JPS61133120A - 乾燥剤とその製造方法 - Google Patents

乾燥剤とその製造方法

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JPS61133120A
JPS61133120A JP25600084A JP25600084A JPS61133120A JP S61133120 A JPS61133120 A JP S61133120A JP 25600084 A JP25600084 A JP 25600084A JP 25600084 A JP25600084 A JP 25600084A JP S61133120 A JPS61133120 A JP S61133120A
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JP
Japan
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desiccant
refining
iron
calcium oxide
slag
Prior art date
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Pending
Application number
JP25600084A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjirou Noshita
兼司郎 野下
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KANESADA KOSAN KK
Original Assignee
KANESADA KOSAN KK
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Publication date
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  • Drying Of Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、吸湿した際の発熱を可及的小としうる乾燥剤
とその製造方法を提供せんとするものである。
(ロ) 従来の技術 従来、海苔、菓子等の食品その他のものでは、保存のた
めに密閉包装をすると共に、乾燥剤を収納しているが、
かかる乾燥剤としてシリカゲル又は酸化カルシウムが使
用されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点従って、従来の
乾燥剤においては、シリカゲルを用いる場合にはコスト
が高くなり、販売価格の安い商品等には用い難く汎用性
が期待できないと共に、酸化カルシウムを用いる場合に
は、コストは安く汎用性はあるものの吸湿の際の発熱に
よって火傷・火災等の事故が頻繁に起っている事実があ
り、安全性の面で問題があった。またシリカゲル・生石
灰共に製造後は乾燥雰囲気中に保存しておかねば、後日
、海苔等の包装中に収納した際に、充分な乾燥機能を果
し得ず取扱いが困難であった。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明では、鉄その他の金属を精製する際に発生するス
ラグと、酸化カルシウムとを主成分としてなる乾燥剤並
びにその製造方法を提供せんとするものである。しかし
て、その製造方法は二種あり、下記の通りである。
その第1は、鉄その他の金属を精製する際に発生する溶
融スラグと、酸化カルシウム、又は水酸化カルシウム、
又は炭酸カルシウムとを混合した後、これを冷却して、
スラグと酸化カルシウムとを主成分としてなる乾燥剤を
製造してなる乾燥剤の製造方法。
その第2は、鉄その他の金属を精製する際に、主原料た
る鉱石、コークスに対して副原料たる酸化カルシウム又
は水酸化カルシウム、又は炭酸カルシウムを過剰量加え
、精製後取出した溶融スラグを冷却して、スラグと酸化
カルシウムとを主成分とした乾燥剤を製造してなる乾燥
剤の製造方法。
(ホ) 作 用 本発明によれば、鉄その他の金属を精製する際に発生す
るスラグと、酸化カルシウムとを主成分としたので、吸
湿する際の発熱が緩かで、火傷・火災の恐れがなくなり
安全性を確保できると共に、低コストにて製造可能であ
る。
また、前記第1の製造方法によれば、鉄、その他の金属
を精製する際に発生する溶融スラグと、酸化カルシウム
、又は水酸化カルシウム、又は炭酸カルシウムとを混合
