JPS61128876A - 飲料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は激しい筋肉労働をしている間の人体に水分と炭
水化物を急速に与えるのに特に適した飲料に関する。本
発明はまた前記飲料の製造方法及び激しい筋肉労働をし
ている間発汗によって失われた水分を補給し血液中のグ
ルコース含有量が減少するのを防ぐ方法も包含する。

激しい筋肉労働がか々り長びく場合に個人の労働量の限
界は例えば過度の低血糖値や発汗による水分不足などの
原因によって定まる。血糖含有量は筋力労働により減少
するが、肝臓や怖力に蓄積している炭水化物は比較的少
ないので筋肉内での消費量が増加すると短時間で消失し
てし捷う。水分やミネラルの消費量はか々り多いが、主
として労働の激しさや気温によって左右される。

労働する間に炭水化物を含有する水溶液を為えると、面
糖濃変が増加し、インシュリンレベルを上げるので、グ
リコーゲンを節約する方向に肝臓の代謝機構を再調整す
る。このような溶液を飲むとすぐ胃に入るが、胃では水
分や炭水化物の吸収は起こら々い。幽門を通り十二指腸
へ入った場合にのみ吸収が起こる。十二指腸へ移動して
胃が空になる速度が労働中の水分や炭水化物の最大投与
量の限界を決定する主要々要因である。幽門は通常は閉
じており、開くのは主にいくつかの要因によって制御さ
れている。その一つは胃の内容物の浸透圧であることは
知られている。本発明により、さらにも□う一つの要因
は胃内容物ＯｐＨ値であることが判明した。胃内容物の
ｐＨを中性（ｐ’Ｉ−Ｉ　７　）か、さらにアルカリ性
（ｐＨ７以上）にすると、驚いたことに胃の内容物が幽
門を通過する速度がかなり速くなることが判明した。

すでに述べたように、本発明の目的は飲料を製造するこ
とであり、これは水溶液で、例えば発汗など体液に生じ
る種類の溶解したミネラルと適当に組合°せで様々の労
働や外的条件に合わせた量の血糖レベル増加用炭水、化
物を含有する。この飲料は生理的に満足なアルカリ性化
する化合物含有物を含んでいて、この飲料を飲むと層内
官物のｐＴ（は幽門が開く程度に増加するので胃□の内
容物は幽門な通過して十二指腸で吸収される。

同様に飲取した後の胃の滞留時間が短い飲料については
すでに米国特許第４３１２８５６号により周知である。

上記飲料は浸透圧を有する組成から彦るので、任意に選
ばれる炭化水素やミネラルの含有量はすでに述べたよう
に幽門を所望の速さで通過するのに重要′であるから、
できるだけ低い浸透圧を有するように決められている。

本発明の飲料、についても、飲料の組成に悪影響を及は
さないで、できるだけ低い浸透圧を有するように成分を
選ぶことが望ましい。

本発明の飲料における主要な血糖レベル増加成分として
は、ＤＰ値が２−１０の範囲、特に３−１０の範囲のオ
リゴ糖類の混合物を使用するが、とれは甘味が少ないか
、全くなくて口当たりがよい。平均ＤＰ値が３−５の範
囲内の組成を有するオリゴ糖が好ましい。味のよい飲料
を製造するために香気成分及び／又は味改良物質を含有
してもよい。このような香気成分としては一般に知られ
ているもので、所望により選べゐ。味改良物質としては
、例えばサッカリンやチク口などの人工甘味料が使用で
きる。１ツかし、甘味料と１〜で砂糖も使用できるが、
例えば蔗糖などの三糖が好ましい。

単糖類は炭水化物の含有量に比例して浸透圧を増加させ
るので添加すべきでない。Ｍ糖などの甘味糖分は飲料の
７％まで添加できる。

上記オリゴ糖混合物を使用すると炭水化物の含有量が極
めて多い飲料を製造することができるが、こねは血液の
グルコース含有量を急速に増すことを主な目的とした飲
料には望ましい。このような場合にオリゴ糖含有量はた
とえ一般的でないとしても飲料の２５％の高含有量にす
ることができる。

一方、水分の補給を主な目的とした飲料を製造したい場
合にはオリゴ糖類の含有量を低くするが通常は飲料の重
量の３％に押える。

飲料中の２−１Ｏの範囲のＤＰ値を有するオリゴ糖類の
含有量は飲料の重量に対し２３＝２５％の範囲内である
。

飲料には例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、これら
の塩のリン酸塩など体液に含まれている種類のミネラル
を含有させるのが適しているし、好ましい場合もある。

