JPS61110165A - 静電像形成方法 - Google Patents

静電像形成方法

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JPS61110165A
JPS61110165A JP23200584A JP23200584A JPS61110165A JP S61110165 A JPS61110165 A JP S61110165A JP 23200584 A JP23200584 A JP 23200584A JP 23200584 A JP23200584 A JP 23200584A JP S61110165 A JPS61110165 A JP S61110165A
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JP
Japan
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image
layer
electrostatic image
electrostatic
exposure
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Application number
JP23200584A
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English (en)
Inventor
Izumi Tagiwa
田極 泉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、インスタ
ントカメラ等の各種画像形成装置において用いられる静
電像形成方法に関する。
従来技術 従来、静電像形成方法として静電像転写方式がある。こ
の静電像転写方式の基本は、L、E。
Walkupによって開発され(米国特許第2,825
.114号) 、  R,M、  5chaffert
、のE LECTOROPH0TOGRAPHYにもT
ESI法No、5として知られている。又、VARIA
NAss、のR、L 、 J epsenやQ、F、D
ayにより5PSE (1974年)で連続作動装置が
らみで発表されている。
本方式による作像装置の概要を第11図に示す。
これは、透明な電極層1を有する誘電体2と電極層3を
有する感光体4とを対向密着させ、両電極N1,3間に
直流電源5により直流電圧を印加した状態で誘電体2側
から透光性原稿6による光像露光を行なって、誘電体2
上に静電像を形成するものである。これは、光の照射を
受けた露光部分において、感光体4〜誘電体2間の分圧
がその間の空気間隙7における絶縁耐圧を超えた範囲に
ついて内部放電が起き、誘電体2上に電荷が蓄積される
ことによって静電像が形成されるものである。
つまり、露光光量の大小に応じて蓄積される電荷量が大
小となるものであり、光の照射された部分に電荷が現わ
れる。いわゆるネガ静電像が得られることが説明されて
いる。
ところが、この方式を用いた画像形成装置では、ネガ静
電像からポジ画像を得るために、反転現像方式が用いら
れる。しかして、誘電体2が例えば静電記録紙の場合に
は、その誘電層が形状上あるいは静電特性上ミクロなム
ラが多いため、この静電像の形成する外部電界がマイク
ロフィールドと呼ばれる細かな電界となり1反転現像が
非常に困難であることが多方面で確認されている。従っ
て。
上述した従来方式を有効に活用するためには、原稿自体
あるいは投影される露光像がネガ方式でなければポジ画
像を得ることができず、結局通常原稿等を用いた自由な
作像を行なうことができない。
目的 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、反転現
像を行なうことなくポジ画像が再現できるように誘電性
記録体上にポジ静電像を形成することができる静電像転
写方式による静電像形成方法を提供することを目的とす
る。
構成 本発明は、上記目的を達成すめため、同一電位であって
も露光光量が異なっていればその減衰特性が異なる点に
着目し1作像後に一定の順応時間をもたせることにより
、電位コントラストを確保し、ポジ静電像を有利な作像
条件下で形成するようにしたことを特徴とするものであ
る。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第10図に基づ
いて説明する。まず5作像工程は大別すると、露光工程