することにより、水酸化カルシウム、炭酸カルシウムは
溶融スラグの熱によって酸化カルシウムとなり、これを
冷却すれば、スラグと酸化カルシウムとを主成分として
なる前記乾燥剤を製造することができる。すなわち、鉄
その他の金属を精製する際に発生する溶融スラグをその
まま乾燥剤製造に利用することができ、製造の簡易化が
図れるものである。
また前記第2の製造方法によれば、鉄その他の金属を精
製する際に、主原料たる鉱石、コークスに対して副原料
たる酸化カルシウム、又は水酸化カルシウム、又は炭酸
カルシウムを過剰量加えると、水酸化カルシウム、又は
炭酸カルシウムは精製時の熱によって酸化カルシウムと
なり、かかる酸化カルシウムの過剰量が精製後取出した
溶融スラグ中に含まれることとなり、これを冷却すると
、スラグと酸化カルシウムとを主成分としてなる前記乾
燥剤を製造することができる。
すなわち、鉄その他の金属を精製する過程において、前
記乾燥剤の製造を平行して行うことができ、製造の簡易
化と低コスト化が図れるものである。
(へ) 効 果 本発明によれば、スラグと、酸化カルシウムとを主成分
とするので、吸湿する際の発熱が緩かで、火傷・火災の
恐れがなくなり安全性を確保できると共に、低コストに
て製造可能であるという効果を奏する。
また前記第1の製造方法によれば、金属精製の際に発生
する溶融スラグに酸化カルシウム等を混合し、これを冷
却するのみであるから、製造簡易にして前述の乾燥剤の
製造が行えるという効果を奏する。
また前記第2の製造方法によれば、金属精製の際に、酸
化カルシウム等を過剰量加え、溶融スラグを冷却するの
みであるから、金属精製と平行して前述の乾燥剤の製造
が行えるという効果を奏する。
(ト) 実施例 本発明の実施例を詳説すれば、すなわち、本発明の要旨
は、鉄その他の金属を精製する際に発生するスラグと、
酸化カルシウムとを主成分とじてなる乾燥剤と、その製
造方法にある。
しかして、その製造方法は2種類あり、その第1は、鉄
その他の金属を精製する際に発生する溶融スラグと、酸
化カルシウム、又は水酸化カルシウム、又は炭酸カルシ
ウムとを混合した後これを冷却して、スラグと酸化カル
シウムとを主成分としてなる乾燥剤を製造せしめること
を特徴とする。
すなわち、鉄精製の際に発生する溶融高炉スラグ(温度
1400℃〜1600℃程度のもの)100K(]に対
し、酸化カルシウムであれば500Kill、水酸化カ
ルシウムであれば660に!II、炭酸カルシウムであ
れば890KGを混入せしめ、常温で自然冷却すれば、
固型スラグ上に、スラグと酸化カルシウムとを主成分と
し、これらの重量比が1:5程度の乾燥剤が600に!
JIj造できる。
尚、溶融スラグは、炉の種類によって各種異なるものが
発生するが、溶融転炉スラグ、溶融還元期電炉スラグを
原料とした場合には、溶融スラグ(温度1400〜16
00℃程度のもの)100に9に対し酸化カルシウムで
あれば400に!II 。
水酸化カルシウムであれば529に!I+、炭酸カルシ
ウムであれば714K(Jを混入せしめればよい。
また、溶融還元期電炉スラグであれば、溶融スラグ(w
Ih度1400〜1600℃程度(7)モ(7))10
0Kgに対し、酸化カルシウムであれば300に9、水
酸化カルシウムであれば396K(+、炭酸カルシウム
であれば536Kgを混入すればよい。
また、これに限らず、ニッケル、銅、その他の金属精製
時に発生する溶融スラグを用いて上記操作を行ってもよ
い。
また製造方法の第2は、鉄その他の金属を精製する際に
、主原料たる鉱石、コークスに対して副原料たる酸化カ
ルシウム又は水酸化カルシウム、又は炭酸カルシウムを
過剰量加え、精製後取出した溶融スラグを冷却して、ス
ラグと酸化カルシウムとを主成分とした乾燥剤を製造せ
しめることを特徴とする。
すなわち、通常鉄を精製するには高炉において、主原料
たる鉱石530Kq、コークス130K(]に対して副
原料として、酸化カルシウムであれば10K(]、水水
酸化カルシラであれば13KO1炭酸カルシウムであれ
ば17に!Jを加えて精製を行うが、この場合には副原
料を過剰量、すなわち、酸化カルシウムであれば500
に9、水酸化カルシウムであれば、660Kg、炭酸カ
ルシウムであれば890に!IIを用いて精製を行う。
精製条件は通常のものと同様に行い、溶融スラグを取出
し、これを常温にて自然冷却すると、スラグと酸化カル
シウムとを主成分とし、これらの重量比が1:3〜5程
度の乾燥剤が製造できる。尚、他の転炉、酸化期電炉に
おいても各々発生するスラグ量の約3〜5倍の過剰酸化
