JPS609485Y2 - パワ−シフトトランスミツシヨンの圧力調整弁 - Google Patents

パワ−シフトトランスミツシヨンの圧力調整弁

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JPS609485Y2
JPS609485Y2 JP961580U JP961580U JPS609485Y2 JP S609485 Y2 JPS609485 Y2 JP S609485Y2 JP 961580 U JP961580 U JP 961580U JP 961580 U JP961580 U JP 961580U JP S609485 Y2 JPS609485 Y2 JP S609485Y2
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JP
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clutch
pressure
piston
spring
filling time
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JP961580U
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JPS56113259U (ja
Inventor
正幸 佐藤
Original Assignee
株式会社小松製作所
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パワーシフトトランスミッションの圧力調整
弁に関するものである。
パワーシフトトランスミッションは、複数列の遊星歯車
装置を内装し、各列のリング歯車を油圧力で作動するク
ラッチで選択的に固定することにより所定の速度段に変
速された動力を出力するようになっているものである。
このパワーシフトトランスミッションでは変速時のピー
クトルク緩和および変速ショック低減のためクラッチを
作動するための油圧を第1図に示すように漸増(モジュ
レーション)するようにしである。
第1図において、tFはクラッチシリンダ内に油が充満
するために要するフィリングタイムでこれはタイムラグ
であり、この間動力は伝達されない。
tbはビルドアップタイムであり、この間クラッチは半
クラッチの状態から除々に係合していく。
図中Pfはクラッチシリンダへの初期流入圧力、PCは
ビルドアップが開始する初期クラッチ圧、P6はビルド
アップが終了したクラッチ作動圧であり、上記ビルドア
ップタイムt、によりクラッチは滑らかに係合し、ピー
クトルクの緩和および変速時のショックを低減すること
ができる。
ところで通常のパワーシフトトランスミッションは上記
したように複数列の遊星歯車列を有し、それぞれにクラ
ッチが備えであるが、この各クラッチはクラッチディス
クの耐久性の面からそれぞれのディスク枚数、ディスク
サイズが異なることが多い。
このためクラッチのディスクを加圧するための油圧シリ
ンダに嵌合したピストンのストローク、面積が異なる。
従ってシリンダボリュウムが各クラッチ毎で異なり、一
番大きなりラッチと一第小さなりラッチとではそのシリ
ンダボリュウムは3倍程度異なる場合がある。
また各クラッチのシリンダとこのシリンダへの圧力を漸
増するためのモジュレーションバルブとの間の管路抵抗
も異なり、ポンプ吐出量のすべてがクラッチシリンダへ
供給されず、モジュレーションバルブよりリリーフして
いる油量があるためフィリングタイムが長くなる傾向に
ある。
上記のことから第2図に示すように、■個のパワーシフ
トトランスミッションにあっても各速度によりフィリン
グタイムtp1g ip2は大きくなる。
このように変速毎にフィリングタイムが大きく変化する
と運転者に不快感を与える。
またフィリングタイムが長い場合、特に加速しようとし
た場合、アクセルを踏み込んだ状態でクラッチがフィリ
ングタイムtpの開切れているのでその間エンジンの負
荷がなくなることになり、エンジンはハイアイドル点ま
で空吹きする。
一方このトランスミッションにて駆動される車両は動力
伝達がないため走行抵抗、勾配抵抗などのため車速が低
下する。
そしてこの状態からクラッチが係合を開始するため、ク
ラッチはエンジンの吹上がりと車速の低下による余分な
仕事量を吸収せねばならずこれがクラッチ損傷の原因と
なる。
またクラッチ係合によるエンジンの急激な回転変化の原
因となり、かつ車両の加速度も急激に変化するため運転
者が感じるショックは大きいものとなる。
