JPS60715Y2 - 煙感知器作動試験器 - Google Patents

煙感知器作動試験器

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JPS60715Y2
JPS60715Y2 JP14176880U JP14176880U JPS60715Y2 JP S60715 Y2 JPS60715 Y2 JP S60715Y2 JP 14176880 U JP14176880 U JP 14176880U JP 14176880 U JP14176880 U JP 14176880U JP S60715 Y2 JPS60715 Y2 JP S60715Y2
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smoke
carbon dioxide
pipe
cooling chamber
cylinder
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JP14176880U
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JPS5765491U (ja
Inventor
禎 杉山
Original Assignee
ホーチキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水又は氷の微粒子から戒る白煙を試験煙とす
る煙感知器作動試験器に関する。
従来使用されている煙感知器作動試験器は、線香の煙を
試験煙として感知器の点検を行なっている。
しかし、この従来の作動試験器は、線香の煙の独特の臭
気が嫌われることが多く、特に病院等では、心理的影響
も含めて患者の健康に良くないとされ、敬遠される欠点
がある。
又、この作動試験器は、線香の火による引火の危険が有
り、石油等の引火性の強い物質を貯蔵している施設、引
火性のガスが存在する場所などの火気厳禁場所、防爆区
域等では、その使用が不適当である、という欠点がある
更に、半導体工場等のように高度の清浄を要求される場
所では、炭素粒等の汚染物質を含むような試験煙を使用
することが好ましくないという問題もある。
本考案は、斯かる欠点を解決すべくなされたもので、無
害、無臭の試験煙を火気を全く使用せずに生皮でき、従
来使用困難であった病院、火気厳禁場所等においても使
用可能な煙感知器作動試験器を提供することを目的とす
る。
即ち、本考案は、試験煙を生成する本体と、該本体に取
付けられて上記試験煙を煙感知器まで導く導煙管とを有
して戊り、上記本体には、二酸化炭素を高圧充填して戊
るボンベと、該ボンベと上記導煙管とに連通する冷却室
とを設け、且っ、上記冷却室には、上記ボンベから噴出
される二酸化炭素をジュール・トムソン膨張させる細孔
体と、水蒸気を該冷却室内に供給する水蒸気生成手段と
を設けて戒り、ジュール・トムソン効果によって低温と
なった二酸化炭素により水蒸気を冷却して白煙状の試験
煙を生成するよう構成して、上記目的を遠戚するもので
ある。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。
同図の示す本考案の煙感知器作動試験器は、内部に白煙
生成機構を収納した本体1と、該本体1に取付けた導煙
管2と、白煙生成機構として上記本体1内に設けられる
ボンベ6及び冷却室14とから構成される。
上記本体1は、上部筐体1aと下部筐41bとから戊り
、内部にボンベ6及び冷却室14等を収納保持すると共
に、上部筐体1aには導煙管2が取付けである。
又、下部筐体1bは、上部筐体1aに着脱自在に取付け
てあり、これを取外すことによりボンベ6の交換を可能
にしている。
上記導煙管2は、管体にて構成され、本体1にて生成さ
れる白煙を、建物の天井等に設置された煙感知器まで導
く。
この導煙管2は、管体を伸縮自在に形成することにより
、煙感知器の設置位置に合わせてその長さを伸縮できて
点検作業が容易になると共に、小型化により作動試験器
自体の携帯、収納にも便利である。
上記ボンベ6は、上記下部筐体1b内に設置され、その
上端を開閉器4に着脱自在に取付けである。
そして、該開閉器4から接続管9、三方コック10及び
排出管13を介して冷却室14に連通される。
該ボンベ6内には、液体二酸化炭素5が、気化した二酸
化炭素ガス8と共に高圧充填されている。
この二酸化炭素は、ボンベ6内に設けられた排圧管7の
下端から、該排圧管7を介して内部圧力により液体の状
態で放出される。
勿論、このようなサイフオン型ではなく、ボンベ上端か
ら気化した二酸化炭素ガス8を放出するよう構成するこ
ともできる。
又、ボンベ6として、二酸化炭素を気体の状態て充填し
たものを使用することもできる。
これらの場合には、排圧管7が不用となることはいうま
でもない。
なお、本考案において、白煙の生皮に二酸化炭素を使用
するのは、次の理由による。
第1に、無害、無臭であって人体に悪影響を与えないこ
と、第2に、不燃であって火災を誘発しないこと、第3
に、ジュール・トムソン効果によって容易に冷却、固化
