JPS609870B2 - 海中鋼構造物の長期防食法 - Google Patents

海中鋼構造物の長期防食法

Info

Publication number
JPS609870B2
JPS609870B2 JP7566079A JP7566079A JPS609870B2 JP S609870 B2 JPS609870 B2 JP S609870B2 JP 7566079 A JP7566079 A JP 7566079A JP 7566079 A JP7566079 A JP 7566079A JP S609870 B2 JPS609870 B2 JP S609870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
long
sand
corrosion protection
steel structures
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7566079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55167069A (en
Inventor
清美 友重
已代治 田中
昭三 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7566079A priority Critical patent/JPS609870B2/ja
Publication of JPS55167069A publication Critical patent/JPS55167069A/ja
Publication of JPS609870B2 publication Critical patent/JPS609870B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、海中鋼構造物の長期防食法に関し、特に、下
地処理が簡単でしかもコストの安いセメント工法による
長期防食法に関する。
一般に、海中鋼構造物等途中でメインテナンスのできな
いものについて2山王〜5世王の長期防食法が要求され
ている。
この長期防食法として、従来、グラスフレィクラィニン
グ法等が提案されている。
しかし該方法は、厳重な下地処理を必要とするため、対
象物件が大きければ大きい程施工コストが膨大となるば
かりでなく、ブラスト機、養生、保管用地等膨大な設備
と時間をも要する。例えば、コスト低減減のために古船
を沈めて消波堤とするような場合、長期防食法としてグ
ラスフレィクラィニング法を適用すると、防食施工費が
膨大となり、初期の目的であるコスト低減は期待できな
くなってしまう。従って、該方法は現在、実績がほとん
どない。本発明は、上記従来法に比べ、非常に簡単な下
地処理で、しかも材料費の安価なセメントを使用し、従
来法以上の耐用年数の期待できる防食法を提供すること
を目的とするものである。
すなわち、本発明は、被防食面にピッチングハタ ンマ
ーやワイヤープラン等で浮錆を取る程度の簡単な下地処
理を施こし、次いでセメント、砂、水および添加剤から
なるホールディングプラィマーを塗布し、必要に応じて
該ホールディングプラィマーが乾燥しないうちに少量の
砂を吹き付け、し0かる後セメントを塗布することを特
徴とする海中鋼構造物の長期防食法に関するものである
本発明方法は、海洋鋼構造物、浮ドック、桟橋等の防食
ばかりでなく、既存の海洋鋼構造物の保守、改造等にも
適用することができる。タ 以下、添付図面等を用いて
本発明方法を詳細に説明する。
第1,2図は、本発明方法の一実施態様例を示す説明図
で、第1図は断面図、第2図は平面図である。
0 第1,2図において、先ず、被防食面1にピッチン
グハンマーやワイヤーブラシ等で浮錆を取る程度の簡単
な下地処理を施こす。
その後、後述するホールディングプライマ−2を塗布す
る。この時、被防食面1に少々の錆や旧塗膜が残存して
し、夕ても、該ホールディングプラィマー2の浸透性に
よって巻込まれてしまうため、支障ない。該ホールディ
ングプラィマー2は、最外層となるセメントライニング
6と被防食面1との密着性を向上させるため、セメント
ラィニング6の粘性を向上させるために塗布されるもの
で、塗布厚さL=30〜5仇肌‘こ対し通常0.3〜1
.仇舷程度で充分である。該ホールディングプライマー
2のみでもセメントラィニング6と被防食面1との密着
性は向上するが、さらに効果を上げるために、該ホール
ディングプラィマー2が乾燥しないうちに少量の砂3を
吹き付け、セメントラィニング6のアンカー効果を上げ
るための凹凸のアンカーパターンを設けZる。また「被
防食面1の任意の個所にメタルラス5を保持するための
アンカーボルト4を密着し、メタルラス5を装着してセ
メントラィニング6を補強することもできる。
Z次に、上記したホールディン
グプライマ−の組成等について説明する。ホールディン
グプライマーは「セメント、砂、水および添加剤からな
り、セメントとしては市販のポートランドセメント(例
えば、三菱セメン2ト)等が、砂は1肌ぐ以下のものが
、添加剤(付着性向上剤)としては市販のスチレン・ブ
タジヱンゴムヱマルジョン(例えば、中国塗料製商品名
テラピナィト)、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合ェマル
ジョン(例えば、大日本塗料製商品名ビニ20ーゼ#4
10、中国塗料製商品名/・ィビゾール、大日本塗料製
商品名ピルデック)、アクリルェマルジョン(例えば、
大日本塗料製商品名アクローゼ#100V)、ェポキシ
ェマルジョン(例えば、大日本塗料製商品名ェピゾール
)等がそれぞれ使用3できる。
それらの配合割合は、セメント23〜2亀重量%、砂4
7〜5箱重量%、水15〜1母重量%、添加剤4〜14
重量%とすることが好ましい。セメント、砂の配合割合
を上記のようにしたのは、水十添加剤の合計量に対して
セメントと砂の配合割合を3種々変えた場合の塗膜の緒
り、縦さ、鋼との付着性の窓合評価から決定したもので
あり、また水と添加剤の配合割合を上記のようにしたの
は、添加剤が14重量%より多くなると塗膜の乾燥性が
悪くなり、4重量%より少くなると添加剤による付着4
0性の効果が殆もどなくなるからである。更に本発明方
法において、必要に応じて吹付ける砂の量は少量であり
、例えば約5mの距離から5〜10k9/め程度で良い
この吹付け距離は、ノズル圧力で加減するが、半乾きの
ホールディングプラィマ−塗面を僅かに覆う程度を下限
とし、過剰砂の落下を避ける程度と上限とする。また砂
の吹付け量が上記の場合以下でると、砂の付着によるホ
ールディングプライマー塗面の槌度が不足してその上に
塗るセメントが層間から剥離し易すくなり、上記の場合
以上であると、砂吹付け時のブラスト効果によりホール
ディングプライマーまで除去してその上から塗るセメン
トの付着効果を阻害することになる。次に、実施例を挙
げて本発明方法による効果を具体的に説明する。
実施例 先ず、表1に示す組成例1〜3のホールディングプラィ
マーを調製した。
表1 (wt%) 1)ボートラントセメント 2)スチレン・ブタジェ噂袷ェマルジョン次いで、表2
に示す下地の鋼製丸棒に表1に示す組成のホールディン
グプラィマーを0.3〜1.0柳塗布し、周囲をセメン
トで固め、一周間自然放置後、引き抜く時の灘断接着力
を測定した。
結果を表2に示す。また、ホールディングプラィマーを
0.3〜1.0柳塗布後砂を耳hの距離から6k9/あ
の割合で吹き付けセメントで固めたもの、および比較の
ためにホールディングプライマーを使用せずにセメント
のみで固めたものについても上記と同様の繋断接着力測
定を行なった。これらの結果も表2にまとめて示す。表
2 (kgイ地) 表2から明らかなように本発明方法によれば、セメント
のみの場合に比し、灘断接着力が2倍以上に増加する。
また表1,2から明らかなように鞠断接着力は添加剤の
混入量にほぼ比例して増加する傾向にある。しかし、添
加剤は、セメント強度との関係もあって多量の混入は強
度上の制限を受けるため、前記したような範囲の配合割
合とすることが望ましい。以上説明したように、本発明
方法によれば、非常に簡単な下地処理のみで充分であり
、しかも防食主材料として最も安価で汎用なセメントを
使用するため、大幅なコスト低減ができる。
また、従来のセメント施工法では被防食面との密着性や
セメントの粘性に欠けるという欠点があったが、本発明
方法によれば、これらの欠点を全て解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本発明方法の−実施態様例を示す説明図で
、第1図は断面図、第2図は平面図である。 オー図 矛2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被防食面にセメント、砂、水および添加剤からなる
    ホールデイングプライマーを塗布し、必要に応じて該ホ
    ールデイングプライマーが乾燥しないうちに少量の砂を
    吹き付け、しかる後セメントを塗布することを特徴とす
    る海中鋼構造物の長期防食法。
JP7566079A 1979-06-18 1979-06-18 海中鋼構造物の長期防食法 Expired JPS609870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7566079A JPS609870B2 (ja) 1979-06-18 1979-06-18 海中鋼構造物の長期防食法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7566079A JPS609870B2 (ja) 1979-06-18 1979-06-18 海中鋼構造物の長期防食法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55167069A JPS55167069A (en) 1980-12-26
JPS609870B2 true JPS609870B2 (ja) 1985-03-13