(露光同時静電像転写工程)、現像工程、定着工程の3
工程に分けられる。この内。
現像工程においては、公知の乾式/湿式法、−成分系/
二成分系等のいずれの方式を適用してもよい、又、定着
工程においては、熱定着、圧力定着。
スプレ一定着更には自然乾燥方式のいずれであっても構
わない。要は、システム全体として使用可能なものが適
宜選択される。しかして、本発明は作像条件によっては
同一原稿からネガ静電像でなく、ポジ静電像の形成が可
能であることを見い出した露光同時静電像転写工程に特
徴があり、この工程を以下に説明する。
最初に、本発明を理解するためのポジ静電像形成の基本
思想を第3図ないし第10図により説明する。まず、第
3図に本実施例方式を説明するための実験用装置の一例
を示す、基本的には、第11図に示した従来方式による
ものと同様である。
本実施例で使用している感光体11は全体として透光性
を持たせた有機光導電体(opc)によるものであり、
具体的には第4図に示すように、電荷移動M112、電
荷発生層13.電極J’l14及びベース15の4M構
造とされている。ここで、ベース15には100μmの
ポリエチレンテレフタレート(マイラーフィルム)が用
いられる。電極層14は波長600nmにおいて35%
の光透過率を示すアルミニウム薄膜により形成されてい
る。
この電極[14上に塗布形成される電荷発生層13は。
で示されるビスアソ顔料をUCC製のブチラール樹脂X
YHLに分散させてなるものが用いられる。
ここで、顔料/ブチラール比は固形分で2.5/lであ
り、固形分1.1wt%で24時間ボールミル分散させ
たものである。この時の溶剤はTHF/エチルセルソル
ブ比が4/6のものである。
そして、塗布後の膜厚は約0.2μmである。これは、
顔料の吸収ピーク波長583nmにおいて透過率lO%
に相当する。又、この電荷発生層13上に塗布形成され
る電荷移動層12は。
で示されるスチリル誘導体(トリフェニルアミンスチリ
ル体)の電荷移動剤CTMを音大製のボリカーボネート
樹脂C−1400に溶解したものが用いられる。ここで
、CTM/ポリカーボネート比は固形分で9/lOであ
り、固形分20wt%で溶解してなる。この時の溶剤は
THF (テトラヒドロフラン)である。形成後の膜厚
は20μmである。
次に、誘電性記録体としては静電記録紙16が用いられ
ている。この静電記録紙16は第5図に示すように、誘
電層17、プレ層18、ベース19及びバック層20の
4層構造とされている。即ち、ベース19は厚さ70〜
80μmの基紙にダウケミカル社製ECR−77をメタ
ノール(溶剤)中に分散溶解させることにより導電材を
含浸させて導電処理したものであり、このベース19の
両面に、ダウケミカル社製ECR−77(導電材)。
酢酸ビニルエマルジョン(バインダー)及びクレー(顔
料)を溶解塗布してブレ層18とバック層20とを形成
してなる。膜厚は各々数μm程度である。そして、ブレ
層18上に塗布形成される誘?[[717はブチラール
樹脂に塩化ビニル(径1μm以下)を分散させたもので
ある。膜厚は平均で約7μmである。又1表面ば約4〜
7μmのミクロンオーダで荒されている。
このような感光体11と静電記録紙16とを電荷移動層
(感光層)12と誘電N17とが対向するようにして密
着させる。この時、電荷移動層12と誘電層17との間
に空気間隙21を保ち、かつ、静電像形成後における感
光体11と静電記録紙16との分離に際して剥離放電な
どによるノイズを十分に軽減するために、前述したよう
に誘電層17の表面がミクロンオーダーで荒されている
そして、両者間に直流電源22により直流電圧が印加さ
れる。このため、直流電源22の一端は感光体11の電
極層14に接続されている。一方。
静電記録紙16側については導電処理されたべ一入19
等を電極層として直流1!源22に直接接続してもよい
が、より完全性を持たせるため、本実施例では別個に設
けられたアルミニウム箔電極23を背面に密着させて、
この電極23を直流1!源22の他端に接続する。
これらは机24上にスポンジマット25を介してセット
されており、感光体11上には透光性の原稿26が設け
られる。そして、プラテンガラス27及び重り28によ
り荷重をかける。この荷重は約26gW/cIlとした
。29はニュニトラルフィルターであり、必要に応じて
設置される。そして、上方に露光用の光源30が配置さ
れる。
上述したような実験用装置を用い、直流電源22により
VO=650Vの直流電圧を印加した場合の実験結果を