カルシウム又は過剰酸化カルシウム量に相当する水酸化
カルシウム炭酸カルシウムを事前に投入して精製を行い
上記乾燥剤を製造することもできる。また、鉄に限らず
、ニッケル、銅その他の金属の精製の際に上記同様の操
作を行ってもよい。
上記のように製造された乾燥剤は、乾燥剤としての吸湿
機能を充分発揮しながら、しかも吸湿に際して急激な発
熱を行わないものである。その発熱性に、吸湿性に対す
る試験結果を下記に示す。
〔発熱性試験〕
市販の酸化カルシウム乾燥剤Aと、本願実施例に係る乾
燥剤Bとを5ogづつそれぞれシャーレに取出し、17
℃200i 1の水に浸漬した状態で、各シャーレの水
温を1分ごとに測定した。
結果はグラフ1に示す通りであり、乾燥剤(A)は7分
で47.8℃の最高温度に達し、その後45℃前後の温
度で漸次温度が低下して行く。
これに対して乾燥剤Bは、5分で17.6℃の温度に達
し、その後、はぼ同温度を保持するものであり、乾燥剤
Bは乾燥剤Aに対して最高温度が約30℃近く低くなり
、しかもその温度は、初期の水117.0℃に比べて0
.6℃高くなるのみであるから乾燥剤Bはほとんど発熱
がなく、危険性が全くないといってよい。
(吸湿性試験) 14.5℃〜15.5℃に保持した恒温槽内に、シャー
レに入った水を収納すると共に、乾燥剤A・Bを別のシ
ャーレにそれぞれ入れて同恒渇槽内に収納し、1回毎に
乾燥剤A−8を一定量づつ取出し、含水された水の重量
を計り、乾燥剤A・8それぞれ100!;lに対して含
水された水の重量を調べた。
結果はグラフ2の通りであり、乾燥剤Aは、5日目まで
の吸水速度は極めて大であるが、5日目以降は吸水速度
が急速に小となり、200日目の含水量は乾燥剤A10
0g当り30(l程度となる。
これに対して乾燥剤Bは、機関中の吸水速度はほぼ一定
であり、200日目の含水量は乾燥剤8100g当り2
8g程度となる。
従って、200日目の含水量は、乾燥剤Bが乾燥剤Aに
比べて100!I+当り約5g少ないが、かかる差異は
乾燥剤の実質的機能としては何ら問題のないところであ
り、また、乾燥剤Bが乾燥剤Aに比べて吸水速度の経時
変化が極めて小さり、一定時間経過後もほぼ一定速度で
吸水を行う機能を有しており、かかる機能は、乾燥剤製
造後の一定機関において乾燥雰囲気中での保存を必要と
せず、後日、海苔、菓子等の食品その他の包装内に収納
した際に有効な乾燥機能を保有できることを意味してお
り、取扱いが容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る乾燥剤と、市販乾燥剤との発熱を
示すグラフ、第2図は同吸水量を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)鉄その他の金属を精製する際に発生するスラグと酸
    化カルシウムとを主成分としてなる乾燥剤。 2)鉄その他の金属を精製する際に発生する溶融スラグ
    と酸化カルシウム、又は水酸化カルシウム、又は炭酸カ
    ルシウムとを混合した後これを冷却して、スラグと酸化
    カルシウムとを主成分としてなる乾燥剤を製造すること
    を特徴とする乾燥剤の製造方法。 3)鉄その他の金属を精製する際に、主原料たる鉱石等
    に対して副原料たる酸化カルシウム、又は水酸化カルシ
    ウム、又は炭酸カルシウムを過剰量加え、精製後取出し
    た溶融スラグを冷却して、スラグと酸化カルシウムとを
    主成分とした乾燥剤を製造することを特徴とする乾燥剤
    の製造方法。
JP25600084A 1984-12-03 1984-12-03 乾燥剤とその製造方法 Pending JPS61133120A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006082919A1 (ja) * 2005-02-07 2006-08-10 National University Corporation Kumamoto University 乾燥剤原料およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006082919A1 (ja) * 2005-02-07 2006-08-10 National University Corporation Kumamoto University 乾燥剤原料およびその製造方法

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