JPS60750B2 - 電気端子用ハウジング - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気端子用の電気絶縁材料のハウジングに関す
る。

ハウジングの一端から端子に差し込まれた平坦なタブと
組み合わさる端子が収容されて保持される、合成プラス
チックで断面が方形に成型されたハウジングは公知であ
る。

この端子はタプが差し込まれるレセプタクル部と、レセ
プタクル部と轍方向に並んでいて、端子をハウジング内
に差し込む前に絶縁導線の導体心と絶縁体とのまわりに
圧着された圧着フェルールとを含んでいる。レセプタク
ル部は実質的に平坦なべースを含み、ベースの両端から
１対のアームが内向きに巻返されてアームの自由機がベ
ースの方に向かい「タブがアームの自由端とべ‐スとの
間に差し込まれてそれらの間に保持されるように形成さ
れている。この公知のハウジングの底壁は内面が実質的
に平坦で、その面上に１対の間隔をとって軸方向に延び
るリブがある。

端子がハウジング内に差し込まれると端子のベースはこ
れらのリブ上に乗る。上述の公知のハウジングの一端に
は止めがあって「端子はハウジングの他端からこれらの
止めまで差し込むことができ、端子はこれらの止めと、
ハウジングの両端の中間にあるもう１つの止めとによっ
てハウジング内に保持される。後者の止めはハウジング
の底壁と反対の壁の内面上にあって実質的にハウジング
の全幅に延び、端子がハウジング内に完全に差し込まれ
たとき、端子の巻返されたアームの背後と係合する。こ
うして端子が差し込み方向と逆方向に抜去されないよう
になる。端子をハウジング内に保持する方法と比較的剛
ハウジングの構成のために、端子の寸法、特に高さの寸
法が比較的狭い範囲内にあることが重要である。そうで
なければ端子をハウジング内に差し込むことができない
、または少なくとも十分容易に差し込むことができない
か、差し込んだとき端子を止めてハウジング内に保持す
ることができないであろう。しかしながら高さ及び幅が
比較的広い寸法範囲の端子が用いられるので、多くの異
なる寸法の端子に用いられるハウジングが必要になる。

本発明によれば、実質的に平坦なべ−スの両側から１対
のアームが内向きに巻返され、アームの自由端がベース
の方に向かっていて、平坦なタブがアームの自由端とべ
−スとの間に差し込まれて両者間に保持されるタブ用レ
セプタクル部と、レセプタクル部と轍線方向に整列した
圧着フェルールとを含有する電気端子用の、電気絶縁性
合成樹脂材料のハウジングにおいて、ハウジングの互い
に平行な両側壁が頂壁および底壁によって連結されて管
状をなし、頂壁にはハウジング内に突出した止めがあっ
て端子がハウジングの一端からハウジング内に差し込ま
れたとき端子の巻き込んだアームの背後と係合するよう
になっており、ハウジングの他端には内方に向いた止め
があって、差し込まれた端子がこれらの止めと係合して
ハウジング内に保持されるハウジングであって、ハウジ
ングの頂壁はハウジングの各側壁から頂壁の中心に向か
って内向きに鏡斜しており、頂壁の止めは２つの側方に
離隔した部分でできており、ハウジング内に差し込んだ
ときの端子のレセプタクル部の下側になるハウジング底
壁はハウジングの各側壁から底壁の中心に向かって外向
きに傾斜していて、差し込まれた端子のレセプタクル部
のベースは実質的にその側方機縁に沿ってのみハウジン
グの底壁と係合するようになっているハウジングが与え
られる。

本発明のハウジングの利点は、とくに高さ方向に比較的
に榛みうるので、比較的広範囲の寸法、とくに比較的広
範囲高さを具える様子を容易に差し込み、有効に保持す
ることができることである。

ハウジングはハウジングの上記池端からハウジングの頂
壁の中心線に沿って繭線方向に延びた内向きのＩＪブを
備えていて、リブはハウジング内に差し込まれた端子の
巻返されたアームの間にはまり、端子が裏返し１こハウ
ジング内に差し込まれるのを阻止することが好ましい。

次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。第
１図は金属シートから打ち抜いて成形された電気レセプ
タクル端子１を示す。

公知のように端子１はしセプタクル部２、絶縁導線５の
導体心４のまわりに圧着された第１圧着フェルール３、
および導線５の絶縁体のまわりに圧着された第２庄着フ
ェルール６を含む。公知のようにレセプタクル部２は両
緑から延びた１対の内向きに巻き込んだアーム８を持つ
実質的に平らなべース７を含み、アーム８の自由端９は
ベース７の方に向かっていて、電気夕ブ端子１０が自由
機９とベース７との間に挿入されて保持されるようにな
っている。

第２図乃至第６図に示すハウジング１１は電気絶縁プラ
スチック材料から成型され、項壁１３および底壁１４に
よって連結された１対の間隔を適し、た平行な側壁１２
を持つ筒の形になっている。

