JPS61133144A - インジウム含有脱水素化触媒 - Google Patents

インジウム含有脱水素化触媒

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JPS61133144A
JPS61133144A JP59256396A JP25639684A JPS61133144A JP S61133144 A JPS61133144 A JP S61133144A JP 59256396 A JP59256396 A JP 59256396A JP 25639684 A JP25639684 A JP 25639684A JP S61133144 A JPS61133144 A JP S61133144A
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  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭化水素の転化に関するものであり、さらに詳
しくは不均質触媒複合体の存在下で脱水素化し得る炭化
水素を脱水素化することに関するものである。脱水素化
し得る炭化水素は少くとも2個の隣接する非芳香族性炭
素原子を有し、これらの炭素原子は1個または2個の炭
素−炭素結合を有し、前記炭素対のそれぞれの炭素原子
は少くとも1個の水素を結合している。
不均質触媒は反応剤の相とは違った相を有する。
たとえば1反応剤が液相または気相であり、!煤が同相
である。
炭化水素の脱水素化工程は商業的に重要な工程であり、
脱水素化された炭化水素は、洗剤、高オクタン価ガソリ
ン、薬品、プラスチック、合材ゴム、その他公知の種々
の化学製品の製造において、広範囲の需要がある。この
工程の一例としては1分子当り2ないし20個以上の炭
素原子を有するn−パラフィン炭化水素を脱水素化して
選択的にその対応するn−モノオレフィンを選択的に生
成する工程がある。これらのn−モノオレフィンは洗剤
産業とって重要であり、これらはベンゼンなどの芳香族
化合物をアルキル化するのに利用され、しかる後アリー
ルアルカン生成物は種々の生物学的に分解し得る家庭用
及び工業用洗剤に使用される化合物に転換される。
改良された性能を有する触媒を得るために。
白金族含有触媒組成物に従来多くの成分が添加された。
たとえば、米国特許第2,814,599号及び第2,
914,464号は、改良されたリフオーミング活性を
備えた白金及び/又はパラジウム触媒を得るために、ガ
リウム、インジウム、スカンジウム、イツトリウム、ラ
ンタン、タリウム及びアクチニウムから成る群から選択
される第1活性化剤、及び水銀、亜鉛及びカドミウムか
ら成る群から選択される任意の第2活性化剤、並びにア
ルコール及びケトンから選択される任意の促進剤を添加
することを開示している。
米国特許第3,745,112号は、錫が白金族含有改
質触媒に良好な促進剤であることを開示している。この
特許はまた白金−錫−アルカリまたはアルカリ土類金属
複合体が炭化素を脱水素化するのに特に効果的な触媒で
あることを開示している。この特許の脱水素化触媒複合
体においては、アルカリまたはアルカリ土類金属成分が
添加され、酸性触媒側で起こる異性化及びクラッキング
反応を除去するためにハロゲンの量が縮少される。
米国特許第3,892,657号はインジウムが白金に
対して0.1/1〜1/1の原子比で存在すると。
白金族含有リフォーミング触媒に対して良好な促進剤で
あることを開示している。この特許(第411、第10
〜12行)は、インジウム/白金の原子比が0.1〜1
.Oの場合にのみ、インジウムと白金とが良好な相互作
用を及ぼすことを開示している。この特許(第25欄、
第33〜37行)は、前記原子比が1.35以上の場合
、インジウムの効果が発揮されないことを開示している
。この特許はさらにまた。ゲルマニウム、錫及び鉛から
成る群から選択される第1VA族成分が、リフォーミン
グの用途のために、酸型のインジウム含有触媒に添加で
きることを開示している6従って。
この酸型触媒は白金族成分、第1VA族成分、インジウ
ム成分、ハロゲン成分及び多孔性担体を含む。この特許
はまた。脱水素化の用途のためには、白金族成分、イン
ジウム成分、及びアルカリまたはアルカリ土類金属成分
並びに多孔性担体を含む触媒を開示している。特にイン
ジウム、白金、錫及びアルカリまたはアルカリ土類金属
成分を含む触媒についてはこの特許は開示していない。
英国特許第1,409,297号は、ガリウム、インジ
ウム及びタリウムのうちの少くとも1種の元素、白金及
びアルカリまたはアルカリ土類金属(特にリチウムまた
はカリウム)並びにアルミナ担体を含む脱水素化触媒を
開示している。この特許の記載では、白金に対するガリ
ウム、インジウムまたはタリウムの原子比が特定されて
いない。錫を含む触媒は開示されていない。
本発明は炭化水素を脱水素化する新規な触媒組成物に関
するものである。さらにまた、本発明は新規な触媒を使
用して炭化水素を脱水素化する方法並びに前記触媒の製
造法に関するものである。本発明の触媒は、白金族成分
、錫成分。
インジウム成分、アルカリまたはアルカリ土類金属成分
及び多孔性支持体を含有し、インジウム/白金族成分の
原子比が1.0より大きい。本発明の触媒は洗剤の使用