Family

ID=13582598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7566079A Expired JPS609870B2 (ja) 1979-06-18 1979-06-18 海中鋼構造物の長期防食法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS609870B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008036590A1 (de) 2008-08-06 2010-02-11 Deutsche Amphibolin-Werke Von Robert Murjahn Stiftung & Co. Kg Gebäudewandbekleidung mit Bekleidungsplatten

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55167069A (en) 1980-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3939665A (en) Method for protecting metal H-piling in underwater environments and protected H-piling
US4306821A (en) Method and apparatus for restoring piling
US3761334A (en) Method of pretecting the hulls of marine vessels from fouling
CN106810968A (zh) 抗渗透涂料和复合防水板
JPS609870B2 (ja) 海中鋼構造物の長期防食法
JPH10264301A (ja) 鉄管の防食被覆方法および防食被覆鉄管
JPS6067681A (ja) プレストレスコンクリ−トの防食方法
KR101559573B1 (ko) 기능성 강재 도장용 조성물 및 그를 이용한 강재의 도장방법
JPS625833A (ja) 被覆層形成方法
JPS5876465A (ja) 防食被覆体
JPS6213458B2 (ja)
JP2003082261A (ja) 水生植物増殖塗料用組成物、水生植物増殖塗膜の形成方法及び水生植物増殖構造体
JPH042285Y2 (ja)
JPH0120986B2 (ja)
JP2922021B2 (ja) 浮体式係船岸用支持杭
JPS6145513B2 (ja)
JPH0477082B2 (ja)
JP3273593B2 (ja) 塗覆装保護構造
JPH073075B2 (ja) 港湾構造物の防食施工法及び防食パネル
JPH0743461U (ja) 鉄鋼構造物の被覆防食構造
JPS5855286B2 (ja) L形鋼建造物の防食方法
JPS5943069A (ja) 嫌気硬化型防食被覆材
Bastings Problems of maintenance of port structures
JPS6241750A (ja) 防蝕鉄筋コンクリ−ト工法
JPS5863606A (ja) 野積貯蔵鉱石の表面コ−テイング方法