第6図に示す。この図において、第4象限は透過型原稿
26による原稿濃度と、一定照射光量を時間2段階(a
4.b4)に変えて照射した場合の感光体11背面への
露光光量との関係を示す。第3象限は露光光量と650
V印加時における感光体11と静電記録紙16との分離
後に静電記録紙16上に蓄−積した表面電位との関係を
示す。この第3象限に示される曲線は3182次曲線で
表わされるが、例えば静電記録紙16の種類を変えると
、曲線の傾きやピークの位置が第3象限中で移動するこ
とが確認されている。同曲a−は、例示的に第4象限に
示した2直線a−+、b4に略対応して実線a3.一点
鎖線b3で示しているが、a4.b4で表わされる露光
光量に限定されず、露光光量をE、照射光量を、Eo、
露光時間をtとしたとき、E=EoXtで与えられる任
意の露光光量に対して第3象限の曲線が成立する。
次に、第6図におと)て、第2象限は静電記録紙16上
に得られた電位を市販のFT4060なる現像装置で現
像バイアス電位150vとして現像し、更に、市販のL
P−4120なる定着装置で定着した場合の表面電位と
画像濃度との相関関係を示す。ここに、現像方法として
カスケード現像。
湿式現像等、定着方法として輻射熱定着、自然乾燥等を
用いた場合にも、第2象限に例示した特性と同様の傾向
を示すことが確認されたものである。
この第2象限における2曲4%az、bzは第3象限の
a3.b:+の範囲に対応して現われる。
この結果、原稿濃度に対する画像濃度は、同図の第1象
限の曲線ar、btにて示される特性となる。つまり1
条件−足下において、露光光量を原稿に対して直線a4
で例示されるように与えた場合、曲線alにより静電記
録紙16の誘電y/I17上にはポジ静電像が現われ、
反転現像することなしに曲線a2の如く顕像化され、最
終的に曲線a1で示されるポジーポジの画像を得ること
ができる。一方、露光光量を直i@ b aで例示され
るように与え1反転現像をしない場合には1曲線b1で
示されるようなネガ−ポジの画像となってしまうことが
わかる。
ここで1曲1i1atで示される画像には次のような特
徴がある。まず1曲線b3で示される誘電層17上の電
位を反転現像する場合、従来例で説明したように、マイ
クロフィールドの影響により反転現像自体が困難であり
、原稿画像にライン像やソリッド像(面積像)が混在す
る場合には、均−一な反転現像の画像を得ることはほと
んどできないに等しいものである。又、後述するように
1本プロセス、特に第6図の第3象限の様態の説明に誘
電ff117上の電荷が移動するモデルを考慮しており
、その結果と思われるが、曲線b2で示される中間濃度
領域には静電記録紙16のミクロな静電特性のムラによ
る画像ムラが発生する。これに対し、曲線a2で示され
る条件の場合には非常に均一性が高いものとなる。更に
、第6図において第2象限の2曲線az、bzを比較す
ると明らかなように1曲線a2は低電位にも拘らず高側
6I′a度が得やすいことがわかる。この結果、感光体
11と静電記録紙16との剥離時のノイズ、現像能力等
に対して有利なものとなる。
ところで、第6図において第3象限に示す曲線a3.h
3は、直流電源22により印加される直流電圧Voを変
えることにより移動する0例えば。
直流電圧vOを高くすると低光量側(グラフ下方)に移
動し、直流電圧Voを低くすると高光量側(グラフ上方
)に移動する。又、直流電圧Voを高くした場合には、
静電記録紙16上の表面電位のピーク値も増加する。と
ころが、直流電圧V。
が低すぎる場合、例えばVo=500Vとしたときには
、第3象限に現われる曲線が第7図に示すような曲線c
3となり1曲線a3に対応する部分がなくなってしまう
、更に、この場合には露光光量(12ogE)−表面電
位Vs(Vl特性が一義的でなくなる0例えば、同一露
光光量であってもその露光時間が長い(つまり、照射光
量は少ない)場合には、矢印で示す方向に飽和電位が変
動することになる。
従って、第6図の第2象限の曲線a2として示される特
徴はいかなる条件下でも提示されるものではない1例え
ば、本実施例による実験例では、VO=500V程度で
は通常現われず(長時間の露光により現われる場合もあ
ることが確認されている)、Vo=600〜700vで
現われたものである。もつとも、700Vを越える範囲
については、電極部のリークにより十分な特性が把握さ
れていないので現在のところ不明である。又、荷重によ
る抑圧力の変化や感光体11.静電記録紙16の特性に
