JPS6094976A - クロマン誘導体およびその製造方法 - Google Patents

クロマン誘導体およびその製造方法

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JPS6094976A
JPS6094976A JP20305983A JP20305983A JPS6094976A JP S6094976 A JPS6094976 A JP S6094976A JP 20305983 A JP20305983 A JP 20305983A JP 20305983 A JP20305983 A JP 20305983A JP S6094976 A JPS6094976 A JP S6094976A
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JP
Japan
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methyl
formula
myrcene
chroman derivative
chromanol
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JP20305983A
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English (en)
Inventor
Teruo Matsuda
松田 照夫
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(1) (式中、ILt、R2、R3は水素原子またはメチル基
を示す。) で示されるクロマン誘導体およびその製造法に関する。
従来より、合成樹脂、食品、飼料等の酸化防止剤として
、クロマン誘導体の1つであるα−トコフェロールが知
られている。この化合物は通常、トリメチルハイドロキ
ノンとイソフィトールの縮合反応により得られるのであ
るが、一方の原料であるイソフィトールは、一般にはア
七トン、アセチレンを出発原料とし、少くともlO工程
以上の複雑な反応工程を経て合成されるが故に、加工費
が高くつき、極めて高価である。特殊な例として、イソ
プレンを出発原料としてイソフィトールを合成する方法
も知られているが、この場合もやはり土稈数が長く、各
工程の反応成績も余り良くない。むしろ、合成工程で発
生ずる削生物の利用に価値が見い出されているのが現状
でJ)る。
本発明者らは、かかる高価なa−)コフェロールに代替
されるべき化合物およびその製造方法につき鋭意検討し
た結果、天然物から容易且つ¥1:価に1与られるミル
センに塩酸を付加し好成績で得られるところのミル十ン
ヒドrjクロリドとハイドロキノン類とを縮合反応させ
、次いでこれを還元することにより、α−トコフェロー
ル以−ヒに有用性のあるクロマン誘導体が得られること
を見い出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の一般式(I)で表わされるクロマン誘導体は新
規化合物と信ぜられ、有機物質用の酸化防止剤として、
極めて優れた効果を有する。
本発明の一般式(I)で示される化合物の具体例は次の
通りである。
d/−2,5,7,8−テトラメチル−2−(4′−メ
チル−ペンチル)−6−クロマノール、 d/−2,5,7,8−テトラメチル−2−(4′−メ
チルペンチル)−6−クロマノール、1117−2.5
.8−)ジメチル−2−(4’−メチル−ペンブール)
−6−クロマノール、dl!−2,5,8−トリメチル
−2−(4’−メチルペンチル)−6−クロマノール、
d/−2,8−ジメチル−2−(4’−メチル−ペンデ
ル)−6−クロマノール、 d/?−2,8−ジメチル−2−(4’−メチル−ペン
チル)−6−クロマノール。
これらの化合物はいずれもクロマンの第7位の炭素原子
につ(基は、一般式(’IJで示される如(,011基
であるが、この基は、i:、j品であるクロマン誘導体
の堆扱い目的に応じ、α−トコフェロールの場合と同様
に、クロマノールを無水酢酸で処理し、次の一般式(I
I+、 )() 目1.I (式中、I(・1、]、L2、[・3は水素原子または
メチル基・2示t、、) で示される化合物に変換することができる。
本発明において、一般式(II)で示されるハイドロキ
ノンとミルセンヒドロクロリドとの縮合反応は、通常溶
媒中で行われる。かかる溶媒としては、ジクロルメタン
、クロロホルム、四塩化炭素、エチレンクロリド等で代
表されるハロゲン化炭化水素、テトラリン、ベンゼン、
トルエン、キシレン等で代表される芳香族炭化水素、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸イソブ
チル、ギ酸エチル、酢酸ベンジル、安息査酪メチル等で
代表されるカルボン酸エステル、ジエチルエーテル、ジ
オキサン等で代表されるエーテル、その(ILI、 リ
