JPS606867Y2 - 回転式看板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、枠箱内に長手方向の中央部両端を１８０°回
転自在に支えて装填した多数の並設看板が枠箱前面に遂
次自動的に連続して現われ且つ看板の広告面の一部が瞬
間的に変わるようにした広告又は告示用の装置に関する
ものである。

更に詳しく述べれば、各々同期して回転するようにされ
た複数個の回転円盤部材と、各々上記回転円盤部材の円
周に沿って等しい間隔を置いて取付けられる表裏両面を
広告面とした多数の看板用プレートと、上記各回転円盤
部材に取付けられた看板用プレートを一平面上に整列さ
せる整列機構とを有し、各看板用プレートは、その両端
中央部を上記回転円盤部材に軸架して反転できるように
すると共に、隣接看板用プレートが並んで一つの平面状
の連続した広告面を形成するように構成され、また上記
回転円盤部材の回転に応じて該部材の円周に沿って回動
される各看板用プレートが最初の表示位置で広告面を形
成した後、次の表示位置へ移動する時点で看板用プレー
トを反転させる反転機構を有するものである。

出願人は先に１回転式可変看板ヨを出願し、特許を取得
したが（特許第５８３８０７号）、同発明は機構が可成
り複雑で製作にも相当高い精度を必要とし、且つプレー
トが相互に触れ合うので回転時に騒音を発する等の欠点
があった。

本考案はこれらの欠点をなくすべく改良したもので、看
板が上から下向きに移動する実施例を図面により説明す
れば次の通りである。

図面は５枚のプレートが移動して広告面を展開するよう
にした装置を４段に設けた実施例を示したもので、１は
フレーム２に垂直方向に４段設けた水平軸で各軸の両端
には円盤３が固定してあり、円盤の円周に沿い等間隔に
５分割した位置に両端対向円盤間に跨って５枚のプレー
ト４が軸着架設しである。

５はプレート４のその軸で、円盤３から突き出している
個所にはピニオン６が設けてあり、フレーム２に設けた
鎌形歯車７に噛んでいる。

なお水平軸１は電動機８によりベベルギヤー９を介して
駆動されて間歇的に回転するようにしである。

一方広告面の画面を規則正しく形成させるたの補助装置
として設けたプレート抑え板１０は水平軸１に固定した
ピンホイール１１の回転により断続的に策動する１組の
梃子１３に作動されてプレート面から離れ或いはこれを
抑える。

これ等駆動機構、連動機構、円盤等は総て枠箱内に内蔵
されており、枠箱前面の窓１４からプレート群に表示さ
れた広告面だけが表わされる。

第３図は、水平軸１の駆動により両側の円盤３を矢印の
方向に間歇的に回転させ、プレート４、 ４ｅ’が垂直
に連鎖して広告面の一部を形成する位置にてリレースイ
ッチの作動により一時停止させた状態を示すもので、広
告面形成後上部のプレー）４ａは円盤の回転により瞬間
的に下部プレー）４ｅ’の位置に下降するが、その際、
プレートの側面に設けたピニオンを鎌形歯車で回転させ
ることによりプレートは１８０°回転して、裏面４ａ′
が表われ、この面が新たに上部の位置に運ばれるプレー
ト４ｂと連鎖して次の広告面を形成する。

以下同様に縦の一連の広告面は瞬時にして次の広告面に
変わり、かくして回転が進むにつれてプレート枚数だけ
広告面は変わり、再び第一広告面に戻る。

第５図は、広告面を形成する各段２枚ずつのプレートが
一つの面として規則正しく画面を形成するためのプレー
ト抑え装置で、１１は水平軸１に固定したピンホイール
、１２はピンホイール１１に円形状に等間隔に配置した
ピン、１３はビン１２によって作動されプレート４を間
歇的に抑止する■組の梃子で、その先端は水平軸１の間
歇的回転により駆動されてプレート４を表面上より抑止
する。

本機構は電動機に連動する公知の電磁機構を使用しても
よく、或いは公知のカム類等を使用してもよく、さらに
摩擦等を利用してもよい。

又広告面を照すための各種照明装置、或いは広告面と同
調すせたエンドレステープレコーダーを組込んでもよい
。

更に窓を幾つかに分割して、その分割した窓の各々に別
々の広告を表示するようにしてもよい。

更に又、本考案は水平軸１を縦軸にして各段を横に列べ
、プレートが垂直に回転するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したもので、第１図は全体
の斜視図、第２図は枠箱内に装置する原動機並びに運動
機構の斜視図、第３図は一連の可動看板の作動機構を拡
大して示した側面図、第４図はその正面図、第５図は看
板の画面を整然と形成させるために設けたプレート抑え
装置の説明図でＡは平面図、Ｂは側面図である。 ３・・・・・・円盤、４・・・・・・プレート、６・・
・・・・ピニオン、７・・・・・・鎌形歯車、８・・・
・・・原動機。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 各々同期して回転するようにされた複数個の回転円盤部
   材と、各々上記回転円盤部材の円周に沿って等しい間隔
   を置いて取付けられる表裏両面を広告面とした多数の看
   板用プレートと、上記各回転円盤部材に取付けられた看
   板用プレートを一平面上に整列させる整列機構とを有し
   、各看板用プレートは、その両端中央部を上記回転円盤
   部材に軸架して反転できるようにすると共に隣接看板用
   プレートが並んで一つの平面状の連続した広告面を形成
   するように構成され、また上記回転円盤部材の回転に応
   じて該部材の円周に沿って回動される各看板用プレート
   が最初の表示位置で広告面を形成した後、次の表示位置
   へ移動する時点で看板用プレートを反転させる反転機構
   を有することを特徴とする回転式看板。