範囲のn−パラフィン(C3゜ないしCZS以上)をそ
の対応するn−オレフィンに脱水素化するのに特に有用
である。
ここで不均質触媒方法、すなわち液相または気相反応剤
を固相触媒で触媒作用を付与する方法は産業にとって重
要である。永年の間、炭化水素の転化に携わっている当
業者は改良された特性を有する炭化水素転化触媒の開発
に努力して来た。
当業者の多くは有機及び無機化学、固相及び表面物理学
、セラミック、金属学及び化学工学等の種々の分野で勉
強してきた。このように技術水準が高いにもかかわらず
、炭化水素転化触媒は、他のタイプの不均質触媒と同様
に、膨大な実験的事実と有用な理論とが混合した広大な
混沌として分野である(C,N、 5atterfie
ld著、”Ile仁erogeneous  Ca11
.alysis  in  Pracしice”、19
80の序文参照)。
従って、不均質炭化水素転化触媒の技術は一般に理論的
創作よりもむしろ実験的発見及び開発によって進展した
部分が多い。
この技術分野に対する我々の貢献は、白金族成分、t1
成分、インジウム成分、アルカリまたはアルカリ土類金
属成分及び多孔性支持体を含み、インジウム/白金族成
分の原子比が1.0より大きい新規な触媒組成物を発見
したことである。本発明の触媒組成物は脱水素化し得る
炭化水素の脱水素化反応に触媒作用させるのに効果的で
ある。最終的触媒複合体において、元素に基づいて算出
して前記白金族成分は約0.01〜5重量%;tJ酸成
分約0.01〜5重量%インジウム成分は約0.01〜
15重量%;そしてアルカリまたはアルカリ土類金属成
分は約0.01〜15重量%の量で存在する。
洗剤に利用される範囲のn−パラフィン(C,。
ないしC85以上)を脱水素化する場合には、インジウ
ム成分をアルミナ支持体に含浸させる場合、触媒組成が
白金的0.4重皿%、錫約0.5重量%、リチウム約0
.6重量%及びインジウム約0.3重量%である場合に
最良な結果が得られる。この触媒組成におけるインジウ
ム/白金の原子比は約1.3である。またインジウム成
分をアルミす支持体と共ゲル化させる場合には、触媒組
成が白金約0.4重量%、錫約0.5重量%、リチウム
約0.6重量%及びインジウム約1.0重量%である場
合に最良な結果が得られる。この触媒組成におけるイン
ジウム/白金の原子比は約4.2である。
本発明を商業的に実施する場合にはインジウム/白金原
子比は約1.6%以上に保たれる。
脱水素化条件は、温度が約り00℃〜約900℃。
圧力が約0.1〜10気圧、及び液体時間空間速度(L
)IsV)が約O81〜1001時間である。ここで液
体時間空間速度(LH5V)は単位時間当りに脱水素化
帯域に供給される標準温度において液体の炭化水素原料
の容積を触媒の固定床の容積で割った値として定義され
る。脱水素化される炭化水素は2ないし20個以上の炭
素原子を有する脱水素化し得る炭化水素で、たとえばパ
ラフィン、アルキル芳香族、ナフテン及びオレフィン等
がある。本発明の触媒は洗剤に利用される範囲のn−パ
ラフィン(C,。ないしC15以上)をその対応するn
−オレフィンに脱水素化するのに特に有用である。
すなわち1本発明は白金族成分、錫成分、インジウム成
分、アルカリまたはアルカリ土類金属成分及び多孔性支
持体を含み、インジウム/白金族成分の原子比が1.0
より大きい新規な触媒組成物に関するものである。本発
明はまた、炭化水素を炭化水転化条件下で本発明の触媒
と接触させることから成る炭化水素の転化法に関するも
のである。本発明はさらにまた触媒の製造法に関するも
のである。
脱水素化触媒を商業的に成功させるためには。
3種の重要な本質的要件、すなわち高活性、高選択及び
良好な安定性を満たすものでなければならない。活性は
特定の苛酷度において反応剤を生成物に転化する触媒能
力の尺度であり、苛酷度の水準は使用する反応条件、す
なわち温度。
圧力、接触時間及び適宜水素などの希釈剤の存在などの
ファクターを参考にする。脱水素化触媒の活性について
は、n−パラフィンの供給量に対する転化量(または消
失量)をパーセントで表わす。選択性は供給され、転化
される反応剤の量に対して所望する生成物の得られる割
合を参考とする。触媒の選択性は生成物の全重量に対す
る生成物中のn−パラフィンの量を重量%で表わした数
字を尺度とする。安定性は活性及び選択率の経時変化率
で表わされ、経時変化が小さければ、小さいほど安定な
触媒を意味する。
たとえば、時間対活性の曲線の傾斜が活性安定性を表わ
す。
炭化水素の脱水素化は吸熱反応であり、転化率は化学平
衡によって限定され、高転化率を達成させるためには高
温度で低い水素分圧で操作することが望ましい、これら
の苛酷な条件下では、長期間にわたって高い活性を保ち
、選択率を高く保つことは鑑かしく、これらの条件下で
は芳香族化、クランキング、コークス生成、異性化及び
ポリオレフィンの生成などの望ましくない副反応が増加
する。従って、活性1選択性及び安定性の優れた新規な
炭化水素脱水素化触媒の登場が望まれていた。本発明の
触媒、すなわち白金族成分、錫成分、インジウム成分及
びアルカリまたはアルカリ土類金属成分並びに多孔性支
持体を有し、インジウム/白金族成分の原子比が1.0
より大きい触媒はこれらの要求に答えるものである。
