JPS6090612A

JPS6090612A - メタルボ−ラ

Info

Publication number: JPS6090612A
Application number: JP20024683A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Miyanaga; 昌明宮永
Original assignee: Miyanaga KK
Current assignee: Miyanaga KK
Priority date: 1983-10-25
Filing date: 1983-10-25
Publication date: 1985-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、金属に穿設加工するメタルポーラの改良に関
する。

従来、金属に穿設加工するメタルポーラは第１図に示す
ようにシャンク１下端のねじ４にシャンクヘッド２上部
のねじ５をｖｌ宥し、そのシャンクヘッド２の下部に螺
設されたねじ６に、カッタ一部の上部に螺設されたねじ
７を螺合することによりシャンクヘッド２を介してシャ
ンク１とカッタ一部３とを結合していた。しかし、上記
螺合手段によりシャンクヘッドを介してシャンクとカッ
タ一部とを結合したメタルポーラは、穿設加工の際上記
螺合部分に大きな切削抵抗等が作用するため、螺着が非
常に強固になり、その螺合を解くことができなくなり、
よりひどくなると上記螺合部分が軸方向に伸びて、シャ
ンクヘッド２の内孔の内径が小さくなり、センタービン
１４の上下動が拘束されてしまい、穿設加工に支障をき
たすこととなる。また、さらにひどくなると上記螺合部
分で破断する事態に至ることもある。一方、上記シャン
クとカッタ一部との結合を螺合で行うことは、カッタ一
部の回転の芯出し精度の面においても好ましいものでな
かった。

本発明は上記問題に鑑みなされたもので、シャンクとカ
ッタ一部との結合部分をその機能に着目して、スプライ
ン軸（軸断面が角形のものも含む。本明＃Ｅ書において
同じ）とスプライン穴（大断面が角形のものも含む。本
明細書において同じ）を結合部分に形成することにより
切削抵抗等の回転トルクをシャンクとカッタ一部間に伝
達し、また止めねじを結合部分に散設することによりシ
ャンクからのカッタ一部の下方向への落下防止を図り、
さらにシャンクとカッタ一部の結合部分にはめあい精度
に仕上げた円筒状の接触面（以下、単にはめあい面とい
う。

）を形成することによりカッターの回転の芯出し精度を
向上させることにより、上記問題を解決せんとする。

以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第
２図は本発明にかかるメタルポーラの全体断面図である
。図において、１はシャンク、シャンク１の下端にはは
めあい面８ａを有するスプライン軸８が形成され、該ス
プライン軸８はシャンクヘッド２のはめあい面９ａを有
するスプライン穴９に挿入されて、シャンク１とシャン
クヘッド２の脱落を防止するため止めねし１０が取着さ
れている。また、上記シャンクヘッド２の下部にははめ
あい面１１ａを有するスプライン軸１１が形成され、該
スプライン軸１１はカッタ一部３の上端に形成されたは
めあい面１２ａを有するスプライン穴１２に挿入され、
シャンクへラド２とカッタ一部３の脱落を防止するため
止めねじ１３がカッタ一部３に取着されている。尚、１
４はセンターピン、センターピン１４には係止ポールを
係合するための−ａ１５が形成され、１６．１７はセン
ターピン１４を被穿設材Ａに押圧するためのバネ、１８
は上記バネ１６を係止するための係止ポール、またシャ
ンク１の内孔にも」：記係止ボール１８を回避させバネ
１６の係止を解くための溝１９が形成されている。また
、２０は上下端に０リング２１を装着してシールされた
給油リングである。

しかして、上記構成よりなる本メタルポーラは穿設時以
下のように作用する。即ち、穿設作業に先立ち、シャン
ク１下端にシャンクヘッド２を、両方のはめあい面８ａ
、　９ａ及びスプライン軸８、スプライン穴りの溝が合
致するよう挿着し、それらが脱落しないよう止めねし１
０を締めてシャンク１とシャンクヘッド２を装着する。

しかる後、上記シャンクヘッド２の下部にカッタ一部３
上端を、両方のはめあい面１１ａ　、１２ａ及びスプラ
イン軸１１、スプライン穴１２の溝が合致するよう挿着
し、それらが脱落しないよう止めねじ１３を締めてシャ
ンクヘッド２とカッタ一部３を装着し、しかる後シャン
ク１をドリル等工作機の回転軸のテーパ穴（図示せず）
に装着する。

