JPS6091544A - オ−ジエ分析装置 - Google Patents

オ−ジエ分析装置

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JPS6091544A
JPS6091544A JP58197546A JP19754683A JPS6091544A JP S6091544 A JPS6091544 A JP S6091544A JP 58197546 A JP58197546 A JP 58197546A JP 19754683 A JP19754683 A JP 19754683A JP S6091544 A JPS6091544 A JP S6091544A
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electron
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auger
magnetic
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/08Electron sources, e.g. for generating photo-electrons, secondary electrons or Auger electrons
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/44Energy spectrometers, e.g. alpha-, beta-spectrometers
    • H01J49/46Static spectrometers
    • H01J49/48Static spectrometers using electrostatic analysers, e.g. cylindrical sector, Wien filter
    • H01J49/482Static spectrometers using electrostatic analysers, e.g. cylindrical sector, Wien filter with cylindrical mirrors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する分野 本発明は、オージェ分析装置に関し、特に、試料の微小
分析が行えるように電子銃を改良したオージェ分析装置
に関するものである。
従来の技術 従来、この種のオージェ分析装置の電子銃では。
電子レンズとして、静電レンズや、コイルを利用した磁
界レンズ、すなわちコイル励磁電子レンズが使用されて
いる。しかしながら、静電レンズでは9本来1球面収差
係数が大きく、この収差によるボケのため、電子ビーム
をあまシ細く絞ることが出来なかった。一方、第1図に
示すような、コイル励磁電子レンズ20では、この球面
収差係数を上記静電レンズに較べて桁違いに小さくし得
るものの2次のような欠点があった。
第1に、コイル励磁電子レンズ20のコイル21は、非
常に大きな表面積を有し、脱ガスの量が極端に大きいた
め、オージェ分析装置のように超高真空を必要とする場
合には、そのコイル21を真空中に置くことが出来ず、
大気側に置かなければならない。そのため、コイル21
や磁極片22の全部または一部を真空壁23で囲み込ん
だシ、樹脂状物でモールドしたシしなければならず。
構造が非常に複雑になるとともに、磁極の間隔drfl
が大きくなるためその分コイル21の励磁力を強めなけ
ればならない。これらの結果、コイル励磁電子レンズ2
0自体が非常に大きなものとなってしまう。特にオージ
ェ分析装置では、オージェ電子7のエネルギー分析を行
うだめの電子分光器4、試料表面をエツチングするイオ
ン銃3等を試料1近傍に設置しなければならないため、
この大きなコイル励磁電子レンズ20は、非常に深刻な
問題を発生させる。つまシ、互いの空間的制約によシミ
子銃2先端から試料1までの距離、すなわち作動距離d
yが非常に長くなってしまうのである。
レンズの球面収差係数は、この作動距離dWが長くなる
と急激に増大してしまうため1本来、低い球面収差係数
を持ち得る磁界レンズを使いながら。
その特長を充分に生かすことが出来ず、やはシミ子ビー
ム5をあまり細く絞ることが出来なかった。
第2に、コイル21を大気側に設置したとは言え熱に弱
いコイル21が真空壁23のすぐ近くに置かれているこ
と、及び複雑な形状の真空壁23をシールするために数
多くのエラストマーシール材を使用していること、或い
は、コイル21のモールドに樹脂状物体を使用している
ことにより。
超高真空を実現するために不可欠な装置全体の焼出しが
充分に行なえず、各部からのガス放出量が大きく、その
ため表面分析に必要なだけの到達圧力を得ることが非常
に難しかった。
第3に、励磁力が強く、またコイル励磁電子レンズ20
を構成するコイル21及び磁極片22が大きいため2周
