JPS6112602Y2 - - Google Patents

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JPS6112602Y2
JPS6112602Y2 JP19483081U JP19483081U JPS6112602Y2 JP S6112602 Y2 JPS6112602 Y2 JP S6112602Y2 JP 19483081 U JP19483081 U JP 19483081U JP 19483081 U JP19483081 U JP 19483081U JP S6112602 Y2 JPS6112602 Y2 JP S6112602Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
guide shaft
tubular body
impact
viscoelastic body
Prior art date
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Expired
Application number
JP19483081U
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English (en)
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JPS58101348U (ja
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本案はガイドシヤフト、殊にビデオテープレコ
ーダ(VTR)等における磁性テープや伸線工程
等におけるワイヤをガイドするシヤフトに関す
る。 従来から用いられているこの種のガイシヤフト
としては、金属体が金属酸化物粉末等との摺動に
伴なう摩耗が大きいと、トルク増大、回転ムラを
おこすため大きな耐摩耗性を有していることが必
須要件であり、そのため、高速度鋼や超硬合金製
のシヤフトも使用されているが、使用に伴う摩耗
は不可避であり、しかも高価であつた。また、金
属材であるため、靭性は大きいがその反面、剛性
が劣り、磁性をもつているなどの難点があつた。 そのため、セラミツク材料が高硬度で極めて大
きな耐摩耗性を有し、かつ摩係数が小さく、高い
剛性をもつことに着目して、第1図イに示すよう
なセラミツク体から成る管状シヤフトC中にステ
ンレスパイプSを挿入して構成したガイドシヤフ
トなどが提案されている。しかし、セラミツク材
料を用いたものは上記の如き長所を有するが、こ
のうち高剛性に相対して靭性が乏しいという欠点
がある。そのため、軽い衝撃でも繰り返し加わる
と徴細なクラツクが発生し、その後除々に拡大
し、遂には折損したり破損に至るという致命的な
欠点が解決さてれていなかつた。 本案は上記に鑑みてセラミツク材料の長所を維
持したまま、特に耐衝撃性を改良したセラミツク
製のガイドシヤフトを提供することを目的とす
る。 以下、本案を実施例に基づき説明する。第2図
においてCは前記従来例と同様アルミナ、チタン
酸バリウムなどの酸化物系セラミツク、炭化珪
素、窒化珪素などの非酸化物系セラミツクより選
ばれたセラミツクから成る管状体である。この管
状体Cの内部空間中には粘弾性体Rが充填してあ
る。この粘弾性体Rとしては合成樹脂系、ゴム系
のいずれでもよく、後述する実験では、特性的に
すぐれたシリコンゴムのうち、第1表に示したよ
うな特性のものを用いた。
【表】 また、前記粘弾性体Rを充填したセラミツク製
管状体Cとしては、外径2.5mm、内径1mm、長さ
65mmのアルミナセラミツ製のものを用いた。また
比較例として1図に示した粘弾性体を充填しない
従来のセラミツク製管状体単体のもの、及び同セ
ラミツク製管状体中に補強材としてステンレスパ
イプ(0.2mm厚)Sを挿入した各ガイドシヤフト
を用いた。 これらのガイドシヤフトの衝撃回数の残存数の
実測値は第2表に示した通りであつた。 なお、テストサンプルは各々100本であり、ま
た衝撃テストの方法は第3図に示したように、ガ
イドシヤフトFをブロツク体Bに固定しておき、
所定位置から吊り下げた40gの鋼体Qをガイドシ
ヤフトFに同一条件のもとに衝突させることによ
つて行なつた。
【表】 この衝撃テストの結果から明らかなように、本
案によるガイドシヤフトは在来のセラミツク単体
よりなるもの、ステンレスパイプを挿入し補強し
たものにくらべ耐衝撃性がきわめて大きいことが
判る。これは粘弾性体Rによる衝撃力の吸収、緩
衝作用によるものであると考えられる。 さらに本案による粘弾性体Rを充填したガイド
シヤフトFの輪切断面の粘弾性体R部分の面積A
1とセラミツク管状体Cの面積A2の面積比によ
つても耐衝撃強度が変動することが認められ、実
験結果によれば、上記面積比A1/A2=1.8〜17.0
の範囲で、特に5〜15の範囲のものが衝撃強度が
大きいことが確認された。しかもA1/A2<1.8で
は粘弾性体Rによる衝撃吸収効果が小さく、A1/
A2>17.0ではセラミツク管状体Cの肉厚が薄く
なりすぎ、機械強度が極めて小さく使用に耐える
ものがなかつた。 なお第2表の実験結果には示さなかつたが、セ
ラミツク管状体中にエポキシン系樹脂を充填した
ものでも、従来品に比して大きい耐衝撃性を有し
ていたが、シリコンゴムを充填固化したガイドシ
ヤフトの耐衝撃性には及ばなかつた。 以上のように本案によれば、管状のセラミツク
体中に粘弾性体を充填して構成したものであり、
高剛性を有し、非磁性、耐摩耗性、低摩擦性、耐
食、耐候性で、かつ耐衝撃性をもつたすぐれたガ
イドシヤフトを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は在来のガイドシヤフトの断面図、第2
図は本案によるガイドシヤフトの断面図、第3図
は衝撃テスト法を説明する図である。 C……セラミツク体、S……ステンレスパイ
プ、R……粘弾性体、F……ガイドシヤフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツクよりなる管状体中に粘弾性物質を充
    填して構成したことを特徴とするガイドシヤフ
    ト。
JP19483081U 1981-12-28 1981-12-28 ガイドシヤフト Granted JPS58101348U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19483081U JPS58101348U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 ガイドシヤフト

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JP19483081U JPS58101348U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 ガイドシヤフト

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Publication Number Publication Date
JPS58101348U JPS58101348U (ja) 1983-07-09
JPS6112602Y2 true JPS6112602Y2 (ja) 1986-04-19

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JP19483081U Granted JPS58101348U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 ガイドシヤフト

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JPS58101348U (ja) 1983-07-09

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