そして、穿設作業に際して上記結合部分に作用する金属
の切削抵抗により生じる回転ｌ・ルクは、スプライン軸
とスプライン穴の噛合により伝達されるため、回転トル
クが軸方向の分力を生じ引張力として作用することはな
い。また、止めねじの（ＩＪきにより各結合部分（シャ
ンク、シャンクヘッド、カッタ一部をいう。以下同じ）
が軸方向に脱落することもない。さらに各結合部分には
めあい面を形成して挿着しているため、各部分の回転中
心が正確に一致し、芯振れを起こすことはない。

以上、説明したように本発明にかかるメタルポーラは上
記の如く構成され、作用するため、従来（第１図参照）
のメタルポーラのように、切削抵抗による回転トルクの
ため、結合部分で螺着が強固になり螺合を解くことがで
きなくなり、また軸方向に伸びて内径が縮小し、あるい
は上記引張力により結合部分で破断するようなことはな
い。

次に、本発明の他の実施例を第３図〜第７図を参照して
説明する。

第３図に示すメタルポーラは、シャンク１とシャンクヘ
ッド２が一体に形成されている点で上記第２図の実施例
のメタルポーラと異なるのみで、他の構成、作用につい
ては何等異なることはない。

第４図に示すメタルポーラは、はめあい精度向上の手段
としてはめあい面１１ａ　、１２ａをテーパ状の円筒で
形成している点で上記第２図、第３図の実施例と異なる
のみで、他の構成、作用については何等異なることはな
い。

第５図に示すメタルポーラは、シャンク１　（シャンク
ヘッド２と一体的に形成されている）下端部にスプライ
ン穴１２を形成し、カッタ一部−上端部にスプライン軸
１１を形成した点で、上記第３図の実施例と異なるのみ
で、他の構成、作用については何等異なることはない。

第６図に示すメタルポーラは、シャンク１　（シャンク
ヘッド２と一体的に形成されている）下端部にテーバ状
のスプライン穴１２を形成し、カッタ一部上端部にそれ
に対応するテーバ状のスプライン軸１１を形成した点で
、上記第４図の実施例と異なるのみで、他の構成、作用
については何等異なることはない。

第７図に示すメタルポーラば、シャンク１　（シャンク
ヘッド２と一体的に形成されている）下端部にスパイラ
ル状のスプラインを有するスプライン軸１１を形成し、
カッタ一部上端部にそれに対応するスプライン穴１２を
形成することにより、回転トルクが僅かの軸方向の分力
のみを生じ得るようにすることにより、シャンクとカッ
タ一部の軸方向の脱落の防止を図るとともに他の実施例
と同様の目的、作用を果たさんとしたものである。尚、
かがる場合従来のメタルポーラのように、結合部分を炊
合により構成されているものに比べ、回転トルクの軸方
向の分力の割合が大幅に異なるため（従来のメタルポー
ラのねじのリード角を６度２４分、本実施例にかかるメ
タルポーラの軸直角方向に対するスプラインのスパイラ
ルの交角を６０度とすれば、約２の分力となり、上記交
角を７５度とすれば、約％の分力となる。）、従来のメ
タルポーラのように上記弊害を生じる程軸方向に大きな
分力を生じない。

上述のとおり、本発明はメタルポーラの改良を通してメ
タルポーラの耐久性の向上を図り、同時に穿設作業の能
率の向トに寄与する優れた発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のメタルポーラの全体を表した側面の断面
図、第２図は本発明にかかるメタルポーラの全体を表し
た側面の断面図、第３図〜第７図は本発明にかかるメタ
ルポーラの他の実施例の要部を表した側面の断面図であ
る。１・・・シャンク、２・・・シャンクヘッド、３・・・
カフタ一部、４．５．６．７・・・ねじ、８・・・スプ
ライン軸、８ａ・・・はめあい面、９・・・スプライン
穴、９ａ・・・はめあい面、１０・・・止めねじ、１１
・・・スプライン軸、１１．ａ・・・はめあい面、１２
・・・スプライン穴、１．２ａ・・・はめあい面、】３
・・・止めねし、１４・・・センターピン、１５・・・
溝、１６．１７・・・バネ、１８・・・係止ポール、１
９・・・溝、２０・・・給油リング、２１・・・０リン
グ。蕗１１Ｍ芹２図ｉ３図、ｋ賦４図戚７図

Claims

【特許請求の範囲】

シャンク下部に、下端に切削刃を有するカッタ一部上部
を結合させてなるメタルポーラにおいて、上記結合部分
にスプライン軸とスプライン穴を形成することにより結
合部分に作用する回転トルクを伝達し、さらに上記結合
部分にはめあい精度に仕上げた円筒状の接触面を形成す
ることにより回転の芯出し精度を向上させたことを特徴
とするメタルポーラ。