JPS6110987Y2 - - Google Patents

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JPS6110987Y2
JPS6110987Y2 JP1977168028U JP16802877U JPS6110987Y2 JP S6110987 Y2 JPS6110987 Y2 JP S6110987Y2 JP 1977168028 U JP1977168028 U JP 1977168028U JP 16802877 U JP16802877 U JP 16802877U JP S6110987 Y2 JPS6110987 Y2 JP S6110987Y2
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JP
Japan
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temperature
switch
type
stamping machine
foil stamping
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977168028U
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JPS5493027U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小型箔押機における活字加熱部分の
改良に関するものである。
小型箔押機とは、ホイルと呼ばれる着色された
箔を使用し、このホイルを被印刷物の上に重ねる
とともにその上から100〜200℃程度に加熱された
活字で押圧することにより、ホイルから被印刷物
に転写印刷(印字)を行なうものである。このよ
うな小型箔押機において鮮明な転写印刷を行なう
ためには、活字の温度、活字を押圧する圧力、押
している時間等を常に最適の条件に維持しなけれ
ばならず、特に活字の温度は重要な要素である。
従来、活字の加熱およびその温度調節には電熱器
とサーモスタツトが使用されていた。しかしなが
ら、サーモスタツトはオンオフ制御を行なうもの
であるので、高精度の温度調節を行なうことはで
きず、また、機械的な接点を有するために故障が
多いという欠点を有している。
本考案は、上記のような従来装置の欠点をなく
し、高精度の温度調節ができるとともに、故障の
少ない小型箔押機を簡単な構成により実現するこ
とを目的としたものである。
本考案の小型箔押機は、活字加熱用の発熱体と
して設定温度の異なる複数個の正特性サーミスタ
を使用し、半導体のジユール熱による自己加熱と
ともに温度による抵抗値の変化を利用して、それ
ぞれの発熱体の温度を発熱体自身で制御するよう
に構成するとともに、これらの発熱体を切り換え
て使用することにより活字の温度を適当な値に調
節するようにしたものである。
以下、図面を用いて本考案の小型箔押機を説明
する。
第1図は本考案の小型箔押機の活字加熱部分の
一実施例を示す構成図である。図において、1は
活字、2は熱の良導体よりなる活字1を保持する
フレーム、3,4は正特性サーミスタを使用した
発熱体である。発熱体3,4はそれぞれ異なる設
定温度で発熱する発熱体であり、例えば、発熱体
3は130℃、発熱体4は200℃に設定されている。
また、発熱体3,4は同一のフレーム2に取り付
けられている。
上記のように構成された本考案の小型箔押機の
活字加熱部分の動作は次の通りである。まず、活
字加熱部分の発熱体3,4に使用される正特性サ
ーミスタは第2図に示す如き温度−抵抗特性を有
するものである。正特性サーミスタには、例えば
チタン酸バリウム(BaTiO3)系とシリコン(Si)
系が知られている。前者はチタバリコンデンサの
基材であるBaTiO3にその原子価を制御する異種
原子をドープして電導性をもたせて半導体化した
ものである。BaTiO3に特有のキユーリ点におけ
る相転位によりその電気伝導性が大幅に変化する
現象を利用したもので、一般のサーミスタとはま
つたく逆の温度−抵抗特性をもつており、抵抗急
変の割合も対照的である。一般に、BaTiO3のみ
を基体にしたもののキユーリ点は約120℃である
が、これにストロンチウム(Sr)を加えてBaの
一部をSrで置換するとキユーリ点は下がり、Sr
の代りに鉛(Pb)を置換すると逆にキユーリ点
は上昇する。
いま、2つの発熱体3,4の間に熱的な干渉が
全くないものとして、上記の如き性質を有する正
特性サーミスタを使用した発熱体3,4にそれぞ
れ電力を供給すると、発熱体3,4はジユール熱
のために発熱する。しかしながら、発熱体3,4
の温度がそれぞれの正特性サーミスタのキユーリ
点に達すると、第2図に示す如く正特性サーミス
タの抵抗値が急激に増加して、流れる電流を制御
するので、発熱体3,4の温度はそれぞれの正特
性サーミスタの材料固有のある定温度に落着く。
このように、正特性サーミスタは常に一定温度で
発熱しているので、活字加熱部分の発熱体3,4
に正特性サーミスタを使用することにより、高精
度の温度調節ができるとともに、故障の少ない小
型箔押機を簡単な構成により実現することができ
る。
次に、活字加熱部分における加熱温度の切り換
えについて説明する。小型箔押機において、使用
するホイルの種類を変更した場合、ホイルの特性
に合わせて活字の温度を変化させなければならな
いことがある。このような時、本考案の小型箔押
機では使用する複数個の発熱体のうち、所望の活
字温度に合つた任意の発熱体を選択して発熱させ
るものである。
第3図は第1図に示す2つの発熱体3,4の電
気的な接続の一実施例を示す接続図である。図に
おいて、R3はその発熱温度が低温側(130℃)に
設定された発熱体3を示す等価抵抗、R4はその
発熱温度が高温側(200℃)に設定された発熱体
4を示す等価抵抗、SWは活字温度切り換え用の
スイツチである。発熱体R3,R4はスイツチSWを
介して並列に接続されており、スイツチSWは活
字温度を低温側にする時にオフ、高温側にする時
にオンとなるものである。すなわち、スイツチ
SWがオフの時には発熱体R3が発熱して活字温度
