JPS61126005A - 森林有害獣類の忌避剤の製法 - Google Patents
森林有害獣類の忌避剤の製法Info
- Publication number
- JPS61126005A JPS61126005A JP24450984A JP24450984A JPS61126005A JP S61126005 A JPS61126005 A JP S61126005A JP 24450984 A JP24450984 A JP 24450984A JP 24450984 A JP24450984 A JP 24450984A JP S61126005 A JPS61126005 A JP S61126005A
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- Japan
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- fat
- animal
- oil
- disulfide
- solid
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は森林有害獣類の忌避剤の製法に関する。
ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィド(以下
TMTDと称する)は、農作物例えばそ菜の種子消毒剤
及びそ菜、果樹類等の茎葉散布用殺菌剤として実用され
ている。また鳥類、兎、ねずみ等に対して味覚忌避効果
を有することが知られており、TMTD含有水和剤が実
用されている。しかしTMTD含有水和剤は、造林地の
酷しい自然環境下においては薬剤が脱落しやすく、忌避
効果を長期間持続させることができない。
TMTDと称する)は、農作物例えばそ菜の種子消毒剤
及びそ菜、果樹類等の茎葉散布用殺菌剤として実用され
ている。また鳥類、兎、ねずみ等に対して味覚忌避効果
を有することが知られており、TMTD含有水和剤が実
用されている。しかしTMTD含有水和剤は、造林地の
酷しい自然環境下においては薬剤が脱落しやすく、忌避
効果を長期間持続させることができない。
このため森林有害獣類の被害が最も多い降雪後下草発生
までの期間に起こる日本かもしか、しか、軒先、野ねず
み等の被害を防ぐことができなかった。
までの期間に起こる日本かもしか、しか、軒先、野ねず
み等の被害を防ぐことができなかった。
本発明者らは強風雨、積雪、低温下においても獣類の忌
避効果が長期間持続する製剤な開発するため研究を進め
た結果、本発明を完成した。
避効果が長期間持続する製剤な開発するため研究を進め
た結果、本発明を完成した。
本発明は、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフ
ィドに常温で固形の動植物油脂、常温で液状の動植物油
脂及び鉱物性微粉末又は珪藻土を混合し、軟膏状に製剤
化することを特徴とする、森林有害獣類の忌避剤の製法
である。
ィドに常温で固形の動植物油脂、常温で液状の動植物油
脂及び鉱物性微粉末又は珪藻土を混合し、軟膏状に製剤
化することを特徴とする、森林有害獣類の忌避剤の製法
である。
本発明方法により得られる製剤は、長期間にわたり樹木
に付着して忌避効果を持続する。このため降雪前にこれ
を樹木に塗布すると、下草発生まで長期にわ−たり、造
林木を獣類の食害から防止することができる。また水和
剤と異なり、水を使用しないため、足場の悪い急傾斜造
林地や水利の不便な場所でも簡単に適用することができ
る。さらに低温でも固結せずかつ適度の展延性を有する
ため、寒冷時にも植栽木の葉表面に均一に塗布すること
ができる。
に付着して忌避効果を持続する。このため降雪前にこれ
を樹木に塗布すると、下草発生まで長期にわ−たり、造
林木を獣類の食害から防止することができる。また水和
剤と異なり、水を使用しないため、足場の悪い急傾斜造
林地や水利の不便な場所でも簡単に適用することができ
る。さらに低温でも固結せずかつ適度の展延性を有する
ため、寒冷時にも植栽木の葉表面に均一に塗布すること
ができる。
常温で固形の動植物性油脂(以下固形油脂と称する)は
、固着剤として用いられ、例えば精製ラノリン、牛脂、
パーム油、やし油軟質、鯨油軟質などが好ましい。常温
で液状の動植物性油脂(以下液状油脂と称する)及び鉱
物性微粉末又は珪藻土は、製剤の硬度及び展延性を調部
するために用いられる。液状油脂としては例えばオリー
ブ油、とマシ油、綿実油、大豆油、とうもろこし油など
、鉱物性微粉末としては例えばホワイトカーボン、メル
ク、クレー、カオリ/、ベントナイトなどが好ましい。
、固着剤として用いられ、例えば精製ラノリン、牛脂、
