JPS61143489A - デイレードコーキング法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り産業上の利用分野Ｊ 本発明はコーカーコンビネーション塔（ｃｏｋｅｒＣＯ
債ｂｉｎａｔｉｏｎ　ｔｏ替ｅｒ）残さ油から吸着され
たコークスドラム蒸気の分離方法に関する。

［従来の技術］ 通常、原油は常圧蒸留塔中で精留される。ガソリン及び
より軽質な物質は塔頂油生成物類として回収される。重
質ナフサ、灯油及び軽油類は側流として除去され、残存
する物質は常圧蒸留残さ油として常圧蒸留塔の底部から
回収される。常圧蒸留残さ油は通常減圧蒸留塔へ装入さ
れ、減圧軽油類及び減圧蒸留残さ油として既知の重質残
さ油を生ずる。

該残さ油はあまり価値のあるものではなく、そのために
しばしばコーカーへ装入される。コーカーは残さ油をコ
ークス（固体）及び残さ油より価値のある軽質留出油液
体生成物類へ転化するものである。残さ油は通常コーカ
ーコンビネーション塔を経てコーカーへ装入される。残
さ油を冷却してコークスドラムからの熱蒸気から熱を回
収する。

次に熱蒸気を冷却することによって予熱された残さ油を
コーカーへ装入する。

代表的な先行技術蒸留技法が米国特許第３．５０１，４
００号、同第３，８８６，０６２号、同第４．２３９．
６１８号及び同第４，２６１，８１４号明細書に開示さ
れている。

代表的なコーカーコンビネーション塔及びコークスドラ
ムは米国特許第３，９１７．５６４号明細書に開示され
ている。

［発明が解決しようとする問題点］ 残さ油がコーカーコンビネーション塔中のコークスドラ
ム蒸気を冷却する時には、コークスドラム蒸気の若干が
凝縮するかまたは残さ油に吸着されてコーカーへリサイ
クルされるか、または凝縮及び吸着リサイクルされる。

このリサイクルした蒸気の若干はより高価な液体生成物
とはならないでコークスドラム中でコークスとなる。

本発明は残さ油を冷却することによって凝縮油且つ吸着
されたコークスドラム蒸気を回収して留出油収率の増加
を得ることにある。これはコーカーコンビネーション塔
からの残さ油流を補助蒸留塔及び次に残さ油フラッシュ
塔へ送ることによって達成される。

Ｅ問題点を解決するための手段］ 従って、本発明はコーカーからの熱コーカー蒸気を蒸留
塔へ送って該熟コーカー蒸気と石油残さ油装入原料との
直接交換によって熱コーカー蒸気はコーカー装入原料に
より冷却されてコーカー装入原料を予熱し、コーカーへ
装入される若干の凝縮または吸着されたコーカー蒸気を
含有する予熱したコーカー装入原料を製造することから
なるディレードコーキング法において、予熱したコーカ
ー装入原料を減圧蒸留塔へ装入し、予熱したコーカー装
入原料から凝縮または吸着されたコーカー蒸気の少なく
とも１部分を除去してコーカー蒸気含量を低減したスト
リッピング済みコーカー装入原料製造することを特徴と
するディレードコーキング法を提供するにある。

［作　用］ 本発明の重質油減圧蒸留装置の操作フローシートである
添付図面を使用して本発明を更に説明する。

常圧蒸留塔残さ油または類似する重質油を炉（図示せず
）で予熱し、主減圧蒸留塔（１）の低部帯域へ装入する
。減圧蒸留残さ油を３１５℃（６００下）で導管（３）
により回収し、コーカーコンビネーション塔（７）の残
さ抽挿入口（５）ｌ＼装入する。

揮発分をストリッピングし、更に加熱した残さ油をコー
クスドラム（９）へ装入してコークスを形成させる。残
さ油の若干のクラッキング及び若干の揮発があり、コー
クスドラム蒸気が発生する。

コークスドラム蒸気を４３２℃（ｓｌＯ下）で導管（１
１）により残さ抽挿入口（５）より下に位置する塔挿入
口（１３）へ送る。コークスドラム蒸気は上方へ通って
残さ抽挿入口（５）へ装入される残さ油と自流直接接触
熱交換される。残さ油はコークスドラム蒸気を冷却して
更に生ずるクラブキングを防止する。また、残さ油は相
当蓋の蒸気を凝縮且つ吸着する。