し、水を白煙化しやすいこと、第4に、空気より重いた
め、天井等に設置された煙感知器からの排出が容易であ
ること、などである。
開閉器4は、一端に上記ボンベ6が、他端に接続管9が
各々接続され、元栓3の操作により開閉されて、ボンベ
6の開栓・閉栓を行なう。
この開閉器4は、ボンベ6のガス漏れを防止するための
安全栓として機能するが、この機能が三方コック10に
より十分保持できるならば、省略することができる。
三方コック10は、上記接続管9と、排出管13と、気
化器12とに接続され、切換器11の操作により、接続
管9に対し排出管13又は気化器12を選択的に連通さ
せると共に、接続管9を閉栓することができる。
又、この三方コック10により、二酸化炭素の流量調節
を行なうことがてきる。
なお、この三方コック10は、後述する煙除去機構を設
けない場合には不要てあり、流量調節を兼ねた開閉弁と
代えることができる。
気化器12は、上記三方コック10から導煙管2までの
間に冷却室14をバイパスするように設けられ、煙除去
機構を構成する。
この煙除去機構は、三方コック10を介して流入する液
体二酸化炭素を気化器12にて気化せしめて、導煙管2
を介して煙感知器に送出し、該二酸化炭素ガスにより煙
感知器内部に残留する試験煙を除去する。
したがって、この機構は、点検後の煙感知器を早急に復
旧させることができ、非常に便利であるが、省略するこ
とも勿論可能である。
なお、この煙除去機構は、ボンベ6から二酸化炭素ガス
が放出される形式の作動試験器の場合には、気化器12
を必要とせず、バイパス管のみで構成される。
上記冷却室14は、上記上部筐体1a内において、上記
排出管13と煙排出管18との間に設けられ、略密閉さ
れた内部には、細孔体15と水蒸気生成手段16とが設
けられており、ここで白煙が生皮される。
細孔体15は、例えば、細密フィルタから戒り、冷却室
14内にて開口した排出管13の該開口部に取付けられ
、ボンベ6から高圧にて送出される液体又は気体の二酸
化炭素を低圧側の冷却室14内に噴出せしめて、ジュー
ル・トムソン膨張させ、該二酸化炭素を急速に冷却せし
めるものである。
この際、二酸化炭素の一部は固化して粉末状のドライア
イスを形成する。
この細孔体15は、上述のようにジュール・トムソン効
果を起こすものであれば良く、ノズルのようなものであ
ってもよい。
水蒸気生成手段16は、例えば含水海綿体にて構成され
、冷却室14内に水蒸気を供給する。
供給された水蒸気は、上述のジュール・トムソン効果に
より低温化した二酸化炭素により冷却され、微細な氷粒
乃至水滴となり、白煙状の試験煙を形成する。
この水蒸気生成手段16は、海綿体を使用しているので
、これに水を含ませることにより、ある程度の時間、連
続して水蒸気を生皮することができ、又、本体1の傾斜
にも対処できる。
水の供給は、上部筐体1a側面に設けられた給水栓17
により行なう。
なお、この実施例では、水蒸気生成手段16を冷却室1
4内に設けているが、これを外部に設けて、水蒸気を冷
却室14内に送出するよう構成することもできる。
煙排出管18は、上記冷却室14と導煙管2とを結び、
冷却室14内にて主伐された白煙状の試験煙を、二酸化
炭素ガスの圧力により導煙管2に送出せしめる。
この煙排出管18と導煙管2との接続点には、弁19が
設けである。
この弁19は、上述した煙除去機構を有する場合に設け
られ、冷却室14から白煙が放出される時に気化器12
の排出口20を閉栓状態とし、気化器12から二酸化炭
素ガスが放出される時に煙排出管18を閉栓状態とする
よう構成される。
次に、本考案の煙感知器作動試験器の動作について説明
する。
まず、点検すべき煙感知器に導煙管2を向け、元栓3を
操作して開閉器4を開栓状態とする。
これによって、ボンベ6内の液体二酸化炭素5が排圧管
7、開閉器4及び接続管9を通って三方コック10に達
する。
ここで、切換器11により三方コック10を操作して、
接続管9と排出管13とを連通させると、上記液体二酸
化炭素は、該排出管13の端部に設置された細孔体15
に達する。
この細孔体15では、二酸化炭素が高圧側の排出管13
から低圧側の冷却室14内に、該細孔体15の細孔を介
して断熱的に噴出して膨張し、ジュール・トムソン効果
を生起する。
この結果、噴出された二酸化炭素は、その一部が粉末状
のドライアイスを形成すると共に、低温のガス体となる
又、冷却室14内には、水蒸気生成手段16の含水海綿
体から連続的に水蒸気が供給される。
この水蒸気は、ドライアイスを含む上記低温の二酸化炭
素に触れ、凝固又は凝縮して、微細な氷粒乃至水滴とな
る。
これらの氷粒乃至水滴が二酸化炭素ガスに分散されて煙
霧質となり、白煙を構成する。
この白煙は、煙排出管18を通って導煙管2に達する。
この際、弁19は、煙排出管18側の圧力が高くなるた
め、気化器12側の排出口20を閉栓状態とするので、
白煙が気化器12に流入することはない。
ついで、該白煙は、導煙管2から目的の煙感知器に送出
され、試験煙として該煙感知器内に流入し、これを発報
作動させる。