フロイン、石油エーテル、ヘキサン、石油ベンジル等の
如き無極性楢機溶媒等を挙げることができるが、特に酢
酸エチルが好ましい。
本発明の縮合反応の触媒としては、一般には、ルイス酸
、フレンステツド酸を用いることができる。ルイス酸と
しては塩化亜鉛、塩化アルミニウム、四塩化スズ、四塩
化チタン、ゼオライ1− 、シリカアルミナ等を挙げる
ことができるが、特に塩化椎鉛、塩化アルミニウムの使
用が好ましい。また、ブレンステッド酸としては、パラ
トルエンスルホン酪、ペンセンスルポン酸、パラトルエ
ンスルホクロリド、トリフルオロ酢酸、無水l・リフル
オロ酢酸、無機酸等を挙げることができるが、無機酸と
して塩化水素等の使用は特に好ましい3.これらのルイ
ス酎、ブレンステッド酸、を触媒として使用する場合、
その使用量は、ハイド1Jキノンに対し1〜50重量%
が好ましい。
本発明の縮合反応における反応温度は、通常室温から使
用した溶媒の速流温度の範囲であるが、多くの場合、」
゛・1流部度で行われる。本発明の縮合反応における反
応原料の溶媒中における濃度は、一般には5〜9 Q 
i i;t:%であるが、特に30〜8ONfi:%が
好ましい。又、縮合反応後の還元反応は、広く知られて
いる還元用触媒、例えば1)(1−カーボン、pd−ア
ルミナ、ラネーニッケルが用いられる。蕪元反応の溶媒
は、成用いることができる。又還元温度は、室温から1
00℃に至る任意の温度でよい。かくして得られる本発
明の一般式(I)で表わされるクロマン誘導体は、有機
物質用酸化防止剤として有用であり、油脂、医薬、化粧
料製品、食品、飼料、ならびに合成ポリマーの酸化防止
に対して特に有用である。また、一般式(T)で示され
名クロマン誘導体は、それ単独の使用でも有機物質の酸
化防[トに有用であるが、その他の酸化防止剤と併用す
ることもできる。以下に実施例を挙げて本発明を説明す
る。
実施例1 攪拌機、温度泪、冷却管および滴下器をそなえtこl 
00 me四ツ1」フラスコに、2・8・5−トリメチ
ルハイドロキノン21y−(0,14mat)、塩化亜
鉛5.IP、塩化アルミニウム2.8Fおよび酢酸エチ
ル21−を仕込み、容器内の空気を窒素置換した後、昇
温し、反応に&温度80℃に達したところで、ミルセン
の塩酸付加により得たミルセンヒドロクロリド(2,5
Fm、I]7.71〜86℃)80Fを滴下した。滴下
後、80℃の温度で約8時間反応した11反応後、反応
液を冷却し、これに酢酸エチル5 (l mlを加え、
ついで1oo−の水を加えて油水相を分離した。油相を
5%炭酸ソータ水で洗浄し、次いで水洗し、最後に芒硝
で脱水(7た31次に、この液に5%■・d−カーボン
1rを加λ−1反応温度40℃、水素圧力フ0Kg/(
7)2の条件で4時間還元した。還元反応後、触媒を沖
過し、このr液から酢酸エチルを蒸発により留去した後
、減圧蒸留した結果、0.3m117.160〜165
℃の主留分とし°r:、 dl−2+ 5’t 7+ 
8−テトラメチル−2−(4’−メヂルーペンチル)−
6−クロマノール859−が得られた。ここに得られt
コ主留分をIf)萎留し、これにより精製された液状品
がd/’ 2,5,7.8−テトラメチル−2−(4’
−メチル−ペンチル)−6−クロマノールであることを
以下の分析結果から確認した。
a)元素分析結果 0内計算値 C;78.92s(78,89チ) Hilo、28%(10,08%) b)質量分析結果 (70eV ) mle = 288 第1図にスペクトルを示す。
り赤外線吸収スペクトル 第2図にスペクトルを示す、。
実施例2 内容積50−の円筒状ガラスfR容器に、精製メタクリ
ル酸、21)#eを仕込み、これに表−1に示す各種化
合物を各0.67添加した。
そして各容器の気相部を窒素カス置換した後、この容器
を70℃の湯浴に設置し、メタクリル酸の酸化安定性を
試験しtコ。その結果を表−1に示す。
表−1酸化安定性試験結果 4. 図面のf’t+]11’な説明 第1図は本発明化合物の質量分析スペクトルを示し、第
2図は、赤外線吸収スペクトルを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式(i) 1(,1 1<、3 (式中、111 、11・2.几3は水素原子またはメ
    チル基を7」りず。) で示さ1するり11マンd〃専休。
  2. (2)一般式(Jl) (式中、R1、R2、R3は水素原子またはメチル遅・
    を示す) で示されるハイドロキノン化合物とミルセンヒドロクロ
    リド(ゲラニルクロリド、ネリルクロリドまたはその屍
    金物)とを反応させ、ついで還元することを特徴とする
    一般式(I)で示される L3 (式中、iLl、I(・2.1(3は水素原子またはメ
    チル基を示す。) クロマン誘導体の製造方法。
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