JPS61128911A - 首部の衝撃を保護する背もたれ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は人体の首部を中心とした頭、首、胸部の背面
に於て、個人の体形および被服に応じた形状に適合させ
、且つこの形状を維持することも、又他の個人の形状に
容易に変えることも出来る性能を内部に包含する、自動
車その他の移動する乗り物のムチ打ち防止用シートの背
もたれ、および首部疾患用又は健康用等の安楽椅子、ベ
ット類の枕に関するものである。

従来の自動車や列車や航空機等移動する乗り物に於ける
座席は、スライドによる前後調節、す７ターによる上下
調節、リクライニングによる背もたれ部の角度の調節、
枕の前後調整、腰部のサポート等の機構を取りつけたも
のはあるが、これ等では何れも衝突や追突により起るム
チ打ち症の原因となる頚椎のずれを防ぐには不充分であ
る。すなわち人体の頭、首、胸部の背面に亘る曲線に沿
ったサポートが考慮されていないし、又該当部の各人の
個人差による大小、高低の変化および着衣による形状の
変化等も考慮されていない。

この発明はこれ等の欠点を補うために、シートの背もた
れに頭、首、胸部の背面が押しつけられたとき、該当部
の曲線に沿ってクッション効果を発揮し、且つ着席者が
変れば該当部の曲線も容易に変え得る性能を包含した背
もたれや枕に関する、ものであって、今この性能をもつ
２例を図面について説明する。

第１図から第４図までは横線式スプリング装置に関する
図面で、第５図から第８図までが垂直式弾性体装置に関
する図面である。

第１図は横線式スプリング装置の断面略図、第パ２図は
横線式スプリング装置の正面略図、第３図は横線式スプ
リング装置の棒状物緊迫部の側面図、第４図は第３図の
ＡＢ断面図である。

弾性紐１は伸縮性ゴム紐、又はゴムチューブかプラスチ
ックチューブでカバーされたワイヤー状スプリングから
成り、その一端は椅子内部の左側に固着され、他端は緊
迫に耐える材質で表面すべり止めの小凹凸を施した棒状
物２につながれている。弾性紐１が背もたれ部のクッシ
ョン内部で横に張られ、棒状物２は椅子の右側の金属板
３の孔４にルーズに通され、先は調節に要する分の長さ
が出ている。

人体５を後方へ押しつけたときの頭、首、胸部の曲線に
従って弾性紐１の長さが夫々に定り、従ってそれに連結
している棒状物２の孔４に対する位置も夫々に定る。

この棒状物２は孔４より出た所で、金属板３にとりつけ
られた金属製受台６と締付バンド７とにはさまれている
。締付バンド７はその両端を金属製受台６と移動板８と
に固着され、着席者がレバーか電動装置等で移動板８を
下げることによって棒状物２を緊迫固定し、人体５が背
もたれを離れても弾性紐１の長さは変らずに維持される
ようになっている。

次に着席者が変ったり、服装が変ったりして頭、首、胸
部の曲線を変える必要が生じたときは、移動板８を上げ
棒状部２の緊迫をゆるめて、弾性紐１を本来の長さに戻
し、次いで前述のようにして新らしく変った曲線を維持
する状態とする。

第５図は垂直式弾性体装置の断面略図、第６図は垂直式
弾性体装置の正面略図、第７図は垂直式弾性体装置の軟
質棒定着部の側面図、第８図は第７図のＣＤ断面図であ
る。

緩衝体９は円筒形か台形の伸縮性ある弾性体、又は伸縮
性あるゴムかプラスチックのチューブで。

カバーされた末広形ワイヤースプリングで出来ていて、
その下端は軟質棒１０につながり上端はクッション内シ
ート１１に接着している。軟質棒１０にはその上部に軸
と直角方向にラック状に凹凸が刻まれている。

背もたれ部の後部支えには２枚の繊維製又はプラスチッ
ク製の後部シート１２があり、この２枚の間に上下移動
可能なプラスチック製の摺動シート１３をはさんでいる
。後部シート１２にも摺動シート１３にも、軟質棒１０
の夫々の位置に、軟質棒１０が楽に通る円形孔１４、上
部波形孔１５を有している。

摺動シート１３を下げた位置にすれば、上部波形孔１５
の波形部が軟質棒１０のラック状凹凸部に噛み込んで軟
質棒１０の移動を止め、又摺動シート１３を上にあげた
位置では、噛み込みが解けて軟質棒１０は自由に移動出
来るようになっている。

人体５が後方へ押しつけたときの頭、首、胸部の曲線に
従って緩衝体９の各々の位置が定まり、これ等につなが
った軟質棒１０の位置も定る。着席者がレバーか電動装
置等で摺動シート１３を下げることによって、軟質棒１
０の位置を定着させ、人体５が背もたれを離れてもこれ
につながった緩衝体９の位置は維持される。

次に頭、首、胸部の曲線を変える必要が生じたときは、
摺動シート１３を上げ軟質棒１０をルーズな状態として
、緩衝体９を本来の位置に戻し、次いで前述のようにし
て新らしく変った曲線を維持する状態とする。

本発明の背もたれの使用法は、前述の２例で説明したよ
うに、着席者は着席した後、レバーや電動式方法等で背
もたれの内部に包含されている頭、首、胸部の背面の形
状維持装置を一旦無負荷の状態とし、次いで背もたれ部
に軽く頭、首、胸部を押しつけ、その形状を維持するよ
うにレバーや電動式方法等でセットし、衝突或いは追突
時のショックを着席時の形状で受は止められるようにす
るものである。

以上記したように、本発明の効果としては、自動車、列
車、航空機等移動する乗り物の衝突や追突時のショック
に対し、各人の体形および該当時の服装等に応じた頭、
首、胸部の背面の形状となったクッションで受圧するこ
とが出来て、微妙で且つ重要な作用をなしている頚椎部
のずれるのを防ぎ、ムチ打ち症予防に大きな効果が得ら
れる。

又これを応用すれば、ムチ打ち症患者の治療や、一般の
首部保護の爽快感の要具としても活用出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は横線式スプリング装置の断面略図第２図は横線
式スプリング装置の正面略図第３図は横線式スプリング
装置の棒状物緊迫部の側面図 第４図は第３図のＡＢ断面図 第５図は垂直式弾性体装置の断面略図 第６図は垂直式弾性体装置の正面略図 第７図は垂直式弾性体装置の軟質棒定着部の側面図 第８図は第７図のＣＤ断面図 １は弾性紐、２は棒状物、３は金属板、４は孔、５は人
体、６は金属製受台、７は締付バンド、８は移動板、９
は緩衝体、１０は軟質棒、１１はクッション内シート、
１２は後部シート、１３は摺動シート、１４は円形孔、
１５は上部波形孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 人体の首部を中心とした頭、首、胸部の背面に於て、個
   人の体形および被服に応じた形状に適合させ、この形状
   を維持することも、又他の個人の形状に変えることも出
   来る性能を包含するシートの背もたれ、および寝椅子、
   ベット類の枕。