特に高い室温での激しい筋肉労働の間、身体は発汗によ
って体温の上昇を押えようとする。汗にはこのようなミ
ネラルが自重れている。しかし、比較的短開開の労働で
は、生理的観点から見て発汗で失った塩分を補う必要は
ない。非常に長時間発汗した後にのみ塩分の補給は必要
である。従って、飲料中のミネラル塩含有量は全く決定
的なものでなく、全体００％から数％、例えば３％まで
ぐらいである。

上述の２−１０の範囲のＤＰ値を有するオリゴ糖類に加
えて、一種類以上の生理的に受け入れられるアルカリ化
化合物又はこのような化合物を組合わせたものを添加で
きるが、その量は激しい連続した筋肉労働の間に普通に
飲んだ後で胃の内容物のｐＨ値を個人差はあるが通常約
１−２の値からさらに上げるような励である。この胃の
内容物のｐ■■値は本発明によれば３５以上、好ましく
は４．５以上に上げられる。アルカリ性を示す７．０以
上にするのが望ま１〜いかもしれない。このｐＨ値を上
げることにより幽門は直ぐに開き、胃の内容物は急速に
′十二指腸へ通りそこでオリゴ糖を急速にグルコースに
解重合し水分と共に血液中に直接に吸収される。

生理的に受け入れられるアルカリ化化合物としては数種
類の様々な塩類、酸化物、又は緩衝物質が使用できる。

このような化合物又は物質の例として本発明を限定する
ものではないが例えば重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウ
ム、重炭酸マグネシウム、マグネシア、水酸化アルミニ
ウムなどが挙げられる。非水溶性アルカリ化剤は飲料に
分散して使用できる。水溶性アルカリ金属重炭酸塩は好
ましいアルカリ化化合物又はｐＨ緩衝化合物組合せであ
る。

胃の内容物を所望のｐＨ値まで上げるような例えば重炭
酸す）　ＩＪウムの含有量は通常飲料の１リツトル当た
り０．５　＝ＩＯダラム、好ましくは３−５グラムであ
る。しかし、生理的に受け入れられるアルカリ化化合物
又はこの化合物の組合せたものの含有量はずっと多く、
１リツトル当たり２０グラム以上である。このように多
量の含有量は胃内容物のｐＨ値増加以外の目的にも価値
がある。本発明によると、飲料のアルカリ化する大きな
力は激しい筋肉労働で組織内に形成された乳酸を中性化
する効果を与えるので、回復期が相当短縮される。

以上述べたように、本発明は、好着しくは単糖類な含有
しない溶液で、２．−１０の範囲のＤＰ値を有する溶解
性オリゴ糖を・３−２５重量％含有し、オリゴ糖混合物
の平均Ｉ）Ｐ値が好１しくは３−５であり、少なくとも
１個の学理的に受け入れられるアルカリ化化合物又は化
合物組合せと体液中に存在する種類の任意の塩類と飲料
の香気や味を数量は例えば最大酸素容量の６０％などの
激しい筋力労働の間に１時間の内１５分毎に２５　ＣＶ
ｍｌの飲料を飲ん・で胃内容物のｐＨ値が少なくとも３
．５、好ましくは少なくとも４．５、最も好ましくは７
，０又はそれ以上に上がるような量であることを特徴と
する、激しい筋力労働の間に水分や炭水化物を急速に与
えるのに特に適した飲料に関する。

本発明による飲料は懸濁物質を含有する溶液でもよい。

しかし、本発明はまた水分を添加することにより最後に
飲料となるようか乾燥した固形物から成ってもよい。

本発明はまた前記飲料の製造方法も包含し、この製法は
ＤＰ値が２−１０の範囲で平均ＤＰ値が３−５である完
全に水溶性のオリゴ糖を主成分として、少量の生理的に
受け入れられるアルカリ化化合物又は化合物の組合せと
任意のミネラル塩と香料と味改良物質とを共に最終製品
飲料が２−１０以内のＤＰ値を有する水溶性オリゴ糖を
主成分として３−２５重量％含有し生理的に受け入れら
れる化合物又は化合物組合せを１リツトル当だ））０．
５グラムから２０グラム、特に３グラム以上含有するよ
うな量を溶解及び／又は分散することを特徴とする。

最後に、本発明は前述の組成を有する飲料を飲むことを
特徴とする、激しい筋力労働をしている間に発汗して失
った水分を補給し、血液中のグルコース含有量が減少す
ることを防ぐ方法も包含する。

本発明の飲料と最も近い先願、例えば米国特許第４３１
２８５６号による飲料とを比較する実験を行った。実験
では３種類の飲料（試験液）を使用したが、その組成は
下記の通りである。

