JPS608875B2 - 塗装時の余剰ミスト捕集装置 - Google Patents

塗装時の余剰ミスト捕集装置

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JPS608875B2
JPS608875B2 JP52088540A JP8854077A JPS608875B2 JP S608875 B2 JPS608875 B2 JP S608875B2 JP 52088540 A JP52088540 A JP 52088540A JP 8854077 A JP8854077 A JP 8854077A JP S608875 B2 JPS608875 B2 JP S608875B2
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mist
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JP52088540A
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JPS5423266A (en
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敏 岩淵
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Description

【発明の詳細な説明】 スプレーガンを用いて塗装作業を行なう場合に、塗料と
有機溶剤との混和物からなり、スプレーガンら霧状とし
て発射したが被塗装物に附着しなかった塗装時の余剰ミ
ストを大気中に飛散することがないように楠集する余剰
ミストの橋集装置は、従来においては被塗装物の背後に
爆布状の水流を現出させ、被塗装物をその前面に位置さ
せて、スプレーガンより塗料と有機溶剤との混合物から
なる塗装ミストのうち被塗装物に附着しないで被塗装物
の背部に飛び去った余剰ミストを被塗装物の背部の水流
に衝突させて、この水流で流し去るようにすると共に、
上記水流の背部あるいは下方又は上方等に大排気量の排
風機を備え、余剰ミストが濠布状の水流に吸着されない
場合にこれを大気中に拡散するようにしていた。
しかしながら、余剰ミストに含まれている例えばシンナ
ーの如き有機溶剤は、その蒸発速度が遅いのは5℃〜6
℃以下であるのに対して、上記の如き従釆の余剰ミスト
補集装置では余剰ミストを吸着させる水流の温度が常温
である為に、厳寒期を除いてこの水流の温度は例えばシ
ンナーの如き有機溶剤の蒸発し難い温度である5℃〜6
℃より高温であり、従って常温の濠布状とした水流に余
剰ミストを吸着させても、余剰ミストのうちの塗料分は
取去ることができても、有機溶剤は高温の水に触れるこ
とで蒸発し、これが大気中に飛散して大気汚染の一因を
なしていた。
そして、また塗料と混合された液状であった有機溶剤が
高温の水に触れて蒸発し、気化すると、その体積が増大
し、これによって大風量の9E風機を用いないと余剰ミ
ストを含む周囲の空気を吸引できず、余剰ミストを吸引
できないと、塗装作業者が有機溶剤を含む余剰ミストを
吸込むこともあって、作業者の健康を守る上からも好ま
しいものではなかつた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、余剰ミストを吸
着する為に循環させて流下する液体を冷凍装置により5
℃〜6℃以下に冷却して、余剰ミストに含まれている有
機溶剤を蒸発させることなく補集することができるよう
にしたもので、本体の下部に貯液槽を有し、本体の前面
部分には板状の流路を設けて、貯液槽から液体を汲み上
げて上方から板状の流路に沿わせて流下可能とし、上記
流路の下部には間隙をおいてこれを空気の吸込口となし
、上記流路の背後にも液体の流下路を設け、上記貯液槽
から汲み上げた液体をこの流下路にも上方から流下可能
とし、この流下路の上方には開ロ部を設けて、前記流路
と流下路の間で吸込空気の流通路を形成し、鱗風機によ
って上記流路の下の間隙と、流路と流下路の間を通して
流路前面の空気を吸引し、上言己本体内あるいは近傍に
冷凍装置を設け、前記本体内を循環させる液体を冷却可
能としてなる塗装時の余剰ミスト補集装置に係るもので
あり、以下図面について本発明の実施例を説明すれば、
箱状の本体1の前面には余剰ミストを吸込む為の開口部
2を設け、該本体1の下部は貯液槽部21とし、この本
体1に冷凍装置3を並設し、該冷凍装置3より冷却パイ
プ4を導出して本体1の下部の貯液槽部21に配置し、
冷凍装置3で本体1の下部の貯液槽部21に収容した例
えば水あるいは水に界面活性剤を混入した液体31を5
℃〜6℃あるいはこれ以下に冷却する。
そして、本体1内の上部にも液槽7を設け、本体1の下
部の貯液槽部21とこの液槽7をパイプ6で連結し、該
