JPS608490Y2 - パネル間の配線接続構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通信装置などにおける２つのユニット間を回転
機構により結合する配線接続構造に関するものである。

従来、この種の配線構造は独立のユニットを回転構造に
より結合したうえ電気信号の接続を線材により半田付け
をしているため、両ユニットの端子の近くに東線して固
定バンドをつけ、半田付リードに無理な力の加わる事を
防止していた。

この構造は回転する蝶番部分に配線の太い東線が通るた
め回転時に無理な力が加わり接続の信頼性に欠ける欠点
があった。

本考案の目的は回転機構で結合されたユニット間の信号
接続において信頼性、操作性をより高め、組立て配線工
数を下げた配線機構を提供することにある。

本考案は、各ユニットに可動機能つきコネクタを取り付
け、互いのユニットを回転して電気配線の接続を可能に
した配線接続機構にある。

以下図面により本考案を詳細に説明する。

第１図は従来の配線接続構造の平面図である。

２個のユニット１，２にはプリント板３，４が取り付ら
れ、このプリント板３，４には入出力用中継端子５が設
けられ、ユニット１，２と端子５間を両端を半田付した
配線５により接続されている。

配線６はバンド７で固定し、また蝶番８にてユニット１
，２を開閉させることにより半田付リードに無理な力が
加わり断線することを防止していた。

第２図は本考案の実施例の平面図、第３図は第２図の正
面図であり、入出力中継端子５の代りにコネクタ９をプ
リント板３に半田付けし、微可動コネクタ１０はプリン
ト板４にネジ止めされ配線１２にてコネクタ１０とプリ
ント板４間が電気接続されている。

この状態でユニット１，２を蝶番８にて結合し、ユニッ
ト２をユニット１の方向へ回転させる事によりコネクタ
９，１０がプラグインされ、ユニット１，２の電気信号
の接続が完了する。

この場合回転構造コネクタ９，１０のプラグインの瞬間
に生ずる蝶番８を支点にした半径方向のずれは、微可動
コネクタ１０の微動により吸収されスムーズな結合が出
来る。

なお第３図の１１はユニット１，２内サブパネルを示す
。

第４図は第１図の中継端子５の詳細図、第５図は第２図
のコネクタ９，１０のプラグイン完了時の詳細図を示す
。

この構成によりユニット１，２間の電気信号の接続を確
実にし、信頼性を高め、配線工数を下げる事が可能とな
る。

本考案は、互いに回転構造を持つユニット間の電気信号
接続において微可動可能な構造を持つコネクタを用いる
事によりコネクタ間で直接に接続を可能にし、配線工数
を少くし、確実な結合、信頼性の高い接続構造を得る事
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のユニット間配線接続用ユニット平面図、
第２図は本考案の実施例のユニットの平面図、第３図は
第２図の正面図、第４図は第１図の接続詳細図、第５図
は第２図の接続詳細図である。 図において、１，２・・・・・・ユニ’／）、３． ４
・・・・・・プリント板、５・・・・・・中継端子、６
・・・・・・配線、７・・・・・・固定バンド、訃・・
・・・蝶番、９・・・・・・コネクタ、１０・・・・・
・微可動コネクタ、１１・・・・・・サブパネル、１２
・・・・・・配線である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数のパネルの互に前面隣接部に蝶番を取付は裏側を開
   くようにした２個のパネル間の配線接続構造において、
   前記パネルの対向個所に一対のコネクタを設け、前記コ
   ネクタの一方はプリント板に半田固定し、他方のコネク
   タは微可動しうるように他のプリント板に実装し、前記
   蝶番の回転移動により前記一対のコネクタが嵌合して前
   記パネルの配線接続が可能となることを特徴とするパネ
   ル間の配線接続構造。