JPS61117392A - 掘削用ビツトの刃先材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、石油弁、地熱井、構造試錐弁等の掘削に用
いられるビットに植設された多結晶集積体人造ダイヤモ
ンド刃先材に関するものであって。

特にダイヤモンド層を岩石切削が行われる部分のみを露
わし、他の部分を合金中に埋入して取りつけたことによ
り、ダイヤモンド層を補強してその欠損を防止し、択削
性能を増大するとともにビットの取扱いを容易としたも
のである。　　・坑井の掘削は、コアーポーリングとノ
ンコアボーリングの２つに大別され、コアーポーリング
には工業用ダイヤモンドを埋めこんだダイヤモンドビッ
ト、ノンコアボーリングにはトリコーンビットを用いる
のが一般的であるが、近時、コアーボンド刃先材が注目
され既に実用化されている。この刃先材は、第３図に示
すように、微細な人造ダイヤモンド粒子と超硬合金粉末
とを一体に焼結して板状のダイヤモンド層ａに板状の超
硬合金層すを停により固着して形成されており、この刃
先材の数個を各台金の基部をビット本体ｅに植設して所
用の掘削用ビットが得られる。このものは、（１）単結
晶ダイヤモンド工具の欠点であるへき開による欠損を防
止できる、（２）トリコーンピットのような回転部分が
ないため高速回転にも適用できる、（３）７００℃以上
の高温にも耐えられる、（４）掘削能率がよい等の利点
を有しているが、いっぽうダイヤモンド層がその前面お
よび周面を現わして設けられているため剥離するという
強度上の難点があり、かつ衝撃で割れやすくビット揚陸
時の衝撃や掘管の上下動により生じるｆｒ［が直接加わ
らぬように注意深い取扱いが必要であって適用範囲は軟
〜中硬岩に限られていた。

これに対し、この発明は上記の欠点を除去し。

しかも上記刃先材と同じく安価な材料を用いて強度の高
い製品を得たものであって、この発明の実施例を図面に
ついて説明すると、第１図および第２図に示すように微
細な人造ダイヤモンド粒子層を超硬合金粉末中にサンド
イッチ状にはさんで一体に焼結してサンドインチ状に封
入された板状のダイヤモンド層１と、このダイヤモンド
層を包む超硬合金部分２よりなる円板状の突出部材３を
得るとともに、この突出部材３の周面の一部を岩石切削
が行われる部分のみダイヤモンド層を露出させ、一方の
面をダイヤモンド層１の露出周面の一端縁にわたって面
取り状に削って傾斜縁部４を形成したのち、突出部材３
を傾斜縁部４が外方に向うようにして、同じく超硬合金
よりなる台金５の一端にミ千件件固着してなるものであ
る。

この発明は上記の構成であって、従来のものと同じく、
その所要側を各合金５・・・の基端をビット本体６に植
設し、掘削用ビットとして使用するものであるが、この
発明は前記したようにダイヤモンド層１を超硬合金部分
２で前後からはさみ岩石切削に必要な周面一部のみを現
わして超硬合金中に介設した強化構造としたから、この
ダイヤモンド層１には前記従来のもののような層全体に
わたる応力が発生せず、したがって硬岩や不均質の地層
の掘削に用いてもチッピングを防止することができ、か
つより大きなビット荷重を加えることが可能であり、衝
撃にも強いからビットの取扱も容易である。さらに使用
により摩耗するダイヤモンド層１の周面は傾斜縁部４の
摩耗によってダイヤモンド層が露出することから、摩耗
による切削性能の低下は最小限に押えられる等多くの利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、この発明の刃先材の実施例を示す斜
面図および縦断側面図、第３図は従来の装置の斜面図で
ある。 １・・・ダイヤモンド層、２・・・超硬合金部分、３・
・・突出部材、４・・・傾斜縁部、５・・・台金、６・
・・ビット本体。 特許出願人　工業技術院長　　等々力　　達百 づＩ 第　１　図　　　　　　　　　　第　２　図第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）台金に連なる超硬合金の突出部材に板状の多結晶
   集積体人造ダイヤモンドよりなるダイヤモンド層を周面
   の一部を岩石切削に必要な所要範囲に現わして埋入する
   とともに、突出部材の外面にダイヤモンド層の上記周面
   端縁にわたり面取り状の傾斜縁部を削成してなる掘削用
   ビットの刃先材。