JPS60640B2 - 放射性金属発棄物の水中切断装置 - Google Patents

放射性金属発棄物の水中切断装置

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JPS60640B2
JPS60640B2 JP9942980A JP9942980A JPS60640B2 JP S60640 B2 JPS60640 B2 JP S60640B2 JP 9942980 A JP9942980 A JP 9942980A JP 9942980 A JP9942980 A JP 9942980A JP S60640 B2 JPS60640 B2 JP S60640B2
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fusing
cutting head
cutting
tank
torch
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JP9942980A
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修 橋本
孝 井出
誠三 藤田
知仁 黄田
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、放射性金属廃棄物の水中切断装置、詳しくは
、原子炉内で使用されたチャンネルボックス、制御棒を
減容するための水中切断装置に関するものである。
原子炉内で使用されたチャンネルボックス、制御棒は定
期的に取り替える必要があり使用済のものは廃棄される
が、かかる部村は放射能を帯びているため、一般的には
、被爆の問題から水深13肌にも及ぶ燃料プールへ格納
保管されている現状にある。
ところで、このチャンネルボックスAは、第I図aに示
すように角形筒状体の一端にガゼットー及びスベーサー
2が設けられたものであり、また制御榛Bは第1図bに
示すように、十字形ブレード3の一端に4個のガイドロ
ーラー5を有する特異形状のスピードリミッター4が連
結されたものである。
したがって、かかる都村をそのまま燃料プールへ格納保
管するとその保管スペースは大となる。近年、この種廃
棄部材の増大により保管スべ−スの確保は、斯界の重要
な問題となっている。
この問題解決の一手段として、これらチャンネルボック
スAや制御榛Bを切断して滅客することが考えられ、従
来特にチャンネルボックスAの滅客手段としてプレス、
シアリング、パンチングの単独あるいはこれらの組合わ
せる所謂機械的な手段が講じられていた。しかしながら
、かかる手段においては、装置が大型であり、かつ部品
数が多く複雑であるため、保守頻度が増し、また運転準
備等の時間が増すため、滅客作業の迅速性が欠けかつ作
業員の被爆量が増加する危険があった。
更に、かかる装置の少なくとも切断部は水中に設置する
必要があるため、切断槽の大型化と併せて設置場所の基
礎を強固なものとしなければならない等の多くの問題点
があった。一方、制御樟Bについては、形状が複雑であ
ること及び処理時に中性子吸収棒を脱落させてはならな
いこと等機械的な手段に対して不利な点があり、いまだ
に城客手段は講じられていない。
かかることから、本特許出願人は、先に水中に設けられ
た容器内にチャンネルボックスAまたは制御榛Bの如き
被溶断金属の少なくとも切断部と、熔断トーチを収納し
、該被溶断金属と溶断トーチの相対位置を移動させて、
該被溶断金属を溶断するようにした水中切断装置を提案
した。本発明は、この水中切断装置の改良に関するもの
であって、燃料プール内に収容される竪型容器を、着脱
自在な切断ヘッドと、収納部及び下部傾斜部とで構成し
、前記切断ヘッドを溶断トーチを夫々酉己設したスピー
ドリッタ港断槽とプレード溶断槽とに分割して構成し、
前記切断ヘッドに流入口を設けると共に収納部下部に流
出口を設け、前記流入口と流出口とをフィルター及びポ
ンプを有するラインにより連結して汚染水の浄化循環ラ
インを形成し、前記流入口の上部に、吸引口と閉口スリ
ットを備えたフードを設け、前記吸引口に吸引ファンを
備えた吸引ラインを接続したもので、その目的とすると
ころは、切断装置の簡易化、小型化、放射能の汚染防止
と併せて安価に製作出来るようにした点にある。以下、
本発明による水中切断装置の一実施例を第2図〜第6図
により説明する。
第2図は全体構成を示す図であって、11は水位WLを
有する燃料プールであって、該燃料プール11内には竪
型容器12が配設されている。
この竪型容器12は切断ヘッドa、収納部b、及び下部
傾斜部cとにより構成され、前記切断ヘッドaと中央部
bとはフランジー3により取外し可能な如く一体構成さ
れ、水を内在させるようになっている。そして、切断ヘ
ッドaには、プラズマアーク制御装置14により制御さ
れる港断トーチ15,16と、後述する循環ラインに連
なる水の流入ロー7が設けられると共に、その上部は、
吸引ロー8を有しかつ中央部に開ロスリット19を有す
るフード201こより覆われている。このフード201
こ設けられた吸引ロー8には、吸引ファン21を有する
吸引ラインLが接続されている。なお、22はダンパー
