JPS608824B2 - 体液処理用品 - Google Patents
体液処理用品Info
- Publication number
- JPS608824B2 JPS608824B2 JP57180264A JP18026482A JPS608824B2 JP S608824 B2 JPS608824 B2 JP S608824B2 JP 57180264 A JP57180264 A JP 57180264A JP 18026482 A JP18026482 A JP 18026482A JP S608824 B2 JPS608824 B2 JP S608824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body fluid
- fluid treatment
- core
- treatment article
- back sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、おむっ、生理用ナプキンなどの使い捨てがで
きる体液処理用品の改良に関する。
きる体液処理用品の改良に関する。
通常この種の処理用品は、内部に吸収性コアを有し、縦
方向に長く形成され、その縦方向のほぼ上半部を着用者
の股前部にかつそのほぼ下半部を股後部に位置させた状
態で着用される。かく着用者が着用して寝た状態で体液
を排他すると、処理用品の少なくとも中央域は傾斜また
は垂直状態になっているので、そのほぼ上半部に吸収さ
れた体液は重力でその下半部へ流動し、最終的には殆ど
の体液がその下半部へ集中する状態になり、その結果、
その下端から漏れるという欠点がある。このことはまた
、従のこの種の処理用品においては、これが所要の大き
さ、あるいは内部の吸収性コアが所要の吸収容量を有す
るように形成されているにもかかわらず、体液の吸収保
持上その全域にわたって有効に利用されないという欠点
があることを意味する。ちなみに、従来のこの種の処理
用品において、その縦方向への体液の吸収拡散性をよく
するため、吸収性コアに圧搾条溝などを設けたものが知
られているが、かかる処理用品は、その吸収拡散性のよ
さがかえって前記欠点を大きくする結果になっている。
この欠点は、体液の吸収拡散性を処理用品の横方向へ変
えるように同方向へも圧搾条溝などを設けることによっ
ても若干の改善をはかることができるが、根本的な解決
にはいたらない。本発明の目的は、前述のごとき欠点を
解消することができる新規構成の体液処理用品を提供す
ることであり、その目的を達成するための本発明の要旨
は、透水性トップシートと、不透水性バックシートと、
該両シート間に介在する吸収性コアとからなる体液処理
用品において「前記コアは、該コア中を横切りかつ前記
バックシートから起ち上がり該コアの厚さ方向において
その少なくとも10%以上の高さになるように配置され
た非吸収拡散性障壁によって長さ方向に複数個のブロッ
クに区分されている点に存する。
方向に長く形成され、その縦方向のほぼ上半部を着用者
の股前部にかつそのほぼ下半部を股後部に位置させた状
態で着用される。かく着用者が着用して寝た状態で体液
を排他すると、処理用品の少なくとも中央域は傾斜また
は垂直状態になっているので、そのほぼ上半部に吸収さ
れた体液は重力でその下半部へ流動し、最終的には殆ど
の体液がその下半部へ集中する状態になり、その結果、
その下端から漏れるという欠点がある。このことはまた
、従のこの種の処理用品においては、これが所要の大き
さ、あるいは内部の吸収性コアが所要の吸収容量を有す
るように形成されているにもかかわらず、体液の吸収保
持上その全域にわたって有効に利用されないという欠点
があることを意味する。ちなみに、従来のこの種の処理
用品において、その縦方向への体液の吸収拡散性をよく
するため、吸収性コアに圧搾条溝などを設けたものが知
られているが、かかる処理用品は、その吸収拡散性のよ
さがかえって前記欠点を大きくする結果になっている。
この欠点は、体液の吸収拡散性を処理用品の横方向へ変
えるように同方向へも圧搾条溝などを設けることによっ
ても若干の改善をはかることができるが、根本的な解決
にはいたらない。本発明の目的は、前述のごとき欠点を