パーム油、やし油軟質、鯨油軟質などが好ましい。常温
で液状の動植物性油脂(以下液状油脂と称する)及び鉱
物性微粉末又は珪藻土は、製剤の硬度及び展延性を調部
するために用いられる。液状油脂としては例えばオリー
ブ油、とマシ油、綿実油、大豆油、とうもろこし油など
、鉱物性微粉末としては例えばホワイトカーボン、メル
ク、クレー、カオリ/、ベントナイトなどが好ましい。
本発明を実施するに際しては、TMTD K固形油脂、
液状油脂及び鉱物性微粉末等を混和する。
液状油脂及び鉱物性微粉末等を混和する。
その使用量は、TMTD 20〜50重量部、固形油脂
20〜50重量部、液状油脂20〜50重量部及び鉱物
性微粉末又は珪藻土5〜15重量部が好ましい。液状油
脂及び鉱物性微粉末等に7・]する固形油脂の割合がこ
れより多いと、製剤が固くなり、展延性が劣り、均一に
塗布することが困難になる。また固形油脂の割合がこれ
より少ないと、TMTDを長期間にわたり樹木に付着さ
せておくことができない。
20〜50重量部、液状油脂20〜50重量部及び鉱物
性微粉末又は珪藻土5〜15重量部が好ましい。液状油
脂及び鉱物性微粉末等に7・]する固形油脂の割合がこ
れより多いと、製剤が固くなり、展延性が劣り、均一に
塗布することが困難になる。また固形油脂の割合がこれ
より少ないと、TMTDを長期間にわたり樹木に付着さ
せておくことができない。
次いで前記の混合物を約60°Cに加温して融解し、よ
く攪拌し、水飴状にしてから冷却すると、軟膏状の製剤
が得られる。
く攪拌し、水飴状にしてから冷却すると、軟膏状の製剤
が得られる。
こうして得られた製剤を使用するに際しては、杉、ひの
きなどの植栽木の梢頭部及び側枝の葉表面に少量ずつ薄
く塗布することが好ましい。
きなどの植栽木の梢頭部及び側枝の葉表面に少量ずつ薄
く塗布することが好ましい。
塗布方法としては、製剤を指先、刷毛等により葉表面に
軽く接触して付着させればよい。これにより日本かもし
か、しか、軒先、野ねずみなどによる被害を長期にわた
り防止することができる。
軽く接触して付着させればよい。これにより日本かもし
か、しか、軒先、野ねずみなどによる被害を長期にわた
り防止することができる。
下記実施例中の部は重量部を意味する。
実施例1
TMTD粉末40部、精製ラノリン25部、オリーブ油
25部及びホワイトカーボン10部を約 6
0℃に加温しながら混合し、均一な水飴状にしたのち放
冷する。
25部及びホワイトカーボン10部を約 6
0℃に加温しながら混合し、均一な水飴状にしたのち放
冷する。
実施例2
TMTD粉末26部、精製ラノリン34部、オリーブ油
33部及びホワイトカーボン1部ヲ用い、実施例1と同
様にして製剤化する。
33部及びホワイトカーボン1部ヲ用い、実施例1と同
様にして製剤化する。
実施例3
TMTD粉末24部、精製ラノリン40部、オリーブ油
30部及びホワイトカーボン6部を用い実施例1と同様
にして製剤化する。
30部及びホワイトカーボン6部を用い実施例1と同様
にして製剤化する。
これらの製剤の物性値を第1表に示す。展延性はスズレ
ッドメーターを用い、25℃で測定した。また稠度はペ
ネトロメーターを用い、25℃で測定した。
ッドメーターを用い、25℃で測定した。また稠度はペ
ネトロメーターを用い、25℃で測定した。
第 1 表
試験例1
実施例1の製剤を用いて試験を行った。試験地はいずれ
も日本かもしかによる食害激害地であって、試験地Aは
標高1100m、推定積雪1、0 m、、試験地Bは標
高750m、推定積雪1゜Qm、試験地Cは標高100
0m、推定積雪1゜5mのひのき造林地である。12月
に樹木1本当り本製剤0.9〜1.0 、pを塗布し、
翌年5〜6月に被害の程度を調査した。その結果を第2
表に示す。
も日本かもしかによる食害激害地であって、試験地Aは
標高1100m、推定積雪1、0 m、、試験地Bは標
高750m、推定積雪1゜Qm、試験地Cは標高100
0m、推定積雪1゜5mのひのき造林地である。12月
に樹木1本当り本製剤0.9〜1.0 、pを塗布し、
翌年5〜6月に被害の程度を調査した。その結果を第2
表に示す。
度を調査した。その結果を第6表に示す。
試験例3
実施例6の製剤を用い、日本かもしかの食害激害地区の
抄造林地5か所で試験を行った。11月に樹木1本当り
本製剤0.5〜1.0 I!を塗布し、翌年6月(散布
194日後)に被害の程度を調査した。その結果を第4
表に示す。
抄造林地5か所で試験を行った。11月に樹木1本当り
本製剤0.5〜1.0 I!を塗布し、翌年6月(散布
194日後)に被害の程度を調査した。その結果を第4
表に示す。
第 4 表
比較例