、23はフィルターである。次に「切断ヘッドaについ
て詳述すれば、第3図及び第4図に示すように、上下に
間隔を置いてガイド31,32が設けられ、その間が溶
断槽33として形成される。この熔断槽33内には、水
平移動可能な溶断トーチ34と、チャンネルボックスA
の角部に先端を接近させた固定溶断トーチ35が設けら
れている。この溶断トーチ35は対応角へも設けるとよ
い。ガイド31及び32は、少なくとも切断ヘッドa内
の相対する二角に設けられ、その上面は、角8をもって
内方に向って傾斜している。即ち、上方より図示しない
クレーン等によりチャンネルボックスAが吊り降された
場合、芯合せが容易なように考慮されている。36は溶
断トーチ34を移動させるための例えば水圧シリンダー
の如き駆動装置である。
第5図及び第6図は、制御榛Bを切断する場合に適する
切断ヘッドa′の詳細を示すものである。
この場合切断ヘッドa′は、スピードリミッタ溶断槽3
7と、プレーード溶断槽38とに分割される。スピード
リミッタ溶断槽37には、水圧シリンダの如き駆動装置
39によって水平方向に移動される溶断トーチ40が設
けられると共に、その下部には、ガイド41が少なくと
も2ケ所設けられている。このガイド41は上部に傾斜
部41′と下部には受部41″が形成されている。また
下部は閉口して、後述するブレード総断槽38の下部と
連結している。ブレード溶断槽38の上部には、四囲か
ら内方に向って傾斜するガイド42が設けられており、
各ガイド42の接合内角にブレードの先端緑が当接し、
かつ上下方向に摺動可能な如く構成されている。また、
該ブレード港断槽38内には、岡定溶断トーチ43がそ
の火口がブレード交叉部に近接するよう配置されている
。竪型容器12を構成する収納部bの長さ1はチャンネ
ルボックスAの長さより短かくされ、その下部には流出
口24が設けられ、該流出口24と前記流入口17とは
、フィルター25、ポンプ26を有するライン−で連結
し、循環ラインを形成している。ラインL3はフィルタ
ー25の目詰りを検知するために設けられたものであり
途中に差圧計27aを有する。竪型容器12を構成する
傾斜部cの上部には、開閉蓋27がピン28により矢印
d方向に開閉可能な如く設けられている。
29は橋集トレーである。
かかる構成において、先ずチャンネルボックスAを溶断
する場合について説明する。
原子炉内から取り出されたチャンネルボックスAは、図
示しないクレーン等により運ばれ、竪型容器12内へ降
される。
このときガゼツトー及びスベーサー2を有する端部を上
方にして吊り降される。そしてその上部が熔断槽33内
に達すると、溶断トーチ34を作動させると共に駆動装
置36により該トーチ34を水平移動させることにより
スベーサー2及びガゼットーを含む上端部A′は切断さ
れる。(第1図点線部)このとき、チャンネルボックス
Aは僅かに下降するが、その下端が下部傾斜部cの上部
に当接して停止する。切断された上端部A′は、溶断槽
33より上方に吊り上げられ水中を所定の位置まで運ば
れるが、このとき図示しないクレーン等の吊り下げ装置
は閉口スリット19内を通過するため、フード20がそ
の移送を防げることはない。収納部b内に存在するチャ
ンネルボックスAは、再度吊り上げられ溶断トーチ35
を作動させてから日頃次上方に移動させると、その角度
で切断分割され断面L形の部材となって減客される。
なお、かかる操作においてチャンネルボックスAは、切
断しない二角部分を握持して吊り卸されるためガイド3
1が支障を来すことはない。制御榛Bを切断する場合は
、切断ヘッドa′内に設けられているスピードリミツタ
溶断槽37内に吊り卸され、制御榛Bのスピードリミツ
タ4に設けられたローラー5がガイド41に当接すると
、溶断トーチ40を作動させ、駆動装置39によりこれ
を移動させると十字形をなすブレードの1枚は切断され
る。その後、溶断トーチ40を所定の位置に返えし、制
御榛Bを90o回転させてから前前溶断トーチ40を作
動させる。このようにしてスピードリミッ夕4の切断が
完了すると、スピードリミッタ4をスピードリミッタ熔
断槽37内に残したままブレード3を隣接して設けられ
たプレード溶断槽38内に移し、前記チャンネルボック
スAの溝断と同様に一旦降されたブレード3は、順次上
方に移動させることにより固定溶断トーチ43により上
端部から下端部に向って日頃次熔断される。この濠合溶
断トーチ43の火口は、ブレードの交叉部に近接して配
置されているため、十字形のブレード3は断面L字形に
切断分割される。ところで、かかる水中切断を行なうと
、竪型容器12内にドロスまたは浮遊固形物などの放射
性二次廃棄物が発生することとなる。これら廃棄物が燃
料プール11内に拡散し、プールの水中放射能濃度を高
めることになり作業者の被爆問題が発生する。したがっ
て、本発明では、竪型容器12を形成する収納部b下部
に設けられた流出口24からポンプ26により、該容器
12内の水を吸引すると、この汚染水はフィルター25
で炉適され、流入口17より該容器12内へ返えされる
本発明者等の知見によれば、フィルター25をポリプロ
ピレン等の合成繊維性物質で構成し、かつ炉過精度3仏