解消することができる新規構成の体液処理用品を提供す
ることであり、その目的を達成するための本発明の要旨
は、透水性トップシートと、不透水性バックシートと、
該両シート間に介在する吸収性コアとからなる体液処理
用品において「前記コアは、該コア中を横切りかつ前記
バックシートから起ち上がり該コアの厚さ方向において
その少なくとも10%以上の高さになるように配置され
た非吸収拡散性障壁によって長さ方向に複数個のブロッ
クに区分されている点に存する。
さらに本発明を図示の実施態様にもとづいて説明すると
、以下のとおりである。
、以下のとおりである。
第1図は体液処理用品の上平面図、第2図は第1図ロー
U線断面図、第3図Aは第1図皿−m線断面図、第3図
B〜Dは第1図m−m線における別の構成態様を示す断
面図である。
U線断面図、第3図Aは第1図皿−m線断面図、第3図
B〜Dは第1図m−m線における別の構成態様を示す断
面図である。
各実施態様の処理用品1は、基本的には、透水性トップ
シート2と「不透水性バックシート3と、吸収性コァ4
とからなり、コア4は、これを横切りかつバックシート
3からコア4の厚さ方向に起ち立がる非吸収拡散性障壁
5によって厚さ方向に複数個のブロック4a,4b,4
C.4d,4eに区分されている。
シート2と「不透水性バックシート3と、吸収性コァ4
とからなり、コア4は、これを横切りかつバックシート
3からコア4の厚さ方向に起ち立がる非吸収拡散性障壁
5によって厚さ方向に複数個のブロック4a,4b,4
C.4d,4eに区分されている。
第1図、第2図、第3図Aに示されている実施態様の障
壁5は、バックシート3の一部がコア4の厚さ方向に折
り込まれ、トップシート2に溶着などの手段で接合せし
められることによって形成されている。
壁5は、バックシート3の一部がコア4の厚さ方向に折
り込まれ、トップシート2に溶着などの手段で接合せし
められることによって形成されている。
第3図Bに示されている実施態様の障壁5は、バックシ
ート3とコア4との間に介在せしめられた疎水性素材6
の一部がコァ4の厚さ方向の途中まで折り込まれること
によって形成されている。
ート3とコア4との間に介在せしめられた疎水性素材6
の一部がコァ4の厚さ方向の途中まで折り込まれること
によって形成されている。
第3図Cに示されている実施態様の障壁5は、疎水性素
材7がコア4の厚さ方向に介在せしめられることによっ
て形成されている。第3図Dの実施態様の障壁5は、ト
ップシート2とバックシート3の一部が互いに接合せし
められることによって形成されている。
材7がコア4の厚さ方向に介在せしめられることによっ
て形成されている。第3図Dの実施態様の障壁5は、ト
ップシート2とバックシート3の一部が互いに接合せし
められることによって形成されている。
疎水性素材6,7としては、防水紙、疎水性発泡体、疎
水性繊維、疎水性粉末など体液に対して非吸収拡散性を
有するものが使用される。
水性繊維、疎水性粉末など体液に対して非吸収拡散性を
有するものが使用される。
第3図Bの実施態様に示されているごとく、障壁5がコ
ア4の厚さ方向の途中の高さまで達している場合や、第
3図Dの実施態様に示されているごとく、障壁5がコア
4の厚さよりも短かくなっている場合の高さの程度は、
尿のごとく粘性の低い体液の場合と、経血のごとく粘性
の高い体液の場合とでは異なるが、少なくともコァ4の
厚さの10%以上であれば、いずれの場合でも所期の目
的が達成される。
ア4の厚さ方向の途中の高さまで達している場合や、第
3図Dの実施態様に示されているごとく、障壁5がコア
4の厚さよりも短かくなっている場合の高さの程度は、
尿のごとく粘性の低い体液の場合と、経血のごとく粘性
の高い体液の場合とでは異なるが、少なくともコァ4の
厚さの10%以上であれば、いずれの場合でも所期の目
的が達成される。
以上のごとき構成を有する本発明の処理用品においては
、吸収性コァが非吸収拡散性障壁によって長さ方向に複
数個のブロックに区分されているから、処理用品の着用
時にこれに排他された体液は、該用品のほぼ上半部から
下半部へ向って経時的かつ段階的に各ブロックごとに吸
収拡散される。
、吸収性コァが非吸収拡散性障壁によって長さ方向に複
数個のブロックに区分されているから、処理用品の着用