本発明の触媒複合体の白金族成分に関しては。
白金、パラジウム、インジウム、ロジウム、オスミウム
、ルテニウムまたはこれらの混合物から成る群から選択
される。しかしながら、白金が好ましい白金族成分であ
る。実質的に全ての白金族成分が最終的触媒複合体内に
おいて元素状金属の状態で存在すると思われる。白金族
成分は触媒複合体全体に充分に分散していることが望ま
しい。白金族成分は一般に元素に基づいて換算して最終
的触媒の約0.O1〜約5重量%の量で含まれる。約0
.4重量%の白金を含む触媒が好ましい。
白金族成分は、他の触媒成分を混入する前。
混入している間、または混入した後のいずれかの状態で
、共沈殿、共ゲル化、イオン交換、含適当な方法によっ
て触媒複合体に混入される。
白金族成分を混入する好ましい方法は支持体を白金族成
分の分解し得る化合物の溶液または懸濁液で含浸させる
ことである。たとえば、白金は支持体を塩化白金酸の水
溶液と混合することによって支持体に添加できる。白金
族成分を最終的触媒複合体に分散させ、定着させるのに
役立たせるために鎖酸などの酸または他の任意成分を含
浸液に添加しても良い。
本発明の触媒複合体の錫成分はほとんどの場合、元素状
金属ではなく酸化状態、すなわち+2または+4の酸化
状態で、酸化物などの化合物として、支持体または他の
触媒成分と結合したりして存在する。錫成分は触媒複合
体全体にわたって充分に分散していることが望ましい。
錫成分は一般に元素として換算して約0.01〜約5重
1%好ましくは約0.5重量%の量で最終的触媒複合体
に含まれる。
錫成分は、他の触媒成分を混入する前、混入している間
、または混入した後のいずれかの状態で、支持体との共
ゲル化または共沈殿、あるいは適当な錫溶液または錫懸
濁液で支持体に含11させるか、イオン交換するなどの
適当な方法で触媒複合体に混入される。錫成分を混入す
る好ましい方法は支持体をa造中に共沈殿させる方法で
ある。たとえば、錫は、塩化第1錫または塩化第2錫な
どの可溶性錫化合物をアルミナヒドロシルと混合し、ゲ
ル化剤を添加し、その混合物を油浴に滴下させてアルミ
ナ及び錫を含有する球状物を形成することによってアル
ミナ支持体に混入される。
本発明の触媒複合体のインジウム成分は、錫成分と同様
に1元素状金属ではなく酸化状態で。
好ましくは複合体全体にわたって充分に分散させる。イ
ンジウム成分は酸化物などの化合物として、支持体また
は他の触媒成分と結合したりして存在する。インジウム
成分は一般に元素として換算して最終的触媒に約0.0
1〜約15重量%の量で含まれる。触媒は、インジウム
成分が支持体に含浸される場合には、好ましくは約0.
3tffi%の量でインジウムを含み、インジウム成分
が支持体と共ゲル化する場合には約1重量%でインジウ
ムを含む、インジウム成分を支持体と共ゲル化させて混
入させる場合には、支持体に含浸させる場合より、対等
な結果を得るのに約3倍の量のインジウムが必要である
インジウム成分は、他の触媒成分を混入する前、212
人している間または混入した後のいずれかの状態で、担
体と共ゲル化するか、共沈殿させるか、あるいは適当な
インジウム溶液または@(TJJ液でイオン交換または
含浸させるなどして適当に混入される。アルミナヒドロ
シル、ゲルCヒ剤及び塩化インジウムまたは硝酸インジ
ウムなどの可溶性インジウム化合物の混合物がらアルミ
ナ担体を製造中に共沈殿させた場合、あるいは製造した
アルミナ担体に塩化インジウムまたは硝酸インジウムの
溶液で含浸させた場合に良好な結果が得られる。
本発明の触媒の場合、インジウム/白金族成分の原子比
は1.0より太き・く、好ましくは1.35以上で、さ
らに好ましくは1.5以上である。パイロットプラント
テス1−において1本発明の脱水素化触媒は前記原子比
が1.0より大きい場合には、1.0より小さい同様な
触媒より高い安定性を示し、単位操作時間当り、活性の
低下が減少することを示した。
本発明の触媒のアルカリ金属またはアルカリ土類金属成
分はセシウム、ルビジウム、カリウム、す1−リウム及
びリチウムから成る群またはバリウム、ス1−ロンチウ
ム、カルシウム及びマグネシウムから成る群あるいはこ
れらの群の一方または両方からの金属の混合物から選択
される。中でもリチウムが好ましいアルカリ金属または
アルカリ土類金属成分である。本発明の触媒複合体にお
いて、アルカリ金属またはアルカリ土類金属成分は元素
状金属ではなくて酸化状態で存在する。アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属成分は酸化物などの化合物として
、担体または他の成分と結合して存在する。アルカリ金
属またはアルカリ土類金属成分は好ましくは触媒複合体
全体にわたって充分に分散される。
アルカリ金属またはアルカリ土類金属成分は一般に元素
に基づいて換算して約0.01〜15重量%の量で最終
的触媒複合体に含まれる。好ましくは、触媒は約0.6
重量%のリチウムを含有する。
アルカリ金属またはアルカリ土類金属成分は、池の触媒
成分を混入する前、混入している間または混入した後の
いずれかの時点で、前述と同様に共ゲル化または共沈殿
によって、イオン交換または含浸によって触媒複合体に
混入される。
硝酸リチウムの溶液を担体に含浸させることによってリ
