JPS607403B2 - 可変移相器 - Google Patents

可変移相器

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JPS607403B2
JPS607403B2 JP14885081A JP14885081A JPS607403B2 JP S607403 B2 JPS607403 B2 JP S607403B2 JP 14885081 A JP14885081 A JP 14885081A JP 14885081 A JP14885081 A JP 14885081A JP S607403 B2 JPS607403 B2 JP S607403B2
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JP
Japan
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line
terminal
antenna
phase shifter
length
Prior art date
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JP14885081A
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Inventor
正巳 小林
寛之 所
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP14885081A priority Critical patent/JPS607403B2/ja
Publication of JPS5781701A publication Critical patent/JPS5781701A/ja
Publication of JPS607403B2 publication Critical patent/JPS607403B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/184Strip line phase-shifters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0237High frequency adaptations
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0286Programmable, customizable or modifiable circuits

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給電線により伝送される高周波信号の位相を、
給電線のインピーダンス、即ち長さを可変することによ
り、その終端で任意に変化させることができる可変移相
器に関し、特に上記可変移相器を経由する回路に存在す
る無効線路長にほぼ等しい線路長を可変移相器を経由し
ない回路に挿入することにより、一層精度の高い位相可
変を行なうことができる可変移相器の改良に関する。
従来より、例えば第1図に示すような位相差給電方式の
アンテナ装置が知られている。概略的に説明すると、2
本のアンテナ素子11,10が水平スタックに設置され
ており、例えば前方のアンテナ素子10は位相反転回路
12、整合回路13を介して給電線14により合成器1
5に接続されている。また「後方のアンテナ素子11は
整合回路16を介して給電線17により直接合成器15
に接続されている。ところで、上記位相差給電方式のア
ンテナ装置は2本のアンテナのうち、一方を逆相給電と
なるようにして電波を受信し、合成器により合成すると
、その指向性パターンにヌル点(指向性のメィ0ン・ロ
ーブとサブローブの左右にできる谷間)ができる。
この場合一方のアンテナから合成器までの給電線の線路
長を、他方の線路長に対し、ある線路長差をもつように
可変すると遅延効果によりヌル点(ヌル角)がそれに対
応して変化すること夕が知られている。そのような原理
を応用してヌル点にテレビジョン受信、FM受信時にみ
られるゴースト妨害「マルチバス歪の原因となる反射波
を向けることにより、ゴースト妨害、マルチバス歪除去
などを改善し得る。0 そこで、第2図に示す如き回路
構成による可変移相器を用いたアンテナ装置が考えられ
る。
説明すると、例えば水平スタックに設置される2本のア
