JPS6095000A - 乳化力に優れた蛋白質の製造法 - Google Patents

乳化力に優れた蛋白質の製造法

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JPS6095000A
JPS6095000A JP58203431A JP20343183A JPS6095000A JP S6095000 A JPS6095000 A JP S6095000A JP 58203431 A JP58203431 A JP 58203431A JP 20343183 A JP20343183 A JP 20343183A JP S6095000 A JPS6095000 A JP S6095000A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乳化力に優れた蛋白質及びその製造法に関する
(背景及び従来技術) 蛋白質は1分子内に親水性領域と疎水性領域を共に有す
る両親媒性構造を有し乳化剤としての機能を有する。又
、蛋白質は、食品としての栄養価が高いばかりでな(、
その他の種々の機能特性(例えば、ゲル形成性や保水性
等)を有する等の点から低分子の界面活性剤とは区別さ
れる。
従来、蛋白質の乳化力を高める研究が多くなされ、例え
ば■蛋白質の部分分解(Jap、Soc、FoodSc
i、Technol、、23.26 (197′6)’
 &びJ、Food Sci、+45.534 (19
80) ) 、■エタノール処理による蛋白質の疎水i
域の拡大化(J、Food sct、46+11’92
. (1981) ) 、■ア菩チル基iの疎水基の蛋
白質への導入(Jap、Soc、 Food Sci 
、 Te’chno’l 、 + 25+ 66(19
’78) ) 、■蛋白質への脂肪酸の導入(本発明者
の一人一によるJ、Agri、Food Chem、、
3(1,481+(1982) )が知られている。 
゛一方、レシチンは天然の乳化剤として広く食品の分野
で利用されている。
本発明者等の一人等による、レシチンと蛋白質の相互作
用に関する研究(■Agri 、 Biol 、Che
m、 、 41.2021 (1977)■Agri、
Bio1.Chem、、43.765 (1979))
より、レシチンと蛋白質が強い親和力を示し、レシチン
−蛋白質複合体を形成することも見いだされている。
(目的) 本発明者等は、より強い乳化力を持つ蛋白質を得ること
、及びその為の適当な製造法を提供することを目的とし
て研究を行った。
(経過) 本発明者等は、研究を進めるなかで、蛋白質の乳化力を
更に強くするためには、蛋白質の持つ疎水領域換言すれ
ば親油性領域を拡大することにより、ある程度その目的
を達することができる知見を得た。しかし、より乳化力
の強い蛋白質を得ようとすると、公知の方法の適用では
限界があることが分かった。
そこで、更に鋭意研究をかさね、アセチル基や脂肪酸の
ような疎水基ではなく、親水基と疎水基を併せ持ったレ
シチンを組合せ、相乗的に乳化力を高め、更にこれをよ
り高分子化することを試みた。又、高分子化の手段、及
びかかる手段により得られた高分子化したものの高次構
造の変化や特性の違いに至るまで深く研究した。
かかる研究の結果、■レシチンと蛋白算の相互作用によ
るレシチン−蛋白質複合体はかなり強い乳化力を示すこ
と、更に■このレシチン−蛋白質複合体を単に高分子化
するだけでは、蛋白質の種類や高分子化の手段によって
は、必ずしもその複合体の乳化力より強くなるとは限ら
ないことを見いだした。そこで更に研究を進めた結果、
■レシチンー蛋白質複合体が高次構造の変化舎起こすこ
とが必要であることを見出した。即ち■レシチンー蛋白
質複合体が高次構造において変化し且つ高分子化したも
のが、従来知られなかった強い乳化力を示すことを見い
だし本発明を完成するに到った。
(構成) 本発明は、(1ルシチン一蛋白質複合体がその高次構造
において変化し且つ高分子化したものである乳化力に優