よっても多少影響を受ける。但し。
市販の各種静電記録紙や通常の複写機用の普通紙(例え
ばIJ:1−ITYPE6200) であっても。
第2象限に示した特徴と同様な特徴が得られたものであ
る。
このように、前述した説明によれば、露光工程においで
ある程度以上の露光光景を与えることにより、誘電層1
7上にポジ静電像を得ることができ、よって、困難な反
転現像を行なうことなくポジ画像を得ることができる。
第6図によれば、露光光量がおよそ5XIO−’〜4 
X 10−3(J/c+J]の範囲であれば十分な階調
を有する作像が可能となる。又、露光光量を更に増加さ
せても階調は乏しくなるものの、不必要な原稿の汚れな
どを画像上に再現しないためには有効な手段となるもの
である。
ここで、第6図の第2象限に示した曲線a2の発生につ
いてのメカニズムを推定してみる。第6図に示す感光体
11と空気間隙21と静電記録紙−16とは、各々の容
量をCP ) Ca + Cdとする直列コンデンサモ
デルとして考えることができる(第9図)。しかして、
直流電源22により一定の直流電圧を印加した状態で露
光光量を順次増加させ、た場合を考える。
(a)露光無しあるいは露光してもその光量が微弱な場
合。
まず、直流電圧Voが各層に分割して印加される。各層
の分圧は(総静電容量)・(直流電圧)/(各層の静電
容量)により計算される。今、各層の静電容量を第10
図(、)に示すように、 CP1=io1εpt /L
p、Ca=to/La、  Cd= εo−td/Ld
とすると、総静電容量Cotはであり、各層の電圧VP
I 、Val、Vdxは次のように示される。
しd ここで、E:EoXtに関して、 Ca =一定。
Cd =一定とするものである。又、Lp 、 La 
Ldは各層の厚さである。
この時、空気間隙21の分圧Vax  がパッシェン放
電開始電圧Vgに対してVal ≦Vgの関係にあれば
、放電が起こらない。従って、感光体11の表面電位U
p1、静電記録紙I6の表面電位U d L  は共に
0となり、感光体11と静電記録紙16との剥離後は静
電記録紙16上に電荷が残らないことになる。
(b)露光光量を増加させた場合。
この場合、感光体11の静電容量を第10図(b)に示
すように、CF2 =ε0・εP2/LP とする。こ
れにより、総静電容量CO2は となり、各層の電圧Vpz 、 Vaz 、 Vdz 
ハ次のように示される。
Vdz =   □ V。
Cd ここで、このケースのように露光光量が増加すると、そ
の光量に対する量子効果により感光体、特に実施例によ
る処方、構成の感光体11の場合には、その電荷移動層
12中を電荷が移動して感光体11の分圧VP2  が
下がる。これは、感光体11の静電容量Cpないし誘電
率εp1  が増加すると考えても差し支えない、即ち
、 Cpl<Cpz 。
Eρ裏くCF2となる。直流電圧Voは同じであるので
、 Vaz >Varとなって、空気間隙21の分圧V
 a 2  が上昇し、パッシェン放電開始電圧Vgを
越えてVaz)Vgとなる。この越えた分の電圧Uoz
 =Vaz−Vgにより感光体11・静電記録紙16間
で放電を起こす、これにより、感光体11の表面電位U
 P 2、静電記録紙16の表面電位U d 2  は
静電容量により分割されて各々次のようになる。
Cd UP2 =□”UO2 CF2 + Cd しP2 十t、;d これらの表面電位Uρz、Udzに相当する電荷が各々
感光体11.静電記録紙16の表面に蓄積される。この
場合、空気間隙21の分圧Vaは露光光量の増加ととも
に上昇するため、第6図にb1〜b4で示されるネガ静
電像あるいはネガ画像が形成されることになる。
(C)更に露光光量を増加させた場合。
まず5感光体11の静電容量を第10図(c)に示すよ
うに、Cp:+==5o1εP3/LPとする。これに
より、総静電容量CO3は で示される。
露光時間の増加により露光光量を更に増加させると、電
界中に置かれている静電記録紙16.特にその誘電Ji
17界面の電荷が第10図(c)の如く移動する。この
とき、ミクロなレベルで電荷密度にムラがあると、全体
に均一化(緩和化)される。一方、感光体11において
は電荷移動層12中ないしはその界面に第10図(C)
に示すようにチャージトラップが発生し、感光体11の
分圧Vpが徐々に増加する。これにより空気間隙21の
分圧Vaは低下する。これらの理由により、剥離後の静
電記録紙16に蓄積されている電荷が外部に示す表面電
位Udは、露光光量の増加と共に。