頂盤１３には、ハウジング１１内に突出し「第２図及び
第６図に示す端からハウジング１１に端子１を差し込ん
だとき、端子１のアーム８の背後と係合するようになっ
た１対の止め１５が設けられる。各止め１５には、端子
１を差し込んだとき、止め１５が第６図に示すようにア
ーム８の背後に弾発的にぴったりとはまるまでアーム８
上に乗る煩斜面１６がある。第５図に示すハウジング１
１の他端には、底壁１４から直立し内方に向いた止め１
７と、各側壁１２の近くで項壁１３から懸下する１対の
内方に向いた止め１８とがある。第６図に示すように、
止め１７，１８は協働して端子１がハウジング１１の他
端（第５図）から抜けるのを防ぐとともにタブ１０を正
しくハウジング１１内の端子１のレセプタクル部２内に
案内する。内方に向いたリブ１９が止め１７，１８の位
置する端からハウジング１ １の頂壁１３の中心線に沿
って鞠方向に延びていて、第６図に示すように差し込ま
れた端子１のアーム８の間にはまる。したがって裏返し
‘こ端子をハウジング内に挿入しても、端子は端子のベ
ース７がリブ１９に衝突するので〜誤った挿入が防止さ
れる。第２図及び第６図に明示してあるように、ハウジ
ング１１の頂壁１３は両側壁１２から該頂壁１３の中心
の方に向かって、すなわちリブ１９の方に向かって内方
に傾斜している。

さらに「第２図及び第６図に明白に明示してあるように
、差し込まれた端子１のレセプタクル部２の下のハウジ
ング１１の底壁１４はハウジング１１の各両側壁１２か
ら底壁１４の中心の方に向かって傾斜している。

したがって差し込まれた端子１のレセプタクル部２のベ
ース７はハウジングの底壁１４と第６図に示すように端
子１のレセプタクル部２のベース７の両側方端緑に沿っ
てのみ係合する。上述のハウジング１１、とくにその頂
壁１３がハウジング内部に向って突出する緩いＶ字状の
煩斜を有する構成および底壁１４がハウジング内部に向
って突出するＶ字状の傾斜を有する構成と、頂壁１３が
、横方向に延在する１片の止めを有する従釆のハウジン
グと違って、２つの間隔をもつ止め１５を有することに
よって、ハウジング１１の頂壁及び底壁は比較的弾力的
可孫性を呈しうる。

従って、ハウジング１１は上述の従来のハウジングより
広範囲の高さ及び幅方向の寸法、とくに広範囲の高さの
寸法の端子を収容しえ、止め１５，１７，１８によって
様子を満足に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のハウジングに収容される端子と、同端
子に組み合わされる平らなタブの斜視図、第２図は第３
図の矢印０の方向に見た本発明のハウジングの端面図、
第３図は第２図のｍ−ｍ線に沿った断面図、第４図は第
２図のＷ−Ｗ線に沿った断面図、第５図は第３図の矢印
Ｖの方向に見た端面図、及び第６図は第２図に似た図で
あるが、ハウジング内に収容された端子の断面を示す図
である。 １・・・・・・レセプタクル端子〜 ２・・・・・・レ
セプタクル部、３・・・・・・第１フェルール、４・・
・・・・心線、５・・・・・４絶縁導線、６・・・・・
・第２フェルール、７・・…ーベース、８……アーム、
９・・・・・・自由端、１０…・・・タブ端子、１１・
・・・・・ハウジング、１２・・・・・Ｏ脚壁、１３・
．・…頂壁、１４…・・・底壁、１５・…川止め、１６
・・・・・・斜面、１７，１８・・・・・・止め、１９
・…・・リブ。 Ｆ′０．７．ＦノＧ２． Ｆ′Ｇ．Ｊ Ｆ′Ｇム‐ Ｆ′Ｇ．Ｓ． Ｆ′Ｃ．６．

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 実質的に平坦なベース７の両側から１対のアーム８
   が内向きに巻返され、前記アームの自由端が前記ベース
   の方に向かっていて、平坦なタブ１０が前記アームの自
   由端９と前記ベース７との間に差し込まれて両者間に保
   持されるタブ用レセプタクル部２と、該レセプタクル部
   と軸線方向に整列した圧着フエルール３，６とを含有す
   る電気端子１用の、電気絶縁性合成樹脂材料から成るハ
   ウジング１１にして、該ハウジングの互いに平行な両側
   壁１２が頂壁１３および底壁１４によって連結されて筒
   状をなし、前記頂壁には前記ハウジング内に突出した止
   め１５が設けられて前記端子が前記ハウジングの一端か
   ら該ハウジング内に差し込まれたとき前記端子の前記ア
   ーム８の背後と係合するようになっており、前記ハウジ
   ング１１の他端には内方に向いた止め１７が設けられ、
   差し込まれた前記端子がこれらの止めと係合して前記ハ
   ウジング内に保持されるハウジングであって、前記ハウ
   ジング１１の前記頂壁１３は前記ハウジング１１の前記
   各側壁１２から前記頂壁１３の中心に向かって内向きに
   傾斜し、前記頂壁１３の前記止め１５は２個の側方に離
   隔した部分から成り、前記ハウジング１１内に差し込ん
   だときの前記端子１の前記レセプタクル部２の下側に位
   置する、前記ハウジング１１の底壁１４が前記ハウジン
   グ１１の前記各側壁１２から前記底壁１４の中心に向か
   って外向きに傾斜し、もって差し込まれた前記端子１の
   前記レセプタクル部２の前記ベース７が実質的にその側
   方端縁に沿ってのみ前記ハウジング１１の前記底壁１４
   と係合することを特徴とするハウジング。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載のハウジングであって
   、前記ハウジング１１の前記他端から前記ハウジング１
   １の前記頂壁１３の中心線に沿って軸線方向に延びた内
   向きのリブ１９を具えることを特徴とするハウジング。