JPS6068025A - 濾過式集塵機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は作業環境改善に使用される濾過式集塵機につ
いて、集塵機が長期使用中に、そのフィルタ性能が低下
する傾向がある点を是正することを目的としてなされた
ものである。

第１図はフィルタを使用する従来の濾過式集塵機の一例
を示すもので、１は含塵外気の取入れ口、２は除塵され
た空気の排出口、３は機内に設けた吸引ファン、４は粉
塵捕集用のフィルタ、８はフィルタに耐着した粉塵の払
い落し装置、９はダストバンカー、１０は回収されたダ
ストである。

空気とともに機内に導入され粉塵はフィルタ４の表面で
捕集され・粉塵を除去された空気は排出口２かも外気中
に放出される。捕集粉塵７によってフィルタ４の通風量
がある程度低下したとき、捕集粉塵７は払い落し装置８
によって払い落されダストバンカー９内に回収される。

従来の濾過式集塵機は、粒径分布の幅の広い粉塵をフィ
ルタに導入していたので、粉塵中の微小粒子によってフ
ィルタの目詰りを生じ、この目詰りは払い落しによって
は完全には解消せず、払い落し操作の回数を重ねていく
うちに、フィルタの通風損失は次第に増大していく欠点
があった。

第２図は、同一のフィルタについて・粉塵負荷が増大す
るに従って通風損失ΔＰが増大し、処理風量Ｑが減少し
ていくことを示した線図である。

これによれば、平均粒径が小さい粉塵の場合はΔＰの増
大は曲ＭＡが示す通り急勾配であす、Ｑの減少も曲線Ｂ
が示すように急峻である。これに対して平均粒径が犬々
る場合は、ΔＰの増大、処理風量Ｑの減少は、それぞれ
曲線Ａ／　、曲線Ｂ′が示すように緩やかである。

第２図の曲線ＢおよびＢ′が示すように、粉塵負荷の増
大に伴って処理風量Ｑが減少するが・通常は処理風量Ｑ
が初期風量の約′−まで低下したときに払い落し操作を
行って処理風量を回復する。

払い落し操作を行う頻度は、平均粒径の小さい場の方が
犬となることは第２図の８曲線から理解できるが１粒径
分布の幅の広い粉塵を沖過する場合は最小粒径を基準に
して払い落し頻度が定まるのみならず、微小粒子による
目詰り現象を伴うので第３図に示したように払い落しの
効率が悪くなるわけである。

この発明は上記の従来の集塵機の欠点を是正するために
・捕集しようとする粉塵を、平均粒径の大きい粉塵粒子
群と、平均粒径が小さい粉塵粒子とに分級し５分級され
たそれぞれの粒子群を、その捕集に適したフィルタ・処
理風量、払い落し頻度で捕集するようにしたものである
。

本発明の目的を達成するための集塵機の具体的な構成は
、平均粒径の大きい粒子群りを捕集するに適した第１フ
イルタ室と、平均粒径の小さい粒子群Ｓを捕集するに適
した第２フイルタ室とが区劃されて機内に設けられ、吸
引ファンによって含塵外気を機内に吸込むダクトの内部
に、吸込まれた粉塵を粒径によって前記の粒子群りとＳ
とに分級するための分級器を設けるとともに、ダクトの
出口側に１粒子群りを含む空気流を前記の第１フイルタ
室に導く通路と、粒子群Ｓを含む空気流を前記の第２フ
イルタ室に導く通路とを設けた点を特徴とするものであ
る。

次に第４図に示した実施例によって本発明の涙過式集塵
機の構成を説明する。

第４図において、３は吸引ファン、５は平均粒径の大き
い粒塵粒子群りを捕集するためのフィルタ・６は平均粒
径の小さい粉塵粒子群Ｓを捕集するためのフィルタ、８
は払い落し装置である。

１１はフィルタ５を設けた第１捕集室、１２はフィルタ
６を設けた第２捕集室で・二つの捕集１１と１２は仕切
板１３によって区劃されている。

１４は含塵外気を機内に導入するダクト、１５はダクト
１４の内部に設けられた分級器で１分級器１５は１通常
、軸流サイクロンに用いられる案内羽根１６をダクト１
４中に設けて構成させる。