時にこれに排他された体液は、該用品のほぼ上半部から
下半部へ向って経時的かつ段階的に各ブロックごとに吸
収拡散される。
したがって、吸収性コァがそのほぼ全域にわたって有効
に利用されるとともに、初期に排他された体液が該用品
のほぼ上半部から下半部へ向って直ちに流動しその下端
から洩れることかない。なお、以上は、縦長方形をなす
おむつ、生理用ナプキンについて述べたが、その他の形
を有する他の体液処理用品、たとえば椀状をなす公知の
乳房用パッド‘こついても適用しても所期の効果かえら
れる。実施例 レーヨン繊維5の重量%とポリエステル繊維5の重量%
との混合からなる30夕/椎の不織布と25仏のポリエ
チレンフィルムとの間に50夕の鱗織パルプ(NBKP
)からなるマットを介在させ、かつ第3図Aのごとき構
造を付与した35仇枕×20仇舵の本発明実施品として
のおむっを作成した。
に利用されるとともに、初期に排他された体液が該用品
のほぼ上半部から下半部へ向って直ちに流動しその下端
から洩れることかない。なお、以上は、縦長方形をなす
おむつ、生理用ナプキンについて述べたが、その他の形
を有する他の体液処理用品、たとえば椀状をなす公知の
乳房用パッド‘こついても適用しても所期の効果かえら
れる。実施例 レーヨン繊維5の重量%とポリエステル繊維5の重量%
との混合からなる30夕/椎の不織布と25仏のポリエ
チレンフィルムとの間に50夕の鱗織パルプ(NBKP
)からなるマットを介在させ、かつ第3図Aのごとき構
造を付与した35仇枕×20仇舵の本発明実施品として
のおむっを作成した。
一方、比較品として、前記本発明実施品における非吸収
拡散性障壁を有しないほかは、該実施品の構成とすべて
同じおむっを作成した。
拡散性障壁を有しないほかは、該実施品の構成とすべて
同じおむっを作成した。
そして両者における水の吸収拡散状態、吸収分布を測定
対比したところ、下記表、第4図、第5図に示す結果か
えられた。
対比したところ、下記表、第4図、第5図に示す結果か
えられた。
下記表は、水が最大吸収された(漏れ発生時)各測定品
を長さ方向に3等分して各部の吸収保水量を測定し、全
吸収保水量に対する百分率で示した。
を長さ方向に3等分して各部の吸収保水量を測定し、全
吸収保水量に対する百分率で示した。
また第6図Xにおける斜線は、各測定品の表面部に、第
6図Yにおける斜線は、その裏面部に、かつ第6図Zに
おける斜線は、表面部と裏面部に水がそれぞれ吸収拡散
した状態を示すための印であるが、の印によってその状
態の本発明実施品を第4図に、かつ比較品を第5図に示
す。
6図Yにおける斜線は、その裏面部に、かつ第6図Zに
おける斜線は、表面部と裏面部に水がそれぞれ吸収拡散
した状態を示すための印であるが、の印によってその状
態の本発明実施品を第4図に、かつ比較品を第5図に示
す。
第4図A、第5図Aは、表面部P点に水50の‘を注入
後、2時間放置した状態を示す。
後、2時間放置した状態を示す。
第4図B、第5図Bは、さらに水50の‘注入後(計1
00の‘)、2時間放置した状態を示す。
00の‘)、2時間放置した状態を示す。
比較品は、この時点で早くも下端からの水の漏れが発生
した。第4図Cは、さらに水50叫注入後(計150の
‘)、2時間放置した状態を示す。
した。第4図Cは、さらに水50叫注入後(計150の
‘)、2時間放置した状態を示す。
第4図Dは、さらに水150机【注入後(計300泌)
、2時間放置した状態を示す。
、2時間放置した状態を示す。
本発明実施品は、この時点ではじめて下端から水の漏れ
が発生した。
が発生した。
第1図は本発明実施態様にかかる体液処理用品の上平面
図、第2図は第1図ローロ線断面図、第3図Aは第1図
m−m線断面図、第3図B〜Dは第1図町−m線におけ
る別の構成態様を示す断面図である。 第4図A〜Dは本発明実施品の吸収拡散状態を示す平面
図、第5図は比較品の吸収拡散状態を示す平面図、第6
図X,Y,Zは第・5図、第6図における斜線の意味を
表示するもので、Xの斜線は表面部に、Yの斜線は裏面
部に、かつZの斜線は表面部と裏面部とに、それぞれ吸
収拡散した状態を示す。1・・・・・・体液処理用品、
2・・・・・・トップシート、3……バックシート、4
……コア、4a,4b,4c,4d,4e…・・・ブロ