■　米国特許第４３１２８５６号の実施例２による飲料
（浸透圧＝２５℃で４，８２気圧） ■　オリゴ糖　ＤＰ２−１０　　　　　７５ｇ塩化カリ
ウム　　　　　　　　　０．１５ｇ重炭酸ナトリウム　
　　　　　　１．０３ｇ香気　　　　　　　　　　　　
１００ｇ水　　　　　　　　　合計して１００１（浸透
圧＝２５℃で４．６６気圧） ■　オリゴ糖　ＤＰ２−１０　　　　　’　　７５ｇ塩
化カリウム　　　　　　　　　０．１５．ｊ９重炭酸ナ
トリウム　　　　　　　５．１５ｇ香気　　　　　　　
　　　　　　１．０９水　　　　　　　　　　合計して
１０１００Ｏ浸透圧＝２５℃で５．７９気圧） 試験液■と■は本発明によるものである。

実験は自転車競争の経験のある７人の健康な志願者（男
、１８−５０歳）を使い、エルゴ計自転車（Ｍ６ｎａｒ
ｋ■）を使って行われた。試験の間に脈拍、血糖レベル
、胃の空になる速度、及び胃の内容物のｐＨ値を測定し
た。

試験参加者の最大酸素取込み量は別々に測定し、労働は
自転車エルゴ計で段階的に労働量を増して行われ、吐き
出した息はダクラスサックで回収した。吐き出した息の
酸素と二酸化炭素の含有量はセントロニック（Ｃｅｎｔ
ｒｏｎｉｋ）■分析器で分析した。

試験参加者の最大酸素取込み量は１分間当たす４．１リ
ツトル平均（１分間当たり３．７−４．６の範囲）であ
った。

試験参加者は各々最大酸素容量６０％で三種類の試験液
の各々について１．５時間エルゴ計自転車で労働をした
。

労働している間にグルコース含有量の分析のために一部
は休息の時に一部は労働中に１５分毎にひじの静脈から
血液の試料を採った。脈拍も同時″に測定した。試験参
加者は１５℃の試験液を一時間当たり１０００ミリリッ
トル飲んだが、各々血液試料を採った直後′ＶＣｌ５分
毎に２５０　ミＩＪリットルの４回分に分けて飲んだ。

第１図は試料採取方法を図で示したものである。

１．５時間の全労働時間終了後に胃内容物の残りの各々
を１０ｍ１のフェノール・レッド（０，４ｍｌ／／ｍｌ
　）で着色し、十二指腸ンンデｆｆ１１２を鼻から胃へ
導入し、胃の内容物の約２０ｒｎｌずつを５０ｍＡ！の
洗浄器で吸い上げた。胃の試料なｐＨ値と血糖値に関し
て分析し、残りの試験溶液にホウ砂緩衝液を添加した後
に分光光度計で５２０１’Ｌｍｓ　５６０ｎｍｚ　６６
０ｉｒＡ（１９６６年５ｃｈｅｄ　１による）の色の強
さを測定して溶液の容量を測定した。

第２−４図は血糖含有量及び脈拍数をまとめたものであ
る。血糖含有量の平均値は米国特許第４３１２８５６号
の第３図に示されていると同じ様に変化する、すなわち
、３０分後に全ての試験溶液は第５図に示されるように
最高値を有することが判明した。試験溶液の差は偏差範
囲内であり、脈拍数も同様である。

第６−８図は胃からの試料を分析した結果と体重の変化
を示している。ｐＨの沖１定値の平均値は２８から４．
６及び４．９に増加した。３人の試験、参加者は５．１
５ｇ／ｅの重炭酸塩を摂取した後も胃の内は酸性であっ
たが、これは胃の中の液体の量が非常に少なかったので
胃酸が優位を占めているためである。胃が空になる速度
は３人の被検者全員が重炭酸塩摂取によって増加した。

幽門を通過する液体量の平均値は１．．０３ｇ／ｅの重
炭酸塩を添加することにより１６％増加し、５．１５．
！ｌｉ’／、／の場合は２０％増加した。胃を通過する
炭水化物はそれぞれ２％と１２％増加した。

以上の実験結果から、本発明は激しい筋肉労働の間に失
われた水分を効果的に補うと共に同時に炭水化物の形で
エネルギーを身体に補給する可能性を増加したことは明
らかである。