パイプ6の一部にポンプ5を設け、ポンプ5を作動する
ことで本体1の下部の貯液槽部分の液を汲み上げて夜槽
7に送る。液槽7の一端緑より閉口部2に近い本体1の
下方に向けて傾斜状の流路8を設け、上記液槽7より溢
れた冷却水あるいはこれに添加物を加えて冷却した液体
31を流路8に添って落下させる。これにより、開□部
2の前面でスプレーガン35により被加工物34に塗装
を行なうとき、スプレーガン35の方向を開□部2とす
ることにより、余剰ミストを流路8を流下する液体31
に吸着させることができるものである。9は稀路8の下
部に設けた液体31の一時溜り樋で、この樋9は流路8
の下端との間に間隙10を設け、本体1の内壁との間に
も間隙11を設け、さりこ本体1の下部に収容した液3
1との間にも空間12をおいて本体1に固定することに
より本体1の背後に設けた排風機16で本体1内の空気
を排除すると、上記の間隙10,11と空間12を通じ
て本体1の開□部2から外部の空気を余剰ミストと共に
吸込むことができるものである。
13は流路8の背後に階段状に設けた液体31の流下路
で、パイプ6を分岐した分岐管14によりこの流下路1
3の最上部に液体31を放出すると、流下路13を落下
した液体31が階段部に衝突して水滴状となって流路8
の背部と流下路13との間の冷却通路15に舞上り、こ
れらの水滴状や霧状の液体粒子が冷却通路15を通過せ
んとする余剰ミストを吸着してより効果的に洗い落すこ
とができるものである。
なお、冷却通路15は冷却された流路8の背部と、冷却
された液体31が流下する流下路13との間に構成され
るものであるので、上記の両方の路を落下する液体によ
り非常に冷却され、この冷却された冷却通路15を間隙
10,11及び空間12から吸込まれた外部の空気と一
緒に余剰ミストが通過するので、余剰ミストに含まれて
いる有機溶剤は気化することなく液状のまま洗い流され
るものである。17は緋風機16の吸込口で、排風機1
6の吐出刊こは送気管18の一端を接続し、送気管18
の他端の放出口19は貯液槽部21に収容した液体31
内に閉口させることにより放出ロー9から液体31に放
出した空気に含まれる余剰ミストを貯液槽部21に収容
した液体31に吸着させることができるものである。
なお、この効果をより良好とする為に放出ロー9に網を
被着してもよいものである。20Gま上記放出ロー9の
周囲を囲むように設けた囲いから外部に導出した排気筒
で、上記の如く排風機16により開口部2より吸込んだ
空気に含まれる塗装の際に生じた余剰ミストを液体31
に吸着させ、清浄となった空気を外部に排出するもので
ある。
22は液体31に吸着させた余剰ミストが液体31より
比重が小さいときに、この有機溶剤を含む余剰塗料32
が液体31の上に層状に浮くので、この余剰塗料32の
みを外部に取出す為の排出装置で、吸取口23の周囲に
浮き部27を設けて吸取口23を余剰塗料32の上に浮
かせておき、吸取口23には排出パイプ24を接続し、
ポンプ25を作動することで、吸取口23から余剰塗料
32のみを取出すことができるものである。
26は排出パイプ24の一部に設けたべローズで、吸取
口23が常に余剰塗料32の上の一定位檀に存在するよ
うにしたもの、28はフロートで、液体31に浮かせ、
ポンプ25の作動、停止を司さどろスイッチ29をON
,OFFさせる。
3川まポンプ25を作動させるモーター、33は関口部
2の閉口面積を増大、縮小させる扉あるいはシャッター
を示すものである。
なお、本発明を実施するに際して余剰塗料の排出装置2
2は本体1に固定してもよいが、液体31の貯液槽部2
1の液面の昇降に対処するように液体31に浮かせても
よいものである。
本発明の余剰ミストの捕集装置は上記の如くで、従釆の
常温の如き液体で余剰ミストを吸着させた場合に比較し
て、余剰ミスト中の有機溶剤が液体のままの状態を維持
し、蒸発することが少ないので、大気を汚染することが
なくなり、塗装作業者およびその周囲の人の健康を悪化
させることがなくなるものである。
そして、有機溶剤を含む余剰ミストは液体31の上面に
層状に浮くので、これを取出して処理することも容易と
なるものである。
また本発明では、捕集する余剰ミスト内の有機溶剤を蒸
発させず、液体のまま回収するから、有機溶剤の蒸発に
よる体積の膨脹がないので、排風機16の容量を従来の
ものに比較して小さなものとすることができる利点をも
有するものである。
特に本発明では、スプレーガン35から噴出したが被塗
装物34に付着しないで飛び散らんとする有機溶剤等を
含んだ余剰ミストを先ず流路8を流下する液体に吸着さ
せることができる。しかも、流路8の下には間隙10を
おいてある。従って排風機16で流路8の前面の空気を
吸引するにあたり、この吸引した空気を、前記間隙10
を通過させるときに、流路8の下では流下した液体がシ
ャワーの如くなって吸引空気に含まれている余剰ミスト