チウムを添加させた場合に最良の結果が得られた。
本発明の触媒複合体の多孔性支持体は好ましくは約25
〜約500rrr/gの大きい表面積を有する多孔性の
吸着性支持体である。多孔性支持体は炭化水素脱水素化
工程で使用する条件に対して比較的耐火性に富んでいな
ければならない。本発明の範囲内には従来から炭化水素
の転化触媒に利用されて来た担体材料が含まれ、これら
の例には下記の様なものがある。
(1)活性炭、コークス及び木炭; (2)  シリカ、シリカゲル、炭化ケーイ素、粘土及
びシリケート、合成のもの、天然のもの、適宜酸処理し
たもの、たとえばアタパルガスクレイ、チャイナクレイ
、珪藻士、フーツー土、カオリン、キースラガー等; (3)  セラミック、ボースリン、粉砕耐火れんが、
ボーキサイト; (4)耐火性無機酸化物、たとえばアルミナ。
二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化
ベリリウム、酸化バナジウム、酸化セシウム、酸化ハフ
ニウム、酸化亜鉛、マグネシャ、ボーリア、ドリア、シ
リカ−アルミナ、シリカ−マグネシャ、クロミア−アル
ミナ、アルミナ−ボーリア、シリカ−ジルコニア等; (5)  結晶性ゼオライトシリケート・、たとえば天
然または合成モルデナイト、ファウジアサイト、シリケ
ートまたは他のゼオライト、これらの水素型のもの、ま
たは金属カチオンでイオン交換したもの等; (6)  スピネル、たとえばMgAQ、O,。
FeAQ20.、ZnAQ、Oa 。
CaA Q t O4及び一般式MO−All、O。
(Mは2価の原子価を有する金属)を有する類似fヒ合
物; (7)  これらの群のうちの1種以上を組合わせたも
の。
この中でも本発明の触媒に好ましい支持体はアルミナ、
特にガンマ−またはイータ−アルミナである。
好ましいアルミナ担体は合成または天然原料から適当な
方法で製造される。担体は球状、ビル、ケーク、押出成
形物、粉末、グラニユール等の所望の形状に成形でき、
いずれの粒子サイズでも利用できる。アルミナの好まし
い形態は球状である。好ましい粒子サイズは直径が約1
、(in+l11(1/16インチ)のものであるが、
直径が約0.8mm(1/32インチ)以下のものも使
用できる。
アルミナ球状物を製造するためには、アルミナ粉末を適
当なペレット化酸及び水と反応させてアルミナゾルに転
化し、しかる後その得られたゾルとゲル化剤との混合物
を油浴中に落下させて球状のアルミナゲルに成形させる
。これらはニーソング、乾燥及び焼成等の公知の方法で
容易にガンマ−アルミナ担体に転化される。アルミナの
円筒形状物を製造するためには、アルミナ粉末を水及び
硝酸などの適当なペレット化剤と混合し、押出し成形可
能なこね粉を作り、このこね粉をしかる後適当なサイズ
のダイを通して押出成形し、押出成形された円筒形状物
が得られる。他の形状のアルミナ担体も従来の方法によ
って製造できる。アルミナ粒子は形状化された後、一般
に乾燥され、焼成される。アルミナ支持体はその製造中
に水による洗浄または水酸化アンモニウムとの接触など
の公知の中間処理を施しても良い。その製造中に、他の
成分をアルミナ担体に添加しても良い。たとえば。
錫成分及び/又はインジウム成分をアルミナヒドロゾル
と共ゲル化または共沈殿させても良く、あるいはこれら
を押出成形可能なアルミナこね粉等に添加しても良い。
本発明の触媒複合体は適宜ハロゲン成分を含有していて
も良い。ハロゲン成分は、フッ素、塩素、臭素またはこ
れらの混合物のいずれでも良い。中でも塩素が好ましい
ハロゲン成分である。ハロゲン成分は一般に多孔性担体
と結合した状態で存在する。ハロゲン成分は好ましくは
触媒複合体全体にわたって充分に分散される。
ハロゲン成分は一般に元素に基づいて算出して最終的触
媒複合体の約0,01〜15重量%の量で含まれる。
ハロゲン成分は、支持体の製造中あるいは他の触媒成分
を混入する前、混入している間または混入した後のいず
れかの状態で適当な方法で担体物質に添加できる。たと
えば、好ましいアルミナ担体を形成するのに使用される
アルミナヒドロシルにハロゲンを含ませておき、その少
くとも一部のハロゲンを最終的触媒複合体に残存させて
も良い。また、ハロゲン成分またはその一部は他の触媒
成分を担体に含侵させている間に触媒複合体に添加させ
ても良い6たとえば白金成分を含侵させるのに塩化第二
白金酸を使用することによって塩素を添加することがで
きる。ハロゲン成分はまたハロゲンあるいはハロゲン含
有化古物、たとえば二塩化プロピレンなどを炭化水素原
料流または脱水素化工程の操作中に循環させる循環ガス
に加えることによって触媒複合体に添加しても良い。あ
るいは、後の触媒再生工程において、触媒を、ハロゲン
またはハロゲン含有化合物の溶液または懸濁液と接触さ
せることによって混入させてもよい、再生工程において
は、脱水素化コニ程で触媒を使用している間に触媒上に
コークスとして析出した炭素を焼却し、触媒上に塊まり
として固まった白金族成分及び触媒を再分散させて、新
鮮な触媒と同様な性能を有する再生触媒を提供する。
本発明の触媒は必要に応じてさらに硫黄成分を含有して
いても良い。一般に硫黄成分は最終的触媒複合体に元素
として換算して約0.01〜約1.0重量%含まれる。
硫黄成分は触媒複合体にいずれの方法で含有させても良
