限定されない。しかし0.!rモ
ル以下になると失透し易くなる。また酸性成分の合計モ
ル比が増加す−ると熱膨張率は小さくなるがAjFs 
、Zr0a添加の効果はあられれ1合計モル比が20モ
ルになっても透明なガラス質を形成する0次にB2O3
とBLOJ弁呻呻が等モルになっているが等モルに限定
されない。B2O3を002モル以上含有していれば合
計モル比が1.0モルになってもAJFJ、Zr0a添
加の効果は現出し完全なガラス質を形成する。
なお、上記実施例では内径96u、外径t/:2m。
長さ100■の耐食管を対象にしたが、この発明の説明
では省略するが、他の製造方法によればより直径が大き
く、かつ、長尺品の製造が可能である。また耐食管の両
端の被覆層の一部を除去し。
露出した金属管を溶接々合して長尺品とし、溶接金属管
の表層部に内外被覆層を各々連結する新しい内外被覆層
を形成することが可能であるため。
蒸気注入法のケーシングに使用する長尺の耐食管の製造
が可能である。
この発明の組成物を用いた耐食管は、金属管を中核とし
て有するため機械的強度に関しては完全な特性が確保さ
れ、被覆層には300℃の温度の反復にあっても剥離、
爪飛びあるいはヒビ割現象を全く生じないガラス・マイ
カ塑造体が使用されており、しかもこのガラス・マイカ
塑造体は原料ガラスに耐食特性が良好なものが使用され
ているので、従来のガラス・マイカ塑造体の欠陥が完全
に除去されてきわめて優れた耐食特性を保持する。
しかも長尺品の製造が可能であるため、地下に埋麓され
ているオイルサンド層から蒸気注入法によりオイルを採
取するケーシングとして必要な特性のすべてを完全に保
持するので、有効に使用され。
新資源の開発に大きく貢献する。
なお1以上の説明では、蒸気注入法によりオイルを採取
するケーシングに使用する耐食管を対象にしたが、その
用途は上記に限定されるものではなく、化学工場等で耐
食管として広く使用されることは勿論、絶縁管としても
有効に広範に使用されるものである。また管体以外に板
材、棒材等単独の材料素材としても各分野において重宝
に使用される。
〔発明の効果〕
この発明は1以上の説明から明らかなように。
ZrO2およびALF、を添加したガラス・マイカ塑造
体により、従来のものの絶縁性機械的強度、耐熱性を保
持するうえに、すぐれた耐食性を現わす効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の耐食管の縦断面図、第1図は当該耐食管
の成形装置の要部縦断面図である。 囚・・耐食管、(l)・・金属管、(2)・・内周被覆
層、(J)・・外周被覆層。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 焔2図 (イ)    (ロ) 手続補正書(自発) 昭和6oチ40月30日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)PbO:1.0モル、B_2O_3:0.2モル
    以上、B_2O_3とSiO_3の合量:0.55モル
    〜2.0モル、ZrO_2:0.01モル〜0.17モ
    ル、AlF_3:0.05モル〜0.5モルからなるガ
    ラスの粉末と、マイカの粉末とを原料とするガラス・マ
    イカ塑造体でなる絶縁、耐食性組成物。
  2. (2)金属管の内外周面に被覆された特許請求の範囲第
    1項記載の絶縁、耐食性組成物。
JP26644784A 1984-12-19 1984-12-19 絶縁、耐食性組成物 Pending JPS61146736A (ja)

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