JPS6059536B2 - 大気サンプル捕集方法および装置 - Google Patents

大気サンプル捕集方法および装置

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JPS6059536B2
JPS6059536B2 JP13735578A JP13735578A JPS6059536B2 JP S6059536 B2 JPS6059536 B2 JP S6059536B2 JP 13735578 A JP13735578 A JP 13735578A JP 13735578 A JP13735578 A JP 13735578A JP S6059536 B2 JPS6059536 B2 JP S6059536B2
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JP13735578A
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輝幸 内田
博志 海地
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、大気サンプルを捕集する方法および装置に
関するものてある。
大気のサンプルを捕集する場合は、サンプリングする雰
囲気の試料空気を平均的に捕集する必要があり、空気と
ともに粉塵なども均一にサンプリングする必要がある。
この場合、急にサップリン’グすると成分が一定した大
気をサンプリングできないので、ゆつくりサンプリング
する必要がある。そのために、大気のサンプルを捕集す
る場合は、作業環境測定基準によると、大気サンプル捕
集用のテトラパックを使用し、1目の捕集に1紛間以上
の時間をかけ、かつ、その雰囲気内において少くとも5
箇所以上の場所で大気をサンプリングする必要があり、
これらで得られた測定値を平均して、その雰囲気の有害
物質の濃度をあられす必要がある。従来より、大気をサ
ンプリングする場合は、大気をサンプリングする雰囲気
中でポンプを作動させ、ポンプの作用で、びんの中の吸
収液やUC管の中の活性炭充填剤の中に大気を吸収させ
る液体捕集法や固体捕集法につて行つていた。
しかし、これらの場合は、大気をサンプリングする雰囲
気中でポンプ駆動用の電動機を駆動させる必要があり、
爆発雰囲気ての電気の使用は極めて危険である。これら
の欠点をなくすために、直接捕集法も用いられているが
、従来の直接捕集法では、第1図に示すようなサンプル
捕集装置を用いて行われていた。
第1図において、1は5eのびん、2は2本のコム管3
,4を通した栓、5はびん1内において一方のゴム管3
に連結した大気サンプル捕集用のテドラバツグ、6はび
ん1外においてゴム管3の他管に取付けた管、7は管6
に取付けたニードル弁などの開閉弁であり、管6の一部
にはコルク栓8がさし込んである。
他のゴム管4のびん1外の端部には開閉板9が取付けて
あり、開閉板9は真空ポンプ10に連結しうるようにな
つている。この装置で大気をサンプリングする場合は、
まず、テドラバツグ5を平たくした状態で、開閉板7を
閉じ、第1図に示した状態で、真空ポンプ10を作動さ
せ、びん1内を真空にし、その後、開閉弁9を閉じて、
真空ポンプ10を取りはずす。このように、びん1内を
真空にしたサンプル捕集装置を約10個用意しておき、
これらをサンプリングしようとする現地に持つて行く。
現地ては、これらのサンプル捕集装置の開閉弁7を10
分間かけてじわじわと開き、1紛間でテドラバツグ5内
に大気を捕集する。大気を捕集した後は、コルク栓8に
注射をさし込んで、テドラバツグ5内の大気サンプルを
取出して、検査する。この方法だと、サンプリングしよ
うとする現地て電気を使用する必要がないのて、爆発を
起こすことはないが、5eのびん1を現地まで多数持運
ばなければならず、不便であり、かつ、びん1がわれる
危険性もあつた。
さらに、テドラバツグ5をあらかじめ真空内に封じ込め
て現地へ持つて行くので、テドラバツグ5の中をサンプ
リングしようとする雰囲気内できれいに洗浄することが
できないという欠点があつた。この発明は、これらの欠
点をなくすためのものてあり、回転タイマの作動で自動
的に徐々に開く2枚の板の間にテドラバツグを配置して
おき、ほとんど人手を要することなく、必要なサンプル
捕集条件のもとで、確実容易に大気サンプルを捕集しう
るようにしたものてある。
つぎに図面に示した実施例によつて、この発明を説明す
る。
第2図、3図に示した1実施例を示す大気サンプル捕集
装置において、11は固定板、12は固定板11に対し
て開いたほぼ密着したりする開閉板であり、固定板11
と開閉板12の内面には、大気サンプル捕集用のテドラ
バツグ5の両面をそれぞれ固着させて設けた。
第3図において2点鎖線で囲んだ部分13が、テドラバ
ツグ5を接着剤で固定板11と開閉板12に接着した部
分で、開閉板12が開いても、テドラバツグ5のふくら
みに支障がないように、開閉板12が大きく開く方の接
着剤塗布幅を狭くした。14はテドラバツグ5の一部に
連結具15を介して取付けたガラス管、16はガラス管
14の先端部に取付けたコム管、17はガラス管14の