い、好ましくは硫黄または硫黄含有化合物、たとえば硫
化水素または低分子量メルカプタンを、水素の存在下で
、水素/硫黄比を約10にして約10〜約540℃の温
度で、好ましくは水を存在させない条件下で、触媒複合
体と接触させることによって硫黄成分が混入される。
本発明の触媒複合体は好ましくは非酸性であるにこで、
「非酸性」とは本発明の触媒は異性化活性がほとんど無
いことを意味する。すなわち、脱水素化条件下でテスト
した場合、1−ブテンがイソブチレンに転化する量は1
0モル%より少なく、好ましくは1モル%より少ない。
触媒の酸性度は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
成分を増加させるか、及び/又はハロゲン成分の量を縮
少させることによって、低下させることができ、触媒を
非酸性化することができる。ハロゲン成分の量は触媒複
合体を高温の蒸気または蒸気の空気、水素または窒素な
どの希釈ガスとの混合物で処理することによって縮少さ
せることができる。
触媒成分を多孔性担体と結合させた後、その結果得られ
た触媒複合体は一般に約り50℃〜約320℃の温度で
約1時間ないし24時間以上乾燥され、 しかる後約り
20℃〜約600℃の温度で約0.5時間ないし約10
時間以上焼成される。触媒複合体の酸性度は好ましくは
焼成工程中または焼成工程後に、焼成触媒複合体を、前
述のように高温の蒸気または蒸気と希釈ガスとの混合物
で処理することによって調節される6最終的に、焼成し
て酸度を調節した触媒複合体は脱水素化工程に使用する
前に還元工程に処せられる。この工程では、好ましくは
、実質的に純粋な乾燥した水素流が還元剤として使用さ
れる。この還元工程は約り30℃〜約650℃で約0.
5時間ないし約10時間以上行われるが、この温度と時
間は実質的に全ての白金族成分を元素状金属の状態にま
で還元するのに充分な温度と時間になるように選択され
る。
本発明の方法によれば、脱水素化し得る炭化水素は脱水
素化条件下に保たれた脱水素化帯域において本発明の触
媒複合体と接触される。この接触は固定床、移動床、流
動床等または回分式操作のいずれかの形態でも行うこと
ができるが、中でも固定床方式が好ましいにの固定床方
式では、炭化水素原料流は所望の反応温度に予備加熱さ
れて、固定触媒床を有する脱水素化帯域に送られる。脱
水素化帯域は加熱手段を備えた1個以上の別個の反応帯
域からなり、それぞれの反応帯域への入口において所望
する反応温度が得られるようになっている。炭化水素は
気相、気−液混合相、または液相のいずれでも良く、触
媒床と上向き、下向きまたは放射流状の流れとして接触
する。WR業的規模の反応器としては炭化水素は触媒床
に放射流として流すことが好ましい。
脱水素化帯域の条件は、温度が約400〜約900℃、
圧力が約0.1〜10気圧、液体時間空間速度(L H
S V)が約0.1〜100/時間である。一般に。
n−パラフィンの場合、炭化水素の分子量が小さければ
、小さいほど、その対応する転化率を達成するのに必要
な温度は高くなる。脱水素化帯域における圧力は、平衡
状態が有利に働くように、装置の制限事項に従って、実
用上低く保たれる。 脱水素化帯域の流出流は一般に脱
水素化し得る未転化炭化水素、水素、及び脱水素化反応
生成物を含有する。この流出流は一般に冷却されて、水
素分離帯域に送られ、そこで水素に富んだ気相と炭化水
素に富んだ液相とが分離される。一般に炭化水素に富ん
だ液相は、適当な選択的吸着剤1選択的溶媒または選択
的反応、あるいは適当な分留手段等のいずれかによって
さらに分離される。脱水素化し得る未転化炭化水素は回
収されて脱水素化帯域にellされる。脱水素化反応の
生成物は、最終製品として、あるいは他の化合物の製造
用の中間生成物として回収される。
脱水素化し得る炭化水素は、脱水素化帯域に送る前、送
っている最中、または送った後のいずれかの状態で希釈
剤と混合しても良い、希釈剤の例としては水素、蒸気、
メタン、エタン、二酸化炭素等があるが、中でも水素が
好ましい希釈剤である0通常、水素を希釈剤として使用
する場合、水素/炭化水素モル比が約1/1〜約40/
1となるのに充分な量で使用され、最良の結果は水1/
4/炭化水素モル比が約1.5/1〜約10/lの場合
に得られる。脱水素化区域に送られる水素希釈剤流は通
常、水素分離帯域において脱水素化帯域の流出流と分離
された循環水素である。
水または脱水素化条件下で分解して水を生成する物質、
たとえば、アルコール、アルデヒド。
エーテルまたはケトンなどを、脱水素化帯域に連続的ま
たは間欠的に、水に基づいて換算して炭化水素原料流の
約1〜約20 、000重量pp+sの量で添加しても
良い。洗剤に適した範囲のn−パラフィンを脱水素化す
る場合には、約1〜約10.000重量ppmに水を添
加した場合に最良の結果が得られる。
下記の実施例は本発明の触媒を当業者が製造して脱水素
化工程に利用できるように説明したものであり、特定の
実施態様を示しているが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
実施例 i 本発明の触媒を代表する触媒複合体(以後触媒Aと称す
る)を製造した。この触媒はガンマ−アルミナ上に白金
約0.4重量%、錫約0.5重量%、インジウム約0.