ンテナ(図示せず)の一方のアンテナに接続される接続
端子20‘ま切換スイッチ21の第1の固タ定端子21
−,に接続され、この第1の固定端子21−,は第4の
固定端子2亀‐4に接続される。また、他方のアンテナ
に接続される鞍続端子22は上記スイッチ21の第2の
固定端子21‐2に接続され、この第2の固定端子21
‐2は第3の固定端子21‐3に接続される。そして、
上言己スイッチ21の第1の可動端子21‐5は線路長
可変による可変移相器23を介して合成器24の一方の
入力端子25に接続され、他方の第2の可動端子21‐
6は直接合成器24の他方の入力端子26に接続される
なお上記第1及び第2の可動端子21‐5,21‐6は
連動であり、27は合成器24の出力端子である。とこ
ろで、上記線路長可変による可変移相器23は第3図及
び第4図に示す如く構成されている。
まず第3図に示す如き印刷配線板38が備えられる。こ
の印刷配線板3Q!ま平行な表面を有する平坦なセラミ
ック〜 フェノール樹脂などによる誘電体板31と、こ
の誘電体板31の一方の表面及び他方の表面に後述する
如く印刷配線される信号を導くストリップラインによる
線路及び接地導体とによって構成される。さらに上記印
刷配線板301こはロータリースイッチ32の相対向し
た1対の切換端子板337 34のそれぞれの接続端子
35−,乃至35−,2及び接続端子36−,(その他
の接続端子は図示せず)が挿入される如く配列した孔3
7−,乃至37−,2及び孔38−,乃至38−,2が
形成される。そして上記ストリップラインを印刷する側
の孔37−,乃至37−,2及び孔38−,乃至38−
,2の周囲にはラウンド39−,乃至39−,2及びラ
ウンド40−,乃至40−,2が印刷技術により付着さ
れる。次に上記ラウンド39−,はかなり狭い幅のスト
リップライン41により同一表面の一側縁に形成した出
力電極42に接続され、ラウンド亀Q‐,は同一幅のス
トリップライン43により入力電極441こ接続される
。そして相対同したラウンド39‐2とラウンド40‐
2とは最大線路長を有するように蛇行状に印刷配線した
ストリップライン45により接続され、ラウンド39‐
3とラウンド40−3は上記ストリップライン45より
も線路長が短いストリップライン46により接続される
。さらに、上記ラウンド39‐4とラウンド40‐4は
上記ストリップライン46よりも短いストリップライン
47により接続される。
前記同様にラゥンド39‐5とラウンド40‐5からラ
ウンド39−,2とラウンド40−,2に向かって順に
ストリップライン48亀49,50,51,52,53
,54,55を短かく形成して接続されている。また〜
上記誘電体板31の他方の表面には上記孔の周囲部を除
いて表面の全てを覆う如く接地導体56が印刷される。
そして上述した印刷配線板30の孔37−,乃至34−
,2及び孔38−,乃至38−,2に接地導体56面側
からロータリースイッチ320の第1及び第2の切換端
子板33,34‘こ設けた接続端子35−,乃至35‐
,2及び接続端子36−,(その他図示せず)を挿入し
た後、ラウンド39‐,乃至39−,2及びラウンド4
0−,乃至40−,2にはんだ付けする。タ 上記ロー
タリースイッチ32の第1の切換端子板33には放射状
に固定端子57−,乃至固定端子57−,2が取着され
、これらが各印刷配線を介して上記接続端子35−,乃
至35−.2にそれぞれ対応して接続される。
また第2の切携端子板34も0上記切換端子板33と同
様に構成される。そして上記第1及び第2の切換端子板
33,34の固定端子57‐i,58−,2に対するそ
の他の固定端子との切換接続は回転軸6川こ連動の可動
酸片61(片方のみ図示)により行なわれる。なお、固
定5端子57−,,58−,は常時可動綾片に接触して
いる。ところで、第2図に示した両方の接続端子20,
22から合成器24の出力端子27間の各給電線と上述
した印刷配線板30もこよるそれぞれのストリップライ
ン41,43,45,46,407;48,49,50
,51,52,53,54,55は伝送損失、反射など
の問題から均一な特性インピーダンスを有する如く設定
される。なお、上記各ストリップラインの特性インピー
ダンスは誘電体板31の厚みと誘電率及びライン幅をタ
任意に選択することによって設定し得る。以上のように
構成した印刷配線板301こよるそれぞれのストリップ
ラインをロータリースイッチ32により選択的に切換え