以前とは逆に減少を始める。つまり、光量の多い領域に
表面電位ないしは表面電荷量の少ない傾向をもつポジ静
電像が形成される。この結果、第6図にa1〜a4で示
されるポジ静電像あるいはポジ画像が提示されるものと
考えられる。
これを式により説明する。今、露光光量の増加により増
加する感光体11の分圧V P 3  をV p 3=
vp’ とすると、空気ギャップ21の分圧Va3゜静
電記録紙16の分圧V d 3は各々しa で示される。
これらの式に対応させて表現するため電圧VFを用いて
V P 3を示せば で表わすことができる。
そして、当初においてはVa3 〉vgにより、ケース
(b)で説明した場合と同様に、パッシェン放電開始電
圧を越える電圧分UO3: Va:+ −Vgにより放
電を起こし、感光体11、静電記録紙16の各々の表面
電位UP3 ’ 、 Ud3’は(7A となる。
しかして、上述したように露光光量を更に増加させると
、これらの表面電位TJP3 ’ 、Ud3’ が次に
示されるUPコ、Ud+に各々変化することになる。
C,A 但し、Zは+、−のチャージ間距離であり、2<Ldで
ある。
上述した説明によれば9作像条件、具体的にはある程度
以上の露光光量を与えれば、ポジ静電像を形成し得るこ
とが理解される。゛ところが、ポジ静電像を得るために
高い露光光量を要すると、作像時間がかかる。li光用
光源の消費エネルギーや発熱が大となる等の不都合を生
じ得る。又、第7図に示したような特性の場合にはポジ
静電像が形成されないことになる。この第7図のような
特性は、前述した如く直流電圧Voが低い場合だけでな
く、例えば静ff1vA録紙16の誘電層17の種類(
つまり、静電的特性)を変えたような場合でも発生し得
るものである。結局1条件し;よってポジ静電像が得ら
れない場合が生ずる。
しかして、本実施例では、露光光量に着目するものであ
るが、同一電位であっても露光光量が異なっていれば電
位減衰が異なって別の電位になることを見い出し、一定
の順応時間をもたせる方法を採るものである。
まず、再度第6図に示した特性をみると、ポジ静電像形
成には、例えば5X10−’〜4X10”’  (J/
cjlの範囲で光像を露光する必要がある。そして、こ
れによれば第3象限かられかるように約230v程度の
電位コントラストが得られる。しかして、−例として第
6図の第3象限に示したa:+、b:+によるカーブの
ピーク点の両側に位置して共に約220Vの表面電位を
示す2点Pa 、Pbにおける電位の減衰の仕方を比べ
てみると、第1図に示すような特性が得られたものであ
る。ここで、点Paは露光元旦が1.15Xl。
+6  [J/cj]による点であり1点Pbは露光光
量が2,2X10−’  (J/ad)による点である
又、第1図において実線は無電界中で順応させた場合の
特性で1曲aa5は点Paによるものであり1曲線b5
は点pbによるものである。又、第1図において破線は
170V/amの電界中で順応させた場合の特性で1曲
線a5’は点Paによるものであり、曲線b5’ は点
pbによるものである。
この第1図によれば、初期の電位が同じであっても、露
光光量が異なっていると順応中に起る電位減衰が異なり
、数分後には別の電位となることがわかる。特に、曲線
as、as’で示す如く、露光光量の多かった方がその
減衰が速くて、曲線b5.b5’で示したものとの間に
第2図に示すような電位コントラストが得られる。これ
らの現象が外部電界によっても加速されることもわかる
このように減衰特性が異なるのは、電位が同じであって
も露光光量の大小により電荷の位置が異なり、特に露光
光量が多い方が+、−の各々の電荷間隔が狭くなるため
、順応中の減衰が速くなるものと推定される。
従って、作像に際して露光光量1.15X10−’−2
.2xtO−’  (J/CIJI のif[lで光像
−を露光したとすると、当初誘電層17上に形成される
静電像は約220〜230vの概ね均等な像とはいえな
いものであるが5本実施例のように数分の順応時間をも
たせることにより、第2図に示すように40〜80V程
度の電位コントラストを持つ静電像を形成することがで
きる。特に、電界中で順応させれば順応時間を短縮させ
ることができる。又は、露光光量の多かった方が低電位
となるため、形成される静電像はポジ静電像となる。
結局1本実施例によれば、例えば5X10−’〜4X1
0−’  (J/aJ)の如く露光光量を多くしなくと
も、例えば1.15X10−’〜2.2×10−’  