肌程度とすることにより実用上問題ないことが確認され
た。一方、水中溶断により発生する粉塵を含んだガスは
フード20内に達するが、このフード20内は吸引ブロ
ヮー21により作動中は常時負圧に保持されているため
、その開ロスリツト19を通って外部に洩れる恐れはな
い。
即ち、この粉塵は放射性物性であり、したがって、かか
る含塵を吸引ファン21の作用により吸引処理すること
により作業者の被爆は解消される。以上説明の如く「本
発明によれば、 1 竪型容器12内で水中切断するようにしたため装置
が簡略化できる。
2 竪型容器12内に発生する汚染水はフィルター25
で炉遇されて循環使用されるので少量の水で済み、しか
も被爆の恐れもなくなる。
3 溶断中に発生する粉塵を含むガスは、吸引ラインに
より除去されるので、大気へ放出されて被爆の原因にな
る恐れはない。
4 竪型容器12の保守点検等を必要とする切断ヘッド
aをフランジにより中央部bに取外し可能に取付けてい
るため、保守点検作業は極めて容易となる。
5 チャンネルボックスA等の厚みはせし、ぜし、2肌
程度であり、平板に切断すると剛性が失なわれ取扱いや
特に立てて格納保管する場合不利となるが、本例では断
面L字形に切断減客されるため、剛性はそれほど失なわ
れることはない。
6 また本発明は「切断ヘッドをスピードリミツタ溶断
槽37と、プレード溶断槽38とを分割して構成したた
め、制御榛Bを個別に切断して減客することが出釆る効
果がある。
等の幾多の利′点を有するものである。
勿論本発明は、ここに示される実施例に限定されるもの
ではない。
本発明の重要な点は、アーク熱を利用して水中溶断し減
客を計り、この際生ずる汚染水及び汚染粉塵含有ガスを
有効に処理して、装置の簡略化、4・型化と併せて被爆
防止を計るという技術思想にある。
したがって、かかる思想を逸脱しない範囲で種々変更出
来ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図aはチャンネルボックス、bは制御榛の斜視図、
第2図〜第6図は、本発明による放射能汚染金属の水中
切断装置の一実施例を示すものであって、第2図は、全
体説明図、第3図は、切断ヘッドaの一例を示す平面図
、第4図は第3図のD−D断面図、第5図は切断ヘッド
aの他の実施例を示す平面図「第6図は第5図のE−E
断面図を示すものである。 1……ガゼツト、2……スベーサー、3……フレード「
4・…・0スピードリミツタ、11・・・・・・燃料
プール、12・・…・竪型容器、13・・・・・・フラ
ンジ、14・・・・・・プラズマアーク制御装置、15
,16・・・・・・溶断トーチト17…・・・流入口、
18……ガス吸引口、19……関口スリット、20……
フード、21……吸引ファン、22……ダンパー、23
,25・・・・・・フィルター、24…・・・流出口、
26……ポンプ、27…・・・開閉蓋、28・・・…ピ
ン、29…・・・捕集トレー、31,32,42…・・
・ガイド、33……溶断槽、34,40・・・…移動溶
断トーチ、35,43……固定溶断トーチ、36,39
・….・駆動装置、37……スピードリミッタ溶断槽、
38…・・・プレード溶断槽、41・・・・・・ガイド
。 第2図第1図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃料プール内に収容される竪型容器と、着脱自在な
    切断ヘツドと、収納部及び下部傾斜部とで構成し、前記
    切断ヘツドを溶断トーチを夫々配設したスピードリツタ
    溶断槽とプレード溶断槽とに分割して構成し、前記切断
    ヘツドに流入口を設けると共に収納部下部に流出口を設
    け、前記流入口と流出口とをフイルター及びポンプを有
    するラインにより連結して汚染水の浄化循環ラインを形
    成し、前記流入口の上部に、吸引口と開口スリツトを備
    えたフードを設け、前記吸引口に吸引フアンを備えた吸
    引ラインを接続したことを特徴とする放射性金属破棄物
    の水中切断装置。
JP9942980A 1980-07-22 1980-07-22 放射性金属発棄物の水中切断装置 Expired JPS60640B2 (ja)

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JPS5724898A JPS5724898A (en) 1982-02-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59162495A (ja) * 1983-03-07 1984-09-13 株式会社日立製作所 高放射性固体廃棄物の切断装置
JPS59187298A (ja) * 1983-04-08 1984-10-24 株式会社日立製作所 高放射性固体廃棄物の切断装置

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JPS5724898A (en) 1982-02-09

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