JPS61122235A - 塩化ビニリデンの製法 - Google Patents

塩化ビニリデンの製法

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JPS61122235A
JPS61122235A JP60251008A JP25100885A JPS61122235A JP S61122235 A JPS61122235 A JP S61122235A JP 60251008 A JP60251008 A JP 60251008A JP 25100885 A JP25100885 A JP 25100885A JP S61122235 A JPS61122235 A JP S61122235A
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JP
Japan
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reaction
pressure
trichloroethane
vinylidene chloride
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP60251008A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲルト・クローメ
ギユンター・プラーデル
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BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/25Preparation of halogenated hydrocarbons by splitting-off hydrogen halides from halogenated hydrocarbons

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高められた圧力及び高められた圧力にお(・
てアルカリ性水性エマルジョン中で1゜1.2−トリク
ロルエタンから塩化水素を脱離させ、反応混合物を放圧
し、気相と水相を分離し。
気相を蒸留により仕上げ処理することによる、塩化ビニ
リデンの製法に関する。
西独特許1230418号明細書によれば、アルカリ性
水性エマルジョン中で塩化水素を脱離しながら1,1.
2− トリクロルエタンを反応させることにより、塩化
ビニリデンを連続的に製造する方法が知られている。こ
の方法においては、アルカリ性水性エマルジョン中でト
リクロルエタンが、5〜20μmの粒径を形成するよう
に分布され、そして大気圧下での塩化ビニリデンの沸点
以上の温度で及び塩化ビニリデンが反応帯域中液相で存
在する圧力で反応が実施される。またこの特許明細書で
は従来既知の方法にも論及され、この方法によれば既知
の方法よりも本質的に良好な空時収量が達成されると述
べられている。塩化ビニリデンは主として一懺維の防燃
加工あるいは食品及び医薬の包装用フィルムによる被覆
に役立つ重合体の水性分散液に加工される。したがって
出発物質の純度に関しては、有毒な副生物を実際上含有
してはならないという高度の要求がなされている。
既知の方法により製造された塩化ビニリデンには、有害
不純物の微量の含有が認められることがある。さらに既
知方法で得られる空時収量は不満足であることが多い。
゛本発明の課題は、特に高純度の塩化ビニリデンの製造
を可能にし、かつ空時収量が既知方法より本質的に改善
されている塩化ビニリデンの製法を開発することであっ
た。
本発明はこの課題を解決するもので、アルカリ性水性エ
マルジョン中で1.1.2− )ジクロルエタンからの
塩化水素の脱離を、6〜10バールの圧力及び76〜8
0℃の温度で行い、反応混合物を放圧し、反応室中の液
相の一部を返送し、そして気相の蒸留による仕上げ処理
を水性液 100〜600朋の圧力で行うことを特徴とする。アル
カリ性水性エマルジョン中での1.1.2−トリクロル
エタンからの塩化水素の脱離、反応混合物の放圧、気相
と水相の分離及び気相の蒸留仕上げによる、塩化ビニリ
デンの製法である。
本発明方法によれば、塩化ビニIJデンを999重量%
以上含有する反応生成物が得られる。
この反応生成物には、シス−ジクロルエチレン、1.1
−ジクロルエタン、  1,1.2−) +)りcIル
エタ/ならびにモノクロルアセチレンが検出されない。
塩化エチルの含量は200 ppm以下、塩化ビニルの
含量は10 ppm以下、そしてトランス−ジクロルエ
チレンの含量は20 ppm以下である。空時収量は、