囲に対する完全な磁気シールドを行うことが難しく、試
料1近傍の漏洩磁場によりオージェ電子7が偏向され、
スペクトルに悪影響を与える場合があった。特に低エネ
ルギーのオージェ電子を測定する場合は、この影響はよ
シ深刻である。
発明の目的 本発明の目的は微小部のオージェ分析能力を大幅に改善
することの出来るオージェ分析装置を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は電子ビームをより細く絞ることが出
来るようにしたオージェ分析装置を提供することにある
本発明の更に他の目的は装置の到達圧力をよシ低くでき
るオージェ分析装置を提供することにある。
本発明のもっと他の目的は漏洩磁場を少なくしたオージ
ェ分析装置を提供することにある。
発明の構成 本発明によれば、電子銃、電子分光器、真空容器等によ
り構成されるオージェ分析装置において。
前記電子銃の電子ビーム゛を収束するだめの電子レンズ
として、静電レンズと永久磁石を利用した磁界レンズを
組み合わせて使用したことを特徴とするオージェ分析装
置が得られる。
発明の実施例 次に図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。
第2図は本発明によるオージェ分析装置の一実施例の構
成を示した正面図、第3図は第2図に示した永久磁石を
利用した磁界レンズ、すなわち永久磁石励磁電子レンズ
30を詳細に示した図で。
第3図(a)は斜視図、第3図(b)は平面図、及び第
3図(c)は第3図(b)のA−A断面図である。図中
、第(5) 1図と類似の機能を有するものには同一の記号を付しで
ある。
第2図を参照すると1本発明による電子銃2′の電子レ
ンズとして、電子源24からの電子ビーム(図示せず)
を受ける第1の静電レンズ28.この第1の静電レンズ
28を介した電子ビームを受ける第2の静電レンズ29
.及びこの第2の静電レンズ29を介した電子ビームを
試料1に収束するだめの対物レンズなる永久磁石励磁電
子レンズ30を使用している。この電子銃2′は、シリ
ンドリカルミラー型オージェ電子分光器(以下、 C,
M。
A、と略呼す)8の内筒空間に組み込まれている。
第3図を参照すると、永久磁石励磁電子レンズ30は、
永久磁石33を分割して使用し、試料1から放出された
オージェ電子7及びその他の粒子を、その分割された永
久磁石33間の空間を通して検出出来るようにしである
。又、永久磁石励磁電子レンズ30を構成する磁極片2
2には、切欠き34が入っておフ、この切欠き34の部
分を。
イオン銃3(第2図)から放出されるイオンビー(6) ムロが通過するようにしである。
コノヨウな構成によシ2本発明のオージェ分析装置(第
2図)は、従来のオージェ分析装置(第1図)と比較し
て、以下に述べるような多数の改善を行うことが出来た
第1の改善点としては、対物レンズとして、コイル21
を使用せずに、真空中に直接置くことが可能な永久磁石
33を使用したことにより、真空壁23やコイル21の
モールドが不要となった。
そのため、電子銃2′の構造が極端に簡単゛となったば
かりではなく、磁極片22の間隔dmを小さくすること
が出来、小さな励磁力にて動作させることが出来た。ま
た、オージェ分析装置にとって必要である発熱させない
という条件下においては、同一励磁力を得るのにコイル
21に比べ永久磁石33自身を非常に小さなものとする
ことが出来る。
これらによシ、コイル21を使用したレンズ20に比べ
、永久磁石33を使用したレンズ30では。
その全体の大きさを数分の1以下にも小さくすることが
出来る。また第1及び第2の静電レンズ28.29は1
本来的に小さくすることが出来る。
これらによシ、電子銃り′自体を、従来の電子銃2に比
べ非常に小さくすることが出来、空間的制約が大幅に緩
和され2作動距離dWを小さくすることが可能となった
。その結果、対物レンズに低い球面収差係数を持ち得る
磁界レンズ30を使用したことと相まって、この電子銃
2′では電子ビームを非常に細く絞ることが出来るよう
になった。
第2の改善点としては、真空壁23やコイル21のモー
ルドを使用せず構造が簡単となったこと、及び永久磁石
33は200〜300℃以上の耐熱性を持っていること
によシ、装置全体の焼き出しが充分に得え、ガス放出量
を小さくして到達圧力を非常に低くすることが出来る。
第3の改善点としては、永久磁石33の励磁力は弱くて
済む上に、永久磁石33や磁極片22も小さいため、完
全な磁気シールドを容易に行うことが可能であり、スペ
クトルに影響を与えることがなくなった。
第4の改善点としては、 C,M、A、 8の内筒空間
に電子銃2′を設置し、 C,M、A、 8を試料1法
線上に配置したことにより、 C,M、A、 8中心軸
のまわシ全周にわたって、オージェ電子7を効率よく収
集することが出来る。そのため、非常に感度が高く、か
つ試料1の凹凸による形状効果のない測定を行うことが