3重量%及びリチウム約0.6重量%を含有した。この
触媒のインジウム/白金原子比は1.27であった。こ
の触媒は実質的に純粋なアルミニウムペレットを塩酸溶
液に溶解し、しかる後このゾルに塩化第2錫を溶解して
最終的触媒複合体が約0,5重量%の錫を含有するよう
にし、しかる後そのゾルを激しく攪拌して錫成分が均一
に分散するように製造した。しかる後、ヘキサメチレン
テトラミンをゾルに添加して、その結果得けれた混合物
を油浴に滴下し、約1.6mn+ (1/ 16インチ
)の平均粒径を有する粒状物を得た。しかる後、この粒
状物をエージングさせ、アンモニア性溶液で洗浄させ、
乾燥させ、焼成して酸化錫の形態で約0.5重量%の錫
を含有する粒状のガンマ−アルミナ担体を形成した。好
ましいアルミナ担体を製造するこの方法の詳細について
は米国特許第2,620,314号に開示されている。
しかる後、この錫含有アルミナ担体を、回転乾燥器の中
で窒素雰囲気中で、70.8%硝酸3.2ccに溶解し
た硝酸インジウム0.6g、硝酸リチウム5.4g及び
水から成る溶液300ccと、室温で15分間接触させ
た。しかる後、蒸気を乾燥器のジャケットに通し、水を
追出してインジウム及びリチウム成分を混入した錫含有
アルミナ担体を残した。この触媒複合体を1石英管炉の
中で50150の空気/80℃蒸気の混合物の300/
時間の気体時間空間速度(GH8V)の気流中で550
℃で6時間焼成した。ここで気体時間空間速度(L H
S V)とは単位時間当りに焼成帯域に供給される処理
ガスの標準温度及び圧力における容積量を焼成される触
媒の容積量で割った値として定義される。しかる後、こ
の錫、インジウム及びリチウムを含有したアルミナ複合
体を1回転乾燥器中で、0.452g/ccの塩化第2
白金酸溶液7 、5cc、70.8%硝酸3.2cc及
び水から成る溶液300ccと、窒素雰囲気中で15分
間接触させた。
しかる後、この混合物を蒸気処理して乾燥させ、空気/
80℃水蒸気の50150混合物の3007時間の気体
時間空間速度(G HS V)の気流中で540℃で2
時間焼成した。この触媒「A」及びrDJ(例■)は本
発明の触媒複合体の好ましい実施態様を示す。
別に従来の先行技術の触媒(以後触媒rBJと称する)
として、 米国特許第3,745,112号に記載され
ているように水素化触媒を製造した。
この触媒は白金0.4重量%、鍋0.5重景%及びリチ
ウム0.6重量%を含有した。本発明の触媒の必須成分
であるインジウム成分を触媒rBJに添加しない以外は
触媒rAlと同様にして製造した。
さらに別に従来の先行技術の触媒(以後触媒rCJと称
する)として、英国特許第1 、499 、297号に
開示されているように水素化触媒を製造した。この触媒
は白金0.4重量%、インジウム0.3重景%及びリチ
ウム0.54重量%を含有した。本発明の触媒の必須成
分である錫成分を触媒rCJに添加しない以外は触媒r
AJと同様な方法によってこの従来触媒を製造した。
これらの触媒は全て少量の硫黄成分を含有し、水素ガス
中に1%の硫化水素を含む混合物を3.100/時間の
気体時間空間速度(G HS V)の気流中で485℃
で1気圧の条件下で硫化することによって混入される6
硫化工程の後、これらの触媒は元素として換算して約0
.1重量%の硫黄を含有した。
これらの触媒は全て、試験する前に還元工程で還元され
た。還元は7 、900/時間のGH8Vで485℃で
1気圧の圧力で1時間行われた。
これらの触媒全てについて、炭化水素を取扱う従来の反
応膳、水素分離帯域、加熱器、冷却器。
ポンプ、コンプレッサー等を備えた研究室規模の脱水素
化プラント中で脱水素化活性1選択性及び安定性を試験
した。このプラントにおいて。
脱水素化し得る炭化水素を含有する原料流は水素ガスと
混合され、その結果得られる混合物は所望する転化温度
(脱水素化反応器の入口において測定)に加熱される。
この加熱した混合物をしかる後触媒の固定床と下向きに
接触させる。
ここに明記した圧力は反応器の出口において測定するも
のである。流出流は反応器から取出され、冷却され、水
素分離帯域に送られ、そこで水素に富んだガス相は炭化
水素に富んだ液相と分離される。炭化水素に富んだ液相
は前記水素分離帯域から取出され、分析されて、テスト
した触媒複合体について転化量、活性度及び所望する脱
水素化炭化水素の量、及び選択性が測定される。転化量
はn−パラフィンの消失量に基づいて算出され、原料流
に対する重量%で表わされる。選択率は生成された所望
するn−オレフィンの量に基づいて算出され1回収され
た液体生成物に対する重量%で表わされる。
全てのテストにおいて、下記の組成を有するn−パラフ
ィン原料流を使用した。
n−デカン         0.3重量%n−ウンデ
カン       28.5n−ドデカン      
  35.8n −トリデカン       26.7
n−テトラデカン       8.0直鎖パラフイン
の合計量   99.3非直鎖パラフインの合計量  
0.7 反応条件は全てのテストにおいて一般に同じであった。
すなわち、温度は485℃、圧力は2.4気圧、水素/
炭化水素モル比は6、液体時間空間速度rLH8VJは
触媒B及びCについては20/時間で、触媒Aについて
は177時間であった。触媒AについてはLH8Vをわ
ずかに低下させたが、触媒Aと触媒B及びCを比較した
ところ実質的に効果に違いはなかった。これらのテスト
結果を第1図及び第2図に示す。
第1図は、白金、錫、インジウム及びリチウムを含む本
発明の触媒Aは、白金、錫及びリチウムを含むがインジ
ウムを含まない従来触媒B及び白金、インジウム及びリ
チウムを含むが錫を含まない触媒Cと比較して優秀な活
性及び活性安定性を有することを示している。第2図は
本発明の触媒Aの選択性及び選択率安定性がこれ゛らの
従来触媒の最良結果に匹敵するものであることを示して
いる。
実施例■ 本発明の別の触媒複合体(以後触媒りと称する)を下記
の様に製造した。このM!媒はガンマ−アルミナ担体に
白金的0.4重量%、錫約0.5重量%、インジウム約
1.3重量%及びリチウム約0.6重量%を含有した。
インジウム/白金原子比は5.52であった。この触媒
の担体は、インジウム成分を、最終的複合体中に約1.