約塩化ビニリゾ/200kg/反応容積1g及び1日で
ある。
1.1.2−トリクロルエタンから塩化水素を脱離させ
るためには、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
化物を好ましくは2〜0.2重量%含有するその水溶液
を、トリクロルエタン及び放圧した反応混合物の液相の
一部と混合する。
この混合は、ポンプ好ましくは回転ポンプ内で行われ、
それはポンプから出た後の出発物質がエマルジョン中に
存在するように作用する。乳化された1、1.2− ト
リクロルエタンの液滴は、10μm以下の粒径を有する
。このエマルジョンは、その0.5〜2..5重量%の
量で1.1.2−トリクロルエタンを含有する。その成
分すなわち分離された反応混合物の水相と新たに供給さ
れろ苛性アルカリ水溶液は、遊離の苛性アルカリが水相
中に0.2〜2重量%好ましくは0.4〜1重量%存在
する割合で混合される。苛性ソーダ溶液を用いて操作す
ることが好ましい。
エマルジョンとして存在する反応混合物は、そこで反応
帯域に導入され、その際反応混合物が76〜80℃の温
度を保持するように留意する。この温度範囲を守ること
は重要である。なぜならばそうしないと、高純度の反応
生成物を取得し、かつ装置を障害なしに長期間にわたり
運転することが、保証されないからである。反応帯域は
、その横断面の直径の500〜1200倍にわたる長さ
の広がりを有する。反応帯域内では6〜10バールの圧
力が支配する。エマルジョンの成分への分離を避けるた
めに、渦流が起こるように反応混合物を高速度で反応帯
域に導通する。反応混合物の反応帯域内での滞留時間は
、O,OS〜0.25分好ましくは0.1〜062分で
ある。次いで反応混合物を、放圧槽内へ弁を経て放圧す
ると1反応生成物の水性液相と気相への分離が起こる。
放圧槽内では、続(塔内での反応生成物の気相の蒸留仕
上げにも役立つ圧力が支配する。
放圧槽と蒸留塔との間に分離槽を設置し、この槽内で気
相から移行することのある液相部分を、放圧槽内で得ら
れだ液相と一緒にすることも好ましい。この液相の一部
は、前記のようにポンプを介して出発物質と混合され、
そして反応帯域に再供給される。この液相の残部は水蒸
気蒸留による仕上げ処理にかけられる。この部分の祉は
、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物
を含有し、そして1,1.2−トリクロルエタンと混合
される水性相の量に相当する。反応帯域に返送される反
応混合物の水性相の割合は、蒸留塔における前記温度を
保持し5るように定められる。
本発明方法の特に有利な一実施態様は、図面に図式的に
示す装置において行うことができる。
反応物質すなわち1,1.2− ) IJジクロルエタ
ン1)を水酸化アルカリ水溶液に)と混合し、これを導
管(9)及び(12)により供給される1分離槽(力か
ら来る反応混合物の液相の部分及び蒸留塔(10)の塔
底から来る部分と一緒に1回転ポンプ(3)を経て混合
してエマルジョンとなし、管状反応器(4)に供給する
。反応器内では1反応圧力に相当する圧力が生ずる。反
応混合物を弁(5)を経て放圧槽(6)内で放圧し、そ
こで反応混合物の液相と気相への分別が起こる。気相は
分離槽(7)に移行し、そこでさらに液状成分の分離が
起こる。分離槽(7)は導管を介して放圧槽の液相と連
結してi  いる。分離槽は、全反応系内で、すなわち
反応帯域、放圧槽及び分離槽の中で1反応器度が生ずる
ように水蒸気(11)により加熱される。反応混合物の
気相は蒸留塔(10)に移行する。純粋な反応生成物が
導管(16)を経て取出され、塔底液は導管(12)を
経て分離槽から排出する液相(9)と−緒になり、反応
物質(1)及び(2)と共にポンプ(3)に送られる。
本発明方法の特別な利点は、本方法に対応する装置が長
期間(経験によれば4年間)にわたり、塔又は他の反応
槽の清掃を必要とすることなく運転できることである。
既知方法によれば、1か月の期間で反応帯域内及び蒸留
塔内において充填物を交換することが必要である。
実施例 図面に示す装置により操作する。導管(1)から1.1
.2− トリクロルエタン毎時10.6 tを、そして
導管(2)から25%溶液のNaOH(=100 % 
)毎時6.4tを供給する。これら反応物質にポンプ(
3)により、導管(9)を経由する分離槽(7)からの
水相、導管(12)からの水相及び蒸留の塔底液を混合
する。圧力は10バールとなる。このエマルジョンを5
m/秒の速度で反応器(4)に導通する。
弁(5)を経て反応溶液を、放圧槽(6)、分離槽(7
)及び塔(10)の中で形成される水柱150mmの圧