れた蛋白質、及び、(2)水系下に蛋白質及びレシチン
を均質化してレシチン−蛋白質複合体を調製し、その高
次構造を変化せしめ且つ高分子化することを特徴とする
乳化力に優れた蛋白質の製造法である。
本発明において使用するレシチンは、大豆レシチン、菜
種レシチン等の植物性レシチン、卵黄レシチン等の動物
性レシチン、若しくは微生物性レシチン、又はこれらの
加工レシチン等公知のレシチンを用いることが出来る。
本発明において使用する蛋白質は大豆蛋白質等の植物性
蛋白質、動物性蛋白質、微生物性蛋白質等公知の蛋白質
、或いはこれらの、部分分解物やアミノ酸等を導入した
修飾物、又はこれらを含む組成物を用いることができる
。レシチンと輯和力の強い蛋白質が好末しく、大豆蛋白
質等は最も適当な蛋白質の一つである。
本発明においてレシチン−蛋白質複合体は、レシチンと
蛋白質が親和力により複合体を形成している状態を言い
、例えば、水系下に蛋白質及びレシチンを均質化等して
レシチン−蛋白質複合体をiIl製することができる。
均質化の手段としては、超音波均質機、ホモゾナイザー
、ホモミキサー、マイコロイダー等公知の手段を利用す
ることができる。
本発明において高次構造の変化とは、レシチン−蛋白質
複合体の2次構造、3次構造成いは4次構造の立体的構
造変化を云う。少なくとも2次構造においてランダム化
したりあるいは構造的にルーズになることが必要である
本発明において高分子化とは、レシチン−蛋白質複合体
を凝集(/Iggregate ) 、重合(Poly
merize) 、縮合(Condensate)或い
は会合(Assoc、、ia、te )等して分子閂を
大きくすることを云い、従って、高分子化したものとは
、レシチン−蛋白質複合体の凝集体、1重合体5.縮合
体或いは会合体等分子量の大きくなったものを云う。
高次構造の変化をもたらす手段及び高分子化する手段は
公知の手段を単独或いは組み合わせて用いることができ
る。例えば、極性有機溶剤処理、加熱処理、酸又はアル
カリ土類金属塩処理等を挙げることができる。
以下具体例を挙げて詳述する。
例えば、レシチンと大豆蛋白質によるレシチン−大豆蛋
白質複合体の高次構造の変化と高分子化について述べる
レシチン−大豆蛋白質複合体の高次構造において変化し
且つ高分子化したものは、大豆蛋白質に比べて、レシチ
ンの量に応じて5倍程度も乳化力が増加する。例えば、
高次構造を変化せしめ且つ高分子化する手段が■極性有
機溶剤の一つであるエタノールの場合、乳化力はエタノ
ールの濃度にある程度(50%エタノール濃度)まで比
例して増加する、又■加熱処理の場合も、その熱エネル
ギーにある程度まで比例して増加する。
大豆蛋白質は超遠心沈降定数(Sedimentati
onConstant)により区分された2 S、7 
S、 IIS。
155等の成分よりなる。各々の成分(蛋白質)は高次
構造を変化せしめる手段及び高分子化する手段により、
その影響を受ける度合は異なる。例えば、レシチン−7
8蛋白質複合体の場合、(al高分子化しても(b)高
次構造の変化が少ないときは、乳化力も小さい。ところ
が■高次構造が変化し且っ■高分子化すると大きな乳化
力を示す。このことは、蛋白質の種類の如何を問わず、
レシチンとその蛋白質の相互作用によるレシチン−蛋白
質複合体が■高次構造において変化し且つ■高分子化し
てはじめて大きな乳化力を発現すると言える。
この点について詳述すると、かかる高次構造を変化せし
め且つ高分子化することにより得られたレシチン−大豆
蛋白質複合体の高分子化物の高次構造及び/又は分子量
は、その手段により微妙に異なる。同時に乳化力の強さ
やその発現機構においても微妙に異なる。例えば、高次
構造の変化の著しいエタノール処理では、得られたもの
は乳化力も強く、その処理を塩の存在下において行って
も乳化力は低下しない。これに比べ高次構造が前者より
比較的少ない加熱処理では、得られたものの乳化力は前
者より若干弱(、その処理を塩の存在下においておこな
うと塩濃度に比例して乳化力が若干低下する。即ち高次