を低温側(130℃)に保持し、スイツチSWがオ
ンの時には発熱体R4が発熱して活字温度を高温
側(200℃)に保持する。ここで、スイツチSW
がオンの時には発熱体R3,R4が並列に接続され
ることになるが、これは電源投入時等における活
字温度の立上りを良くするためのもので、活字温
度が発熱体R3の設定温度を越えると、発熱体R3
の抵抗値が増大して発熱体R3には電流が流れな
くなるので、その後の発熱体R4による活字温度
の制御にはなんら影響を与えることはない。
このように、本考案の小型箔押機では、設定温
度の異なる複数個の発熱体を使用し、これらを選
択的に発熱させるようにしているので、スイツチ
の切り換えのみにより活字の温度を適当な値に調
節することができる。
なお、上記の説明では、発熱体を2つ使用した
場合の例について説明したが、発熱体の数は2つ
のみに限定されるものではない。ここで、発熱体
を多数使用した場合における活字温度の切り換え
はやはりによつて行なわれるが、この時、スイツ
チは所望の活字温度に該当する発熱体のみを選択
し、通電するようにしても良いし、前記した第3
図に示す例のように設定温度の低い発熱体を並列
に接続するように構成しても良い。
第4図は第1図に示す2つの発熱体3,4の電
気的な接続の他の実施例を示す接続図である。図
において、第3図と同様のものは同一符号を付し
て示す。TRはトライアツクと呼ばれる双方向性
のサイリスタである。図に示す回路は、スイツチ
SWがオフの状態で電源が投入され。低温側の発
熱体R3が選択されて発熱する場合にも、活字温
度の立上りを良くするようにしたものである。す
なわち、スイツチSWがオフの時、活字温度が発
熱体R3の設定温度に達していないとすると、発
熱体R3には大きな電流が流れる。このため、ト
ライアツクTRにはゲート電流が流れ、トライア
ツクTRがオンとなつて発熱体R4にも電流を流す
ようになる。したがつて、発熱体R3,R4はとも
に発熱するようになり、活字温度は急速に上昇す
る。その後、活字温度が発熱体R3の設定温度に
達すると、発熱体R3の抵抗が増加して流れる電
流を制限するので、トライアツクTRのゲート電
流も減少してトライアツクTRがオフとなり、発
熱体R4に流れる電流も遮断される。このよう
に、第4図に示す回路では高温側の発熱体R4
直列に接続されたスイツチSWをバイパスするよ
うに第2のスイツチであるところのトライアツク
TRを接続するとともに、このトライアツクTRの
導通を低温側の発熱体R3に流れる電流の大きさ
に応じて制御するようにしているので、低温側に
おける活字温度の立上りも良くすることができ
る。なお、スイツチSWがオンとなつている時の
動作は前記した第3図に示す回路と同様である。
さらに、第4図に示す回路を2つ以上の発熱体
を使用した場合に適用するためには、スイツチ
SWと並列に接続したトライアツクTRの導通
が、発熱温度がこのスイツチSWにより選択通電
される発熱体の発熱温度より低く設定された他の
発熱体に流れる電流の大きさに応じて制御される
ように構成すればよい。
なお、上記の第4図の説明において、スイツチ
SWをバイパスする第2のスイツチとしてトライ
アツクTRを接続した例を示したが、これはトラ
イアツクTRのみに限定されるものではなく、低
温側の発熱体に流れる電流の大きさに応じてその
導通が制御されるスイツチ素子であれば、同様に
適用することができる。
以上説明したように本考案の小型箔押機では、
活字加熱用の発熱体として設定温度の異なる複数
個の正特性サーミスタを使用するとともに、これ
らの発熱体を切り換えて発熱させることにより活
字の温度を適当な値に調節するようにしているの
で、高精度の温度調節ができるとともに、故障の
少ない小型箔押機を簡単な構成により実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の小型箔押機の活字加熱部分の
一実施例を示す構成図、第2図は発熱体として使
用される正特性サーミスタの温度−抵抗特性を示
すグラフ、第3図、第4図は第1図に示す2つの
発熱体3,4の電気的な接続の実施例を示す接続
図である。 1……活字、2……フレーム、3,4……発熱
体、R3,R4……等価抵抗、SW……スイツチ、
TR……トライアツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発熱体を使用して活字を一定温度に加熱する
    ようにした小型箔押機において、設定温度の異
    なる複数個の正特性サーミスタと、これらの複
    数個の正特性サーミスタのうち設定温度が高い
    方の正特性サーミスタに直列に接続された切換
    えスイツチとを具備し、前記設定温度の高い方
    の正特性サーミスタを前記切換えスイツチを介
    して前記設定温度の低い方の正特性サーミスタ
    に並列に接続するようにしてなる小型箔押機。 (2) 前記切換えスイツチは手動により開閉される
    第1のスイツチと、この第1のスイツチと並列
    に接続され前記設定温度の低い方の正特性サー
    ミスタに流れる電流の大きさに応じて開閉され
    る第2のスイツチとにより構成された前記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の小型箔押機。 (3) 前記第2のスイツチはトライアツクを使用し
    てなる前記実用新案登録請求の範囲第2項記載
    の小型箔押機。
JP1977168028U 1977-12-14 1977-12-14 Expired JPS6110987Y2 (ja)

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JP1977168028U JPS6110987Y2 (ja) 1977-12-14 1977-12-14

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JPS5493027U JPS5493027U (ja) 1979-07-02
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