(J/ant)の如き中程度の露光光量にてポジ静電像
を形成することができ1作像条件を有利なものとするこ
とができる。又、第7図の特性C3は静電像形成直後の
ものであるが、このような条件によるものであっても1
本実施例のように順応時間をもたせることにより、露光
光量に応じた電位コントラストが現われることとなり、
ポジ静電像の形成が可能となる。この点でも、作像条件
をより有利なものとすることができる。
なお、本実施例では、感光体11に透光性を持たせ、こ
の感光体11の背面から露光して電荷発生層13に光を
注入しており、露光光量に対する電荷発生M13への注
入光量は約35%であったもつとも、静電記録紙16に
透光性を持たせ、第3図において感光体11と静電記録
紙16とを裏返しした状態とし、この静電記録紙16の
背面から露光するようにしてもよい、この場合、静電記
録紙16.特にその誘電J117の透過率を上げること
は困鑑な点があり、感光体11の電荷発生層13への光
の注入効率は悪化するものの、この注入光量を本実施例
の場合と同一にすれば、第6図の場合と同様な特性が得
られ、システムの構成に大幅な自由度が与えられる。
又9本実施例では、記録体として静電記録紙16を用い
たが、普通紙その他の紙、布、プラスチックスあるいは
フィルム等の誘電性シートであれば、背面側に電極を別
部材として設けて密着させて使用することにより、同様
にポジ静電像を形成することが可能である。但し、一般
的にこれらの材料は、主としてその厚みにより静電容量
が小さく、結果的に空気間隙の分圧が低減してしまうた
め、得られる画像濃度が低くなってしまうとか。
あるいは直流電圧vOを高くする必要が生ずる。
例えば、前述したTYPE6200の紙を用いて、本実
施例方式により作像した場合、得られた画像濃度は0.
3程度と低いものであった。
更に、本実施例では原稿として透光性原稿26を用いた
が1通常の原稿を用い、複写装置に見られるようにその
原稿からの反射光を照射するようにしてもよいことは容
易に理解し得る。
効果 本発明は、上述したように光像を露光して誘電層上に静
電像を形成した後、すぐに顕像化処理せず、一定の順応
時間をもたせるようにしたので、左程露光光量を多くし
なくてもポジ静電像を形成することができ、作像条件を
有利なものとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明の一実施例を説明するた
めのもので、第1図は表面電位の減衰特性図、第2図は
電位コントラストの特性図、第3図は実験装置の概略側
面図、第4図は拡大して示す感光体の断面図、第5図は
拡大して示す静電記録紙の断面図、第6図は実験結果を
示す各種特性図、第7図は直流電圧を低くした場合の特
性図、第8図はモデル化して示す断面図、第9図は等価
回路図、第10図(a)〜(C)は露光光量に応じた動
作を説明するための断面図、第11図は従来例を示す断
面図である。 11 ・感光体、12・・・電荷移動層(感光層)、1
4・・・電極層、16・・・静電記録紙(記録体)、1
7・・・誘m層、19・・・ベース(電極層)、21・
・・空気間隙、22・・・直流電源 出 願 人  株式会社 リ コ − 3 」 国 37図 、P)6図 17 図 ガE 30図 1」0図 (a) 、5J、Iし

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電極層及び感光層を有する感光体と、少なくとも誘電層
    を有して電極層が導電処理により形成され又は別個に設
    けた電極層が密着される記録体とを設け、この感光体と
    記録体との少なくとも一方に透光性を持たせ、これらの
    感光体の感光層と記録体の誘電層とを空気間隙を介して
    対向密着させ、双方の電極層間に直流電圧を印加すると
    ともに、感光体と記録体とのうち透光性を持たせた部材
    の背面側から光像を露光して記録体の誘電層上に静電像
    を形成し、この静電像を顕像化処理する前に無電界中又
    は電界中に放置させる一定の順応時間をもたせることを
    特徴とする静電像形成方法。
JP23200584A 1984-11-02 1984-11-02 静電像形成方法 Pending JPS61110165A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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