力に放圧する。そのとき塔(1o)の頂部で塩化ビニI
Jデンの沸騰温度は66°Cになる。塔(1o)の頂部
で、塩化ビニリデンが毎時7.5 t、排出される。塔
の還流比は1:5である。放圧槽及び分離槽の内部で沈
降する液相かも、6.5tをポンプ(3)に送る。他の
14tは導管(8)を経て、水蒸気蒸留による他の仕上
げ処理に送られる。分離槽(7)は、蒸気加熱(11)
により78℃の温度に保持され、反応器(4)、放圧槽
(6)ならびに分離槽(7)にわたり遊離する反応熱に
よって保持される。
得られた塩化ビニリデンは、ガスクロマトグラフィによ
り測定すると次の組成を有する。
塩化ビニリデン      999重量%塩化エチレン
       200 ppm塩化ビニル      
  10 〆lトランス−ジクロルエチレン  20”
シス−ジクロルエチレン    く1〃1.1−ジクロ
ルエタン     〈1〃1.1.2−1リクロルエタ
ン   〈111モノクロルアセチレン     <1
/lジクロルアセチレン     (10”導管(9)
を経て排出される液相混合物は、苛性ソーダ0.1重量
%及び塩化ナトリウム15重量%を含有し、塩素化炭化
水素を含有しなし・。空時収量は、反応容積1g及び1
日当り塩化ビニリデン200klilである。
比較例1 実施例と同様に操作し、ただし分離槽、放圧槽及び管状
反応器内の温度を7o′CK保持する。これにより反応
速度か低下し、未反応の1.1.2−トリクロルエタン
の多量が液相と一緒に管状反応器へ循環再供給されろ。
NaOHに対する収率は約20%悪化し、空時収量は激
減して100 kg/ 6以下である。そのため所要エ
ネルギー量が増加し、この方法は不経済と認められる。
比較例2 実施例と同様に操作し、ただし管状反応器、放圧槽及び
分離槽内の温度を85°Cにする。この場合り空時収量
は満足できる1400kg/1以上であるが、1,1−
ジクロルエタンの収率が悪化する。1,1.2−トリク
ロルエタンから塩化ビニ+7デンへの反応の選択率は9
2%であり、したがってこの場合は、1,1.2−)’
Jジクロルエタン約8%が、他の塩素化炭化水素主とし
てシ、t、 −及ヒトランスージクロルエチレンに変化
する。
比較例6 実施例と同様に操作し、ただし蒸留塔(10)内の圧力
をわずか水柱5mに保持する。これにより塔頂温度は4
1°Cになる。10日後にはすでに重合物の沈着が生じ
、したかつて塔の充填物を交換せねばならない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明方法の一実施態様を説明するための装置
を、図式的に示すもので、1は1,1.2−トリクロル
エタンの供給管、2は水酸化アルカリ水溶液の供給管、
4は管状反応器、6は放圧槽、7は気相と液相の分離槽
、10は蒸留塔を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルカリ性水性エマルジョン中で1,1,2−トリクロ
    ルエタンからの塩化水素の脱離を、6〜10バールの圧
    力及び76〜80℃の温度で行い、反応混合物を放圧し
    、反応室中の液相の一部を返送し、そして気相の蒸留に
    よる仕上げ処理を水柱100〜300mmの圧力で行う
    ことを特徴とする、アルカリ性水性エマルジョン中での
    1,1,2−トリクロルエタンからの塩化水素の脱離、
    反応混合物の放圧、気相と水相の分離及び気相の蒸留仕
    上げによる、塩化ビニリデンの製法。
JP60251008A 1984-11-14 1985-11-11 塩化ビニリデンの製法 Pending JPS61122235A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19843441548 DE3441548A1 (de) 1984-11-14 1984-11-14 Verfahren zur herstellung von vinylidenchlorid
DE3441548.3 1984-11-14

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JPS61122235A true JPS61122235A (ja) 1986-06-10

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JP60251008A Pending JPS61122235A (ja) 1984-11-14 1985-11-11 塩化ビニリデンの製法

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