構造の変化(少なくとも2次構造以上の変化)はある程
度大きい方が好ましいと言える。即ち、少なくとも2次
構造においてランダム化或いはルーズ化が大きい程好ま
しいと言える。
(実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明する。
実施例1 すLUが汰)をまず述べる。
!LI!L:原料脱脂大豆は不二製油■から得、レシチ
ンは粉末状大豆レシチンであるツルーレシチンa功!i
!SLPホワイトを用いた。
SPI (ゝ 豆 白)、lIS、7S のtJil:
TH^NH等の方法(Plant P’hysio11
56+19(1975) )に従い、次のように調製し
た。
脱脂大豆に15倍重量のバッファー(10mM 2− 
/ルカプトエタノール、0.025%NaNを含む63
mM )リスー塩酸バッファーpH7,8:以下バッフ
ァー■と略す。)を加え、50℃で1時間抽出した。抽
出後aoooxcで10分間遠心分離を行い、上清(S
UP−1とする。)を得た。この上清を5NのlIc1
でpH6,6に調整し、10mMの2−メルカプトエタ
ノールを含む63mMのトリス−塩酸バッファー(pH
6、,6)に対し1’cで3時間透析した。透析後30
00 x Gで10分間遠心分離して得られた沈澱区分
をIIs蛋白とし、上清区分を5NのIIcIでpl+
4.6とし3000XGで10分間遠心分離して得られ
た沈澱区分を73蛋白とした。又、先の5UP−1をp
H14,6とし3000 x Gで10分間遠心分離し
た沈澱区分を分離大豆蛋白(SPI と略す。)とした
。113蛋白、7S蛋白、SPI共八ソへァ−■で溶解
し、へソファ−1に対し一夜透析し、へソファ−1を用
いて蛋白質濃度を4%に調整して実験に供した。
エタノ−火処皿:レシチンを10%(W /V )とな
るように水に懸濁させ、4%濃度の蛋白溶液に対し蛋白
/レシチンの乾物M量比が4 :lとなるように加え、
超音波装置(プランソンソニフプー300型)を用い1
分間超音波処理を行った。得られたレシチン−大豆蛋白
複合体溶液に等容量の99%エタノールを少量ずつ滴下
した後30分間放置した。次ぎに、INのHCIでpH
を4.6とし、3000 XGで10分間遠心分離を行
い沈澱を得た。この沈澱に蒸溜水を加え再び遠心分離を
行った。この操作を2回繰り返してアルコールを除いた
後、沈澱をバッファーIに熔解したものをレシチン−エ
タノール処理区分(■区)とした。比較の為、レシチン
を加えた後エタノールの代わりに蒸溜水を加え同様に処
理したものをレシチン区(」)とした。
一方、レシチンを加えずエタノール処理のみを行ったも
のをエタノール処理区(1区)とした。
又、何の処理もしないものをコントロール区(C−区)
とした。
皿悠処皿:エタノール処理と同様にしてレシチンを加え
超音波処理して得られたレシチン−大豆蛋白複合体溶液
を100℃の沸騰水中で所定の時間インキュベイトした
後、直ちに氷水中で冷却したものを加熱処理区(皿)と
した。一方:比較の為レシチンを加えず加熱処理のみを
行ったものを(1)とした。
H呈:各調製法で調製した蛋白溶液を蒸溜水に対して透
析して脱塩した後、バイオランド法(J^OC3,56
,242(1979) )を用いて比色する一方、同試
料を凍結乾燥して乾物重量をめ、各蛋白の検量線を作成
し、これに晶づいて、バイオランド法で各試料の蛋白量
を比色定量した。
ik : K i n s e l l a等の方法(
J、^gr i 、 FoodChem、、26 (3
) 、716 (1981) )に基づき以下のように
乳化活性を測定した。
50mM )リスー塩酸バッファー (pH7,5>を
含む0.4%蛋白溶液3mlに大豆油を0.2.0.5
.1.0.2.0゜3.0ml上乗せし、超音波装置を
用い1分間乳化した。乳化液10,171を1%SO5
(Sodium DodecylSulphate )
溶液20m1に加え600nmの吸光度を測定し、吸光