吸着されないコークスドラム蒸気は蒸留塔（コーカーコ
ンビネーション塔）（７）中で導管（１５）より回収さ
れる重質軽油、導管（１７）より回収される軽質軽油、
導管（１９）より回収されるナフサ及び導管（２１）に
より回収されるガスへ精留される。残さ油は導管（２３
）より排出される。

ポンプアラウンド熱交換器（１６）は導管（１５）から
の重質軽油を冷却し、該重質軽油を蒸留塔（７）ヘリサ
イクルする。ポンプアラウンド熱交換器（１８）は軽質
軽油を冷却し、該軽質軽油をリサイクルする。サイドス
トリッパー（２０）は軽質軽油を精留する。空気フィン
冷却器（２２）は塔頂蒸気を冷却する。塔頂ドラム（２
４）は塔頂油を蒸気から分離する。若干の塔頂油は蒸留
塔へ還流し、残余を導管Ｃ１９）より生成物として除去
する。

蒸留塔（７）からのコークスドラム蒸気を吸着した残さ
油は導管（２３）を通過してポンプ（４４）により炉（
２７）を通過して残さ油フラッシュ塔（減圧蒸留塔）（
２５）の挿入口（２９）へ送られる。残さ油フラッシュ
塔（２５）は残さ抽挿入口（２９）より下の位置に低部
精留帯域（３１）をもつ、導管（３５）の流れ中に設置
されたポンプアラウンド熱交換器（３４）により冷却さ
れる上部凝縮帯域（３３）は挿入口（２９）より上部に
位置する。残さ油フラッシュ塔（２５）において、吸着
されたコークスドラム蒸気は残さ油からフラッシュされ
、回収される。ストリッピング済み残さ油を導管（３７
）により残さ油フラッシュ塔（２５）の底部から回収し
、炉（３９）を介してコークスドラム（９）へ装入する
。

バージン軽油及び凝集したコークスドラム蒸気の清浄な
蒸留生成物を導管（３６）により残さ油フラッシュ塔（
２５）の上部凝縮帯域（３３）から液体として回収する
。還流は導管（３５）により清浄な蒸留生成物の１部を
再循環及び冷却することによって提供される。より軽質
な炭化水素類及び水蒸気は頂部蒸気排出口（４０）を通
って回収される。残さ油フラッシュ塔（２５）の減圧は
スチームジェットエジェクター（図示せず）により維持
される６残さ油フラッシュ塔（２５）中の圧力は６７Ｐ
ａ（０，５部ｍＨｇ）〜２　６　６　６　　Ｐａ（２０
ｍｍＨｇ）、　好適番こは６　７　　Ｐａ（０，５ｍ＋
＊Ｈｇ）〜１　３　３　３　　Ｐａ（１０ｍ爾Ｈｇ）の
範囲である。残さ油フラッシュ塔（２５）の上部帯域か
ら低部帯域までの圧力差は２６７ｐＨ（２１１１−Ｈｇ
）〜６６６　Ｐ　ａ（５＋ｕ＋＋Ｈｇ）である。

蒸留塔（７）の操作、は慣用のものである。４１２〜４
５４℃（７７５〜８５０下）の温度及び２００〜５２０
ｋＰａ（１５〜６０ｐｓｉｇ）の圧力が一般的である。

残さ油装入原料の温度は通常１４９〜３７１℃（３００
〜７００下）である、蒸留塔（７）へ装入されるコーク
スドラム蒸気の温度は通常４１３〜４５４℃（７７５〜
８５０下）である。蒸留塔（７）中での残さ油によるコ
ークスドラム蒸気の冷却は良く知られている。

本発明は吸着または凝縮したコークスドラム蒸気を含む
蒸留塔（７）からの残さ油をストリッピングし、該残さ
油から価値のある液体生成物を回収することにある。凝
縮物及び若干のバージン軽油は残さ油フラッシュ塔（２
５）中で回収される。残さ油フラッシュ塔（２５）の上
部帯域は高価な区分を回収し、該区分のコーカーへのリ
サイクル及びコーカー中ての部分的な分解を防止する。

吸着または凝縮されたコークスドラム蒸気の少なくとも
主要割きを残さ油フラッシュ塔（２５）中で回収するこ
とが好適である。吸着／・′凝縮した物質の半分以上、
好適には７０％または８０％または９０％またはそれ以
トを回収する。