１７は我人外気の１部を第２捕集室１２に導くダクトで
ある。

ダクト１４の出口とダクト１７の入口との間には、我人
外気の残部を第１捕集室１１に導くための間隙１８が外
気の通路として設けである。

１９は捕集室１２を通過する風量を調整する弁・２０は
弁開度調整用のツマミである。

２１ｉｄ第１捕集室１１の下部に設けたダストバンカー
、２２は第２捕集室１２の下部に設けたダストバンカー
である。

上記のように構成された本発明の濾過式集塵機は次のよ
うに作用する。

ファン３の運転によって、含塵外気２３はダクト１４を
通って機内に導入される。ダクト１４内を通過する空気
は１分級器１５の案内羽根１６によって旋回気流となり
、気流中に浮遊する粉塵粒子は遠心力を附与される。

この際、平均粒径の大きい粒子群の各粒子はダクト１４
の内壁に向って移動し１間隙１８に出たところで放射状
に拡散する空気流に乗って第１捕集室１１内に入り、フ
ィルタ５によって濾過捕集される。平均粒径の小さい粒
子群の各粒子は遠心力の作用を受けることが少く、直進
する空気に乗ってダクト１７内に吸引され、第２捕集室
１２に入ってフィルタ６で濾過捕集される。

フィルタ５に附着した粒子群２４．ならびにフィルタ６
に附着した粒子群２５は払い落し装置８゜８によってそ
れぞれダストバンカー２１．２２内に回収される。

本発明によれば、平均粒径の異る二つの粒子群を別個に
捕集するフィルタ５とフィルタ６のそれぞれについて最
適の濾過速度を設定することによって、綜合的に払い落
しの効率を高めることが可能である。

例えば、フィルタ５とフィルタ６０濾過速度の比全７＝
３として乗置する場合、フィルタ５が捕捉する粒子は粗
りから、濾過速度を大きくしても粉塵負荷の増大に伴う
処理風量の減少度が小さい。

一方、フィルタ６は通常の濾過速度の６０チ程度である
ため、フィルタ表面への粒子の耐着が粗であり、粉塵負
荷が増しても処理風量の減少は通常の場合よりも低く抑
えられる。これによって、フィルタ５とフィルタ６の双
方とも払い落しの時間間隔を大きくとることができる。

第５図は本発明に係る集塵機と従来形の集塵機を連続運
転した結果について、通風損失の推移を示したものであ
る。実線Ｒは本発明によるもの、点線Ｓは従来形による
ものである。

上記の試験における供試粉塵は、高速切断機で直径２イ
ンチのガス管を切断して得た粉塵である。

従来形では、図中Ｓで示したように、拡い落しを繰り返
す度に通風損失の回復度が徐々に悪くなっている。これ
に対し本発明によるものは、払い落しを繰り返した場合
にも通風損失の回復度はＲ線で示したように良好である
。

本発明の濾過式集塵機は、長時間に亘り、常に高い処理
風景で連続運転できるので、作業環境を常に清浄々状態
に維持する上で、大なる効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の濾過式集塵機の縦断面図、第２図は粉塵
負荷に対する通風損失ならびに処理風量の関係を示す線
図、第３図は通風損失と処理風量の経時変化を示す練１
ン１、第４図は本発明の濾過式集塵機の縦断面図、第５
図は本発明による通風損失特性を従来のそれと比較した
線図である。 １・・・含塵外気の取入口・２・・・除塵空気の排出口
・３・・・吸引ファン、４・・・フィルタ、５・・・フ
ィルタ、６・・・フィルタ、７・・・フィルタ面の耐着
粉塵、８・・・払い落し装置、９・・・ダストバンカー
、１０・・・回収ダスト・１１・・・第１捕集室、工２
・・・第２捕集室、１３・・・仕切板、１４・・・ダク
ト、１５・・・分級器、１６・・・案内羽根・１７・・
・ダスト、１８・・・間隙、１９・・・弁、２０・・・
弁のツマミ、２１．２２・・・タストバンカー、２３・
・・含塵外気、２４．２５・・・耐着粒子群。 代理人　弁理士　高橋明夫 琴１　口 ≠２区 千　３　図 運転時間 穿４囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、含塵外気を機内に導入するダクトの内部に粒子分級
   器を設け、前記のダクトの出口には、分級された。平均
   粒径の大きい粒子群を含む気流と、平均粒径の小さい粒
   子群を含む気流とを分けて、それぞれ別個に、平均粒径
   の大きい粒子群を捕集するフィルタを具えた捕集室と、
   平均粒径の小さい粒子群を捕集するフィルタを具えだ捕
   集室に導入する気流通路を形成したことを特徴とする濾
   過式集塵機。