さらに大きなフィリングタイムによって車速の落ち込み
が大きい場合には加速するための余裕トルクは高速度段
程度少ないため、加速に時間がかかる。
そして坂道などではフィリングタイムが長いと車両はす
りさがることがある。
第3図は長さの異なるフィリングタイムt pittF
2による変速時のエンジン回転aと車速すの状態を示す
もので、小さなフィリングタイムtplのときにはエン
ジンの吹上かりは少なく、車速の落ち込みも少なく、大
きなフィリングタイム1.□ではエンジンの吹上がりが
大きく、車速の落ち込みも大きい。
そしてこの車速の落ち込みが大きいとその後の加速に時
間がかかる。
この様な場合、フィリングタイムの短縮を図らなければ
ならない。
その手段の一つとしてフィリング中のモジュレーション
バルブよりのリリーフ量を減らしたポンプよりの吐出量
を有効にクラッチのシリンダ内に供給してやることが考
えられる。
このためにはモジュレーションバルブの初期クラッチ圧
P0を上げてやればよいが、例えば第2図に示すように
極端にフィリングタイムが異なる変速があると、次のよ
うな問題が発生する。
すなわち、第4図に示すように、長いフィリングタイム
tp2をtty2’に短かくしようと初期クラッチ圧P
をpc/に上げると、もともと短い方のフィリングタイ
ムtp□は更に短くなり、完全に油圧が低下しきらない
うちに再び昇圧を始めてしまい、モジュレーション不良
の状態となり、変速時のピークトルク緩和、ショック低
減のためのモジュレーション効果がなくなる。
本考案は上記のことにかんがみなされたもので、フィリ
ングタイムの長い速度段のみ初期クラッチ圧P0を上昇
させてこの変速時のフィリングタイムの短縮を図り、も
ともとフィリングタイムが短い速度段では初期クラッチ
圧PCはそのままにしてフィリングタイムを変化させな
いようにし、これによりフィリングタイムの均一化を図
り、上記した不具合を解消できるようにしたパワーシフ
トトランスミッションの圧力調整弁を提供しようとする
ものである。
以下その構成を第5図に示した実施例に基づいて説明す
る。
図中1はモジュレーションバルブで、2はその弁箱、3
はスプール、4はロードピストン、5はばね、6はばね
受はピストン、7は背圧弁である。
そしてポンプポート8より圧油が供給されたときに、操
作弁9が中立状態でクラッチ10a。
10b・・・・・・への回路が閉じられていると、ロー
ドピストン4の作用によりスプール3はばね5に抗して
移動し、上記ポンプポート8よりの圧油を潤滑ポート(
あるいはドレンポート)11へ差し向ける。
操作弁9を切換えて例えば、第1のクラッチ10aへの
供給位置にすると、上記ポンプポー1・8の圧油は第1
のクラッチ10aのシリンダに供給され、このクラッチ
のフィリングタイムの間に充満する。
クラッチシリンダ内に圧油が充満するとポンプポート8
の圧力が上昇してスプール3を移動して潤滑ボード11
よりドレンしようとするが、これと同時に背圧弁7が作
動してばね受はピストン6の背面に背圧を供給してピス
トン6をばね5の付勢力を強める方向にストロークS□
の範囲内に移動させ、上記潤滑ポート11の連通が阻止
され、結局ポンプポート8の圧力は背圧とばね5の付勢
力に釣合いながらクラッチ作動圧P8まで上昇する。
上記したモジュレーションバルブ1の構成および作用は
通常のモジュレーションバルブと同様である。
上記モジュレーションバルブのばね受はピストン6の背
面側には補助ピストン12が対向して設けである。
このピストン12が嵌合したシリンダの一方の室13に
補助ポート14があり、これに上記各クラッチ10a、
10b・・・・・・のうちのフィリングタイムが長いク
ラッチ10bのシリンダが連通しである。
上記構成において、操作弁9を切換えてフィリングタイ
ムの長い方のクラッチ10bを作動させると、このクラ
ッチ10bのフィリング中の回路圧P、が補助ポート1
4に作用し、補助ピストン12をストロークS2だけス
トロークし、ばね受はピストン6S2だけばね5の付勢
力を強める方向に移動する。
上記クラッチ10bのフィリング中の回路圧Pbは、ク
ラッチ10bのピストン戻しばね力の油圧換算値をPと
し、モジュレーションバルブに連通ずるメイン回路と補
助ポート14に連通ずる補助回路との分岐点Cからクラ
ッチ10bまでの管路抵抗をAPとしたときに0点の圧
力で、Pb”ΔP十Pとなる。
上記のようにばね受はピストン6が移動するとばね5の
付勢力は上昇し、スプール3による設定圧は上昇し、初
期クラッチ圧PCが上昇する。
この初期クラッチ圧P。
の上昇圧ΔPcはばね5のばね定数をに10−ドピスト