て一方のアンテナから合成器24間の給電線路の長さを
可変し、以つて0給電線により伝送される高周波信号の
位相を可変することができる。そして上記可変移相器2
3を挿入しない他方のアンテナの給電線路の長さもこ対
して或る線路長差をもたせるとそれに対応した遅延効果
により指向性の左右に作り出すヌル点(ヌル角)を可変
することができる。従って可変できるヌル点にテレビジ
ョン受信、FM受信にみられるゴースト妨害、マルチバ
ス歪の原因となる反射波を向けることにより、ゴースト
妨害、マルチバス歪を除去でき、良好な受信を行なうこ
とができる。しかしながら、上述したような可変移相器
29においても完全に満足し得るとは限らない。
すなわち、上述した可変移相器23を経由する回路に無
効線路長が存在することである。主な発生原因は上記ロ
ータリースイッチ32を構成する第1及び第2切換端子
板33,34における各固定端子及びこれらの固定端子
と印刷配線板30に形成したそれぞれのストリップライ
ン45乃至55を接続するそれぞれ第1及び第2の斜線
で示す配線にある。しかも第1及び第2切換端子板33
,34におけるそれぞれの印刷配線部分は上記給電線と
ストリップラインのように均一な特性インピーダンスで
はなく、また充分な線路長を有しており、しかも長さが
異なっている。従って、可変移相器23による線路長を
ゼロにしても、可変移相器23を経由しない給電線の線
路長と等しくならない、これは信号の伝送損失などの問
題がからみ、精度の向上の妨げとなる。本発明は、上述
した点に鑑み成されたもので、同一印刷配線板上に高周
波信号を伝送する給電線と同じ特性インピーダンスを有
する異なる長さのストリップラインを複数本形成してお
き、これらをスイッチなどにより選択的に上記給電線に
切換接続して線路長を可変することにより高周波信号の
位相を可変せしめると共に無効線路長にほぼ等しい線路
長を有するストリップラインを上記同一面に形成してこ
のストリップラインを線路長を可変しない回路に介挿し
、両路線へ往復する外部線路の長さに関係なく、常に無
効線路長を等しくすることができる。
簡単な構成で且つ安価なしかも一層精度の高い可変移相
器を提供するものである。以下「本発明による可変移相
器及びこの可変移相器を用いたアンテナ装置の実施例を
第5図乃至第7図を参照して詳細に説明する。
まず、第5図及び第7図に示す如き印刷配線板70が備
えられる。
この印刷配線板7川ま平行な表面を有する平坦なセラミ
ック、フェノール樹脂などによる誘電体板71と、この
譲露体板71の一方の表面及び他方の表面に後述する如
く印刷配線される信号を導くストリップラインによる線
路及び接地導体とによって構成される。さらに上記印刷
配線板70にはロータリ−スイッチ72の相対抗した1
対の切換端子73,74のそれぞれの接続端子75−.
乃至75−,2及び接続端子76−,(その他の接続端
子は図示せず)が挿入される如く配列した孔77−,乃
至77M,2及び孔78−,乃至78−,2が形成され
る。そして」上記ストリップラインを印刷する側の孔7
7−,乃至77−,2及び孔78−,乃至78−,2の
周囲にはラウンド79−,乃至79−,2及びラウンド
80−,乃至80−,2が印刷技術により付着される。
次に上記ラウンド79−,はかなり狭い幅のストリップ
ライン81により同一表面の一側縁に形成した入力電極
82に接続され、ラウンド80−・は同一幅のストリッ
プライン83により出力電極84に接続される。
そして相対向したラウンド79‐2とラウンド80‐2
とは最大線路長を有するように蛇行状に印刷配線したス
トリップライン85により接続され、ラウンド79‐3
とラウンド80‐3は上記ストリップライン85よりも
線路長が短いストリップライン86により接続される。
さらに上言己ラウンド79‐4とラウンド80‐4は上
記ストリップライン86よりも短いストリップライン8
7により接続される。
前記同様にラウンド79−5とラウンド80‐5からラ
ウンド7.9−,2とラウンド−,2に向かって順にス
トリップライン88,89,90,91,92,93,
94,95を短か〈形成して接続されている。そして、
上言己それぞれのストリップラインを形成した譲露体板
71の同一表面に無効線路長にほぼ等しい線路長を有す
るストリップライン96が形成され、これに入力電極9
7と出力電極98が接続される。
また、上記誘電体板71の他方の表面には上記孔の周囲
