JPS609812B2 - 両面非固着性創面保護吸収材 - Google Patents

両面非固着性創面保護吸収材

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JPS609812B2
JPS609812B2 JP2805277A JP2805277A JPS609812B2 JP S609812 B2 JPS609812 B2 JP S609812B2 JP 2805277 A JP2805277 A JP 2805277A JP 2805277 A JP2805277 A JP 2805277A JP S609812 B2 JPS609812 B2 JP S609812B2
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JP
Japan
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absorbent material
absorbent
wound
wound surface
double
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Expired
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JP2805277A
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JPS53114289A (en
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正大 田淵
英雄 木村
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NIPPON BAIRIIN KK
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NIPPON BAIRIIN KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は創面からの浸出液を吸収し、又創面を外部との
接触や歯の侵入から保護するために用いた創面保護吸収
材に関し、更に詳細には表裏とも同じ非固着性を有する
両面非固着性創面保護吸収材に関する。
創面からの浸出液を充分吸収し、且つ創面との非固着性
を実現するために創面保護吸収材は、非固着性の表面層
と吸収性繊維層とよりなる2層構造を有していることが
必要である。
しかしこのような2層構造の創面保護吸収材に忙がしい
治療作業中に表裏を見分けなければならないという煩雑
さがあり、又急を要する処置の際には現実に表裏を取り
違える危険性もある。このような問題点を取り除く方法
としては材料の表裏いずれかの面を着色して識別させる
方法や2枚の材料を接着剤により予め貼合せて表裏とも
非固着性表面層としておく方法等が考えられる。
しかし創面保護吸収材は創面或いは肉芽組織に直接適用
されるものであるのでその安全性の規準は食品関係より
もはるかに厳しく、急性毒性、慢性毒性、発ガン性のい
づれかの点においても安全性が確認されたものであるこ
とが必要であり、着色剤の使用は避けるべきである。同
様の理由により接着剤の使用も好ましくない。又接着剤
による貼合せの場合は、貼合せ面で吸収性が阻害され、
同時に硬直なものとなって創面へのなじみが得られなく
なり好ましくない。創面へのなじみが悪いと創面と創面
保護吸収材との間隙に血液等の鯵出液が滞留し治癒を遅
らせるので創面保護吸収材の柔軟曲ま非常に重要である
。2層構造の創面保護吸収材を2枚貼合せて表裏区別な
く使用できる両面非固着性創面保護吸収材を得るために
は貼合せにより吸収性を阻害せず、しかも貼合せにより
材料の柔軟性(創面へのなじみ)を損なわないようにし
なければならないのである。
以上の観点から鋭意研究の結果、本発明者等は吸収性及
び柔軟性(創面へのなじみ)を何ら損うことなく2枚の
創面保護吸収材を貼合せた表裏の区別をすることなく使
用することができる両面非固着性の創面保護吸収材を発
明するに至ったものである。
即ち本発明は、非固着性表面層と吸収性繊維層とよりな
る創面保護吸収材が吸収性繊維層同士が接するように2
枚積層されており、且つ、該繊維層に含まれる3〜2の
重量%の融着性繊維により創面保護吸収材の周辺の少な
くとも1辺で該繊維層同士のみが相互に結合されている
ことを特徴とする両面非固着性創面保護吸収材である。
本発明においては貼合せのための結合が創面保護吸収材
の周辺の少なくとも1辺においてしかも吸収性繊維層同
士がその中に含まれる融着性繊維により結合されている
のでL吸収性は全く阻害されず、又、両表面層同士が直
接に結合されていないので柔軟性も全く損われない。吸
収性繊維層同士の結合は、3〜2の重量%の範囲で該繊
維層中に混入された融着性繊維によって行なわれる。
この場合の結合は、貼合せた2枚の創面保護吸収材が治
療或は処置の際に剥れない程度に結合していれば良く、
手で引き剥がせる程度であってよい。ただ注意しなけれ
ばならないのは、この結合によって材料の柔軟性や吸収
性が損なわれてはならないという点である。融着繊維が
3重量%以下のときには、ほとんど結合されないし、ま
た2の重量%以上のときは、結合箇所が多く材料が硬直
化し、又一般に融着性繊維は吸収性に乏しいので2の重
量%以上融着性繊維を混入すると吸収性も阻害され好ま
しくない。
吸収性繊維層同士の結合は、所定のサイズにカットされ
た創面保護吸収材の周辺の少なくとも1辺で行なわれて
いれば良い。これは本発明における貼合せのための結合
が、表裏両面を区別なく使用できるようにするための結
合であり、強固で完全な結合は不要であるからである。
この結合は、フュージングナィフによる溶断により行な
われる。
即ち、非固着性表面層と吸収性繊維層とよりなる創面保