枝部に栓をしたコルク栓、18はゴム管16を押さえる
ためのクリップである。
コルク栓17は、捕集したテドラバツグ5内の大気サン
プルを、注射針をさし込んで取出すためのものである。
クリップ18は、テドラバツグ5内を大気に通じさせる
ときは、ガラス管14の一部をはさんで、紛失しないよ
うにしておく。固定板11と開閉板12には、開閉板1
2を閉じた時、ガラス管14などが邪魔にならないよう
に、欠切部19を設けた。固定板11と開閉板12の外
面中央部にはそれぞれアングル20,21を固定し、ア
ングル20,21の一部をそれぞれフレーム22と開閉
レバー23に着脱可能に取付けた。
固定板11と開閉板12は、それぞれフレーム22と開
閉レバー23とに、ねじ24がワンタッチ式によつて取
りはずし可能に取付けて、テドラバツグ5を有する固定
板11,開閉板12部を、フレーム22や開閉レバー2
3部からはすして、持ち運び可能にした。開閉レバー2
3の中央部は、フレーム22に軸受25を介して取付け
た軸26に、回動自在に取付け、開閉レバー23の先端
部とフレーム22の一部との間に引張ばね27を取付け
た。
引張ばね27は、開閉板11が固定板12に対して開く
力を常に開閉板11に作用させている。28は開閉レバ
ー23の先端部に取付けたバランスウェイト、29はフ
レーム22の一部を形成している軸受25取付用のプレ
ートであり、30はこの大気サンプル捕集装置を任意の
場所に固定する場合のに用いる取付具である。
31はフレーム22の一部に取付けた回転タイマであり
、回転タイマ31としては、例えば、電話の通話時に使
用するタイマを使用する。
回転タイマ31において、32は0N,0FFスイッチ
、33は時間の経過を分表示で示した表示板、34は回
転タイマ31の中央部にある回転軸部であり、勿論、回
転軸部は時間の経過とともに回転し、時間の経過を知る
ことができる。回転タイマ31の回転軸部34には、偏
心カム35を取付けた。
開閉レバー23の上方に設けた偏心カム35は、カムの
曲率半径が作動初期において大きく、時間経過とともに
回転するにしたがつて作用部の曲率半径が徐々に小さく
なるようにした。開閉板12が開く時に、テドラバツグ
5内に大気サンプルが均一状態で入るように、偏心カム
35の曲率半径をあらかじめ決めておく。偏心カム35
の下にある部分の開閉レバー23には、レバー36を固
定して取付け、レバー36の先端部のローラ37を偏心
カム35の下端付近に係合させた。この場合、偏心カム
35の回転によつて、開閉レバー23と開閉板12が軸
26を中心として時計回り方向に回転しながら容易に開
くように、レバー36の先端部の偏心カム35に接触し
ているローラ37の位置は、回転タイマ31の回転軸部
34や偏心カム35の回転中心軸の位置よりも、常に、
幾分開閉板12側寄りにあるようにした。38はフレー
ム22の一部に設けたストッパであり、ストッパ38は
、開閉板12が開き始めて約1吟後に開閉レバー23が
当たる位置に設けた。
この大気サンプル捕集装置を用いて大気をサンフjング
する場合は、開閉板12を閉じて、大気に内部が通じて
いたテドラバツグ5を押えつけ、テドラバツグ5内を空
にし、回転タイマ31の回転軸部34や偏心カム35を
計時零の位置に戻しておく。
つぎに、大気をサンプリングする雰囲気中で、捕集者の
手によつて、開閉板12を2,3回開閉して、テドラバ
ツグ5内を捕集雰囲気内できれいに洗滌する。そして、
開閉板12を閉じ状態で、回転タイマ31の0N,0F
Fスイッチ32を押して回転タイマ31を始動させる。
そうすれは、回転タイマ31の回転軸部34の回転にと
もなつて偏心カム35が時計回り方向と逆の方向に徐々
に回転し、開閉板12が固定板11に対して開く力を常
に作用させている引張ばね27の作用で、偏心カム35
と係合しているローラ37やレバー36が徐々に上方へ
移動し、開閉板12が徐々に開く。それにともなつて、
テドラバツグ5が徐々にふくれ、テドラバツグ5内にそ
の雰囲気の大気が吹い込まれてサンプリングする。開閉
板12の開き限でストッパ38が作用する。回転タイマ
31が1紛間以上作動すれば、クリップ18でゴム管1
6をはさんで、テドラバツグ5内を外部と遮断する。テ
ドラバツグ5内のサンプリングした大気を取出す場合は
、コルク栓に注射針をさし込んで取出す。
このようにして、サンプリングしようとする同一雰囲気
内で5箇所以上の大気をサンプリングし、これらの平均
分析値を求める。なお、前記大気サンプル捕集装置の1
実施例においては、開閉板12を軸26を中心にして回
動させながら開くようにしたが、これは、例えば、第4
,5図に示したように、開閉板12を固定板11に対し
て常に平行にした状態で開くような別の構造のものにす
ることもできる。
第4,5図において、11は固定板、12は固定板11
に対して常に平行な状態で上下動に移動自在に設けた開
閉板、27aは固定板11と開閉板12との間て数箇所
設けた圧縮ばね、39は数個設けた開閉板12用のガイ
ド棒、38aはガイド棒39の先端部に設けた開閉板1
2用のストッパ、31はフレーム22を介して固定板1
1に取付けた回転タイマ、35は開閉板12の上方にお
