JPS6080994A - 低温液化ガス運搬船 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低温液化ガス運搬船に関する。

従来、低温液化ガス運搬船におけるタンクの二次防壁は
、規則により、低温用鋼（Ｅ級＠）が使用されているが
、その内面に多数固着されている骨材には普通鋼（Ａ扱
銅）が使用されていた。しかし、最近、既存の低温液化
ガス運搬船も、ＩＭＯ（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　
Ｍａｒｉｔｉｍｅ　Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ　）既存
船コードに適合するように要求されつつあり、上記コー
ドに適合しなければ入港できないという恐れもある。

ところで、このＩＭＯコードによると、二次防壁の骨材
も低温に耐えるようにすることが要求されており、従っ
て既存船をＩＭＯコードに適合させるためには、二次防
壁の骨材を普通鋼から低温用鋼に交換しなければならず
、タンク周囲の二次防壁の骨材をすべて交換することは
実際上不可能である。

そこで、本発明は骨材を交換することなく、既存船をＩ
ＭＯコードに適合させ得るようにした低温液化ガス運搬
船を提供することを目的とする。

即ち、本発明は、低温液化ガス貯蔵用タンクの二次防壁
に低温用鋼が且つ二次防壁内面に固着された骨材に普通
鋼がそれぞれ使用された既存の低温液化ガス運搬船にお
いて、上記各骨材の内端面に、根太材を介して低温用鋼
から成る平板を固定し、上記各平板間に亘って、外面に
断熱材が固着された低温用銅板を取付けたことを特徴と
する低温液化ガス運搬船で、かかる構成によると、貯蔵
用タンクから低温液体が洩れた場合でも、骨材は低温用
鋼板及び断熱材により保護されているため、骨材の温度
が極端に低下するのを防止でき、従って骨材を交換する
ことなく、既存の低温液化ガス運搬船をＩＭＯコードに
適合させることができる。

また、低温用鋼板は平板間に亘ってそれぞれ取付けられ
るため、鋼板自体の幅は狭くなり、従って狭い船倉内で
の取付作業が容易となる。

以下、本発明の一実施例を第１図〜第８図に基づき説明
する。（１）は低温液化ガス貯蔵用タンク（２）を収容
する船倉（３）の二次防壁（例えば船倉隔壁。

船体外板）（４）に低温用鋼が且つその二次防壁（４）
内面に多数固着されたＴ型骨材（５）に普通鋼が使用さ
れ、またショルダータンク（６）の底壁である船倉上壁
（７）に普通鋼が且つショルダータンク（６）内面に多
数固着されたＬ型骨材（８）にも普通鋼がそれぞれ使用
された既存の低温液化ガス運搬船で、貯蔵用タンク（１
）から低温液体が洩れた際、上記Ｔ型骨材（５）及び船
倉上壁（７）の温度が極端に低下しないようにされてい
る。即ち、第１図〜第５図に示すように、各Ｔ型骨材（
５）のフランジ面（５ａ）には、断熱効果のある合板か
ら成る根太材（９）が接着されると共に、この根太材（
９）を介して低温用鋼から成る平板（例えば厚さ４．５
囮　のフラットバー）０１が、多数の固定部材（例えば
低温用材料から７↓１シるスタッドボルト、ビン等）０
］）により１′型骨材（５）又は根太材（９）に固定さ
れ、また上記各隣同志の平板ＱＯＱ［）間に亘って、外
面に断熱材（例えば厚さ８５闘のグラスウール）α辱が
取付けられた低温用鋼板（薄板で例えば厚さ１．０絹の
ステンレス鋼板）α４が溶接により取付けられている。

更に、第６図〜第８図に示すように、上記船倉上壁（７
）のうち所定の傾斜下部（低温に耐えることが要求さ１
１．る部分）のし型骨材（８）に対応する貯蔵用タンク
（２）側の外面には、上記と同様に根太材（９）を介し
て平板ＯＱが固定部材θ◇により固定されると４トニ、
この平板ＱＯαＱ同志間に亘って上記と同様１？　、１
．、に断熱材ｏ埠が取付けられた低温用鏡板θ斗が溶接
により取付けられている。従って、上記低温用Ａ板（＋
３１及び平板ａＣｔによって、Ｔ型骨拐（５）及び船倉
上壁（７）の所定部分を貯蔵用タンク（２）から遮断す
るもう一つ別の二次防壁が形成されると共に、その新し
い二次防壁側に薄い断熱層が設けられたことになる。な
お、上記船倉上壁（７）のうち残りの上部については、
断熱材（イ）と低温用鋼板（厚さＬＯＭＮのステンレス
板）を直接取付けてもよく、また上記同様に根太材（９
）及び平板ＱＯを介して取付けてもよい。また、上記低
温用鋼板α罎は所定の大きさのものが何枚も連結されて
構成されるため、その取付時において、順次交互にその
端部（１８ａ）同志が重ね合わされて溶接される。なお
、α尋は固定部材Ｑυの露出部を覆って設けられたシー
ル材で、その貫通部分をシールするためのものである。

以上の構成によると、タンクから低温液体が洩れた場合
でも、Ｔ型骨材は低温用銅板及び断熱材により保護され
ているため、Ｔ型骨材の温度が極端に低下するのを防止
でき、従ってＴ型骨材を交換することなく、既存の低温
液化ガス運搬船をＩ　Ｍ　Ｏコードに適合させることが
でき、更に船倉上壁も同様に低温用鋼板及び断熱材によ
り保護したので、船倉上壁の温度低下も防止できる。ま
た、低温用鋼板は平板間に亘ってそれぞれ取付けられる
ため、鋼板自体の幅は狭くなり、従って狭い船音内での
取付作業が容易となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は船側部
拡大断面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ矢視図、第８図は
第２図の要部拡大図、第４図は第８図のＩ−１断面図、
第５図は第８図のＩ−１断面図、第６図は船倉上部拡大
図、第７図は＠６図の要部拡大図、第８図は第６図のｆ
ｆ−ｍＶ矢視図である。 （１）・・・低温液化ガスＭ搬船、（２）・・・低温液
化ガス貯蔵用タンクク（４）・・−二次防壁、（５）・
・・Ｔ型骨材、（５ａ）・・・フランジ面、（７）・・
・船倉上壁、（８）・・・Ｌ型骨材、（９）・・・根太
材、αＱ・・・平板、α◇・・・固定部材、（６）−・
・断熱材、Ｑ４・・・低温用鋼板 代理人森本義弘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、低温液化ガス貯蔵用タンクの二次防壁に低温用鋼が
   且つ二次防壁内面に固着された骨材゛に普通鋼がそれぞ
   れ使用された既存の低温液化ガス運搬船において、上記
   各骨相の内端面に、根太材を介して低温用鋼から成る平
   板を固定し、上記各平板間に亘って、外面に断熱材が固
   着された低温用鋼板を取付けたことを特徴とする低温液
   化ガス運搬船。