0重量%のインジウムが含まれるようになるような量で
、硝酸インジウムをアルミナゾルに溶解することによっ
て混入させた以外は、前記実施例■の触媒Aの場合と同
様に製造した。しかる後、この錫及びインジウム含有ア
ルミナ担体24 g(100cc)を、塩化第2白金酸
からの白金0.10g、硝酸リチウムからのリチウム0
.15g、硝酸0.75g及び水から成る溶液100c
cと、回転乾燥器の中で室温で窒素雰囲気中で15分間
接触させた。しかる後。
この混合物を乾燥させて、錫及びインジウム含有アルミ
ナ担体に白金及びリチウム成分を混入させたものを得た
。この複合体をしかる後空気中で540℃で1時間焼成
させ、窒素中で室温から加温し、室温まで冷却した。
さらに別の触媒(触媒Eと称する)を、錫の代わりに塩
化ゲルマニウムの形態のゲルマニウムをアルミナゾルに
添加した以外は、触媒りと全く同様に製造し、 白金0
.4重量%、ゲルマニウム0.3重量%、インジウム1
.1重量%、及びリチウム0.6重量%を含有させた。
さらにまた別の触媒(触媒Fと称する)を、錫の代わり
に酢酸鉛の形態の鉛のアルミナゾルに添加した以外は、
前記触媒りと全く同様に製造し、白金0.4重量%、鉛
0.8重量%、インジウム1.0重量%及びリチウム0
.6重量%を含有させた。
これらの触媒を、例■の触媒A、B及びCのテストに利
用した硫化工程にかけた。これらの触媒は例1の触媒と
同様に還元した。
これら全ての触媒についてLH3Vを28/時間とした
以外は、例■の場合と同じ原料流及び反応条件を使用し
た。触媒りにおけるインジウムの重量%の量が触媒E及
びFと多少相違しても効果上実質的な差異はなかった。
テスト結果を第3図に示す。
第3図は、白金、錫、インジウム及びリチウムを含有す
る本発明の触媒りは、錫の代わりに他の第rVA族金属
、すなわちゲルマニウム及び鉛をそれぞれ含む触媒E及
びFと比較して優秀な活性安定性を有することを明確に
示している。
実施例■ 白金属成分、!J!成分、インジウム成分、アルカリ金
属またはアルカリ土類金属成分及び多孔性担体を含む脱
水素化触媒の活性安定性についてインジウム/白金族成
分の原子比が及ぼす影響を調査した。5種の触媒を前記
の実施例と同様にして製造した。触媒Gは白金0.36
4重景重景go、s重量%及びリチウム0.6重量%を
含有した。
この触媒はインジウム成分を含有しなかった。
触媒Hは白金0.366重量%、錫0.5重量%、イン
ジウム0.11重量%及びリチウム0.6重量%を含有
した。触媒Iは白金0゜375重量%、錫0.5重量%
、 インジウム0.26重量%及びリチウム0.6重量
%を含有した。触媒Jは白金0.386重量%、alo
、s重量%、インジウム0.34重量%及びリチウム0
.6重量%を含有した。触媒には白金0.415重景重
景錫0.5重量%、インジウム0.39重景%及びリチ
ウム0.6重量%を含有した。 これらの触媒は全て硫
化させて、約0.1重量%までの硫黄を含有させた。
これらの触媒について、例1に記載したのと同様な研究
室規模のプラント中でn−C,〜C14パラフィンを脱
水素化するテストを行った。使用した原料流の組成は下
記の様であった。
n−デカン         0.3重量%n−ウンデ
カン       28.6n−ドデカン      
   35.7n−トリデカン       26.6
n−テトラデカン       8.1全てのテストに
おいて、反応条件は同じであり、温度が485℃、圧力
が2.4気圧、水素/炭化水素モル比が6.LH8Vが
20/時間であった。
水素化帯域には2 、000重量pp+sの水を添加し
た。
触媒H,T、J及びKの白金量は触媒Gの場合よりわず
かに高いが、効果上、実質的な差異はなかった。
このテストの結果を下記の表Iに要約する。
表     ■ 触 媒  In/Pt原子比  相対的活性安定性G 
      O1,0 i−t       o、st        t、t
4I           1.18        
   1.39J       1.50      
 1.61K       1.60       4
.0前記表iから明らかなように、インジウム成分を添
加した脱水素化触媒はインジウムを添加しない参考触媒
より活性安定性が高いことがわかる。さらに、インジウ
ムの効果はリチウム/白金比が1.0より大きい場合に
特に有効で蔦ることを示している。インジウム/白金比
が最も高い場合に最良の安定性が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の触媒と従来の代表的触媒について、n
−パラフィンの転化率(%)と操作時間との関係を示す
グラフである。 第2図は第1図の場合と同じ触媒についての11− ハ
ラフィンの転化率と全n−オレフィンの選択率との関係