度の比較により乳化活性を表した、即ちコントロール区
の乳化活性を100%とし、コントロールに対する相対
値(EA%)で表した。
yy皿遇:試料を35mMリン酸パンファー(pH7,
5) (10mM2−メルカプトエタノール、0.4N
のNaC1,0,025NaNを含む)に対し一夜透析
し、同リン酸バッファーで平衡化したセファロースCL
−4Bカラム(1,0φX35cm)でゲル濾過を行っ
た。試料の添加量はlhg、流速は20m1/hrで2
mlずつ分画した。各分肉(フラクション)の280n
mの吸光度を測定した。
以;」辻し月Lユ則):蛋白濃度を2mg /mlに調
整した7S及びIIS蛋白に対し、200〜250nm
のCDスペクトルを円二色性分散針(J−500,日本
分光91製)を用いて測定した。測定条件は20℃+p
H7,8+スキヤンスピ一ド20nm/wIinで行っ
た。得られた結果は同装置付属のデータプロッセサー(
DP−500)により分子楕円率(〔θ〕)に換算した
。又、コントロールとのCD差スペクトルの計算モ行っ
た。
(尖施級果)を次に述べる。
エタノール九 0勺 : 第1図から明らかなように■蛋白に対するレシチンの量
が増加するにつれて乳化活性(HA%)は5倍まで増加
した(1の線)。レシチンを添加しないものは2.5倍
しか増加しなかった(2の線)。
この場合、蛋白に対するレシチンの量が15〜20%で
プラトーに達した。
第2図から明らかなように、■レシチンー大豆蛋白複合
体溶液のエタノール処理においてエタノール濃度が20
%〜50%にかけてL^%は増加した。
又、エタノール処理条件は50%エタノール濃度のとき
、20℃で30分が適当であった。
第3図から明らかなように、■SP!、11S蛋白。
7S蛋白共各々のレシチン−大豆蛋白複合体をエタノー
ル処理したものはコントロールに比べE^%が5イき程
度増加した(4の棒グラフ)。
第4図及び第5図から明らかなように0区とLE区のC
D差スペクトルから、レシチン−73及びlIS蛋白複
合体共210〜230nmにかけてそのCD差スペクト
ルが変化(レッドシフト)しており高次構造の変化(主
にペプチド結合部の変化、2次構造のランダム化或いは
ルーズ化)していることが分かった。
又、ゲル濾過パターンより、SPI、7S蛋白、11S
蛋白共各々のレシチン−大豆蛋白質複合体のLIE区が
他の0区等に比べ高分子化していることが分かった。
換言すれば、レシチン−大豆蛋白複合体は、エタノール
処理により、高次構造の変化と高分子化を伴い、その両
親媒性構造の変化をもたらされたと言える。そして、こ
れらレシチン−大豆蛋白複合体の高分子化物ははゲル濾
過では分離できない程強くレシチンと結合したものと言
える。
加蔗臭理夏粘来: 第6図から明らかなように、4%SPI溶液に蛋白:レ
シチン−4:lとなるようにレシチンを加えて調製した
レシチン−大豆蛋白複合体溶液を100℃で加熱すると
HA%は4倍程度増加した。レシチンを加えないH区で
は2倍程度のEA%の増加しか認められなかった。
第7図から明らかなように、レシチン−大豆蛋白複合体
溶液の加熱処理の結果、この大豆蛋白が11S蛋白のと
き5倍強、SPI蛋白のとき4倍程度又7S蛋白のとき
2倍強のそれぞれEA%の増加が認められた(4の棒グ
ラフ)。
そこで、CD差スペクトルを調べた結果、第8図から明
らかなように、lIS蛋白の高次構造(主に2次構造)
が大きく変化しているのに比較して、第9図から明らか
なように73蛋白では、高次構造の変化は比較的小さか
った。
しかし、ゲル濾過のパターンから、SPI、11S、7
S蛋白共そのレシチン−大豆蛋白複合体であるLi2区
は0区に比べ高分子化していることが認められた。
従って、レシチン−73蛋白複合体は高分子化しても、
高次構造の変化が小さかった為、乳化力が小さかったと
言える。
このことを、エタノール処理と加熱処理の比較で見てみ
よう。同じレシチン−78蛋白複合体でも、エタノール
処理の場合は■高次構造において変化している為、大き
