JPS61118147A - 摩擦式微粉砕機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は摩擦式微粉砕機に係り、特に円外筒の間の隙間
を円■４方向に楔状に構成して媒体と円外筒の間のＰＦ
擦力を増大させ、摩砕効果の増大を図ったＶｆ！擦式数
式微粉砕機するものである。

「従来技術」 従来の媒体摩擦式微粉砕機の一例を第４図を参照しつつ
、その循環系統と共に以下説明する。

第４図において被粉砕物スラリａは、図において下方の
循環ポンプ１によりスラリタンク２から粉砕機３に圧送
され、粉砕機３内で摩擦されて界びスラリタンクへ戻さ
れる。戻されたスラリａは、再度ＩＩｒ環ポンプＩによ
り粉砕機３へ圧送され、ｈ記工程を何度か循環され、こ
の間に被粉砕物が微粉砕される。

上記粉砕機３は外筒４と、この外ｆｉＪ内で回転される
円筒状の内筒５と、上記外ｆｌｉ４の上部に張設された
スクリーン６及び外筒４の下部のスラリ人ロアに配設さ
れた逆創弁８とを備え、上記外筒４と内筒５との間の環
状隙間９内には鋼球やプラスチック球などよりなる小径
の媒体すが多数充填されている。上記媒体すは駆動モー
タ１０により駆動軸２を介して回転駆動される。内筒５
の回転によって遠心力を受け、外筒４に強く押しつけら
れるとともに、回転する内筒５との摩擦力により自転し
つつ公転する。従ってこのように回転する媒体すの間へ
スラリタンク２から逆１ト弁８を通っ°ζ圧送された被
粉砕物スラリａは、媒体すとのＦｌｌｌｔｌによって強
い剪断力を与えられ摩砕される。

こうして微粒子化された被粉砕物スラリａは上記スクリ
ーン６を浸透して粉砕機３のヒ部の出口１２からスラリ
タンクａへ排出される。

一方１１館記媒体すは、外筒４の下部の向記逆止弁８と
上記スクリーン６によって流出を阻まれて外筒４内に保
持される。

ｈ記のような構造の従来の粉砕機３には次に述べるよう
な問題点が存在する。

「従来技術の問題点」 上記したように従来の摩擦式微粉砕機では、原料と媒体
との摩擦力によって原料を摩砕するものであるが、この
ような′Ｗ擦力は媒体間における原料に対する押しつけ
力に大きく左右されることは言うまでもない、この点、
従来の摩擦式微粉砕機では原料と媒体間の摩擦力は主と
して媒体の自重及び円外筒が回転することによる遠心力
に起因し、　　　　　　　　　　　　ｒ　６Ｎ　６１″
′″″ｈ″″１■”６付°“１６Ｉ８きくすることが出
来ない、このような押し付は力の増大を図るために、内
筒５の回転数をＦ昇させると媒体すが遠心力により外筒
４に押圧されるだけで、内筒５と媒体すとはスリップす
るのみで、媒体すを強制的に回転させるには至らない、
上記のような摩擦式微粉砕機では粉砕能率が悪く、特に
サブミクロン粒子の超微粉砕においては稟常に高いエネ
ルギーを集中的に粒子に与える必要があり、上記したよ
うな従来の微粉砕機はこの粉砕作用の点でいまだ充分で
はない。

「発明の目的」 香って本発明は、上記のような摩擦式微粉砕機を改良し
て媒体間の押圧力を増大させ粉砕機能の向上を図る点で
ある。

「発明の構成」 上記目的を達成するために本発明が採用する主たる手段
は、円筒状の外筒とその中に配設した円筒との間の円環
状隙間に粉砕用媒体と原料粉末とを充填し、十記円筒と
外筒とを相対回転させることによって原料を摩砕する摩
ｔ４１式微粉砕機において、上記円外筒の軸芯を偏心さ
せることにより、上記円環状隙間を楔状に形成した点で
あり、ごのような微粉砕機は第４図に示したようにその
軸芯を縦方向に配設してもよいが、後記する実施例に示
す如く横方向に寝かせて配設することにより媒□体の自
重を有効に使用することが望ましい、この場合、内筒の
軸芯を外筒より軸芯を下方に配設して、円外筒間の円環
状隙間の鏝も狭い部分を鰻も下方に来るような構造とす
ることが望ましい、また原料粉砕用の媒体の１１類は従
来使用されている鋼球やプラスチックボールなどを用い
ることが出来る。更に内筒と外筒のどちらを回転させる
かは任意であるが、第１図に示した実施例のように外筒
側を回転させ内筒側を固定する方が媒体に対する遠心力
効果を期待する点において、また媒体を前記円環状隙間
の梗状部分にくい込ませる機部を発揮させる点において
、より効果的である。

「実施例」 続いて本発明を具体化した実施例につき第１図乃至第３
［Ｍを参照して説明する。ここに第１図は本考案の一実
施例に係る摩擦式微粉砕機の縦断面図、第２図は第１図
におけるＡ矢視部所面図、第３図は第１図におけるＢ矢
視部拡大断面図である。

第１図において２０は円筒状の外筒で軸受２１によって
回転自在に支承され、その外周部に設けた大歯Ｉｖ２２
と噛み合う小歯モ２３を減速央付モータ２４で回転駆動
することにより、外ｆ＊２Ｑがその軸芯２６のまわりに
回転される。

Ｌ記外筒２０内には、その軸芯２５が外筒２０の軸芯２
６に対し下方に偏心（偏心ｔｉｔｅ）した内筒２７が、
外筒２０と同様水平方向に配設されており、この内ｆｌ
ｉ２７の各端部にはそれぞれ中空状のボス部２８ｍ、２
８ｂが固定され、各ボス部２ａａ、ｚａｈに取り付けた
支持部材２９＆　、　　２９ｂを介して内筒２７が基礎
３０に固定されている。