本発明の付加的利点はコーカーへの残さ油装入原料中に
残存する蒸留物質をより多量に回収することにある。こ
れは装入原料の特性が変化する時、またはコーカーへ装
入する残さ油区分を製造するために使用する減圧蒸留塔
に若干の問題がある場合に生ずることがある。

［実　施　例］ 以下の実施例はパイロットプラント研究に基づくもので
ある。０．１８３輪３／秒［１００，０００バレル／日
（Ｂ　／　Ｄ　）］の製油において、主減圧蒸留塔を操
作すると、０．０３９ｍ’／秒（２５，０００バレル／
日）の減圧蒸留残さ油を製造される。残さ油フラッシュ
塔についての流れ条件を、以下の第１表に記載する。

１−Ｌ−創 温度　　　　　流速 汲り一一一　　　　　］ンｑジー　」ＵＪ−−ｙｈＬコ
ーカーコンビ本−ション塔からの残さ油４１２（７７６
）　　　２５，０００　０．０４６バージン軽油生成物
６１０〜６１６　　３，４６０　０．０６３（１１３０
〜１１４０） 凝縮したコークスドラム蒸気 ４４０〜５３８　　　７５０　０．０１４（８２５〜１
０００） バージン軽油ポンプアラウンド コーか−への残さ油　　６１６４（１１４０＋）　２１
．５４０　０．０３９残さ油フラッシュ塔（２５）は低
部精留帯域で約４００　Ｐａ（３１Ｈｇ）の絶対圧及び
上部凝縮帯域で約１３３．３Ｐａ（１ｗ＋ｍＨｇ）の絶
対圧で操作される。

上部凝縮帯域から回収された蒸留生成物は暖房油、ディ
ーゼル油として使用することができ、また流動接触クラ
ッキング（Ｆ　ＣＣ）、接触脱ロウまたは他の下流の処
理装置に装入することもできる。

残さ油から回収される区分は実質上装置から回収される
全区分を増加するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の重質油減圧蒸留装置の操作フローシート図
である９図中＝　１・・・主減圧蒸留塔、３・・・導管
、５・・・残さ抽挿入口、７・・・蒸留塔（コーカーコ
ンビネーション塔）、９・・・コークスドラム、１１・
・・導管、１３・・・塔挿入口、１５・・・導管、１６
・・ポンプアラウンド熱交換器、１７・・・導管、１８
・・・ポンプアラウンド熱交換器、１９・・・導管、２
０・・・サイドストリッパー、２１・・・導管、２２・
・・空気フィン冷却器、２３・・・導管、２４・・・塔
頂ドラム、２５・・・残さ油フラッシュ塔（減圧蒸留塔
）、２７・・・炉、２９・・・挿入口、３３・・・上部
凝集帯域、３４・・・ポンプアラウンド熱交換器、３５
・・・導管、３６・・・導管、３７・・・導管、３９・
・・炉、４０・・・頂部蒸気排出口、４４・・・ポンプ
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コーカードラム（９）からの熱コーカー蒸気を蒸留
   塔（７）へ送って該熱コーカー蒸気と石油残さ油のコー
   カー装入原料との直接熱交換によって熱コーカー蒸気は
   コーカー装入原料により冷却されてコーカー装入原料を
   予熱し、コーカーへ装入される若干の凝縮または吸着さ
   れたコーカー蒸気を含有する予熱したコーカー装入原料
   を製造することからなるディレードコーキング法におい
   て、予熱したコーカー装入原料を減圧蒸留塔（２５）へ
   装入し、予熱したコーカー装入原料から凝縮または吸着
   されたコーカー蒸気の少なくとも１部分を除去してコー
   カー蒸気含量を低減したストリッピング済みコーカー装
   入原料製造することを特徴とするディレードコーキング
   法。 ２、減圧蒸留塔（２５）が６７〜２６６６Ｐａの絶対圧
   で操作される特許請求の範囲第１項記載のディレードコ
   ーキング法。 ３、減圧蒸留塔（２５）が回収したコークスドラム蒸気
   を還流することによって冷却される特許請求の範囲第１
   項または第２項記載のディレードコーキング法。 ４、減圧蒸留塔（２５）がコーカー装入原料から多量の
   コークスドラム蒸気を回収する特許請求の範囲第１項か
   ら第３項までのいずれか１項に記載のディレードコーキ
   ング法。