出来るようになった。又、 C,M、A、 8は、非常
に高精度で、特に漏洩磁場の影響に敏感であるため、そ
の内筒空間にコイル21を利用したレンズ20を設置し
ようとすると、構造が極度に複雑となるとともに、スペ
クトルに対する悪影響も顕著となる。これに対し、永久
磁石33を利用したレンズ30では、レンズ30自体が
小さく、漏洩磁場も小さいため、 C,M、A、 8内
筒中間に容易に組み込むことが出来、また、スペクトル
に対する影響もほとんどない。
第5の改善点としては、永久磁石33を分割し。
その間からオージェ電子7を検出するようにしたため、
オージェ電子7の軌道に制限されることなく1作動距離
dWを小さくすることが出来、更に電子ビーム5を小さ
く絞ることが出来るようになっ(9) た。なお、このレンズ30において、永久磁石33は必
らずしも円対称に設置される必要はなく。
磁極片22の電子ビーム5が通過する孔付近でのみ円対
称であればよい。更に、オージェ電子7の検出効率を低
下させないためには、試料1側から見た永久磁石33の
幅を小さくすればよく、また。
C,M、A、 8の検出口には、構造上3〜4ケ所に梁
がすでに存在しているためこれら梁の方向を永久磁石3
3と一致させることにより、実質的な検出効率の低下を
ほとんどなくすことが出来る。
第6の改善点としては、イオンビーム6がレンズ30を
通過出来るようにしたために、電子ビーム5とイオンビ
ーム6の開き角を小さくすることが出来、高精度な深さ
方向分析を行うことが出来るようになった。試料1に凹
凸がある場合、イオンビーム6の入射角が浅いとイオン
ビーム6の影が数多く発生し、特に深さ方向分析が正し
く行えないため、電子ビーム5とイオンビーム6の開き
角は小さい程望ましい。永久磁石33を利用した磁界レ
ンズ30では、永久磁石33や磁極片22(10) に切欠き34や、穴を加工することが出来、まだ。
質量数の大きいイオンビーム6に対しては、磁界は作用
力が非常に小さいことから、レンズ30の中をイオンビ
ーム6が通過出来るようにし、電子ビーム5とイオンビ
ーム6の開き角を小さくすることが容易に出来る。
以上のように2本発明のオージェ分析装置は。
オージェ分析にとって重要な多くの要請内容を満足する
ことがわかる。
次に、第4図の動作模式図によシ、静電レンズ28.2
9と永久磁石励磁電子レンズ300組み合せにおける動
作の説明を行う。図中、fは試料上の焦点、θ。は開き
角、θ8はアクセプタンス角。
31は静電電極、32は可変電圧電源を示す。
電子源24から放出された数keVのエネルギーを持っ
た電子ビーム5は、レンズ28.29及び30によシ、
それぞれ収束され、試料上の焦点fに細いビームを形成
する。レンズ28.29では電界の勾配により、レンズ
30では磁界の勾配により、電子ビーム5が収束力を受
ける。この場合レンズ28.29は、可変高圧電源32
によシ焦点距離を変更させることは可能であるが、レン
ズ30では焦点距離は固定されたままである。しかしな
がら、レンズ29による焦点距離を変更することによシ
、レンズ30による最終的な焦点fを変更させることが
出来る。すなわち、ビーム5の焦点調整はレンズ29に
よって行なわれる。レンズ28は、電子ビーム5の縮少
率、すなわちアクセプタンス角θ3を変更させることに
より、ビーム電流量を規定する。
この電子銃2′では、対物レンズであるレンズ30に磁
界レンズを使用しているため2球面収差係数が本来的に
非常に小さくし得る。レンズ28゜29は静電レンズの
ため球面収差係数08は大きいが、実際のポケd8は、
dso’−Cs・α3(α・・・開き角)という関係に
あるため、開き角αが非常に小さいレンズ28.29で
は2球面収差の問題はほとんど無視出来る。以上のよう
な動作原理によりコイル21を使用せずに、低い球面収
差係数を持ち得る電子銃2′を構成することが出来るの
である。但し、この電子銃2′の場合、レンズ30の磁
界が固定であるため、電子ビーム5の加速電圧を桁違い
に変えて使用することはあまり望ましくない。しかしな
がらオージェ分析においては、加速電圧が3〜5 kV
の時に検出感度が最大値を示し、それ以外の範囲では、
感度が低下するばかりか、試料1のダメージや分析その
ものが困難となる場合もあシ、加速電圧を桁違いに変え
る必要性は全くない。
次に、永久磁石33を利用した磁界レンズ30の上記以
外の実施例を示す。
第5図は1本発明に使用される永久磁石励磁電子レンズ
30の他の一実施例を示したものであシ。
焦点距離が固定である永久磁石33利用の欠点を補うも
のである。すなわち、永久磁石33を利用した磁界レン
ズ30において、その磁極片22に与える電位を利用し
、ここに電界勾配を作ることによシミ子ビーム5を磁界
及び電界の両方で制御出来るようにしたことを特徴とし
ている。2つの磁極片22は必然的に同一電位となるた
め1例えば、その間に1枚の電位可変の電極31を置く
だ(13) けで焦点距離が自由に変えられる静電3極レンズが構成