な乳化力を示している。このことは、さきOCD差スペ
クトルのパターンの相違(第4.5,8.9図)からも
わかる。
第10図はNaC1の存在下でレシチン−大豆蛋白複合
体を各々エタノール処理、加熱処理したものの乳化活性
を示したものであるが、両者の高次構造の変化及び高分
子化に及腎す作用機構が異なることを示している。
しかし、その手段の如何を問わず、レシチン−大豆蛋白
複合体に高次構造の変化をもたらし且つ高分子化するこ
とにより乳化活性が増加すると言える。
(効果) 以上詳述したように、本発明により■乳化力に優れた蛋
白質の提供が可能になったものであり、■かかる乳化力
に優れた蛋白質の製造法が可能になったものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はレシチン−分離大豆蛋白複合体のレシチンの量
と乳化活性の関係を l・・・エタノール処理したもの、及び2・・・しない
もの について比較した図。。 第2図はレジオン−分離大豆蛋白複合体のエタノール処
理におけるエタノール濃度と乳化活性の関係をあられし
た図。 第3図は 1・・・分離大豆蛋白、113蛋白、7S蛋白2・・・
これら三者のレシチン複合体 3・・・1をエタノール処理したもの 4・・・2をエタノール処理したもの の乳化活性の比較を示した図。 第4図はレシチン−1lS蛋白複合体のエタノール処理
したものとIIS蛋白のCD差スペクトル。 第5図はレシチン−73蛋白複合体のエタノール処理し
たものと73蛋白のCD差スペクトル。 第6図は 1・・・レシチン−分離大豆蛋白複合体2・・・分離大
豆蛋白 の加鯉!処理における加熱時間と乳化活性の関係をあら
れした図。 第7図は ■・・・分離大豆蛋白、IIS蛋白、7S蛋白2・・・
これら三者のレシチン複合体 3・・・1を加熱処理したもの 4・・・2を加熱処理したもの の乳化活性の比較を示した図。 第8図はレシチン−115蛋白複合体の加熱処理したも
のとIIS蛋白のCD、[スペクトル。 第9図はレシチン−73蛋白複合体の加熱処理したもの
と78蛋白のCD差スペクトル。 第10図は食塩濃度が、レシチン−分離大豆蛋白複合体
の l・・・エタノール処理 2・・・加熱処理 に与える影響(乳化活性)を示した図。 特許出願人 不二製油株式会社 代理人 弁理士 門 脇 清 200 220 240 Wavelength (nm) 200 22Q ’ 240 Waveleng七h (nm) NaC1(閃)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レシチン−蛋白質複合体がその高次構造において
    変化し且つ高分子化したものである乳化力に優れた蛋白
    質。
  2. (2)蛋白質が大豆蛋白質である特許請求の範囲第(1
    1項記載の乳化力に優れた蛋白質。
  3. (3)水系下に蛋白質及びレシチンを均質化してレシチ
    ン−蛋白質複合体を調製し、その高次構造を変化せしめ
    且つ高分子化することを特徴とする乳化力に優れた蛋白
    質の製造法。
  4. (4)高次構造を変化せしめ且つ高分子化する手段が極
    性有機溶剤で処理する特許請求の範囲第(3′)項記載
    の乳化力に優れた蛋白質の製造法。
  5. (5)高次構造を変化せしめ且つ高分子化する手段が加
    熱処理である特許請求の範囲第(3)項記載の乳化力に
    優れた蛋白質の製造法。
JP58203431A 1983-10-29 1983-10-29 乳化力に優れた蛋白質の製造法 Granted JPS6095000A (ja)

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Bostar et al. Improving the functional properties of fish gelatin by conjugation with the water-soluble fraction of bitter almond gum