次に、煙感知器の発報を確認した後、切換器11により
三方コック10を操作して、接続管9と気化器12とを
連通させると、上記液体二酸化炭素は、気化器12に流
入して気化され、二酸化炭素ガスとなる。
そして、このガスは、排出口20から導煙管2に放出さ
れる。
この際、弁19は、上記とは逆に、煙排出管18を閉栓
状態とするよう二酸化炭素ガスの圧力により切換えられ
る。
このようにして、導煙管2から煙感知器内に二酸化炭素
ガスが流入すると、煙感知器内に残留している白煙状の
試験煙が、このガスにより排出され、当該煙感知器が復
旧する。
なお、本考案において、本体1及び導煙管2を断熱材に
て形成するか、又は、断熱材にて包囲することにより、
外気温度の影響を少なくすることができる。
その結果、白煙を安定に主伐できると共に、白煙の寿命
を長くすることができる。
又、ボンベ6として、小型のものを使用すれば、作動試
験器を軽量化できるので、試験作業具の負担を軽減でき
る。
以上説明したように、本考案は、微細な氷粒乃至水滴か
らなる白煙を試験煙とするので、無害、無臭であって、
病院等においても使用でき、又、白煙の主伐に火気を全
く使用しないので、火気厳禁場所、防爆区域にても安全
に使用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・導煙管、4・・・
・・・開閉器、5・・・・・・液体二酸化炭素、6・・
・・・・ボンベ、7・・・・・・排圧管、訃・・・・・
二酸化炭素ガス、9・・・・・・接続管、10・・・・
・・三方コック、11・・・・・・切換器、12・・・
・・・気化器、13・・・・・・排出管、14・・・・
・・冷却室、15・・・・・・細孔体、16・・・・・
・水蒸気生成手段、18・・・・・・煙排出管、19・
・・・・・弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 試験煙を生成する本体と、該本体に取付けられて上記試
    験煙を煙感知器まて導く導煙管とを有して戊る煙感知器
    作動試験器において、 上記本体には、二酸化炭素を高圧充填して成るボンベと
    、該ボンベと上記導煙管とに連通する冷却室とを設け、
    且つ、上記冷却室には、上記ボンベから噴出される二酸
    化炭素をジュール・トムソン膨張させる細孔体と、該冷
    却室内に水蒸気を供給する水蒸気生成手段とを設けて戒
    り、 ジュール トムソン効果によって低温となった二酸化炭
    素により水蒸気を冷却して白煙状の試験煙を生成するよ
    う構成したことを特徴とする煙感知器作動試験器。
JP14176880U 1980-10-04 1980-10-04 煙感知器作動試験器 Expired JPS60715Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14176880U JPS60715Y2 (ja) 1980-10-04 1980-10-04 煙感知器作動試験器

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JP14176880U JPS60715Y2 (ja) 1980-10-04 1980-10-04 煙感知器作動試験器

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Publication Number Publication Date
JPS5765491U JPS5765491U (ja) 1982-04-19
JPS60715Y2 true JPS60715Y2 (ja) 1985-01-10

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ID=29501596

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14176880U Expired JPS60715Y2 (ja) 1980-10-04 1980-10-04 煙感知器作動試験器

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JP (1) JPS60715Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086599A1 (ja) * 2010-01-14 2011-07-21 株式会社プロサス 試験器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086599A1 (ja) * 2010-01-14 2011-07-21 株式会社プロサス 試験器

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Publication number Publication date
JPS5765491U (ja) 1982-04-19

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