を洗い流す。さらに本発明では、この吸引した空気を冷
却した液体を流下させる流路8と流下路13の間で形成
された空気通路を通過させる。よって、この空気通路を
通る通過空気が非常に冷却され、空気に含まれた気化状
態にある有機溶剤が凝縮して液状となり、流下路13を
流れる液体に落下してさらに回収されるもので、流路8
の前面の空気を吸引することは余剰ミストを大気中に発
散させず。公害防止と作業者の健康管理の面からも望ま
しい結果が得られる。なお、本発明を実施するのに際し
て、液体31は水のみでなく、例えば界面活性剤を加え
た水とすると、界面活性剤により貯液槽部21の液面の
上には泡が発生し、これによって貯液槽部21の液体3
1の上に層状に溜つた余剰塗料の蒸発をも防止すること
ができるものである。
図面の簡単な説明添附図面は実施例を表わすもので、第
1図は本発明により構成した余剰ミスト補集装置の一部
断面側面図、第2図は余剰塗料の排出装置部分の拡大正
断面図、第3図は捕集装置の正面図を示すものである。
1・・・本体、2・・・関口部、3・・・冷凍装置、4
・・・冷却パイプ、5・・・ポンプ、6・・・パイプ、
7・・・液槽、8・・・流路、9・・・一時溜り樋、1
0と11・・・間隙、12・・・空間、13・・・流下
路、14・・・分岐管、15.・・冷却通路、16・・
・排風機、17・・・吸込口、18…送気管、19・・
・放出管、20…排気筒、21・・・貯液槽部、22・
・・余剰塗料の排出装置、23・・・吸取口、24・・
・排出パイプ、25・・・ポンプ、26・・・べローズ
、27…浮き部、28…フロート、29..・スイッチ
、30・・・モーター、31…液体、32・・・有機溶
剤を含む余剰塗料、33・・・扉あるいはシャッター、
34・・・被塗装物、35・・・スプレーガン。
図 ※ 簾2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本体の下部に貯液槽を有し、本体の前面部分には板
    状の流路を設けて、上記貯液槽から液体を汲み上げて上
    方から板状の流路に沿わせて流下可能とし、上記流路の
    下部には間隙をおいてこれを空気の吸込口となし、上記
    流路の背後にも液体の流下路を設け、上記貯液槽から汲
    み上げた液体をこの流下路にも上方から流下可能とし、
    この流下路の上方には開口部を設けて、前記流路と流下
    路の間で吸込空気の流通路を形成し、排風機によつて上
    記流路の下の間隙と、流路と流下路の間を通して流路前
    面の空気を吸引し、上記本体内あるいは近傍に冷凍装置
    を設け、前記本体内を循環させる液体を冷却可能として
    なる塗装時の余剰ミスト捕集装置。
JP52088540A 1977-07-23 1977-07-23 塗装時の余剰ミスト捕集装置 Expired JPS608875B2 (ja)

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JP52088540A JPS608875B2 (ja) 1977-07-23 1977-07-23 塗装時の余剰ミスト捕集装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP52088540A JPS608875B2 (ja) 1977-07-23 1977-07-23 塗装時の余剰ミスト捕集装置

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Publication Number Publication Date
JPS5423266A JPS5423266A (en) 1979-02-21
JPS608875B2 true JPS608875B2 (ja) 1985-03-06

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JP52088540A Expired JPS608875B2 (ja) 1977-07-23 1977-07-23 塗装時の余剰ミスト捕集装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120239A (ja) * 1974-07-25 1976-02-18 Dainippon Toryo Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5120239A (ja) * 1974-07-25 1976-02-18 Dainippon Toryo Kk

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JPS5423266A (en) 1979-02-21

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