部を除いて表面の全てを覆う如く接地導体99が印刷さ
れる。
次に上述した印刷配線板70を用いた線路長可変による
可変移相器の実施例を説明する。
第6図に示した回路を説明する。なお前述した第2図に
示した回路と同一の部分は同符号を記入して説明する。
例えば水平スタックに設置される2本のアンテナ(図示
せず)の一方のアンテナに接続される接続端子2川ま切
換スイッチ21の第1の固定端子21−,に接続され、
この第1の固定端子21−,は第4の固定端子21‐4
に接続される。また、他方のアンテナに接続される接続
端子22はスイッチ21の第2の固定端子21‐2に接
続され、この第2の固定端子21‐2は第3の固定端子
21‐3に接続される。そして、上記スイッチ21の第
1の可動端子21‐5は線路長可変による可変移相器2
3を介してZ合成器24の一方の入力端子25に接続さ
れ、他方の第2の可動端子21‐6は固定の移相回路1
00を介して合成器24の他方の入力端子26に接続さ
れる。
なお上記第1及び第2の可動端子21‐3,21‐6は
連動であり、27は合成器24の出Z力端子である。次
に、第7図を用いて上記回路の具体的構成を説明する。
まず上述した印刷配線板76の孔77−,乃至77−,
2及び孔78−,乃至79−,2に接地導体99面2側
からロータリースイッチ72の第1及び第2の切換端子
板73,74に設けた接続端子75−,乃至75−,2
及び接続端子76−,(その他図示せず)を挿入した後
ラウンド79−,乃至79−,2及びラウンド80−,
乃至80−,2にはんだ付けす2る。
上記ロータリースイッチ72の第1の切換端子板73に
は放射状に固定端子101−,乃至固定端子101−,
2が取着され、これらが各印刷配線を介して上記援続端
子75−,乃至75−,2にそれぞれ対応して接続され
る。また、第2の切襖端子3板74も上記第1の切換端
子板73と同機に構成される。そして上記第1及び第2
の切換端子板73,74の固定端子101−,,102
−,に対するその他の固定端子との切換接続は回転軸1
03に運動の可動髪片104(片方のみ図示)により行
3なわれる。なお、固定端子101−,,102−・は
常時可動嬢片に接触している。次に一方のアンテナから
の給電線が接続される第1のコネクター10が設けられ
、このコネクタ110の出力端子111は給電線例えば
同軸コード112の芯線の二端に接続され、外被導体1
13は接地線に接続される。
そして上記同軸コード112の芯線の他端は切換スイッ
チ21の第1の固定端子21−,に接続され、接地線は
印刷配線板70の接地導体99に接続される。また他方
のアンテナからの給電線が接続される第2のコネクター
14が設けられ、このコレクタ114の出力端子115
は同軸コード116の芯線の一端に接続され、外被導線
117は接地線に接続される。そして上記同軸コード1
16の芯線の池端は切襖スイッチ21の第2の固定端子
21‐2に接続され、接地線は接地導体99に接続され
る。ところで上記スイッチ21の第1の固定端子21−
,と第4の固定端子21‐4及び第2の固定端子21‐
2と第3の固定端子21‐3は前述した如くそれぞれ短
絡される。またスイッチ21の第1の可動端子21‐5
は同軸コード118の芯線を介して印刷配線板701こ
形成した入力電極82に接続され、同軸コード118の
接地線の両端は接地導体99に後続される。
さらに印刷配線板70の出力電極84は同軸コ−ド11
9の芯線を介して所望の回路構成による合成器24の一
方の入力端子25に接続され、同軸コード119の接地
線の一端は接地導体99に、他端は締付金具120‘こ
接続される。そして、スイッチ21の第2の可動端子2
1‐6は同軸コード121の芯線を介して固定の移相回
路100を構成するストリップライン96の入力電極9
7に接続され、上記同軸コードi21の接地線の両端は
接地導体99に接続される。また出力電極9Mま同軸コ
ード122の芯線を介して合成器24の他方の入力端子
26に接続され、上記同軸コード122の接地線の一端
は接地導体99に他端は締付金具123に接続される。
また、合成器24の出力端子27は同軸コード124を
介して第3のコネクタ125に接続される。
以上のようにそれぞれ配線される各部品すなわちロータ
リースイッチ72は金属ケース130の一側板131に
取着され、第1のコネクタ110は他側板132に設け
た孔133に、第2のコネクタ114は孔134に、第