本発明をさらに下記の実施例により説明するが、これに
より本発明を限定するものではない。

実施例１ ここでは相当量の水分とエネルギーを補うのに適した飲
料の組成を示す（普通の場合）。

ｇ／ｅ飲料 オリゴ糖　ＤＰ２−１０　　　　　　７５（平均分子量
５３０　） ２．５ ＮａＨＣＯ３ ＫＨＣＯ２，５ 香気　　　　　　　　　　　　　微量 （浸透圧２５℃＝３４２気圧） ｙ」１例」ユ ここでは筋肉労働の後の筋肉の力を回復するに適した飲
料の組成を示す。

９／ｅ飲料 オリゴ糖　ＤＰ２−１０　　　　　　７５（平均分子量
５３０） ＮａＨＣＯ−１０ ＫＴ（ＣＯ１０ 香気　　　　　　　　　　　　　　微量（浸透圧２５℃
で＝　５６．３７気圧）実施例３ ここでは激しい筋肉労働での多量のエネルギーを補うの
に適した飲料の組成を示す。

１／ｌ飲料 オリゴ糖　ＤＰ２−１０　　　　　　２３０（平均分子
量１１５８） ＮａＨＣＯ８２，５ ＫＨＣｏ、　　　　　　　　　　　　　　　２．５香気
　　　　　　　　　　　　　　　微量（浸透圧２５Ｃで
＝７．１５気圧）

【図面の簡単な説明】

第１図は、試料採取方法を示す説明図、第２図は、米国
特許第４３１２８５６号の実施例２による溶液の場合の
血糖含有量及び脈拍数を示した表、第３図及び第４図は
、各々本発明による溶液の場合の血糖含有量及び脈拍数
を示した表、第５図は、米国特許第４３１２８５６号に
よる溶液と本発明による溶液の各場合の血糖含有量を比
較したグラフ、第６図は、米国特許第４３１２８５６号
による溶液に関して、被験者の胃からの試料を分析した
結果と体重の変化を示した表、第７図及び第８図は、各
々、本発明による溶液に関して、被験者の冑からの試料
を分析した結果と体重の変化を示した表である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、激しい筋肉労働の間に人体に水分や炭水化物を急速
   に補給するのに特に適した飲料において、好ましくは単
   糖類を含有しない溶液で、２−１０の範囲のＤＰ値を有
   する溶解性オリゴ糖の混合物を３−２５重量％含有し、
   該オリゴ糖混合物の平均ＤＰ値が好ましくは３−５の範
   囲であり、少なくとも１個の生理的に受け入れられるア
   ルカリ化化合物又は化合物組合せと体液中に存在する任
   意の塩類と適当な香気と味改良物質とを全て少量ずつ含
   有し、飲料中の生理的に受け入れられるアルカリ化化合
   物又は化合物組合せの含有量は該飲料を激しい筋肉労働
   （例えば最大酸素容量の６０％）の間の１時間に１５分
   毎２５０ｍｌを飲取すると胃内容物のｐＨ値が約３．５
   以上、好ましくは４．５以上、特に７．０以上に増加す
   るような量であることを特徴とする飲料。 ２、生理的に受け入れられるアルカリ化化合物として重
   炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸マグネシウム
   、マグネシア、水酸化アルミニウム、及びそれらの混合
   物、又は、生理的に受け入れられるｐＨ緩衝化合物組合
   せを含有することを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の飲料。 ３、アルカリ化化合物の含有量が０．５−２０ｇ／ｌ、
   特に３ｇ／ｌ以上であることを特徴とする特許請求の範
   囲第２項に記載の飲料。 ４、化合物組合せがｐＨ４−８．５の範囲内で緩衝効果
   を与えることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載
   の飲料。 ５、水を添加して複元するための主として乾燥した固形
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項から第４
   項までのいずれか１項に記載の飲料。 ６、ＤＰ値が２−１０の範囲内、好ましくは平均ＤＰ値
   が３−５の範囲内であるオリゴ糖と生理的に受け入れら
   れるアルカリ化化合物又は化合物組合せで特許請求の範
   囲第２項に特に記載のものと体液中に存在の任意のミネ
   ラル塩香気物質、味改良添加剤の各々少量を水に溶解し
   、得られた溶液が３−２５重量％のオリゴ糖を含有し激
   しい筋肉労働（例えば、最大酸素容量の６０％）の間に
   １時間に１５分毎２５０ｍｌ飲取すると胃の内容物のｐ
   Ｈ値が３．５以上、好ましくは４．５以上、特に７．０
   以上に増加するような量になることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載の
   飲料を製造する方法。 ７、飲料を口から摂取することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載の激し
   い筋肉労働の間に発汗によって失われた水分を急速に補
   給し血中のグルコース含有量の減少を予防し又は増加さ
   せる方法。