JPS6113003Y2 - - Google Patents

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JPS6113003Y2
JPS6113003Y2 JP15311380U JP15311380U JPS6113003Y2 JP S6113003 Y2 JPS6113003 Y2 JP S6113003Y2 JP 15311380 U JP15311380 U JP 15311380U JP 15311380 U JP15311380 U JP 15311380U JP S6113003 Y2 JPS6113003 Y2 JP S6113003Y2
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JP
Japan
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tube
thin
tubes
thick
surgical
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JP15311380U
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JPS5776633U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手術用チユーブに関し、詳しくは手
術部位に留置して、術後、体液、分秘液等を排出
し、または薬剤を注入するために供する手術用チ
ユーブに関するものである。
従来から、太管に1以上の細管あるいは太管管
壁に細い内腔を並設し、太管中間部より前記細管
または前記内腔と接続した細管を太管外壁外に露
出分岐させ複数の管としたチユーブが知られてい
る。
しかし、手術用のチユーブとしては、これらは
極めて困難な手技を伴い、或いは細管内の汚染を
生じ、臨床の場において多くの問題を生じてい
た。即ち、腹腔、あるいは胸腔に上記チユーブを
留置せしめる場合には、切開部とは別の位置に小
切開を与え、その小切開部から鉗子を挿入し、鉗
子先端を切開部に出して、鉗子先端で前記チユー
ブの複数管側の末端を挟み、鉗子を小切開部より
抜出して、前記チユーブの他端を所要部位に誘引
する。このとき、チユーブの末端が複数である
と、複数の管を一諸に挟むことは極めて困難で、
太管のみ挟んで誘引すると分岐した細管は小切開
部から誘引できず、体内に留まつたり、分岐部が
破損したりして、二次的傷害を生ずるおそれがあ
る。また細管の末端が開放されていると、体内を
通る際に体液が入り汚染される。細管であるた
め、この細管内腔は洗浄し難く、このため、細管
の末端に止栓を取付けたチユーブがあるが、この
止栓部は通常、細管よりかなり大きく、止栓部が
小切開部からの誘引を阻害する。これらの問題を
回避するため、小切開部を大きく切開することに
なると、手術浸襲を大きくし、患者に打撃を与え
好ましくない。
本考案は、上記欠点を解決した、単純で、かつ
極めて効果的に所要部位にチユーブ端を誘引でき
る手術用チユーブを提供するものである。
本考案の要旨は、太管に1以上の細管あるいは
太管管壁に細い内腔を並設し、太管中間部より前
記細管または前記内腔と接続した細管を太管外壁
外に分岐露出させ複数の管とした手術用チユーブ
において、太管の複数管側末端より40mm以内で、
太管および細管を、環状に密に緊締し、細管の内
腔を密閉した構成に在る。
本考案を、図面に基いて具体的に説明すると、
第1図は一実施例の斜視図で、太管1の内壁に沿
つて細管2が並設されており、細管は分岐部3で
太管管壁を貫通し管壁外に露出しており、この露
出細管5は複数管側末端4で折り返され、弾性の
緊締リング6により、太管と共に強く環状に密に
緊締される。露出細管5は、この緊締部で強く圧
迫され内腔は閉塞される。また軟質の露出細管5
を折り返したときは、この折り曲げ部が圧迫され
ひしやげて、内腔はこの部分でも閉塞される。
細管と太管を環状に緊締する位置は、太管の複
数管側末端4から40mm以内、好ましくは20mm以内
である。これにより、鉗子の先端でチユーブの緊
締部を挟持することが可能となる。複数管側末端
4から40mm以上では鉗子で挟持することが困難に
なると共に、露出細管5の末梢部の汚染を避けら
れず、かつ小切開部を通過するとき、細管が反転
して体内に残留するおそれがある。
次に太管1と露出細管5とを環状に緊締する方
法としては、手術用糸などで巻縛しても良いが、
これでは厄介で取扱い難い。製作上および臨床
上、厚さの薄い弾性リングによるのが好ましく、
細管を密に閉塞できるだけの緊締力を有する弾性
リング、あるいは加熱により収縮する高分子材料
製のリングが良い。例えば、天然ゴム、シリコン
ゴム、SBR、BR等のゴムリング、あるいは
PVC、PE、シリコンゴム等の収縮チユーブを輪
切りにして得られるリングを嵌めて、加熱し、収
縮させる。
第2図ないし第5図は、本考案の他の実施例の
斜視図を示し、第4図および第5図は、細管の代
りに太管の管壁に内腔2′を設けた例である。
本考案にかかる手術用チユーブを使用するには
切開部でチユーブ緊締部を鉗子先端に把持し、鉗
子を抜き出して手術用チユーブの他端を所要部位
に誘引後、体外に出ている緊締部を切断し、細管
の閉塞を解き、太管および細管を、それぞれの目
的に供すれば良い。
本考案によれば、細管と太管とが鉗子の挟持可
能位置内に緊締されているので、小切開部からの
誘引に際し、太管と細管末端を同時に引出すこと
ができ、細管が分岐部で折れ曲り体内に残留し、
または分岐部が損傷するおそれがない。また、露
出細管は緊締部で、さらに折り返し部があるとき
は折り曲げ部においてもさらに内腔が閉塞され、
内部へ体液が入り込まず汚染されることがない。
また、製作は極めて容易で、従来の手術用チユー
ブ自体にも適用でき、手技が容易で、かつ極めて
効果の大きな手術用チユーブである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、それぞれ本考案の実施
例を示す一部省略斜視図である。 1……太管、2……細管、2′……内腔、3…
…分岐部、4……複数管側末端、5……露出細
管、6……緊締リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 太管に1以上の細管あるいは太管管壁に細い内
    腔を並設し、太管中間部より前記細管または前記
    内腔と接続した細管を太管外壁外に分岐露出させ
    複数の管とした手術用チユーブにおいて、太管の
    複数管側末端より40mm以内で、太管および細管
    を、環状に密に緊締し、細管の内腔を密閉したこ
    とを特徴とする手術用チユーブ。
JP15311380U 1980-10-28 1980-10-28 Expired JPS6113003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15311380U JPS6113003Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28

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JP15311380U JPS6113003Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5776633U JPS5776633U (ja) 1982-05-12
JPS6113003Y2 true JPS6113003Y2 (ja) 1986-04-22

Family

ID=29512384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15311380U Expired JPS6113003Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28

Country Status (1)

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JP (1) JPS6113003Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005039682A1 (ja) * 2003-10-28 2005-05-06 Ryusaku Yamada 血管内注入用カテーテル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005039682A1 (ja) * 2003-10-28 2005-05-06 Ryusaku Yamada 血管内注入用カテーテル

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Publication number Publication date
JPS5776633U (ja) 1982-05-12

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