3のコネクタ125は孔135に挿入されてネジ締めな
どにより、取着される。
また、スイッチ21も一側板131に設けた孔136に
挿入されて上記同様ネジ締めなどにより取着される。そ
して金属ケース13川こは合成器24を収納した後、裏
蓋(図示せず)が取着される。なお、金属ケース130
の一側板I31におけるロータリースイッチ72の回転
軸103を取着した周囲には、予めロータリースイッチ
72により切換える印刷配線板70のストリップライン
の長さに対応した目盛表示137が付設されると共に回
転軸103の先端には目印を付設した滴まみ(図示せず
)が取着され、またスイッチ21部分にも切換表示13
8が付設される。ところで、前記それぞれの同鞄コ−ド
112,116,118,119,121,122,1
24と印刷配線板701こよるそれぞれのストリップラ
イン81,83,85,86,87,88,89,90
,91,92,93,94,95,96とは伝送損失、
反射などの問題から均一な特性インピーダンスに設定さ
れる。そして上記各ストリップラインの特性インピーダ
ンスは誘電体板71の厚みと誘電率及びライン幅を任意
に選択することによって設定し得る。次に動作を説明す
る。
第1のコネクタに給電された一方のアンテナからの電波
受信信号は同軸コード110による給電線により伝送さ
れ切換スイッチ21の第1の固定端子21−,及び第4
の固定端子21‐4に印加される。そして、第7図に示
すスイッチ21が第6図に示す状態に切換わっている場
合「上記第1の固定端子21−,に印加された高周波受
信信号は(以下高周波信号と称する)第1の可動端子2
1‐5及び同軸コード1 18により伝送されたストリ
ップラインの入力電極82に印加される。次に入力電極
82はストリップライン81に接続されており、これが
ロータリースイッチ72における第1の切換様子板73
の固定端子101−,に接続されているので、入力電極
82に伝送される高周波信号は固定端子101−,に印
力0される。そして図示の状態では、上記固定端子10
1−,が可動鞍片104を介して固定端子101−,2
に接続されているので、上記高周波信号は固定端子10
1−,2→最短長のストリップライン95→第2の切換
端子板74の固定端子102−,2→可動援片(図示せ
ず)→固定端子102−,→ストリップライン83によ
り順に伝送され、出力電極84に導出される。次に上記
出力電極84に伝送される高周波信号は両軸コード11
9を介して合成器24の一方の入力端子25に印加され
る。一方、第2のコネクター14に給電される他方のア
ンテナからの信号は同軸コード116による給電線によ
って伝送され、スイッチ21の第2及び第3の固定端子
21‐2,21‐3に印加される。そして、第3の固定
端子21‐3に印加される高周波信号は第2の可動端子
21‐6を介して同軸コード121により伝送され「
ストリップライン96の入力電極97に印加される。そ
して、さらにストリップライン96により伝送されて出
力電極98に導出され、この出力電極98からの信号は
同軸コード122により伝送され上記合成器24の他方
の入力端子26に印加される。また、上記一方の入力端
子25及び他方の入力端子26に伝送された信号は合成
された後出力端子27から同軸コードを介して第3のコ
ネクタに伝送される。上述した切換スイッチ21の功換
ポジション状態では可変移相器23すなわち線路長可変
部が第1のコネクタ110‘こ接続されるアンテナの給
電線路間に挿入され固定の移相器100が第2のコネク
タ114に接続されるアンテナの給電線路の間に挿入さ
れることになる。またロータリースイッチ72と印刷配
線板7川こよる給電線路長可変部はストリップライン9
5が最短線路長であり、これは他のアンテナの給電線に
接続される同軸コード116と同軸コード121及び同
軸コード122が接続された線路長よりも若干長くなる
程度となる。このときロータリースイッチ72の回転軸
103に取着した滴まみの目印は目盛表示137の“1
”の位置に対応する如く設定しておく。次に回転軸10
3を時計方向に回動し、可動接片104によって順に固
定端子101−,,102−,に対してその他の固定端
子との連結を切換えれば順に線路長が長くなるストリッ
プライン94,93,92,91,90,89,88,
87,86,85に切換わり、これに連動して目盛表示
137に対する切換えも行なわれる。従って、上記他方