いて回転タイマ31に取付けた偏心カム、36は開閉板
12に取付けたレバー、37はレバー36の先端部に取
付けたローラであり、ローラは偏心カム35の下面に接
している。40は固定板11の上面に設けた台であり、
台40と開閉板12との間にはテドラバツグ5を配置し
た。
台40の高さは、圧縮はね27aの収縮長さよりも高く
した。
台40は固定板11の一部とみなすことができる。テド
ラバツグ5や回転タイマ31は第2,3図に示したもの
と同一のものを用いたので第2,3図のものと同じもの
は説明を省略し、第2,3図と同じ符号のみで示した。
この第2実施例の作動は、第2,3図に示した第1実施
例と大体同じなので、説明を省略する。このように、こ
の発明においては、特許請求の範囲に記載したような方
法と装置で大気をサンプリングするようにしたので、比
較的に簡単な装置と操作て、手数をあまりかけすに確実
容易に大気をサンプリングすることができる。
勿論、回転タイマの作用でテドラバツグ内に徐々に大気
をサンプリングできるので、特別な捕集技術を要するこ
ともなく、誰にでも、常に満足したサンプリングを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に類した従来の装置の1例を示す正面
図、第2図はこの発明の装置の1実施例を示す正面図、
第3図は第2図に示す装置の平面図、第4図はこの発明
の装置の他の実施例を示す正面図、第5図は第4図に示
す装置の平面図てある。 1・・・・・びん、3,4・・・・・・ゴム管、5・・
・・・テドラバツグ、7,9・・・・・・開閉弁、10
・・・・・・真空ポンプ、11・・・・・・固定板、1
2・・・・・・開閉板、14・・ガラス管、18・・・
・クリップ、22・・・・フレーム、23・・・・・・
開閉レバー、26・・・・・・軸、27・・引張ばね、
27a・・・・・・圧縮ばね、31・・・・・・回転タ
イマ、34・・・・・・回転軸部、35・・・・・・偏
心カム、36・・・・・・レバー、38,38a・・・
・ストッパ、39・・ガイド棒、40・・・・台。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転タイマの回転軸部の回転にともなつて偏心カム
    を徐々に回転させ、偏心カムと係合したレバーの移動と
    、開閉板が固定板に対して開く力を常に作用させている
    ばねの作用で、開閉板を徐々に開かせ、開閉板と固定板
    との間に取付けたテドラバツグを徐々にふくらませて、
    テドラバツグ内に大気を吹込むようにした大気サンプル
    捕集方法。 2 開閉板と固定板の内面に大気サンプル捕集用のテド
    ラバツグの両面をそれぞれ固着させて設け、開閉板が固
    定板に対して開く力を常に作用させるばねを備え、開閉
    板に取付けたレバーに係合する偏心カムを回転タイマの
    回転軸部に取付け、回転タイマの回転軸部の回転にとも
    なつて、開閉板を徐々に開かせるようにした大気サンプ
    ル捕集装置。 3 開閉板を取付けた開閉レバーの一部を軸に対して回
    動自在に取付け、開閉レバーの先端部と固定板を取付け
    たフレームの一部との間に引張ばねを取付けた特許請求
    の範囲第2項記載の大気サンプル捕集装置。 4 それぞれの内面にテトラバッグを固着した開閉板と
    固定板を、開閉レバーとフレームに着脱可能に取付けた
    特許請求の範囲第2項記載の大気サンプル捕集装置。 5 開閉板12を固定板11に対して平行状態で移動可
    能に設けた特許請求の範囲第2項記載の大気サンプル捕
    集装置。
JP13735578A 1978-11-09 1978-11-09 大気サンプル捕集方法および装置 Expired JPS6059536B2 (ja)

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JPS5563736A JPS5563736A (en) 1980-05-14
JPS6059536B2 true JPS6059536B2 (ja) 1985-12-25

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ID=15196711

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CA2790125C (en) 2010-02-16 2019-04-02 Gueorgui M. Mihaylov Device for fluid sampling
US9188509B2 (en) 2011-12-28 2015-11-17 Nextteq Llc Sampling device
CA2858274C (en) * 2011-12-28 2022-08-30 Nextteq Llc Sampling device

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JPS5563736A (en) 1980-05-14

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