JPS608739Y2 - 財布 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、和装にしっくりと調和し且つ手作りの法的な
所謂民芸調の情趣に富んだ財布に係るものにして、その
構成を添付図面を参照に詳述すると次の通りである。

他片６の垂直縁の片側を少しカットし、反対側の一片３
ａ縁にも同じく斜めにカットした台形状の芯材１表裏面
に織布２を被着して財布片３を形成する。

この芯材１は、ボール紙製などの若干硬さのある材質が
良い。

織布２には、絣などの種々の模様を施す方が良い。

この財布片３のカットしない側の一片３ａを三角状にな
るように中間部３ｂ上に折り重ね、更に他片６を折り重
ねた一片３ａ上に同じく折り重ねて三角形状の財布体４
を形成する。

この三角状の財布体４の開口側５に位置する中間部３ｂ
中心辺縁に環状の弾性紐７一端部を止着する。

弾性紐７は、ゴム製紐に黄金色に着色したビニール製な
どのテープを巻装したものが良い。

この財布片３の一片３ａｓ中間部３ｂ、他片６を折り重
ねた状態で弾性紐７他端部を弾性紐７の止着側と対向す
る財布体４の三角頂部に他片６が開かないように引っ掛
は止着する′。

８は折線である。

本考案は、上述の様に財布体４は芯材１表裏面に織布２
を被着したきれいな表裏模様を有する台形状の財布片３
の両片を夫々内側に折り重ねた三角形状のスマートなも
ので、この織布２が着物にしつくりして兄事に調和する
ことになるので和装の場合には最適なものとなり、この
織布２に種々の模様を施すことにより手作りの味も楽し
め、これが所謂民芸調の情趣に富んだものとなる。

この財布体４の開口側５に位置する財布片３中間部３ｂ
中心辺縁に環状の弾性紐７を止着し、この弾性紐７を財
布体４の三角頂部に引っ掛けて他片６が開かないように
しているから財布体４内に入っているお金は脱落するこ
となく封入されることになる。

逆にお金を取り出す場合には、弾性紐７を財布体４の三
角頂部より外した上、開口側５から硬貨の重みを利用し
て取り出しても良いし、また紙弊の場合には、他片６、
−片３ａを両側に開いて取り出しても良い。

この他片６を開く際に、他片６の一部を垂直方向にカッ
トしておくから財布体４を形成Ｉ７た時に第２図に示す
ようにカットした分だけ一片３ａが空くからこの空間を
利用して他片６の端部６ａに手をかけて簡単に他片６を
開くことが出来る。

本案品は、外観が三角状で、その表面に織布が被着され
ているスマートの感じがする財布であるから顧客を引き
つけて販売促進が期待出来ることにもなる上、和装にし
っくりと調和して且つ極めて使い易い等の秀れた実用上
の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部を展開した本案品の正面図、第２図は本案
品の斜視図、第３図は本案品６個をビニールシートで包
装した場合の正面図、第４図は財布片の正面図である。 １・・・・・・芯材、２・・・・・・織布、３・・・・
・・財布片、３ａ・・・・・・−片、３ｂ・・・・・・
中間部、４・・・・・・財布体、５・・・・・・開口側
、６・・・・・・他片、７・・・・・・弾性紐。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 他片６の垂直縁の片側を少し斜めにカットし、反対側の
   一片３ａ縁にも同じく斜めにカットした略台形状の芯材
   １表裏面に織布２を被着して財布片３を形成し、この財
   布片３のカットしない側の一片３ａを三角形状になるよ
   うに中間部３ｂ上に折り重ね、更に、他片６を折り重ね
   た一片３ａ上に同じく折り重ねて一片が開口した三角状
   の財布体４を形成し、この財布体４の開口側５に位置す
   る財布片３中間部３ｂの中心辺縁に環状の弾性紐７一端
   部を止着し、この弾性紐７他端部を弾性紐７の止着側と
   対向する財布体４の三角頂部に他片６が開かないように
   引っ掛は止着した事を特徴とする財布。