のアンテナに接続される給電線路の長さに対して段階的
にその差がひらくものである。
すなわち、一方のアンテナの給電線間に挿入される上記
ストリップラインによる線路の長さをロータリースイッ
チにより任意に切換えて可変し、他方の給電線の長さに
対して或る線路長差をもたせるとそれに対応した遅延効
果により指向性の左右に作り出すヌル点(ヌル角)を或
る範囲内で徐々に可変することができる。
これによって指向性のメイン4ローブをより鋭くし、サ
ブ・ローフをより小さくすることができるもので、ゴー
スト妨害、マルチパス歪除去などを改善し得る。しかも
こ考案においては上記ロータリースイッチ72などによ
る無効線路長とほぼ等しい線路長を有するストリップラ
イン96による固定移相器100を設け、これを上記移
相を可変しない給電線路に挿入したことによって両線路
へ往復する外部線路の長さに関係なく、常に両線路の無
効線路長を等しくすることができる。従って、信号の伝
送損失などの問題を生せず且つ線路長差をゼロまたは小
さくして可変する場合にも精度の高い可変移相を得るこ
とができる。また、切換スイッチ21を切換えることで
線路長可変部を他方のアンテナの給電線路間に切換接続
し、この切換によって指向性の左右に作り出すヌル角を
左又は右いずれかを選択して可変することもできる。上
述したように本考案による可変移相器によれば高周波信
号を伝送する給電線に選択的に接続される同一の印刷配
線板上に上記給電線と同じ特性インピーダンスを有する
異なる長さのストリップラインによる線路を複数本形成
し、これをスイッチなどにより選択的に切換えることに
より給電線両端間の長さを可変し、以つて上記給電線に
より伝送される高周波信号の位相を任意に可変すること
ができる。
さらに、上記印刷配線板の同一表面に、可変移相器を経
由する線路に存在する無効線路長とほぼ等しい線路長を
有するストリップラインを形成しこのストリップライン
を上記可変移相器を経由しない線路に挿入したことによ
り、両線路へ往復する外部線路の長さに関係なく、常に
両線路の無効線路長を等しくすることができる。
従って、線路長差をゼロ又は小さくして位相可変する場
合にも精度の高い可変移相を得ることができる。特に位
相差給電方式のアンテナ装置に好適である。以上のよう
に本発明は簡単な構成で且つ安価なしかも一層精度の高
い種々の移相器に用いることができる可変移相器を提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するために用いた公知の位相差給
電方式のアンテナ装置の実施例を示す簡略図、第2図は
当初発明された可変移相器を用いた位相差給電方式のア
ンテナ装置、第3図は第2図に示した装置に用いられる
印刷配線板を示す平面図、第4図は第2図に示した装置
の主要部を一部破線で示す斜視図、第5図は本発明によ
る可変移相器に係る印刷配線板の実施例を示す平面図、
第6図は同上可変移相器を用いたアンテナ装置の実施例
を示す回路図、第7図は第6図に目した回路の具体的構
成を示す一部破線で示した斜視図である。 図中「 21・・・…切換スイッチ、24・・・・・・
合成器、70・・・・・・印刷配線板、72……ロータ
リースイッチ、81,83……ストリップライン、85
乃至96・・・・・・ストリップライン「 112,1
16,118,119,121,122,124・・。 …同軸コード。第「図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも前後に配置して高周波信号を受信する第
    1及び第2のアンテナを有し、第2のアンテナの給電線
    には誘電体板に形成した異なる長さのストリツプライン
    を可変手段により択一的に介挿して、第1のアンテナに
    対し逆相としたのちそれぞれを合成して給電するように
    したアンテナの可変移相器において、前記ストリツプラ
    インの線路長を可変する可変手段に存在する無効の線路
    にほぼ等しい線路長を有するストリツプラインを誘電体
    板に形成しこれを前記第1のアンテナの給電線に介挿し
    たことを特徴とする可変位相器。
JP14885081A 1981-09-22 1981-09-22 可変移相器 Expired JPS607403B2 (ja)

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