−上記内筒２７と外筒２０との間の隙間３１ば第２図に
示す如く最も下の部分の巾が最も狭くなるような楔形と
なっており、この隙間３１に前記第４図に示した従来例
と同様に媒体すが充填されている。

前記ボス部２８．と、外筒２０の端部に設けたボス部３
２ユとの間の空間３３と、前記隙間３１との連通部分に
はスクリーン３４が設けられ、空間３３への媒体すの漏
出を防１トしている。またボス部２日の中空部には前記
空間３３に連通ずる原料供給用バイブ３５と内筒２７内
に冷却水を送り込むための冷却水パイプ３６が配設され
ている。

また前記外筒２０の片端部を支承するボス部３２Ｉ、と
　内情２７例のボス部２８トとの間の空間３７と、前記
隙間３１との連通部にはスクリーン３８が配設されてい
る。

従って、前記原料供給用バイブ３５から前記空間３３内
へ水と共に圧送された原料粉末は前記スクリーン３４を
透過して隙間３１内へ送り込まれ、隙間３１内の媒体す
の間に供給される。

また減速機付モータ２４を駆動することにより歯車２３
．２２を介して外筒２０がその軸芯２６のまわりに回転
駆動されると、これに伴って隙間３１内の媒体すも軸芯
２６のすわりに公転する。

ｔ　　　　　　　　　　　　この時、第２図に示すよう
に隙間３１の最上部分１点にあった媒体は、矢印３９方
向の外筒２０の回転により側部のｎ点をｉｆｌｉＭして
、徐々に楔状に狭められた隙間３１内に押し込まれ媒体
すと外筒２０、媒体す同志及び媒体すと外筒２７との相
互の押圧力が徐々に増大し、最下点■点を通過する時、
押圧力が最大となる。このように媒体、ｂ同志、または
これと円外筒との間の押圧力が増大する一方、内筒２７
は固定で、かつ外筒２０が回転しているため媒体す同志
または媒体すと円外筒との間の摩擦力が強められつつ媒
体すが強制的に自転されることとなり、媒体す間に挟ま
れた原料粉末に対する摩砕が積極的に行われる。

こうして媒体す間ですりへされた原料粉末は、水の流れ
にのってスクリーン３８を透過し空間３７から外部にあ
ふれだして回収される。なお媒体すはボス部３２１及び
３２１．に配設された前記スクリーン３４及び３Ｂによ
り堰き止められ外部に漏出することはない、４０は前記
ボス部３２□と２８１との摺接点に設けられたシール部
材である。

なお前記冷却水′ゞイブ３６カ゛ら内１ｍ２７内″−ｆ
共給　　　　　　　　　　　　　、された冷却水は内筒
２７を冷却した後、ボス部２８−の内部空間から外部に
排出される。

上記の実施例において内省２７の外周面に、第３し１に
示す如くらせん状のｙ４４１を形成することにより、媒
体すに内ｆｆ１２７の軸方向への力を与え、媒体すの軸
方向への移動を促進して原料粉末に対する強力な剪断力
を発生させ粉砕効率の上昇を図ることも可能である。

上記実施例では円外筒共に水平方向に配設したものを示
したが、本発明の要旨は上記のような円外筒を偏心させ
て、その間の隙間に楔状の・部分を形成することであり
、このような条件が満たされる限り円外筒を第４図に示
したような縦方向に配設することも不可部ではない。

本発明においては、上記のような作用に鑑み外筒２０の
回転速度（これにより媒体すに対する還心力が決定され
る）及び外筒軸芯２６に対する内筒軸芯２５の偏心量が
粉砕性能を左右する。従って例えば、減速機付モータ２
４を可変速電動機により構成し、外筒２０の回転速度を
制御したり、または内筒２７の支持部軸材２９ｍ　、　
　２９ｂを支える機構、または軸受２１を支える機構の
部分に油圧あるいは機械的機構による昇降手段を設け、
円外筒の軸芯の偏心量０を調整する如くなせば、起動時
の駆動機構への負荷の低減及び原料の変化や希望製品の
変化に応じて常に最良の状態で運転することができる。

「発明の効果」 本発明は以上述べたように、円筒状の外筒とその中に配
設した円筒との間の円環状隙間に粉砕用媒体と原料粉末
とを充填し、上記円筒と外筒とを相対回転させることに
よって原料を摩砕するＰｉＦ擦式微粉砕機において、上
記円外筒の軸芯を偏心させることにより、上記円環状隙
間を楔状に形成し。

たことを特徴とする１Ｉ９Ｉ！擦式微粉砕機であるから
、原料粉末と媒体との摩擦力カｊ強制的に増大され、粉
砕効率が著しく増大するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る摩擦式微粉砕機の縦断
面図、第２図は第１図におけるＡ矢視部所面図、第３図
は第１図におけるＢ矢視部拡大断面図、第４図は従来の
摩擦式微粉砕機の循環系統を含む紺所面図である。 （符腎の説明） ａ・・・被粉砕物スラＩＪ　　　　　ｌ、・・・媒体２
０・・・外筒 ２５．２６・・・軸芯 ２７・・・内筒　　　　　　　　３１・・・隙間３４．
３８・・・スクリーン ３５・・・１京料供給用パイプ ３６・・・冷却水パイプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状の外筒とその中に配設した円筒との間の円
   環状隙間に粉砕用媒体と原料粉末とを充填し、上記円筒
   と外筒とを相対回転させることによって原料を摩砕する
   摩擦式微粉砕機において、上記円外筒の軸芯を偏心させ
   ることにより、上記円環状隙間を楔状に形成したことを
   特徴とする摩擦式微粉砕機。