ック、5・・・・・・障壁、6,7…・・・疎水性素材
。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
図、第2図は第1図ローロ線断面図、第3図Aは第1図
m−m線断面図、第3図B〜Dは第1図町−m線におけ
る別の構成態様を示す断面図である。 第4図A〜Dは本発明実施品の吸収拡散状態を示す平面
図、第5図は比較品の吸収拡散状態を示す平面図、第6
図X,Y,Zは第・5図、第6図における斜線の意味を
表示するもので、Xの斜線は表面部に、Yの斜線は裏面
部に、かつZの斜線は表面部と裏面部とに、それぞれ吸
収拡散した状態を示す。1・・・・・・体液処理用品、
2・・・・・・トップシート、3……バックシート、4
……コア、4a,4b,4c,4d,4e…・・・ブロ
ック、5・・・・・・障壁、6,7…・・・疎水性素材
。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 透水性トツプシートと、不透水性バツクシートと、
該両シート間に介在する吸収性コアとからなる体液処理
用品において、前記コアは、該コア中を横切りかつ前記
バツクシートから起ち上がり該コアの厚さ方向において
その少なくとも10%以上の高さになるように配置され
非吸収拡散性障壁によって長さ方向に複数個のブロツク
に区分されていることを特徴とする前記処理用品。 2 非吸収拡散性障壁は、バツクシートの一部が吸収性
コアの厚さ方向に折り込まれることによって形成されて
いる特許請求の範囲第1項記載の体液処理用品。 3 非吸収拡散性障壁は、吸収性コアの厚さ方向にバツ
クシートとは別体の疎水性素材が介在せしめられること
によって形成されている特許請求の範囲第1項記載の体
液処理用品。 4 非吸収拡散性障壁は、トツプシートとバツクシート
の一部が互いに接合せしめられることによって形成され
ている特許請求の範囲第1項記載の体液処理用品。 5 吸収性コアは、長さ方向または/および幅方向の相
対向端部が該端部から延出して折り曲げられたバツクシ
ートによって包まれている特許請求の範囲第1項記載の
体液処理用品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57180264A JPS608824B2 (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 体液処理用品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57180264A JPS608824B2 (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 体液処理用品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59146652A JPS59146652A (ja) | 1984-08-22 |
JPS608824B2 true JPS608824B2 (ja) | 1985-03-06 |
Family
ID=16080200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57180264A Expired JPS608824B2 (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 体液処理用品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608824B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0284623U (ja) * | 1988-12-19 | 1990-07-02 |
-
1982
- 1982-10-14 JP JP57180264A patent/JPS608824B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59146652A (ja) | 1984-08-22 |
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