を示すグラフである。 第3図は錫を含む本発明の触媒と錫の代わりにゲルマニ
ウムまたは鉛を含む触媒についてのn−パラフィン転化
率と操作時間との関係を示すグラフである。 ω1iiTの、+コ゛”:i:(内容に変更なし)操作
時I%II(時間) Fig    2 ζ−八へラフイ〉盾と化、?(オ」【%ンFig   
 3 操作Bft聞(時間) 手続補正書(方刻 2屹 昭和60年・1力、日 特許庁長官 志 賀   学 殿 1、 事件の表示 昭和59年特許願第256396号 2、 発明の名称 インジウム含有脱水素化触媒 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 アメリカ合衆国、イリノイ、デス プレインズ
。 アルゴンフィン アンド マウント プロスペクト ローズーユーオーピー プラザ 1幅地 名 称 ニーオーピー インコーホレイテッド代表者 
パトリック ジェイ、リンク 国 籍 アメリカ合衆国 4、代理人 −N −一一!第 5、補正の対象 (1)  願書の「特許出願人」の欄 (2)   図     面 (3)委任状及び同訳文 6、補正の内容 (1)特許出願人の代表者名を記載した願書を提出する
。 (2)  図面の浄書(内容に変更なし)を提出する。 (3)委任状及び同訳文を提出する。 フ、 添付書類の目録

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、白金族成分、錫成分、インジウム成分、アルカリま
    たはアルカリ土類金属成分及び多孔性支持体を含み、イ
    ンジウム/白金族成分の原子比が1.0より大きい触媒
    組成物。 2、前記白金族成分が白金である特許請求の範囲第1項
    記載の触媒組成物。 3、前記アルカリまたはアルカリ土類金属成分がリチウ
    ムである特許請求の範囲第1項記載の触媒組成物。 4、前記多孔性支持体がアルミナである特許請求の範囲
    第1項記載の触媒組成物。 5、インジウム/白金族成分の原子比が1.6以上であ
    る特許請求の範囲第1項記載の触媒組成物。 6、元素に基づいて算出して前記白金族成分の量が0.
    01〜5重量%、錫が0.01〜5重量%、インジウム
    が0.01〜15%重量%及びアルカリまたはアルカリ
    土類金属成分が0.01〜15重量%である特許請求の
    範囲第1項記載の触媒組成物。 7、0.01〜15重量%のハロゲン成分を含有する特
    許請求の範囲第1項記載の触媒組成物。 8、0.01〜1.0重量%の硫黄成分を含有する特許
    請求の範囲第1項記載の触媒組成物。 9、前記触媒が非酸性である特許請求の範囲第1項記載
    の触媒組成物。 10、白金族成分、錫成分、インジウム成分、アルカリ
    またはアルカリ土類金属成分及び多孔性支持体を含み、
    インジウム/白金族成分の原子比が1.0より大きい触
    媒組成物と、炭化水素とを、炭化水素転化条件下で接触
    させる工程を含む炭化水素の転化法。 11、前記炭化水素の転化が脱水素化帯域における脱水
    素化である特許請求の範囲第10項記載の転化法。 12、前記炭化水素原料が2ないし20個以上の炭素原
    子を有する脱水素化し得る炭化水素である特許請求の範
    囲第11項記載の転化法。 13、前記炭化水素原料が10ないし15個以上の炭素
    原子を有するn−パラフィンであり、その対応するn−
    オレフィンに脱水素化される特許請求の範囲第12項記
    載の転化法。 14、前記触媒におけるインジウム/白金族成分の原子
    比が1.6以上である特許請求の範囲第10項記載の転
    化法。 15、前記炭化水素転化条件が、温度が400〜900
    ℃で、圧力が0.1〜10気圧で、液体時間空間速度(
    LHSV)が0.1〜100/時間である特許請求の範
    囲第10項記載の転化法。 16、水または脱水素化条件下で水を生成する物質を、
    水に相当する量で換算して、炭化水素原料流の1〜20
    ,000重量ppmに相当する量で脱水素化帯域に添加
    する特許請求の範囲第11項記載の転化法。 17、白金族成分、錫成分、インジウム成分及びアルカ
    リまたはアルカリ土類金属成分を多孔性支持体に混入し
    、インジウム/白金族成分の原子比が1.0より大きく
    なるようにした触媒組成物の製造法。 18、前記インジウム/白金族成分の原子比を1.6以
    上にした特許請求の範囲第17項記載の製造法。 19、前記インジウム成分が前記支持体に含浸される特
    許請求の範囲第17項記載の製造法。 20、前記インジウム成分が前記支持体と共ゲル化され
    る特許請求の範囲第17項記載の製造法。
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