JPS60982Y2 - 車輛用アコ−デオンア−チ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、あおりに敷設のレール上にはＳ゛逆逆字字
形なす支杆を走行可能に並立させ、これら支杆を−リン
ク機構によって連結し表面に幌を被覆してなる車輛用ア
コーデオンアーチに関する。

支杆上に被覆される幌は通常前後部において、例えば鳥
居側の前部では第１図に示されるように幌縁を前面に折
込んでその端縁に挿通するロープを締結することによっ
て張設される。

こうした状態よりアーチを後方に折りた）むには締結し
たロープを解き更には前面に折込んだ幌縁を前面の支枠
あるいは鳥居より外したうえで行わねばならない。

支枠を有す図示するような幌高の高いアーチにおいては
ことに幌縁を外ず場合にはキャビン上によじ登って−々
支枠より外していかねばならず、作業に手間が掛るほか
キャビン上によじ上って作業を行うのは足元が定まらず
きわめて不安定であり、また転落するおそれすらある。

第３図に示すような後部に両開戸を備えたトラックにお
いて、幌を前方に折りた）む場合にも同様の作業が必要
となる。

この考案は１．か）る点に鑑み折込まれた幌縁を支枠あ
るいは鳥居より外す作業が簡易に行われるようにし、も
って折りた）み作業の簡素化並びに迅速化を計らんとす
るものである。

以下図面に基づいて説明すると、第１図は前面に折込ん
だ幌縁に挿通されるロープ（図示しない）を締結して張
設した幌を示すもので、図中、１はキャビン、２は幌で
ある。

幌２は第２図に示されるように、あおり３に取着のレー
ル４にその両脚端部を走行可能に係合したはＳ゛逆逆字
字形なす支杆５上に装着され、支杆５はリンク機構６に
よって連結されるしかして該リンク機構が屈伸運動する
ことによってアーチが伸縮することは従前のものと変り
がない。

レール４上に並立する支杆５のうち、最端の支杆５には
キャビン１側に斜向パイプ７が取着され、該パイプ７に
は支杆４と同形はＳ゛逆逆字字形なし、支杆４より脚部
を短かくした突上げ杆８の短脚８１が摺動可能に挿着さ
れ、その下端には操作紐９を取着腰該操作紐はパイプ７
の取付部に取着の滑車１０に掛渡されたのち下方に垂下
される。

１１は突上げ杆８に取着のストッパピン１２と上記パイ
プ７との間に設けられるバネであり、突上げ杆８を常時
下向きに付勢しストッパピン１２をパイプ７上端面に弾
接させる。

この状態で突上げ杆８上端は支杆５と同一高さとされる
。

１３はキャビン背後の荷台前端に固着される支枠で、該
支枠には図示しない端板が取着される。

しかして、操作紐９をバネ１１の作用に抗して引下げる
と、突上げ杆８がパイプ７をスライドにして上向きに突
出し、幌縁を突上げて幌縁端を支枠１３上に引離すよう
ｉ：こなっている。

この考案に□よれば、操作紐９の単なる引下げ操作によ
り前面に折込んだ幌縁を押上げ、その端部を支枠上に引
離すようにしたので、第１図に示す張設状態より幌を後
方に折り、た）むに当り、幌端縁を締結する（図示しな
い）ロープを解いたのちにはキャビンによじ登って−々
幌縁を支枠より外す必要がなくその分の作業の簡素化並
びに迅速化を可能としたものである。

以上は幌を後方に折りた）む場合のものについて説明し
たが、第３図に示すように、後端に支枠１５を取着し、
鉢支枠１５に両開戸１６を備えた、あるいは端板を備え
た車輛更にはオープントップ型の車輛にういても同様に
後端の支杆５に上述の幌製上げ機構を設ければ、幌を前
方すなわちキャビン側に折りた）む際の幌縁の支枠より
の離脱を上述と同様簡易に行わせることができる。

また、本考案は、上述の両側に端板を備えた車輛ばかり
でなく鳥居を備えた通常のトラックにおいて幌縁を鳥居
側に折込むようにしたものについても同様に実施可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係るアコーデオンアーチを装着したトラッ
クを示すもので、第１図はその斜視図、第２図は側面図
、第３図は後部の正面図である。 １・・・・・・キャビン、２・・・・・・幌、５・・・
・・・支杆、６・・・・・・リンク機構、７・・・・・
・パイプ、８・・・・・・突上げ杆、９・・・・・・操
作紐、１０・・・・・・滑車、１１・・・・・・バネ、
１２・・・・・・ストッパピン、１３，１５・・・・・
・支枠、１６・・・・・・両開戸。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ あおりに取着のレール上にはＳ゛逆逆字字形なす支
   杆を走行可能に並立させ、各支杆をリンク機構によって
   連結し、その表面に幌を被覆してなり、アーチ展開時に
   は幌縁を支枠あるいは鳥居側に折込んて張設する一方、
   折りた）み時には支枠あるいは鳥居側に折込んだ上記幌
   縁を支枠あるいは鳥居より外してから折りた）みを行う
   ようにした車輛用アコーデオンアーチにおいて、上記支
   杆のうち、最端の支杆には該支杆と同様は＼゛逆逆字字
   形なす突上げ杆８が上下方向にスライド可能に取着され
   、該突上げ杆８は常態においては上記支杆５の高さ以下
   に保持される一方、 アーチ折りた）み時には支杆上に
   突出させて幌を突き上げ、幌縁端を上記支杆あるいは鳥
   居上に離脱させるようにした車輛用アコーデオンアーチ
   。 ２ 突上げ杆８は支杆５に対し傾斜して保持される登録
   請求の範囲第１項記載の車輛用アコーデオンアーチ。