TMTD 80%水和剤の10倍希釈液を用t・、軒先
による食害発生地区の2〜6年生杉造林地で試験を行っ
た。秋期に噴霧器を用いて樹木1本当り薬液100〜1
50+++gを散布し、翌年3月(散布133日後)に
被害の程度を調べた。その結果は第5表に示すように不
満足なものであった。また薬剤散布直後及び被害調査時
に試料を採取し、常法により分析した。その結果、散布
直後のTMT D付着量は1600〜4000ppmで
あったが、調査時には70〜550 ppmに低下して
いた。
による食害発生地区の2〜6年生杉造林地で試験を行っ
た。秋期に噴霧器を用いて樹木1本当り薬液100〜1
50+++gを散布し、翌年3月(散布133日後)に
被害の程度を調べた。その結果は第5表に示すように不
満足なものであった。また薬剤散布直後及び被害調査時
に試料を採取し、常法により分析した。その結果、散布
直後のTMT D付着量は1600〜4000ppmで
あったが、調査時には70〜550 ppmに低下して
いた。
第 5 表
Claims (1)
- ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィドに常温
で固形の動植物油脂、常温で液状の動植物油脂及び鉱物
性微粉末又は珪藻土を混合し、軟膏状に製剤化すること
を特徴とする、森林有害獣類の忌避剤の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24450984A JPS61126005A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | 森林有害獣類の忌避剤の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24450984A JPS61126005A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | 森林有害獣類の忌避剤の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126005A true JPS61126005A (ja) | 1986-06-13 |
JPH024204B2 JPH024204B2 (ja) | 1990-01-26 |
Family
ID=17119733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24450984A Granted JPS61126005A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | 森林有害獣類の忌避剤の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61126005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2698242A1 (fr) * | 1992-11-24 | 1994-05-27 | Francais Prod Ind Cfpi | Composition phytosanitaire. |
JPH08239305A (ja) * | 1995-03-03 | 1996-09-17 | Sunstar Inc | 鳥獣類忌避具 |
JP2018177645A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | サンケイ化学株式会社 | 野生獣忌避剤 |
-
1984
- 1984-11-21 JP JP24450984A patent/JPS61126005A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2698242A1 (fr) * | 1992-11-24 | 1994-05-27 | Francais Prod Ind Cfpi | Composition phytosanitaire. |
JPH08239305A (ja) * | 1995-03-03 | 1996-09-17 | Sunstar Inc | 鳥獣類忌避具 |
JP2018177645A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | サンケイ化学株式会社 | 野生獣忌避剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024204B2 (ja) | 1990-01-26 |
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