される。そこでこの2つの磁極片22と電極31からな
る静電3極レンズを補助的に使うことによシ、収差係数
の低い磁界レンズの特徴を生かしたまま加速電圧の変化
に対する焦点距離の補正を行うことが出来る。
第6図及び第7図も2本発明に使用される永久磁石励磁
電子レンズ30の他の一実施例を示したものであυ、焦
点距離を可変としたものである。
すなわち、永久磁石33を利用した磁界レンズ30にお
いて、透過する磁力量を変更することの出来る短絡機構
を磁極間に設置して、焦点距離が変更出来るようにした
ことを特徴としている。図中、37は磁性体の棒、38
は接点、39は小さなコイルである。
第6図の場合は1機械的な接触を利用した短絡機構であ
る。この短絡機構は2通常リレースイッチと呼ばれてい
るものと同等の動作を行い、磁気。
電気、熱等の力を利用して、磁性体で両磁極と接続され
ている接点38を着脱し、透過磁力量を変(14) 更させることによシ、レンズを形成している部分の磁界
を変化させ、焦点距離を変えることが出来る。この短絡
機構を複数ケ設置すれば、焦点、距離を細かく変化させ
ることも出来る。
第7図の場合は、透磁率の変化を利用した短絡機構であ
る。この短絡機構は1両磁極に接続されている磁性体の
細い棒37に小さなコイル39が取付けられ棒37の中
の磁束密度を変えられるようになっている。すなわちコ
イル39を動作させていない時は、棒37内部の磁束密
度は低く、高い透磁率を持っているため、透過磁力量は
大きいが、コイル39を動作させると、棒37内部の磁
束密度が高くなシ、飽和点に近づくに従い、透磁率が低
下し、透過磁力量は減少してくることになり、焦点距離
を連続的に変化させることが出来る。
第8図も、また本発明に使用される永久磁石励磁電子レ
ンズ30の他の一実施例を示した一部断面斜視図であシ
漏洩磁界による分析結果に対する悪影響をよシ小さくし
たものである。すなわち。
永久磁石33を利用した磁界レンズ30において。
その外面に非磁性膜35と磁性膜36を交互にメッキし
たことを特徴としている。
通常、漏洩磁界を減少させるためには、磁性体の板で磁
界発生源を被って磁気シールドを行う。
また、よシ完全とするためには間に非磁性体の板を挾ん
で何重かの磁性体の板で被えばよい。又。
同一の厚みであれば、−重よシ何重にもした方がシール
ド効果が良いことが知られている。しかしながらオージ
ェ用電子銃は、永久磁石励磁電子レンズ30の大きさが
非常に重要な要素であり、また外面形状も複雑であるた
め、このような従来方式は適用が難かしい。
これに対し、第8図に示したものでは、はぼそのままの
形状で容易に磁気シールド効果を持たすことが出来る。
例えば、このレンズ全体に、まず数十μ程度の銅メッキ
を行って非磁性体膜35を作り5次に鉄またはニッケル
メッキを同程度行って磁性体膜36を作る。この作業を
何層か繰シ返す。このようにして、どんな複雑な形状で
も、わずか1〜2m程度の厚みのみで完全な磁気シール
ドが行える。もし必要であれば2部分的にマスキングを
行い、一部メツキを除去することも可能である。
第9図及び第10図は本発明に使用される電子銃2′の
他の一実施例を表わす模式図であシ、それぞれのビーム
径に対して、最大の照射電流が得られるようにしたもの
である。すなわち、焦点距離が変えられる2つの静電レ
ンズ28.29(第4図)の間にアi?−チャ40を設
置することによシ。
電子ビームの開き角θ。が、縮少率に依存して自動的に
変更されるようにしたことを特徴としたオージェ分析装
置である。
第9図は比較的大きなビーム径(アクセプタンス角θ8
が大)で使用する場合を示しており、第1の静電レンズ
28(第4図)の焦点距離が長く縮少率が小さいため、
電子源24の像としてのビーム径は大きい値となってい
る。同時に、アノ4−チャ40によって決められている
開き角θ。も大きくなっているため球面収差によるビー
ムのがケも大きい値となっている。これに対し第10図
は、小(17) さなビーム径(アクセプタンス角θ8が小)で使用する
場合を示しておシ、縮小率が大きいため、ビーム径を小
さくすることが出来る。また、アパーチャ40によシ開
き角θ。も小さくなっているため。
球面収差によるデケも小さい。このように、縮少率に依
存して開き角θ。が自動的に変れるため、常に、縮少率
によって決められるビーム径と球面収差によるビームの
rヶの大きさをほぼ等しくすることが出来る。このこと
はそれぞれのビーム径に対して常に最大の開き角、すな
わち最大電流が自動的に得られることを意味している。
なお9本発明に使用される永久磁石励磁電子レンズ30
としては第3図及び第5図〜第8図に示された実施例に
限定されないのは勿論である。特に、第3図に示したも
のは、複数の構成要件を含むものを採用したが、当然の
ことながら、これら構成要件のうちの一つを単独で、ま
たは、いくつかを他の組み合せで採用することも出来る
。また。
オージェ電子分光器としては、第2図に示された1段の