護吸収材2枚を吸収性繊維層同士が相接するようにラミ
ネートし、その上にグラシンべ−パ−の如き非熱可塑性
薄葉材料を重ね、これを400〜9000Cに加熱され
たフュージングナイフと室温のプラテン。ール(ロック
ウェル硬度600以上)との間に導く。フュージングナ
ィフは内部に電熱部を有しバネ又は空気圧による加圧機
構を有するホルダーに固定されており、最終製品幅に応
じた間隔でプラテンロール上に配置されている。このプ
ラテンロールは材料の走行速度と等速或はやや低目の表
面速度で回転している。かくしてフユージングナイフと
プラテンロールとの間に導入された材料は溶断され、こ
のとき内側の吸収性繊維層同士のみがその中に含まれる
融着性繊維の熱融着により結合される。グラシンベーパ
ーの如き非熱可塑性薄葉材料は「創面保護吸収材の非固
着性表面層が熱溶融性である場合に高温のフュージング
ナィフが直接接触して非固着性表面層を溶融させるのを
防止する。
従って非固着性表面層が熱溶融性でなければこの非熱可
塑性薄葉材料は不要である。フュージングナイフは切断
と圧着による融着とを同時に実現させるためのものであ
るので、その刃先は切断に必要な鋭利さと圧着力を有し
ていなければならず、刃先の状態は0.05〜0.3肌
R程度が好ましい。フュージングナィフの温度、圧力、
或は刃先の状態は結合のために吸収性繊維層中に混入し
た敵着性繊維に応じて変更される。融着性繊維としては
、未延伸の低融点合成繊維、各種熱可塑性繊維、或は融
着性成分を一部に有する各種複合繊維等が使用できる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 3デニール、64助長のポリプロピレン・高密度ポリエ
チレン複合合成繊維(サイド・バィ・サイド型複合繊維
チッソ株式会社製造のES繊維)100重量%よりなる
目付20夕/めのウェブを形成し、無加圧下で1500
0の熱風オーブン中で低融点成分(高密度ポリエチレン
、融点14000)を熔融状態にして繊維間を接着し、
オープン出口で空冷しながら巻き取り、接着された表面
層を得た。
次いでこれを水洗工程に導入し付着している添加剤、紡
績油剤等を除去した。別に油剤、添加剤等を洗修除去し
た2デニ〜ル、38助長のキュプラレーヨン9の重量%
と前記複合繊維1の重量%とよりなる混合組成の目付7
0夕/めのゥェブを形成して吸収性繊維層とし、これと
前記表面層とを重ねて密着させ無加圧下25000の熱
風オープン中で低融点成分(高密度ポリエチレン)を溶
融状態にして層間接着を行い、オーブン出口で直ちに表
面層側がテフ。
ンでコートしたスチールロールの平滑面に、吸収性繊維
層側がシljコンゴムロール側に接するように線圧2k
9ノcので加圧した。これにより表面層は極めて平滑化
し、非固着性表面層となり、非固着性表面層と吸収性繊
維層とよりなる創面保護吸収材が得られた。この創面保
護吸収材を吸収性繊維層同士が相接するように2枚重ね
、この上にグラシン紙を重ね、600oのこ加熱したフ
ュージングナィフとフ。うテンロールとの間に導入して
熱溶断した。材料の導入速度は10m/分、プラテンロ
ールの表面速度は9.8肌/分であった。フュージング
ナイフはタングステン・力−バィド製で押圧は20k9
であった。このようにして所定の幅に熔断された両面非
固着性創面保護吸収材は、吸収性繊維層同士のみが該層
中に含まれる1の重量%の融着性複合繊維により結合さ
れ、しかもこのとき非融性のキュプラレーヨンが9の重
量%存在しているため全面的な接着が生じず、非常にソ
フトな結合状態が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非固着性表面層と吸収性繊維層とよりなる創面保護
    吸収材が吸収性繊維層同士が接するように2枚積層され
    ており、且つ、該繊維層に含まれる3〜20重量%の融
    着性繊維により創面保護吸収材の周辺の少なくとも1辺
    で該繊維層同士のみが相互に結合されていることを特徴
    とする両面非固着性創面保護吸収材。
JP2805277A 1977-03-16 1977-03-16 両面非固着性創面保護吸収材 Expired JPS609812B2 (ja)

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JP2805277A JPS609812B2 (ja) 1977-03-16 1977-03-16 両面非固着性創面保護吸収材

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JPS53114289A JPS53114289A (en) 1978-10-05
JPS609812B2 true JPS609812B2 (ja) 1985-03-13

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ID=12237975

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DE3528524A1 (de) * 1985-08-08 1987-02-12 Freudenberg Carl Fa Nichtgewebter, textiler saugkoerper fuer medizin und hygiene sowie verfahren zu seiner herstellung
CN1269464C (zh) * 2000-01-03 2006-08-16 比奥梅达科学公司 新型创伤敷料、制造过程及其有用的制品

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JPS53114289A (en) 1978-10-05

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