ンの受圧面積をAPとすると Δp =KS2/AP となる。
上記補助回路を接続してない方のクラッチ10aを作動
した場合は従来の場合と同様に初期クラッチ圧P。
は低いまま保たれる。本考案は以上のようになり、ロー
ドピストン4とばね受はピストン6にて受けられたばね
5による双方の付勢力にて釣合うスプール3を有し、か
っばね受はピストン6の背面に作用する圧力に応じてば
ね受はピストン6をばね5の付勢力を強める方向に移動
して上記スプール3の釣合状態を変えることによりポン
プポート8から複数個のクラッチ10a、10b・・・
・・・へ選択的に供給する圧油の圧力を漸増するモジ曳
し−ションバルブ1の上記ばね受はピストン6の背面側
に、室13に供給される圧油にてばね受はピストン6を
ばね5の付勢力を強める方向に付勢する補助ピストン1
2を設け、上記室13を、上記複数個のクラッチ10a
、10b・・・・・・のうちのフィリングタイムの長い
クラッチのクラッチシリンダに接続してパワーシフトト
ランスミッションの圧力調整弁を構成したから、複数個
あるクラッチのうちのフィリングタイムの長いクラッチ
にモジュレーションバルブを介して供給する圧油の初期
クラッチ圧P。
を上昇させることができ、これにより各クラッチのフィ
リングタイムの均一化が図られて前記した従来の不具合
、すなわち変速時のエンジンの空吹き、車速の低下がな
くなり、しかも本考案によればモジュレーション効果を
損なうことなく上記作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラッチのフィリングタイムを示す油圧線図、
第2図はフィリングタイムが異なる場合の油圧線図、第
3図はクラッチに作用する油圧の変化に対するエンジン
回転と車速の変化を示す線図、第4図は従来の手段によ
る場合の油圧線図、第5図は本考案に係る圧力調整弁の
実施例を示す構成説明図である。 1はモジュレーションバルブ、3はスプール、4はロー
ドピストン、5はばね、6はばね受はピストン、8はポ
ンプポート、10a、10bはクラッチ、12は補助ピ
ストン、13は室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロードピストン4とばね受はピストン6にて受けられた
    ばね5による双方の付勢力にて釣合うスプール3を有し
    、かっばね受はピストン6の背面に作用する圧力に応じ
    てばね受はピストン6をばね5の付勢力を強める方向に
    移動して上記スプール3の釣合状態を変えることにより
    ポンプポート8から複数個のクラッチ10a、10b・
    ・・・・・へ選択的に供給する圧油の圧力を漸増するモ
    ジュレーションバルブ1の上記ばね受はピストン6の背
    面側に、室13に供給される圧油にてばね受はピストン
    6をばね5の付勢力を強める方向に付勢する補助ピスト
    ン12を設け、上記室13を、上記複数個のクラッチ1
    0a、10b・・・・・・のうちのフィリングタイムの
    長いクラッチのクラッチシリンダに接続したことを特徴
    とするパワーシフトトランスミッションの圧力調整弁。
JP961580U 1980-01-31 1980-01-31 パワ−シフトトランスミツシヨンの圧力調整弁 Expired JPS609485Y2 (ja)

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JPS56113259U JPS56113259U (ja) 1981-09-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990005865A1 (en) * 1988-11-24 1990-05-31 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Method and apparatus for controlling transmission

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WO1990005865A1 (en) * 1988-11-24 1990-05-31 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Method and apparatus for controlling transmission

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