C,M、A、 8に限られず、2段のダブルA’スC2
(18) M、A、や、その他生球型、パンドックス型等の一般の
電子分光器を使用しても良い。電子源24は熱陰極型や
冷陰極型とすることも出来るし、静電レンズ28.29
としては、3極型(第4図)のみならず1円筒型、パト
ラ−型等の一般の静電レンズを採用することが出来る。
また本実施例は、オージェ分析装置(AES : Au
ger electron 5pectro−!1eO
py)の単独装置に限られず+ ESCA(elect
ronspectroscopy for chemi
cal analysis ) + SIMS(5ec
ondary ion mass 5pectrosc
opy )+ ISS(tonscattering 
5pectroscopy )等信の表面分析装置との
複合装置においても実現出来ることは言うまでもない。
発明の詳細 な説明したように本発明によれば微小部分の表面分析を
確実にかつ高精度に行うことの出来るオージェ分析装置
を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオージェ分析装置の構成を示した断面図
、第2図は本発明によるオージェ分析装置の一実施例の
構成を示した断面図、第3図は第2図に示す永久磁石励
磁電子レンズ30の一実施例を示した図で、第3図(a
)は斜視図、第3図(b)は平面図、及び第3図(c)
は第3図(b)のA−A断面図。 第4図は本発明の動作例を示す模式図、第5図〜第8図
は本発明に使用される永久磁石励磁電子レンズ30の他
の一実施例を示した図、第9図と第10図は本発明に使
用される電子銃の他の一実施例を示した模式図である。 1・・・試料、2.2’・・・電子銃、3・・・イオン
銃、4・・・オージェ電子分光器、5・・・電子ビーム
、6・・・イオンビーム、7・・・オージェ電子、8・
・・シリンドリカルミラー型オージェ電子分光器、20
・・・コイル励磁電子レンズ、21・・・コイル、22
・・・磁極片。 23・・・真空壁、24・・・電子源、28.29・・
・静電レンズ、30・・・永久磁石励磁電子レンズ、3
1・・・静電電極、32・・・可変高圧電源、33・・
・永久磁石。 34・・・レンズの切欠き、35・・・非磁性体膜、3
6・・・磁性体膜、37・・・磁性体棒、38・・・接
点、39・・・小さなコイル、40・・・アノぐ一チャ
。 (21) 〈 弗1図 第7図 第8図 手続補正書(自発) 昭和//年t6月d日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第197,546号 2、発明の名称 オージェ分析装置 3、補正をする者 特許出願人 名称 日電アネルバ株式会社 4、代理人 〒105 住所 東京都港区西新橋1丁目4番10号(ほか2名) 6、補正の内容 図面の第1図及び第3図(c)を添付の図面の如く補正
する。 2−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電子銃、電子分光器、真空容器等により構成される
    オージェ分析装置において、前記電子銃の電子ビームを
    収束するだめの電子レンズとして。 静電レンズと永久磁石を利用した磁界レンズを組み合わ
    せて使用したことを特徴とするオージェ分析装置。
JP58197546A 1983-10-24 1983-10-24 オ−ジエ分析装置 Granted JPS6091544A (ja)

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JP58197546A JPS6091544A (ja) 1983-10-24 1983-10-24 オ−ジエ分析装置
US06/663,855 US4639597A (en) 1983-10-24 1984-10-23 Auger electron spectrometer capable of attaining a high resolution
DE19843438987 DE3438987A1 (de) 1983-10-24 1984-10-24 Auger-elektronenspektrometer mit hoher aufloesung

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JP58197546A JPS6091544A (ja) 1983-10-24 1983-10-24 オ−ジエ分析装置

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JPS6091544A true JPS6091544A (ja) 1985-05-22
JPH0313702B2 JPH0313702B2 (ja) 1991-02-25

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